約 3,884,592 件
https://w.atwiki.jp/oper/pages/92.html
第1幕 前奏曲と第1場 ジークムントとジークリンデ (家の中。中央には巨大なトネリコの幹があり、その太く盛り上がった根は地中深くまで突き刺さっている。木のこずえは造作された屋根によって隔てられているが、屋根には隙間が空いていて、幹はそこを通り抜け、枝もあらゆる方向に向かって屋根を通り抜けて伸びている。木のこずえには葉が茂っているので、トネリコは屋根を越えて広がっていることがわかる。トネリコの幹の周りには居間がこしらえられているが、その壁は荒削りの板で作られており、ところどころ手編み手織りの壁掛けが掛けられている。舞台の右手前方にはかまどがあり、排気口は舞台脇の屋根へとつながっている。かまどの後ろには寝室がある。さらに木の階段を数段昇っていったところに納屋があるが、その前には半分まくれあがった編み壁掛けが掛けてある。舞台後方には簡素な木製のかんぬきが付いた正面扉がある。舞台左手では、同じように階段を昇っていくと、個室へとつながる扉がある。舞台左手前方にはテーブルが置いてあるが、その後ろ側には壁に沿って幅広のベンチが、手前には木製の丸椅子が数脚置かれている) (嵐のように激動するオーケストラ前奏曲が始まる。幕が開くと、ジークムントが正面扉を開けて勢いよく中に入ってくる。夕暮れどきで、激しい嵐はようやく収まろうとしている。ジークムントはかんぬきを握ったまま一瞬、室内を見渡す。彼は激しい緊張のために疲れ切っているように見える。衣装と外見の様子からは彼が逃避行にあることがうかがえる。室内に誰もいないことを確認すると、彼は扉を閉め、かまどのそばへと歩み寄ると、力尽きて熊の毛皮の敷物の上に身を投げる) ジークムント いったい誰の家だ?でも、とにかく休まねば。 (気を失って背後にあおむけに倒れると、しばらく身じろぎもせずに横たわっている。ジークリンデが寝室から出てくる。彼女は夫が帰ってきたものとばかり思っていたが、かまどの前に見知らぬ男が寝ているのを見て、心底驚いた表情を見せる) ジークリンデ (舞台の奥に立ったまま) 見知らぬ男の人だわ?声をかけてみなくては・・・。 (心を落ち着かせながら少しずつ近づく) どなたです?我が家のかまどの前で寝ているのは? (ジークムントが動かないので、さらに数歩近づき、しげしげとその顔を見つめる) 旅路に疲れて、ぐったりしているわ。 気を失っているの?意識がないの? (ジークムントに顔を近づけ、聞き耳を立てる) 息はあるわ・・・ 目を閉じているだけのよう・・・ 今は疲れて寝ているけれど、本当は強い男の人みたい。 ジークムント (いきなりがばっと顔をあげる) 水!水を! ジークリンデ 冷たい水ね。持ってくるわ。 (牛の角から造った盃を素早く手に取り、それを持って家を出て行く。戻ってくると、なみなみと満たした盃をジークムントに手渡す) 渇いた喉をうるおしてください・・・ 水よ・・・どうぞお好きなだけ。 (飲み終わったジークムントは盃をジークリンデに返す。頭を上げて感謝の気持ちを表した時、その眼は彼女の顔に次第に強く吸い寄せられていく) ジークムント 冷たい水が喉をうるおし、 疲れを取り去ってくれました。 気分がよくなって、 見る楽しみが戻ってきました。 私を癒してくれたあなたのお名前は? ジークリンデ この屋敷も、私も、フンディングのものよ…。主人はあなたを客と認めるかしら?でも帰るまではここで休んでください! ジークムント 私は丸腰なのですよ・・・ ご主人がこんな傷ついた男を拒むとでも? ジークリンデ (心配そうに、あわてふためき) 傷ですって?早く見せて! ジークムント (否定するように手を振り、 勢いよく上半身を起こしながら) いいえ、たいした傷ではありません・・・ まだ腕も足もしっかりついていますしね。 もし盾や槍が、せめて私の腕力の半分でも 私を守ってくれていたならば、 決して敵に背後を見せることもなかったでしょう。 ところが、盾も槍も砕けてしまった。 敵の群れは私を散々追いまわし、 激しい嵐が私を打ち砕いたのです。 ですが、敵から逃れたのと同じぐらい早く、 私の疲れは消え去りました。 まぶたには夜が覆いかぶさっていたはずなのに、 今は新たな太陽が微笑みかけているのですから。 ジークリンデ (酒蔵に行き、牛の角で造った盃を蜜酒で満たし、生き生きと親しみを込めてジークムントに手渡す) こんな泡だらけの甘酒しかありませんが、 あなたのお口に合いますでしょうか。 ジークムント まずあなたが味見していただけますか? (ジークリンデは盃に口をつけて酒をすすり、ジークムントに手渡す。ジークムントは、ますます熱を込めてジークリンデを見つめながら、ゆっくりと酒を飲み干す。盃から口を放し、ゆっくりとその手をおろすと、ジークムントの表情は激しく心を揺さぶられたような変化を見せる。しかし彼は深いため息をつき、視線を暗く床に落とす) ジークムント (ふるえる声で) あなたが傷を治してくれた男は不幸な男・・・ その不幸を、あなたにまで近づけるわけにはいきません! (急いで立ち去ろうとする) 私は十分休息をとりました。 もう行かねばなりません。 (舞台後方へと向かう) ジークリンデ (勢いよくジークムントに振り返って) 誰が追ってくるというの? ジークムント (ジークリンデの叫び声にとらえられて、もう一度振り向くと、ゆっくりと陰鬱に) 不幸が追ってきます・・・どこへ逃げても。 不幸がやってきます・・・どこにいようとも・・・ ですが、あなたには不幸を近づけたくない! 早く立ち去らねば。もうお目にかかることのないように。 (素早く扉へと走り、かんぬきを持ち上げる) ジークリンデ (我を失って、ジークムントの背中に向けて激しく呼びかける)それなら、ここにいてください! 不幸を持ちこむことなどできません。 もともと不幸が居ついているこの家に! (ジークムントは心に激しい衝撃を受けて立ち止まり、ジークリンデの表情から何かを読み取ろうとするが、彼女は恥じいって悲しげに目を落とす。長い沈黙の時が続く) ジークムント (舞台前方に引き返しながら) ヴェーヴァルト(悲しみの男)・・・かつて私は自らそう名乗りました。ここでフンディングをお待ちしましょう。 (かまどに寄りかかったジークムントの視線は、静かなうちにも意を決したような想いを込めてジークリンデに注がれ、ジークリンデも再びゆっくりと目を上げる。二人はずっと沈黙したまま、無上の感動にとらえられたような表情で互いに見つめ合う) 第2場 (ジークムント、ジークリンデとフンディング) (ジークリンデは突然立ち上がり耳をすますと、屋外の小屋に馬をつけるフンディングの声を聞く。彼女は正面玄関に急いで走っていき、扉を開けると、槍と盾とで武装したフンディングが広間に入ってきて、ジークムントの姿に気づくと扉のところで立ち止まる。フンディングは、厳しく問いただすような目つきで、ジークリンデを見つめる) ジークリンデ (フンディングの視線に応えるように) この人は疲れ切ってかまどの前に横たわっていました。 苦境に陥って我が家にたどりついたのですわ。 フンディング 傷を治してやったのか? ジークリンデ 喉をうるおしてあげただけ。客としてのおもてなしをしただけです! ジークムント (落ち着いて、しっかりとフンディングを見すえて) ひさしをお借りして、飲み物をいただきました。 それだけのことで奥様をお叱りになるのですか? フンディング 我が家のかまどは聖なるかまど・・・ おぬしにとっても、我が家が聖なるものであるように! (武具を外してジークリンデに手渡す。 彼女に向かって) 客と亭主に、食事の支度をしろ! (ジークリンデは武具をトネリコの木の枝に懸けて、納屋から食べ物と飲み物を取出し、テーブルに夕食を用意する。彼女は無意識のうちに再びジークムントの顔を見る。 フンディングは、いぶかしげな鋭い視線をジークムントの顔に向けると、ジークリンデと見比べながら独り言を言う) こいつ・・・やけに、うちの奴に似ているぞ! 目から蛇のようなものが、 ぎらぎら光っている。 (疑惑の念を押し隠し、何も気にしていないような様子でジークムントに向きなおる) なるほど、ずいぶん遠いところから来たようだな・・・ 馬に乗っていたわけでもないのに、ここで休息をとるのだから・・・いったい、どんな悪路に悩まされたのだ? ジークムント 森と野原を越えてきましたが、 ずっと嵐と危険に追われていたので、 どの道を通ってきたのかは、わかりません。 どこに迷い込んだのかは、尚更のこと。 教えていただければ嬉しいのですが。 フンディング (テーブルにつくと、ジークムントにも椅子をすすめる) おぬしを守る屋根と家・・・ その持ち主はフンディングだ。 ここから西へ向かえば フンディングに忠誠を捧げる 一族郎党の家がたくさんある。 さあ、客人よ・・・ おぬしの名前も教えてもらえるかな? (テーブルについたジークムントは物思いにふけるように前方をみつめる。フンディングと同時にジークムントの反対側に腰を下ろしたジークリンデは、はた目にもそれと分かる関心を示して、緊張してジークムントの様子を見つめる) フンディング (二人の様子をじっと観察しながら) このわしには教えられないというのなら、 妻には教えてもらえぬか? どうやら聞きたくてたまらぬようだ! ジークリンデ (気後れせずに、共感の気持ちをあふれさせて) あなたが誰なのか知りたいのです。 ジークムント (目をあげてジークリンデの眼を見つめながら、真剣に語り始める)フリートムント(平和を守る男)とは申せません。 できることならフローヴァルト(喜びの男)でありたいのに、 ヴェーヴァルト(悲しみの男)と名乗らねばならないのです。 ヴォルフェという名の父親から 私は双子として生まれました。 双子の妹と私です。 ですが、物心つかぬうちに、母と妹はいなくなりました。 生んだ母の顔も、いっしょに生まれた妹の顔も、 ほとんど覚えていないのです。 ヴォルフェは強い戦士でしたが、 敵がたくさんいました。 父は息子の私と狩りに出ましたが、 狩りの一団と別れて急いで帰ってきてみると、 ヴォルフェの家は空っぽでした。 豪華な広間は燃やされて瓦礫となり、 樫の木は切り倒されて切株となり、 母は打ち殺されて横たわり、 妹の姿は炎の中に消えていました。 これはナイディング一族の 手酷い仕業だったのです。 父は家を追われて私を連れて逃げ、 私は何年もの間、 深い森の中で父ヴォルフェと暮らしました。 森には何度も捜索の手が及びましたが、 ヴォルフェの親子は勇敢に身を守ったのです。 (フンディングに向かって) 今あなたに向かって語る私は、ヴェルフィング族。 人に「狼の一族」と呼ばれるヴェルフィングなのです。 フンディング 客人よ・・・なんという異様な話だ。 ヴェーヴァルト・・・ヴェルフィング族の男子! 確かその強い親子について、 わしは、おそろしい噂を聞いたことがある。 ヴォルフェやヴェルフィングには会ったこともないが。 ジークリンデ お客様・・・もう少し教えてください。 あなたのお父様は今どちらにいらっしゃるのです? ジークムント ナイディング族は大規模な捜索を森に仕掛けましたが、 彼らの多くは、狼に殺されたり、 獣に追われたりして、 森から退散しました。 私たちの敵は散り散りになったのです。 ですが、その時、私は父のもとから引き離され、 探しても探しても、父の足跡は見つかりませんでした。 ただひとつだけ、狼の毛皮を 森の中で見つけたのですが、 毛皮の下は空っぽで、父は見つかりませんでした。 そして、その後、私は森にいられなくなり、 世間の男たち女たちと知り合うことになりました。 しかし、いくら多くの人と出会っても、どこで出会っても、 友だちを作りたくても、恋人を手に入れようとしても、 いつも私はつまはじき・・・ 不幸がこの身にまとわりついていたのです。 私が正しいと考えたことが、人には悪いことに思え、 よくないと思えたことが、 人には好ましいことだったのです。 私は、この世のあらゆる場所で不和を巻き起こし、 行く先々で怒りを呼び起こし、 喜びを求めているはずなのに、悲しみしかもたらさない。 それゆえ、悲しみの男(ヴェーヴァルト)と名乗るしかなかったのです。この身は、悲しみしかもたらさないのですから。 (ジークリンデに向けて顔を上げると、 共感に満ちた眼差しに出会う) フンディング そんなにも悲惨な運命に定められたとは、よほどおぬしは、 運命の女神ノルンたちに愛されていないのだろう。 そんな男が見知らぬ客として訪れても、 誰一人歓迎するはずがないではないか。 ジークリンデ ひとりぼっちの丸腰の男を怖がるなんて、卑怯者だけですわ! さあ、お客様、話してください。 あなたが戦いで武器さえ失ってしまったいきさつを! ジークムント (ますます熱を込めて) ある娘が泣いて私に助けを求めました。 彼女の一族の者たちが、 愛もないのに、ある男と結婚させようとしていたのです。 私は彼女を守ろうと、強制的な結婚に逆らい、 押し寄せてくる縁者たちと戦い、 敵に勝利しました。 しかし彼女の兄弟たちは打ち殺されて、 娘の周りに横たわり、 娘は悲しみのあまり怒りを忘れるほどでした。 死の衝撃で、目から涙をほとばしらせて、 哀れな花嫁は 兄弟たちの死を嘆き悲しみました。 すると、一族の者たちが、また殺到して、 ものすごい勢いで復讐を叫び、 私の周りは敵でいっぱいになりました。 結局、娘が死をまぬがれることはできなかったのです・・・ 私はずっと槍と盾とで彼女をかばいましたが、 軍勢に囲まれて、どちらも砕けてしまいました。 私は傷を負い、武器もないまま その娘の死んでいく姿を見ていました。 荒れ狂う軍勢は私を追いかけまわし、 娘は兄弟たちの亡きがらの上にくずおれました。 (苦悩の炎を目に燃やしながら ジークリンデを見つめる) もうお分かりでしょう・・・奥様・・・私が 「平和を守る男」(フリートムント)と名乗らないわけを! (ジークムントは立ち上がり、かまどのほうへと歩いていく。ジークリンデは青ざめながらも、深く心を揺さぶられて床に目を落とす) フンディング (立ち上がり、きわめて重苦しい声で) わしは野蛮な一族を知っている。 他の一族にとって神聖なことが、その一族にとっては神聖でないのだ。彼らは、他のすべての者にとってと同様、 わしにとっても憎むべき者たちだ。 わしは、戦の召集を受け、 一族の流した血の復讐をしに行った。 ところが、夜遅く家に帰ってみれば、 逃げてしまった無法者が、 ほかならぬ我が家で見つかるとは・・・。 (ジークムントに近づきながら) ヴェルフィングよ。今日は我が家に置いてやろう。 ここで夜を明かすがよい。 だが明日は強力な武器で身を守るがいい。 わしは明日を戦いの日と決めたのだ。 おぬしは死者の償いをせねばならぬ。 (ジークリンデは心配そうな身振りで進み出て、 二人の間に割って入る) フンディング (無愛想に) さっさと出ていけ!ぐずぐずするな! 寝酒を用意して、 寝室でわしを待っていろ。 (ジークリンデは、意を決しかねるように物思いにふけりながら、しばし立ちすくんでいたが、やがてためらうような足取りで、ゆっくりと納屋に向かう。もう一度立ち止まると、物思いのあまり放心したように、顔を半ばそむけ、横顔だけをこちらに向けたまま立ちすくむ。だが、やがて意を決したように落ち着いて戸棚を開けると、酒杯に酒を満たし、小さな容器に入った粉薬をその中に振りかける。 そうしてからジークリンデはジークムントに目をやると、それまでずっと彼女に向けられていたジークムントの眼差しと出会うが、フンディングが様子を窺っていることに気づくと、すぐ寝室へと向かう。しかし、彼女は階段でもう一度だけ振り向くと、憧れのこもった眼差しでジークムントを見つめ、その眼差しで語りかけるように、しばらくトネリコの幹の一点を凝視する。だがフンディングが荒々しく身を起こし、激しい身振りでジークリンデを追い払うので、彼女はジークムントに最後の一瞥を与えて寝室に向かい、部屋の扉を閉める) フンディング (木の幹に懸けてあった自分の武具を取る) 男は、武器をもって戦うものだ。 (退場しながらジークムントに向かって) ヴェルフィングよ。また明日会おう。 意味が分かるな?せいぜい気をつけろということだ! (武具を持ったまま寝室に入る。部屋の中から閂が下ろされる音が聞こえてくる) 第3場 (ジークムント、ジークリンデ) (ジークムントひとり。すっかり夜になってしまい、室内はかまどの弱い炎によって、かろうじて照らされている。ジークムントは炎の近くの寝床に腰を下ろし、心は激しく興奮しつつも、黙り込んで前方を見つめている) ジークムント 父さんが話していた剣・・・ 最大の危機に直面したときに見つかる剣。 今ぼくは丸腰で敵の家にいて、 復讐のかたに取られて、ここにとどまっている・・・。 美しく気高い女性をぼくは見た。 心は歓喜と不安におののいている。 あの女性は、ぼくの心にあこがれを呼び覚まし、 甘い魔法でぼくを引き寄せる・・・ なのに、よりによってその女性を、ぼくを無力と嘲笑うあの男が自分の意のままとしているなんて! ヴェルゼよ!ヴェルゼ!あなたの剣はどこにあるのだ? 強き剣。 嵐の中で振るう剣。 その剣は、ぼくの胸の中から現れないのか? この荒れ狂う心の思いが剣とはならないのか? (急にかまどの火がはじけ、噴き出す炎から現れるどぎつい光が、突然トネリコの幹の一点を照らし出す。前にジークリンデが目で示していたその場所に、剣のつかが刺さっているのがはっきりと見える) あそこでちらちらしている赤い光はなんだ? トネリコの木から、どうしてあんな光が? 目が見えない人にも届くほどの輝き・・・ 楽しく笑いかけるような眼差し・・・ ああ、なんと心を気高く燃やす光だ! もしかしたら、これは あの花のような女性が去った時、 部屋に残していった眼差しの光だろうか? (この時から、かまどの火は次第に弱まっていく) 夜の闇が目を覆ったとき、 あの女性の眼差しがぼくに触れ、 ぼくは、ぬくもりと光をこの手にした。 あの人の輝きは、太陽のように燦々と輝いて、 ぼくを頭上から光で満たし、 山の向こうに沈んでいった。 (一瞬、炎の残照が弱く映える) 去って行ってからも、もう一度、 あの人の光は夕映えのように輝き、 古いトネリコの木さえも 金色に燃えた。 だが、今や花はしぼみ、光は消え、 夜の闇が目を覆っている。 炎はもはや光を失い、この胸の奥に残るだけ・・・。 (炎はすっかり消えてしまい、闇夜になる。隣の部屋の扉が静かに開くと、白い服を身にまとったジークリンデが現れ、音を立てずに、急いでかまどの方へと歩み寄る) ジークリンデ お客様・・・寝ておいでですか? ジークムント (嬉しい不意打ちに飛び起きながら) ここに来られるとは・・・どなたです? ジークリンデ (いわくありげにあわただしく) 私です・・・聞いてください! フンディングはぐっすり寝ています。 私が眠り薬を与えたのです。 今夜あなたが幸運を手にしますように! ジークムント (興奮して話をさえぎる) あなたが来てくれただけで十分幸運ですよ! ジークリンデ 武器のありかを教えます・・・ああ、もしあなたが手に入れれば! 最高の勇士とお呼びしますわ・・・ 最強の人にのみ与えられる武器なのですから。 さあ・・・私の言うことをよく聞いてください! 一族の男たちが、この部屋に集まって フンディングの婚礼を祝っていました。 強盗たちが人目もはばからず贈り物とした娘を フンディングは妻としたのです。 彼らが酒盛りをしている間、私は悲しく座っていたのですが、 そのとき、見知らぬ人が入ってきました。 それは、青い衣装を身にまとった白髪の老人で、 帽子を目深にかぶって、 片目を隠していました。 ですが、残りの目の光だけでも男たち全員を不安にさせ、 恐れおののかせるのに十分でしたが、 その瞳は、なぜか私にだけは、 甘い憧れにみちた悲しみと、 涙と慰めとを同時に与えてくれるようでした。 老人は私を見つめたあと、男たちをじろりと見やると、 一振りの剣を手につかみ、 トネリコの幹に、 つかまで深く突き刺しました。 これを幹から引き抜くことができる者にこそ この剣はふさわしいのだと言い残して・・・。 しかし、並み居る男たちが、どんなに頑張っても、 誰も手に入れることはできませんでした。 男たちが何人も出たり入ったりして、 最強と自負する者たちが剣を引き抜こうとしましたが、 誰一人、報われることはありませんでした。 剣は、何事もなかったように、幹に突き刺さったままなのです・・・。ですが・・・いま私にはわかりました。 悲しんでいる私に会いにきてくれたあの人が誰だったのか。 誰のために剣を木に刺したのか。 ああ・・・私は今ここで友に会いたいのです・・・ 哀れな私のために、遠い国からやってくる友に。 そうすれば、ずっと苦しみ悩んできたことが、 辱められた心の痛みが、 すべて甘美な復讐へと変わるのです! 失ったものを再びつかみ、 なくして泣いていたものを、この手に取り戻したいのです。 神聖な友を見つけ、 その勇士をこの手に抱きたいのです! ジークムント (燃えるような情熱でジークリンデを抱きしめながら) その友は、今あなたを抱いていますよ・・・ 武器と妻とを与えられる友は! あなたという素晴らしい女性を妻にしようとの誓いが 私の胸に熱く燃えています。 かつて憧れたものは、あなたの中にあり、 かつて失ったものを、あなたの中に見つけたのです! あなたが苦しむとき 私もまた心を痛め、 私が嘲られるとき、あなたもともに傷つくのです・・・ なんと喜ばしい復讐が微笑みかけてくるのでしょう! 私はいま聖なる歓びに満ちて高らかに笑い、 気高いあなたをこの手に抱きしめ、 あなたの胸の鼓動を感じているのです! (大きな扉が突然バタンと開く) ジークリンデ (驚いてすくみあがり、身をもぎ離す) えっ、誰なの?誰が来たの? (扉は広く開け放たれ、屋外には素晴らしい春の夜が広がっている。満月の光が上から射し込み、明るい光で二人を照らすと、二人は突然、互いの姿を一点の曇りもなく認め合う) ジークムント (静かに感動しながら) いいえ、誰も・・・。ですが一人だけ来た者がいます。 ご覧なさい。この部屋に射し込む春の微笑みを! (ジークムントは、力強くやさしくジークリンデを寝床に引き寄せ、ジークリンデは彼の隣に腰をおろす。月明かりは神々しさを増していく) 冬の嵐は、 歓びの月の前に消え去った。 春はおだやかに光りかがやき、 やわらかな風に乗りながら、軽やかに愛らしく 奇蹟を織りなしながら揺れていく。 森と野原に息を吹きかけ、 まなこを見開いて笑いかける。 甘い小鳥の歌を歌い、 心地よい香りを放つ。 温かな血のぬくもりで、よろこびの花を咲かせ、 力を与えて新芽を吹かせる。 優美な力で、この世をつかさどり、 冬も嵐も、その強い力の前には消え去る。 春の一撃の前には、 ぼくらを春から引き離していた どんな頑丈な扉も開かずにはいられなかった・・・。 春は、その妹である愛のもとに舞い込みましたが、 愛こそが、春を誘ったのです・・・ ぼくたちの心の奥深くにあったものが、 いまはじめて光を浴びて微笑んでいるのです。 春という兄が、愛という妹を花嫁とし、 二人を離れ離れにしていたものは打ち砕かれました。 若者は、歓喜とともに結ばれ、 春と愛とは一つになったのです! ジークリンデ あなたこそ春・・・私は待っていた・・・ 凍りつくような冬の間じゅうずっと。 心は聖なるおののきとともに、あなたを受け入れた・・・ あなたの瞳がはじめて私に向けられたとき。 今までは、すべてが見知らぬことばかりで、 身近には悲しいことしかなかった。 何が起こっても、 私にはわからないことだらけだった。 でも、はっきりとわかったの・・・あなたのことは。 私があなたを見つめたとき、 あなたはもう私のものだった。 心の奥深くに秘めていた私自身が 朝の陽ざしのようにまぶしく浮かび上がり・・・ ああ・・・鳴りわたる響きとなって、私の耳に届いたの。 見知らぬものばかりの凍てつく荒野で、 私がはじめて友を見い出したとき。 (ジークリンデは我を失ったようにジークムントの首に腕を巻きつけ、近くから彼の顔を見つめる) ジークムント (心を奪われたように) ああ・・・甘い歓び! すばらしいひと! ジークリンデ (まじかにジークムントの目を見つめる) ああ・・・もっと近くに行かせて・・・ 気高い光をはっきり見たいの・・・ あなたの顔と瞳から現れ出る 五感を甘く酔わせる光を。 ジークムント 春の月光を浴びて輝きながら あなたの髪は気高く波打っている。 私を惹きつけるものの正体が今はっきりとしました。 私は、美を目の前にする歓びに浸っているのですから。 ジークリンデ (ジークムントの額から髪をかきあげ、驚きを込めて彼の顔をしげしげと見つめる) あなたの額はなんと広く、 いくつもの血管がこめかみに集まっていることでしょう! 歓びのあまり、ふるえがとまらない! 奇蹟のような声が私の記憶を呼び起こす・・・ 今日はじめて目にしたはずのこの人は、 もうすでに会ったことのある人だ・・・と! ジークムント 私にも、愛の夢が思い起こさせるのです・・・ 熱い憧れとともに、かつて私があなたの姿を見ていたことを! ジークリンデ いつか小川に映した自分の姿・・・ それを今また見ています。 そのとき川面に浮かび上がった私自身の姿・・・ それが今目の前にいるあなたなのです! ジークムント あなたこそ 私が胸に秘めていた姿。 ジークリンデ (急いで視線をそらしながら) ねえ、静かに!声を聞かせて・・・ まるで、子供の頃に 聞いたような響きだわ。 (いらだって) いいえ、そんなはずは!このまえ聞いただけだわ・・・ 私の声が 森にこだましたあのとき・・・ ジークムント ああ・・・なんと美しい音・・・ 私がいま聞いている声! ジークリンデ (再びジークムントの瞳をのぞきこんで) あなたの目に燃える炎を見るのも初めてじゃないわ・・・ これは、あの老人が私を親しげに見つめ、 悲しんでいた私を慰めてくれた時に見た眼差し。 そのおかげで、私はあの老人の子だと気付いた・・・。 もう少しで名前で呼びかけそうなところだった! (ジークリンデはいったん話をやめ、そのあと小声で続ける) あなたの名前は本当にヴェーヴァルトなの? ジークムント あなたの愛をうけたからには、もうそうは名乗りません・・・ 私はいま最高の歓びを手にしているのですから! ジークリンデ ですがフリートムントと 名乗ることもできないのでしょう? ジークムント あなたが好きな名をつけてくれれば、私はそう名乗りましょう。あなたに名付けてもらいたいのです! ジークリンデ たしか、お父様の名はヴォルフェでしたね? ジークムント 臆病なキツネどもにとってはオオカミ(ヴォルフ)だったでしょう!ですが、その目の輝きは、オオカミではなく、 あなたという素晴らしい女性の目と同じでした。 父の本当の名・・・それはヴェルゼです。 ジークリンデ (我を失って) ヴェルゼがあなたの父親で、あなたがヴェルズング族ならば、 あの老人は、まさにあなたのために、木に剣を刺したのです。 私の愛の証として、私にあなたの名を付けさせてください・・・ジークムント・・・私はあなたをそう名付けます! ジークムント (木の幹におどりかかって、剣のつかをつかむ) 我が名はジークムント!ジークムントこそ私! 剣よ、証人となれ!ひるまずに、お前をこの手にするのは私だ!かつてヴェルゼは言った。最大の危機に陥ったとき、 お前は剣を手に入れるだろう・・・と。今こそその時だ! 神聖なる愛の最大の危機(ノート)・・・ 危機は、愛の憧れを私の心にかきたて、 あかあかと胸に燃え広がりながら、 行動するのだ、死ぬのだと、私に迫ってくる・・・ ノートゥング!ノートゥング!これがお前の名だ、剣よ・・・ ノートゥング!ノートゥング!誰もがうらやむ剣よ! 切っ先鋭い刃を見せよ! 鞘から姿を現すのだ! (恐ろしい力で一息に剣を幹から引き抜くと、驚きと歓喜のうちにあるジークリンデに、その剣を見せる) さあ、ヴェルズング族のジークムントをご覧ください! この剣を婚礼の贈り物とし、 我が妻に選んだ最高の女性であるあなたを 敵の家から奪い去るのは、 このジークムントなのです。 私とともに、ここから遠く離れた場所に行きましょう。 春が微笑む屋敷に行きましょう・・・ そこでは、ノートゥングがあなたを守ります。 ジークムントがあなたへの愛に生きる限り! (ジークリンデを抱きしめ、手を取ってその場を立ち去ろうとする) ジークリンデ (最高の陶酔に浸りながらも、ジークムントから身を離し、彼と真正面から向き合う) 私の目の前にいるあなたがジークムントなら、 あなたを求める私はジークリンデ・・・ あなたは、実の妹と 剣とを一挙に手に入れたのです! ジークムント あなたは妻にして妹・・・私は兄・・・ 栄えよ!ヴェルズング族の血よ! (ジークムントは狂おしいばかりの情熱でジークリンデを抱き、彼女は大きく声を上げて彼の胸に顔を沈める。幕が素早く下りる) ERSTER AUFZUG VORSPIEL UND ERSTE SZENE Siegmund, Sieglinde Das Innere eines Wohnraumes. In der Mitte steht der Stamm einer mächtigen Esche, dessen stark erhabene Wurzeln sich weithin in den Erdboden verlieren; von seinem Wipfel ist der Baum durch ein gezimmertes Dach geschieden, welches so durchschnitten ist, dass der Stamm und die nach allen Seiten hin sich ausstreckenden Äste durch genau entsprechende Öffnungen hindurchgehen; von dem belaubten Wipfel wird angenommen, dass er sich über dieses Dach ausbreite. Um den Eschenstamm, als Mittelpunkt, ist nun ein Saal gezimmert; die Wände sind aus roh behauenem Holzwerk, hier und da mit geflochtenen und gewebten Decken behangen. Rechts im Vordergrunde steht der Herd, dessen Rauchfang seitwärts zum Dache hinausführt hinter dem Herde befindet sich ein innerer Raum, gleich einem Vorratsspeicher, zu dem man auf einigen hölzernen Stufen hinaufsteigt davor hängt, halb zurückgeschlagen, eine geflochtene Decke. Im Hintergrunde eine Eingangstür mit schlichtem Holzriegel. Links die Tür zu einem inneren Gemache, zu dem gleichfalls Stufen hinaufführen; weiter vornen auf derselben Seite ein Tisch mit einer breiten, an der Wand angezimmerten Bank dahinter und hölzernen Schemeln davor Ein kurzes Orchestervorspiel von heftiger, stürmischer Bewegung leitet ein. Als der Vorhang aufgeht, öffnet Siegmund von aussen hastig die Eingangstür und tritt ein es ist gegen Abend, starkes Gewitter, im Begriff, sich zu legen. Siegmund hält einen Augenblick den Riegel in der Hand und überblickt den Wohnraum er scheint von übermässiger Anstrengung erschöpft; sein Gewand und Aussehen zeigen, dass er sich auf der Flucht befinde. Da er niemand gewahrt, schliesst er die Tür hinter sich, schreitet auf den Herd zu und wirft sich dort ermattet auf eine Decke von Bärenfell SIEGMUND Wes Herd dies auch sei, hier muss ich rasten. Er sinkt zurück und bleibt einige Zeit regungslos ausgestreckt. Sieglinde tritt aus der Tür des inneren Gemaches; sie glaubte ihren Mann heimgekehrt ihre ernste Miene zeigt sich dann verwundert, als sie einen Fremden am Herde ausgestreckt sieht SIEGLINDE noch im Hintergrunde Ein fremder Mann? Ihn muss ich fragen. Sie tritt ruhig einige Schritte näher Wer kam ins Haus und liegt dort am Herd? Da Siegmund sich nicht regt, tritt sie noch etwas näher und betrachtet ihn Müde liegt er, von Weges Müh n. Schwanden die Sinne ihm? Wäre er siech? Sie neigt sich zu ihm herab und lauscht Noch schwillt ihm der Atem; das Auge nur schloss er. - Mutig dünkt mich der Mann, sank er müd auch hin. SIEGMUND fährt jäh mit dem Haupt in die Höhe Ein Quell! Ein Quell! SIEGLINDE Erquickung schaff ich. Sie nimmt schnell ein Trinkhorn und geht damit aus dem Hause. Sie kommt zurück und reicht das gefüllte Trinkhorn Siegmund Labung biet ich dem lechzenden Gaumen Wasser, wie du gewollt. Siegmund trinkt und reicht ihr das Horn zurück. Als er ihr mit dem Haupte Dank zuwinkt, haftet sein Blick mit steigender Teilnahme an ihren Mienen SIEGMUND Kühlende Labung gab mir der Quell, des Müden Last machte er leicht erfrischt ist der Mut, das Aug erfreut des Sehens selige Lust. Wer ist s, der so mir es labt? SIEGLINDE Dies Haus und dies Weib sind Hundings Eigen; gastlich gönn er dir Rast harre, bis heim er kehrt! SIEGMUND Waffenlos bin ich dem wunden Gast wird dein Gatte nicht wehren. SIEGLINDE mit besorgter Hast Die Wunden weise mir schnell! SIEGMUND schüttelt sich und springt lebhaft vom Lager zum Sitz auf Gering sind sie, der Rede nicht wert; noch fügen des Leibes Glieder sich fest. Hätten halb so stark wie mein Arm Schild und Speer mir gehalten, nimmer floh ich dem Feind, doch zerschellten mir Speer und Schild. Der Feinde Meute hetzte mich müd , Gewitterbrunst brach meinen Leib; doch schneller, als ich der Meute, schwand die Müdigkeit mir sank auf die Lider mir Nacht; die Sonne lacht mir nun neu. SIEGLINDE geht nach dem Speicher, füllt ein Horn mit Met und reicht es Siegmund mit freundlicher Bewegtheit Des seimigen Metes süssen Trank mög st du mir nicht verschmähn. SIEGMUND Schmecktest du mir ihn zu? Sieglinde nippt am Horne und reicht es ihm wieder. Siegmund tut einen langen Zug, indem er den Blick mit wachsender Wärme auf sie heftet. Er setzt so das Horn ab und lässt es langsam sinken, während der Ausdruck seiner Miene in starke Ergriffenheit übergeht. Er seufzt tief auf und senkt den Blick düster zu Boden SIEGMUND mit bebender Stimme Einen Unseligen labtest du Unheil wende der Wunsch von dir! Er bricht schnell auf, um fortzugehen Gerastet hab ich und süss geruht. Weiter wend ich den Schritt. er geht nach hinten SIEGLINDE lebhaft sich umwendend Wer verfolgt dich, dass du schon fliehst? SIEGMUND von ihrem Rufe gefesselt, wendet sich wieder; langsam und düster Misswende folgt mir, wohin ich fliehe; Misswende naht mir, wo ich mich neige. - Dir, Frau, doch bleibe sie fern! Fort wend ich Fuss und Blick. Er schreitet schnell bis zur Tür und hebt den Riegel SIEGLINDE in heftigem Selbstvergessen ihm nachrufend So bleibe hier! Nicht bringst du Unheil dahin, wo Unheil im Hause wohnt! Siegmund bleibt tief erschüttert stehen; er forscht in Sieglindes Mienen; diese schlägt verschämt und traurig die Augen nieder. Langes Schweigen SIEGMUND kehrt zurück Wehwalt hiess ich mich selbst Hunding will ich erwarten. Er lehnt sich an den Herd; sein Blick haftet mit ruhiger und entschlossener Teilnahme an Sieglinde; diese hebt langsam das Auge wieder zu ihm auf. Beide blicken sich in langem Schweigen mit dem Ausdruck tiefster Ergriffenheit in die Augen ZWEITE SZENE Die Vorigen, Hunding Sieglinde fährt plötzlich auf, lauscht und hört Hunding, der sein Ross aussen zum Stall führt. Sie geht hastig zur Tür und öffnet; Hunding, gewaffnet mit Schild und Speer, tritt ein und hält unter der Tür, als er Siegmund gewahrt. Hunding wendet sich mit einem ernst fragenden Blick an Sieglinde SIEGLINDE dem Blicke Hundings entgegnend Müd am Herd fand ich den Mann Not führt ihn ins Haus. HUNDING Du labtest ihn? SIEGLINDE Den Gaumen letzt ich ihm, gastlich sorgt ich sein! SIEGMUND der ruhig und fest Hunding beobachtet Dach und Trank dank ich ihr willst du dein Weib drum schelten? HUNDING Heilig ist mein Herd - heilig sei dir mein Haus! er legt seine Waffen ab und übergibt sie Sieglinde. Zu Sieglinde Rüst uns Männern das Mahl! Sieglinde hängt die Waffen an Ästen des Eschenstammes auf, dann holt sie Speise und Trank aus dem Speicher und rüstet auf dem Tische das Nachtmahl. Unwillkürlich heftet sie wieder den Blick auf Siegmund. Hunding misst scharf und verwundert Siegmunds Züge, die er mit denen seiner Frau vergleicht; für sich Wie gleicht er dem Weibe! Der gleissende Wurm glänzt auch ihm aus dem Auge. er birgt sein Befremden und wendet sich wie unbefangen zu Siegmund Weit her, traun, kamst du des Wegs; ein Ross nicht ritt, der Rast hier fand welch schlimme Pfade schufen dir Pein? SIEGMUND Durch Wald und Wiese, Heide und Hain, jagte mich Sturm und starke Not nicht kenn ich den Weg, den ich kam. Wohin ich irrte, weiss ich noch minder Kunde gewänn ich des gern. HUNDING am Tische und Siegmund den Sitz bietend Des Dach dich deckt, des Haus dich hegt, Hunding heisst der Wirt; wendest von hier du nach West den Schritt, in Höfen reich hausen dort Sippen, die Hundings Ehre behüten. Gönnt mir Ehre mein Gast, wird sein Name nun mir gennant. Siegmund, der sich am Tisch niedergesetzt, blickt nachdenklich vor sich hin. Sieglinde, die sich neben Hunding, Siegmund gegenüber, gesetzt, heftet ihr Auge mit auffallender Teilnahme und Spannung auf diesen HUNDING der beide beobachtet Trägst du Sorge, mir zu vertraun, der Frau hier gib doch Kunde sieh, wie gierig sie dich frägt! SIEGLINDE unbefangen und teilnahmsvoll Gast, wer du bist, wüsst ich gern. SIEGMUND blickt auf, sieht ihr in das Auge und beginnt ernst Friedmund darf ich nicht heissen; Frohwalt möcht ich wohl sein doch Wehwalt musst ich mich nennen. Wolfe, der war mein Vater; zu zwei kam ich zur Welt, eine Zwillingsschwester und ich. Früh schwanden mir Mutter und Maid. Die mich gebar und die mit mir sie barg, kaum hab ich je sie gekannt. Wehrlich und stark war Wolfe; der Feinde wuchsen ihm viel. Zum Jagen zog mit dem Jungen der Alte Von Hetze und Harst einst kehrten wir heim da lag das Wolfsnest leer. Zu Schutt gebrannt der prangende Saal, zum Stumpf der Eiche blühender Stamm; erschlagen der Mutter mutiger Leib, verschwunden in Gluten der Schwester Spur uns schuf die herbe Not der Neidinge harte Schar. Geächtet floh der Alte mit mir; lange Jahre lebte der Junge mit Wolfe im wilden Wald manche Jagd ward auf sie gemacht; doch mutig wehrte das Wolfspaar sich. zu Hunding gewandt Ein Wölfing kündet dir das, den als "Wölfing" mancher wohl kennt. HUNDING Wunder und wilde Märe kündest du, kühner Gast, Wehwalt - der Wölfing! Mich dünkt, von dem wehrlichen Paar vernahm ich dunkle Sage, kannt ich auch Wolfe und Wölfing nicht. SIEGLINDE Doch weiter künde, Fremder wo weilt dein Vater jetzt? SIEGMUND Ein starkes Jagen auf uns stellten die Neidinge an der Jäger viele fielen den Wölfen, in Flucht durch den Wald trieb sie das Wild. Wie Spreu zerstob uns der Feind. Doch ward ich vom Vater versprengt; seine Spur verlor ich, je länger ich forschte eines Wolfes Fell nur traf ich im Forst; leer lag das vor mir, den Vater fand ich nicht. Aus dem Wald trieb es mich fort; mich drängt es zu Männern und Frauen. Wieviel ich traf, wo ich sie fand, ob ich um Freund , um Frauen warb, immer doch war ich geächtet Unheil lag auf mir. Was Rechtes je ich riet, andern dünkte es arg, was schlimm immer mir schien, andre gaben ihm Gunst. In Fehde fiel ich, wo ich mich fand, Zorn traf mich, wohin ich zog; gehrt ich nach Wonne, weckt ich nur Weh drum musst ich mich Wehwalt nennen; des Wehes waltet ich nur. Er sieht zu Sieglinde auf und gewahrt ihren teilnehmenden Blick HUNDING Die so leidig Los dir beschied, nicht liebte dich die Norn froh nicht grüsst dich der Mann, dem fremd als Gast du nahst. SIEGLINDE Feige nur fürchten den, der waffenlos einsam fährt! - Künde noch, Gast, wie du im Kampf zuletzt die Waffe verlorst! SIEGMUND immer lebhafter Ein trauriges Kind rief mich zum Trutz vermählen wollte der Magen Sippe dem Mann ohne Minne die Maid. Wider den Zwang zog ich zum Schutz, der Dränger Tross traf ich im Kampf dem Sieger sank der Feind. Erschlagen lagen die Brüder die Leichen umschlang da die Maid, den Grimm verjagt ihr der Gram. Mit wilder Tränen Flut betroff sie weinend die Wal um des Mordes der eignen Brüder klagte die unsel ge Braut. Der Erschlagnen Sippen stürmten daher; übermächtig ächzten nach Rache sie; rings um die Stätte ragten mir Feinde. Doch von der Wal wich nicht die Maid; mit Schild und Speer schirmt ich sie lang , bis Speer und Schild im Harst mir zerhaun. Wund und waffenlos stand ich - sterben sah ich die Maid mich hetzte das wütende Heer - auf den Leichen lag sie tot. mit einem Blicke voll schmerzlichen Feuers auf Sieglinde Nun weisst du, fragende Frau, warum ich Friedmund nicht heisse! Er steht auf und schreitet auf den Herd zu. Sieglinde blickt erbleichend und tief erschüttert zu Boden HUNDING erhebt sich, sehr finster Ich weiss ein wildes Geschlecht, nicht heilig ist ihm, was andern hehr verhasst ist es allen und mir. Zur Rache ward ich gerufen, Sühne zu nehmen für Sippenblut zu spät kam ich, und kehrte nun heim, des flücht gen Frevlers Spur im eignen Haus zu erspähn. - Er geht herab Mein Haus hütet, Wölfing, dich heut ; für die Nacht nahm ich dich auf; mit starker Waffe doch wehre dich morgen; zum Kampfe kies ich den Tag für Tote zahlst du mir Zoll. Sieglinde schreitet mit besorgter Gebärde zwischen die beiden Männer vor HUNDING barsch Fort aus dem Saal! Säume hier nicht! Den Nachttrunk rüste mir drin und harre mein zur Ruh . Sieglinde steht eine Weile unentschieden und sinnend. Sie wendet sich langsam und zögernden Schrittes nach dem Speicher. Dort hält sie wieder an und bleibt, in Sinnen verloren, mit halb abgewandtem Gesicht stehen. Mit ruhigem Entschluss öffnet sie den Schrein, füllt ein Trinkhorn und schüttet aus einer Büchse Würze hinein. Dann wendet sie das Auge auf Siegmund, um seinem Blicke zu begegnen, den dieser fortwährend auf sie heftet. Sie gewahrt Hundings Spähen und wendet sich sogleich zum Schlafgemach. Auf den Stufen kehrt sie sich noch einmal um, heftet das Auge sehnsuchtsvoll auf Siegmund und deutet mit dem Blicke andauernd und mit sprechender Bestimmtheit auf eine Stelle am Eschenstamme. Hunding fährt auf und treibt sie mit einer heftigen Gebärde zum Fortgehen an. Mit einem letzten Blick auf Siegmund geht sie in das Schlafgemach und schliesst hinter sich die Türe HUNDING nimmt seine Waffen vom Stamme herab Mit Waffen wehrt sich der Mann. Im Abgehen sich zu Siegmund wendend Dich Wölfing treffe ich morgen; mein Wort hörtest du, hüte dich wohl! Er geht mit den Waffen in das Gemach; man hört ihn von innen den Riegel schliessen DRITTE SZENE Siegmund, Sieglinde Siegmund allein. Es ist vollständig Nacht geworden; der Saal ist nur noch von einem schwachen Feuer im Herde erhellt. Siegmund lässt sich, nah beim Feuer, auf dem Lager nieder und brütet in grosser innerer Aufregung eine Zeitlang schweigend vor sich hin SIEGMUND Ein Schwert verhiess mir der Vater, ich fänd es in höchster Not. Waffenlos fiel ich in Feindes Haus; seiner Rache Pfand, raste ich hier - ein Weib sah ich, wonnig und hehr entzückend Bangen zehrt mein Herz. Zu der mich nun Sehnsucht zieht, die mit süssem Zauber mich sehrt, im Zwange hält sie der Mann, der mich Wehrlosen höhnt! Wälse! Wälse! Wo ist dein Schwert? Das starke Schwert, das im Sturm ich schwänge, bricht mir hervor aus der Brust, was wütend das Herz noch hegt? Das Feuer bricht zusammen; es fällt aus der aufsprühenden Glut plötzlich ein greller Schein auf die Stelle des Eschenstammes, welche Sieglindes Blick bezeichnet hatte und an der man jetzt deutlich einen Schwertgriff haften sieht Was gleisst dort hell im Glimmerschein? Welch ein Strahl bricht aus der Esche Stamm? Des Blinden Auge leuchtet ein Blitz lustig lacht da der Blick. Wie der Schein so hehr das Herz mir sengt! Ist es der Blick der blühenden Frau, den dort haftend sie hinter sich liess, als aus dem Saal sie schied? von hier an verglimmt das Herdfeuer allmählich Nächtiges Dunkel deckte mein Aug , ihres Blickes Strahl streifte mich da Wärme gewann ich und Tag. Selig schien mir der Sonne Licht; den Scheitel umgliss mir ihr wonniger Glanz - bis hinter Bergen sie sank. Ein neuer schwacher Aufschein des Feuers Noch einmal, da sie schied, traf mich abends ihr Schein; selbst der alten Esche Stamm erglänzte in goldner Glut da bleicht die Blüte, das Licht verlischt; nächtiges Dunkel deckt mir das Auge tief in des Busens Berge glimmt nur noch lichtlose Glut. Das Feuer ist gänzlich verloschen volle Nacht. Das Seitengemach öffnet sich leise Sieglinde, in weissem Gewande, tritt heraus und schreitet leise, doch rasch, auf den Herd zu SIEGLINDE Schläfst du, Gast? SIEGMUND freudig überrascht aufspringend Wer schleicht daher? SIEGLINDE mit geheimnisvoller Hast Ich bin s höre mich an! In tiefem Schlaf liegt Hunding; ich würzt ihm betäubenden Trank nütze die Nacht dir zum Heil! SIEGMUND hitzig unterbrechend Heil macht mich dein Nah n! SIEGLINDE Eine Waffe lass mich dir weisen o wenn du sie gewännst! Den hehrsten Helden dürft ich dich heissen dem Stärksten allein ward sie bestimmt. O merke wohl, was ich dir melde! Der Männer Sippe sass hier im Saal, von Hunding zur Hochzeit geladen er freite ein Weib, das ungefragt Schächer ihm schenkten zur Frau. Traurig sass ich, während sie tranken; ein Fremder trat da herein ein Greis in blauem Gewand; tief hing ihm der Hut, der deckt ihm der Augen eines; doch des andren Strahl, Angst schuf es allen, traf die Männer sein mächtiges Dräu n mir allein weckte das Auge süss sehnenden Harm, Tränen und Trost zugleich. Auf mich blickt er und blitzte auf jene, als ein Schwert in Händen er schwang; das stiess er nun in der Esche Stamm, bis zum Heft haftet es drin dem sollte der Stahl geziemen, der aus dem Stamm es zög . Der Männer alle, so kühn sie sich mühten, die Wehr sich keiner gewann; Gäste kamen und Gäste gingen, die stärksten zogen am Stahl - keinen Zoll entwich er dem Stamm dort haftet schweigend das Schwert. - Da wusst ich, wer der war, der mich Gramvolle gegrüsst; ich weiss auch, wem allein im Stamm das Schwert er bestimmt. O fänd ich ihn hier und heut , den Freund; käm er aus Fremden zur ärmsten Frau. Was je ich gelitten in grimmigem Leid, was je mich geschmerzt in Schande und Schmach, - süsseste Rache sühnte dann alles! Erjagt hätt ich, was je ich verlor, was je ich beweint, wär mir gewonnen, fänd ich den heiligen Freund, umfing den Helden mein Arm! SIEGMUND mit Glut Sieglinde umfassend Dich selige Frau hält nun der Freund, dem Waffe und Weib bestimmt! Heiss in der Brust brennt mir der Eid, der mich dir Edlen vermählt. Was je ich ersehnt, ersah ich in dir; in dir fand ich, was je mir gefehlt! Littest du Schmach, und schmerzte mich Leid; war ich geächtet, und warst du entehrt freudige Rache lacht nun den Frohen! Auf lach ich in heiliger Lust, halt ich dich Hehre umfangen, fühl ich dein schlagendes Herz! Die grosse Türe springt auf SIEGLINDE fährt erschrocken zusammen und reisst sich los Ha, wer ging? Wer kam herein? Die Tür bleibt weit geöffnet aussen herrliche Frühlingsnacht; der Vollmond leuchtet herein und wirft sein helles Licht auf das Paar, das so sich plötzlich in voller Deutlichkeit wahrnehmen kann SIEGMUND in leiser Entzückung Keiner ging - doch einer kam siehe, der Lenz lacht in den Saal! Siegmund zieht Sieglinde mit sanfter Gewalt zu sich auf das Lager, so dass sie neben ihm zu sitzen kommt, Wachsende Helligkeit des Mondscheines Winterstürme wichen dem Wonnemond, in mildem Lichte leuchtet der Lenz; auf linden Lüften leicht und lieblich, Wunder webend er sich wiegt; durch Wald und Auen weht sein Atem, weit geöffnet lacht sein Aug - aus sel ger Vöglein Sange süss er tönt, holde Düfte haucht er aus; seinem warmen Blut entblühen wonnige Blumen, Keim und Spross entspringt seiner Kraft. Mit zarter Waffen Zier bezwingt er die Welt; Winter und Sturm wichen der starken Wehr wohl musste den tapfern Streichen die strenge Türe auch weichen, die trotzig und starr uns trennte von ihm. - Zu seiner Schwester schwang er sich her; die Liebe lockte den Lenz in unsrem Busen barg sie sich tief; nun lacht sie selig dem Licht. Die bräutliche Schwester befreite der Bruder; zertrümmert liegt, was je sie getrennt jauchzend grüsst sich das junge Paar vereint sind Liebe und Lenz! SIEGLINDE Du bist der Lenz, nach dem ich verlangte in frostigen Winters Frist. Dich grüsste mein Herz mit heiligem Grau n, als dein Blick zuerst mir erblühte. Fremdes nur sah ich von je, freudlos war mir das Nahe. Als hätt ich nie es gekannt, war, was immer mir kam. Doch dich kannt ich deutlich und klar als mein Auge dich sah, warst du mein Eigen; was im Busen ich barg, was ich bin, hell wie der Tag taucht es mir auf, o wie tönender Schall schlug s an mein Ohr, als in frostig öder Fremde zuerst ich den Freund ersah. Sie hängt sich entzückt an seinen Hals und blickt ihm nahe ins Gesicht SIEGMUND mit Hingerissenheit O süsseste Wonne! O seligstes Weib! SIEGLINDE dicht an seinen Augen O lass in Nähe zu dir mich neigen, dass hell ich schaue den hehren Schein, der dir aus Aug und Antlitz bricht und so süss die Sinne mir zwingt. SIEGMUND Im Lenzesmond leuchtest du hell; hehr umwebt dich das Wellenhaar was mich berückt, errat ich nun leicht, denn wonnig weidet mein Blick. SIEGLINDE schlägt ihm die Locken von der Stirn zurück und betrachtet ihn staunend Wie dir die Stirn so offen steht, der Adern Geäst in den Schläfen sich schlingt! Mir zagt es vor der Wonne, die mich entzückt! Ein Wunder will mich gemahnen den heut zuerst ich erschaut, mein Auge sah dich schon! SIEGMUND Ein Minnetraum gemahnt auch mich in heissem Sehnen sah ich dich schon! SIEGLINDE Im Bach erblickt ich mein eigen Bild - und jetzt gewahr ich es wieder wie einst dem Teich es enttaucht, bietest mein Bild mir nun du! SIEGMUND Du bist das Bild, das ich in mir barg. SIEGLINDE den Blick schnell abwendend O still! Lass mich der Stimme lauschen mich dünkt, ihren Klang hört ich als Kind. aufgeregt Doch nein! Ich hörte sie neulich, als meiner Stimme Schall mir widerhallte der Wald. SIEGMUND O lieblichste Laute, denen ich lausche! SIEGLINDE ihm wieder in die Augen spähend Deines Auges Glut erglänzte mir schon so blickte der Greis grüssend auf mich, als der Traurigen Trost er gab. An dem Blick erkannt ihn sein Kind - schon wollt ich beim Namen ihn nennen! Sie hält inne und fährt dann leise fort Wehwalt heisst du fürwahr? SIEGMUND Nicht heiss ich so, seit du mich liebst nun walt ich der hehrsten Wonnen! SIEGLINDE Und Friedmund darfst du froh dich nicht nennen? SIEGMUND Nenne mich du, wie du liebst, dass ich heisse den Namen nehm ich von dir! SIEGLINDE Doch nanntest du Wolfe den Vater? SIEGMUND Ein Wolf war er feigen Füchsen! Doch dem so stolz strahlte das Auge, wie, Herrliche, hehr dir es strahlt, der war - Wälse genannt. SIEGLINDE ausser sich War Wälse dein Vater, und bist du ein Wälsung, stiess er für dich sein Schwert in den Stamm, so lass mich dich heissen, wie ich dich liebe Siegmund - so nenn ich dich! SIEGMUND springt auf den Stamm zu und fasst den Schwertgriff Siegmund heiss ich und Siegmund bin ich! Bezeug es dies Schwert, das zaglos ich halte! Wälse verhiess mir, in höchster Not fänd ich es einst ich fass es nun! Heiligster Minne höchste Not, sehnender Liebe sehrende Not brennt mir hell in der Brust, drängt zu Tat und Tod Notung! Notung! So nenn ich dich, Schwert - Notung! Notung! Neidlicher Stahl! Zeig deiner Schärfe schneidenden Zahn heraus aus der Scheide zu mir! Er zieht mit einem gewaltigen Zuck das Schwert aus dem Stamme und zeigt es der von Staunen und Entzücken erfassten Sieglinde Siegmund, den Wälsung, siehst du, Weib! Als Brautgabe bringt er dies Schwert so freit er sich die seligste Frau; dem Feindeshaus entführt er dich so. Fern von hier folge mir nun, fort in des Lenzes lachendes Haus dort schützt dich Notung, das Schwert, wenn Siegmund dir liebend erlag! Er hat sie umfasst, um sie mit sich fortzuziehen SIEGLINDE reisst sich in höchster Trunkenheit von ihm los und stellt sich ihm gegenüber Bist du Siegmund, den ich hier sehe, Sieglinde bin ich, die dich ersehnt die eigne Schwester gewannst du zu eins mit dem Schwert! SIEGMUND Braut und Schwester bist du dem Bruder - so blühe denn, Wälsungen-Blut! Er zieht sie mit wütender Glut an sich; sie sinkt mit einem Schrei an seine Brust. Der Vorhang fällt schnell この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@wagnerianchan Wagner,Richard/Die Walküre/II
https://w.atwiki.jp/elvis/pages/1650.html
Camaleones-cuidados, Crianza (Manuales Del Terrario) W. Schmidt?K. Tamm?E. Wallikewitz? Camaleones-especies W. Schmidt?K. Tamm?E. Wallikewitz? Besteuerungspraxis bei grenzueberschreitender Taetigkeit Mit Studenten, Kollegen und Widerspruechen umgehen Peter Goerlitz?Fritz Rodewald?Monika Schmidt? Veraeusserungsgewinne im Internationalen Steuerrecht Deutsches Steuerrecht im europaeischen Rahmen Serpientes Mantenimiento Y Reproduccion En Cautividad Dieter Schmidt? El Metodo Pilates Lucia Schmidt? Yoga Para Barriga Y Espalda (He Fitness) Lucia Schmidt? Uebertragung von Einkunftsquellen im Steuerrecht Klaus. Tipke? Probleme des Steuerbilanzrechts Werner. Doralt? Unternehmensbesteuerung in EU- Staaten Joachim. Lang? Umweltschutz im Abgaben- und Steuerrecht Paul. Kirchhof? Grundfragen der Unternehmensbesteuerung Franz Wassermeyer? Der Rechtsschutz in Steuersachen Christoph Trzaskalik? Steuerrecht im Europaeischen Binnenmarkt Moris. Lehner? Besteuerung der GmbH und ihrer Gesellschafter. Grundfragen des Koerperschaftssteuerrechts Siegfried Widmann? Steuervereinfachung Peter. Fischer? Besteuerung von Einkommen Gemeinnutzigkeit Monika Jachmann? Glueck gehabt, denkt das Haengebauchschwein Gerda Anger-Schmidt?Renate Habinger? Con Rommel En El Desierto Heinz Werner Schmidt? Wettbewerbsneutralitaet der harmonisierten Umsatzsteuer. Theoretischer Anspruch und praktische Umsetzung Carsten Theile? Oeffentliche Hand in System der Umsatzsteuer Bernhard Weich? Zuschuesse und Subventionen im Umsatzsteuerrecht Juergen Streng? Besteuerung innergemeinschaftlicher Reihengeschaefte C2 Compiler Concepts Bernd Teufel?S. Schmidt?T. Teufel? Con Rommel En El Desierto - Encuadernado Heinz Werner Schmidt? Umlagen und Verrechnungspreise fuer konzerninterne Dienstleistungen in der Umsatzsteuer Joachim H. Eggers? Todo Sobre Flash 4 Udo Schmidt? Todo Sobre Windows Millennium Udo Schmidt? Ageing and Dementia Current and Future Concepts K. A. Jellinger?R. Schmidt?M. Windisch? Die Unternehmensumwandlung. Verschmelzung, Spaltung, Formwechsel, Einbringung Rolf Schwedhelm? Die Unternehmensumwandlung. Umwandlung, Einbringung, Verschmelzung, Spaltung, Formwechsel Rolf Schwedhelm? Die Unternehmensumwandlung. Verschmelzung, Spaltung, Formwechsel, Einbringung Rolf Schwedhelm? Die Steuerfahndung Michael Streck? Die Steuerfahndung Michael Streck? Die Unternehmensumwandlung. Verschmelzung, Spaltung, Formwechsel, Einbringung Rolf Schwedhelm? Vuelve Uiplala/Wiplala Returns Annie M. G. Schmidt? Geologie des neuen Semmeringtunnel W. J. Schmidt? Die tertiaeren Wuermer Oesterreichs W. J. Schmidt? Das niederlaendische Erbschaft- und Schenkungsteuerrecht Michael Hoog? Die Besteuerung deutsch - kanadischer Erbfaelle Heiko Wilde? Die Besteuerung deutsch-italienischer Erb- und Schenkungsfaelle Holger Sprengel? Integralgleichungen und Gleichungen mit unendlich vielen Unbekannten David Hilbert?Erhard Schmidt? Gebuehrenanspruchsgesetz 1975 Harald Krammer?Alexander Schmidt? Kapitalvermoegen und Kapitalertraege von A - Z Robert Kracht? Verdeckte Gewinnausschuettungen ( VGA) und verdeckte Einlagen von A-Z Ralf Neumann? Sachverstaendigen- und Dolmetschergesetz. Gebuehrenanspruchsgesetz 1975 Harald Krammer?Alexander Schmidt? Weihnachten fuer Fortgeschrittene. Mit CD. Das Ueberlebenspaket zum Fest Linda Stift?Martina Schmidt?Rudolph Klein? Unternehmensnachfolge von A bis Z Gerhard Vorwold? Steuerberater- Jahrbuch 1995/96 Norbert Herzig?Manfred Guenkel?Ursula Niemann? Handbuch Arbeits- und Sozialrecht Siegfried Ansey?Wolfgang Koberski?Michael Schmidt? Steuerberater- Jahrbuch 1997/98 Norbert Herzig?Manfred Guenkel?Ursula Niemann? Steuerberater- Jahrbuch 1998/99 Norbert Herzig?Manfred Guenkel?Ursula Niemann? Steuerberater- Jahrbuch 1999/2000 Norbert Herzig?Manfred Guenkel?Ursula Niemann? Steuerberater- Jahrbuch 2000/2001 Norbert Herzig?Manfred Guenkel?Ursula Niemann? Steuerberater-Jahrbuch 2004/2005 Jahr und Tag Pohanka. Roman und 11 Erzaehlungen Alois Vogel?August Obermayer?Wendelin Schmidt-Dengler? Alltagsorientierung in der Bildungsarbeit mit Erwachsenen Detlef Knopf?Doris Moeller?Michael Schmidt? Der Mensch im Mittelpunkt. Der Memoiren dritter Teil Bruno Kreisky?Oliver Rathkolb?Johannes Kunz?Margit Schmidt? Umsatzsteuerrecht Wolfram Reiss? Erbschaftssteuerrecht Gerd Brueggemann?Ruettger Classen? Steuerstrafrecht Wolfgang Joecks? Einkommensteuerrecht Otto-Gerd Lippross? Allgemeines Steuerrecht Otto-Gerd Lippross? Bilanzsteuerrecht Heinrich Weber-Grellet? Bilanzsteuerrecht Heinrich Weber-Grellet? Grunderwerbsteuerrecht Georg Schnitter? Der Beirat bei der GmbH und GmbH u. Co Hoelters? Die Praxis der Gesellschafterversammlung bei GmbH und GmbH und Co Andreas Eickhoff? Die Praxis der Gesellschafterversammlung bei GmbH und GmbH und Co. KG Andreas Eickhoff? Los Rusos De Hoy Christian Schmidt-Hauer? Der GmbH- Geschaeftsfuehrervertrag Bert Tillmann? Die Gehaltsfestsetzung bei Geschaeftsfuehrern der GmbH und GmbH u. Co Heinz Evers?Frank Graetz?Christian Naeser? Die Gehaltsfestsetzung bei GmbH- Geschaeftsfuehrern. Einflussgroessen, Komponenten und Entwicklung der Bezuege Heinz Evers?Frank Graetz?Christian Naeser? Wenn das Leben schwer wird. Neue Methoden zur Problembewaeltigung Paul F. Schmidt?Jan Cox-Geedmark? Die Altersversorgung der Geschaeftsfuehrer bei GmbH und GmbH und Co Klaus Heubeck? Die Altersversorgung der Geschaeftsfuehrer in GmbH und GmbH Co.KG Klaus Heubeck?Ursula Schmauck? Ausschluss und Abfindung von GmbH-Gesellschaftern Markus Gehrlein? Die Finanzierung der GmbH durch ihre Gesellschafter. Zivilrecht, Steuerrecht Stephan Eilers?Juergen J. Sieger?Hans-Gerd Wienands?Gesa Baron? Umwandlungssteuer- Erlass. Text mit praktischen Hinweisen Jochen Thiel?Horst Eversberg?Ingo van Lishaut? Bilanzierungstatbestaende und Bilanzierungsfristen im Handelsrecht und Strafrecht Wolfgang Blumers? Steuerliche Auswirkungen von wirtschaftlichen Aktivitaeten in der DDR. Einfuehrung und DDR- Steuergesetze Thomas Kaligin? Rueckstellungen fuer Umweltverbindlichkeiten Matthias Loose? Steuerberatung als Risiko- Management Karin Kaiser? Internationale Ertragsteuern und Welthandelsordnung (GATT/ WTO) Justus Fischer-Zernin? Die Beendigung freiberuflicher Sozietaetsverhaeltnisse Matthes Heller? Sponsoring der Unternehmen im Einkommen- und Koerperschaftsteuerrecht Josef Matthias Duchene? Asset Backed Securities im Zivil- und Steuerrecht Andreas Willburger? Besteuerung von Abfindungen und Entschaedigungen bei Beendigung oder Aenderung des Arbeitsverhaeltnisses Christiane Schmitz? Harmonisierung der Unternehmensbesteuerung in Europa Johanna Hey? Advance Pricing Agreements im US-amerikanischen und im deutschen Steuerrecht Ingo Rodemer? Grenzueberschreitende Verlustberuecksichtigung bei gewerblichen Betriebsstaetten und Tochterkapitalgesellschaften Stephan Zoll? Der Anspruch des Buergers auf Erstattung verfassungswidriger Steuern Gerhard Habscheidt? Besteuerung von Basisgesellschaften in den USA und in Deutschland. Steuerfragen der Wirtschaft. Band 19 Ruprecht Maximilian von Uckermann? Kniegelenkarthrose. Ein 7 Punkte Programm zu Vorbeugung und Behandlung Hans-G. Schmidt? Kremser Schmidt. Der oesterreichische Rembrandt Ferry Radax? Grenzueberschreitende konsolidierte Konzernbesteuerung Marc Scheunemann? Wirtschaftliche Bestaetigung und steuerliche Gemeinnuetzigkeit Rainer Huettemann? Die Spaltung von Kapitalgesellschaften. Gesellschaftsrecht, Steuerrecht, Reformvorschlaege Michael Fritz? Eigenkapital und Fremdkapital der Personengesellschaft. Gesellschaftsrecht, Steuerrecht, Bilanzierungsfragen Susanne Sieker? Verschmelzung und Einbringung Hanns F. Huegel? Die Auslegung europaeischen Steuerrechts Wolfgang Schoen? Mantelverwendung und Kapitalaufbringungspflichten Jan Dirk Heerma? Unternehmensnachfolge durch Teilungsanordnung und Sondererbfolge im Einkommensteuerrecht Dirk Pohl? Oekologische Steuerreform, Verfassungsrecht und Verkehrsgewerbe Matthias Herdegen?Wolfgang Schoen? Manege frei fuer Katharina Gerda Anger-Schmidt?Tord Nygren? Das Halbeinkuenfteverfahren Marc Desens? Der Hamster in der Krippe Gerda Anger-Schmidt? Hinzurechnungsbesteuerung und Europaeisches Gemeinschaftsrecht Jens Schoenfeld? Leben an Grenzen. Autobiographischer Bericht eines Mediziners aus dunkler Zeit Werner Schmidt? Die Russen kommen Uve Schmidt? Cultivo de Frutales Heiner Schmidt? Disquotale Gewinnausschuettungen in Personen- und Kapitalgesellschaften Christian Schwandtner? Checkbuch Geschaeftsfuehrer- Verguetungen. 19 Checklisten von Vereinbarung ueber Aenderung bis Krise Ingo Flore?Andreas Schmidt? Arno Schmidt's Arbeitsexemplar von Finnegans Wake by James Joyce Arno Schmidt? Checkbuch Gesellschafterwechsel. 20 Checklisten von Eintritt ueber Ausschluss bis Erbfolge Denn wallflower heisst Goldlack. Drei Dialoge Arno Schmidt? Checkbuch Geschaeftsfuehrer-Anstellungsvertrag Checkbuch Ueberschuldung und Sanierung Michael Haeger? Checkbuch Unternehmenskauf. Von Vertragsschluss ueber Durchfuehrung bis Haftung Michael Haeger?Joerg Kieborz? Deutsches Elend (6354 998). 13 Erklaerungen zur Lage der Nationen Arno Schmidt? Briefe an Werner Steinberg. 16 Briefe aus den Jahren 1954 bis 1957 Arno Schmidt? Wu Hi? Arno Schmidt in Goerlitz, Lauban, Greiffenberg Arno Schmidt?Jan Philipp Reemtsma?Bernd. Rauschenbach? Checkbuch Testamentsgestaltung Robert Kracht? Dichtergespraeche im Elysium Arno Schmidt?Alice Schmidt?Jan Philipp. Reetsma? Ueber Arno Schmidt. Rezensionen vom Leviathan bis zur Julia Arno Schmidt?Thomas. Schreiber?Hans-Michael Bock? Mandantengespraech Hildegard Klinge?Erich Klinge? Personalmanagement in der Anwaltskanzlei Eberhard Sauter? Deutsch fuer Juristen. Vom Schwulst zur klaren Formulierung Michael Schmuck? In Sachen Arno Schmidt Prozesse 1 und 2 Arno Schmidt?Jan Philipp Reemtsma?Georg Eyring? Der GmbH - Konzern V. Emmerich?H. P. Westermann?W. Gaebelein? Die Gruendung der Einmann- GmbH Uwe John? Die GmbH und Still als Mitunternehmerschaft Rolf Schwedhelm? Die Angemessenheit der Bezuege geschaeftsfuehrender Gesellschafter einer GmbH Armin Spitaler?Ursula Niemann? Die Angemessenheit der Bezuege geschaeftsfuehrender Gesellschafter einer GmbH Armin Spitaler?Ursula Niemann? Die AG und Co. KG Thomas Beckmann? Heidelberger Konzernrechtstage Der qualifizierte faktische GmbH- Konzern. Analyse der Rechtsprechung - Folgerungen fuer die Praxis Peter Hommelhoff?Walter Stimpel?Peter Ulmer? Die GmbH- Rechte in den EG- Staaten Peter Behrens?Elmar Conrads-Hassel?Claus Cornelius? Die zweckmaessige Gewinnverwendungsklausel in der GmbH Achim Walk? Konzernrechtlicher Glaeubigerschutz bei der klassischen Betriebsaufspaltung Gabriele Holzwarth? Verschmelzung, Spaltung, Formwechsel nach neuem Umwandlungsrecht und Umwandlungssteuerrecht. Koelner Umwandlungsrechtstage Marcus Lutter? Gesellschafterabsprachen neben Satzung und Gesellschaftsvertrag Edgar Joussen? Die Heilung verdeckter Sacheinlagen bei Kapitalgesellschaften Tobias Lenz? Liquidatorenkompetenzen und Gesellschafterkompetenzen in der aufgeloesten GmbH Torsten Meyer? Differenzhaftung fuer Sacheinlagen in die Kapitalgesellschaften Thomas Troelitzsch? Der stimmrechtslose GmbH- Geschaeftsanteil Carsten Schaefer? Die Zweite Richtlinie im Europaeischen Gesellschaftsrecht Henrik Drinkuth? Der Unternehmensgegenstand der Kapitalgesellschaft Johannes Tieves? Die zweckmaessige Nachfolgeregelung im GmbH- Vertrag Eberhard Nagler? Neue Wege in die Europaeische Privatgesellschaft. Rechts- und Steuerfragen in der Heidelberger Diskussion Konfliktbeilegung in personalistischen Gesellschaften Nicolas Boehm? Der Gewinnauszahlungsanspruch des GmbH-Minderheitsgesellschafters Michael Arnold? Die internationale Verschmelzung und Spaltung unter Beteiligung deutscher Gesellschaften Ursula Lennerz? Die Zweipersonen-GmbH - Notwendigkeit eines Sonderrechts? Roman Reher? Der Erwerb eigener Aktien nach dem KonTraG Hendrik Hirsch? Strukturaenderungen und Unternehmensbewertung zum Boersenkurs Christian Gude? Das Leptothe- Herz. 16 Erklaerungen zur Lage der Literaturen Arno Schmidt? Ueber Arno Schmidt II Arno Schmidt?Hans-Michael Bock?Thomas Schreiber? Griechisches Feuer. 13 historische Skizzen Arno Schmidt? Stuerenburg- und andere Geschichten Arno Schmidt?Bernd Rauschenbach? Deutsches Elend. 13 Erklaerungen zur Lage der Nationen Arno Schmidt?Bernd Rauschenbach? Kuendigung von Wohnraummietvertraegen Stefan Rizor? Kauf vom Bautraeger. Rechtliche und steuerliche Gestaltung von Erwerbsvertraegen Christoph Reithmann?Claus Meichssner?Eckhard von Heymann?Herbert Grziwotz?Falk Krebs?Sebastian Spiegelberger? Kauf vom Bautraeger Christoph Reithmann?Claus Meichssner?Ekkehardt von Heymann? Die Ehre ein ungeschuetztes Verfassungsgut Peter J. Tettinger? Die Privatrechtsgesellschaft im Gesetzes- und Richterstaat Wolfgang Zoellner? Hat das Wohnraummietrecht eine Zukunft? Jens Peter Meincke? Rechtsmittelreform 2000 oder Der Staat spart und der Rechtsstaat leidet Hanns Pruetting? Nebenmond und rosa Augen. 16 Geschichten Arno Schmidt?Bernd Rauschenbach? Letztwillige Verfuegungen zugunsten Verschuldeter und Sozialhilfebeduerftiger Jacqueline S. Engelmann? Die erbrechtliche Nachfolge in Anteile an Partnerschaftsgesellschaften Truiken J. Heydn? Anwartschaftsrechte im Erbrecht Karl Wuebben? Die Abwicklung deutsch-englischer Erbfaelle Felix Odersky? Vermoegensuebergabe gegen private Versorgungsleistungen im Einkommensteuerrecht Lothar Hipler? Vertragliches Einvernehmen ueber die Auslegung unklarer letztwilliger Verfuegungen Jannes Eisele? Die eingetragene Lebenspartnerschaft im internationalen Privatrecht Dominique Jakob? Die Formbeduerftigkeit der Aufhebung und Aenderung von Vertraegen im Sinne des õ 3IIb Abs. I BGB Heiner Roemer? Materialien zur Vereinheitlichung des Notarrechts (1870 - 1937) Das Notariat in der DDR Daniel Osterburg? Die Beschraenkung der persoenlichen Gesellschafterhaftung bei Gesellschaft buergerlichen Rechts und Partnerschaft Michael Eigner? Rechtskraftdurchbrechung bei unrichtigen Titeln Hanns Pruetting?Stephan Weth? Internationales Zivilprozessrecht. Leitfaden fuer Verfahren mit Auslandsbezug Hartmut Linke? Der Anspruch auf rechtliches Gehoer Wolfram Waldner? Internationales Zivilprozessrecht. Leitfaden fuer Verfahren mit Auslandsbezug Hartmut Linke? Der Platz, an dem ich schreibe. 17 Erklaerungen zum Handwerk des Schriftstellers Arno Schmidt?Bernd Rauschenbach? Fouque und einige seiner Zeitgenossen. Biographischer Versuch. Arno Schmidt? Anwaltswerbung und -marketing Mediation. 18. Tagung in Luxemburg vom 14.-16. Mai 1998 Eugen Ewig?Francis Jaquenod?Jerome Rancine? Das zukuenftige Berufsbild des Anwalts in Europa. 20. Tagung in Muenchen vom 27. - 29. Mai in Muenchen Henry S. Conston?David Einhaus?Eberhard Fedtke?DACH Europaeische Anwaltsvereinigung e. V.? Saemtliche Romane und Erzaehlungen 1946 - 1964. Das erzaehlerische Werk 1946 - 1964 in einem Band Arno Schmidt? Die Besteuerung auslandsbezogener Einkuenfte Die Gelehrtenrepublik. Kurzroman aus den Rossbreiten Arno Schmidt? El Corderito Cristobal Schmidt? Der Beirat. Praxisratgeber fuer Gesellschaften, Beiraete und ihre Berater Herwart Huber? Fiorituren und Pralltriller Arno Schmidt?Bernd Rauschenbach? La Republica de Los Sabios Arno Schmidt? Anwalts-Checkbuch Gewerberaummietvertraege Ira Hoerndler? Grundlagen der Buchfuehrung in der BRD. Hinweise auf das DATEV- System Robert Bergmann? Das DATEV-Buchfuehrungssystem Siegbert Rudolph?Eduard Wein? Texthandbuch Bilanzbericht (5562 767) DATEV- SKR 02 Adolf von Au?Werner Voitl? Eberhard Schlotter. Das Zweite Programm Arno Schmidt?Eberhard. Schlotter? Erfolgs- und Finanz- Analyse Juergen Hauschildt? Texthandbuch Gewinn- und Verlustrechnung Hans-Juergen Hohmeier?Harald Krehl? Die Bibliothek Arno Schmidts Arno Schmidt?Dieter Gaetjens? Rueckstellungen Adolf von Au?Werner Voitl? Bausteine zur Berichtschreibung mit Biber Adolf von Au?Werner Voitl?Hans-Juergen Hohmeister? Eberhard Schlotter. Das Zweite Programm. Vorzugsausgabe Arno Schmidt?Eberhard. Schlotter? Information als Wirtschaftsgut. Management und Rechtsgestaltung Herbert Fiedler?Hanns Ullrich? Datenschutz im Telekommunikationsrecht. Deregulierung und Datensicherheit in Europa Alfred Buellesbach? Neues Recht fuer neue Medien Michael Bartsch?Bernd Lutterbeck? Wem gehoert die Information im 21. Jahrhundert? Nobodaddy's Kinder. Aus dem Leben eines Fauns / Brand's Haide / Schwarze Spiegel Arno Schmidt? Dritte Zuercher Kassette. Das essayistische Werk zur angelsaechsischen Literatur. Saemtliche Nachtprogramme und Aufsaetze Arno Schmidt? Lesen ist schrecklich. Das Arno- Schmidt- Lesebuch Arno Schmidt?Peter Ruehmkorf? Die Helfende Hand zu Arno Schmidt Arno Schmidt? Computerleasing Heiner Beckmann? Der Softwarevertrag Hans Michael Malzer? Qualitaetssicherungsvereinbarungen Axel Merz? Niessbrauch an Computerprogrammen Bernd Boesert? Gestaltungsformen urheberrechtlicher Softwarelizenzvertraege Andreas Pres? Konzerninsolvenzrecht Hansjoerg Scheel? Unternehmens- und Anteilsbewertung zur Bemessung von familien- und erbrechtlichen Ausgleichsanspruechen Heike Braunhofer? Das Insider- Handelsverbot und die besonderen Rechtspflichten der Banken Stefan U. Tippach? Das Verfahrensrecht der Einigungsstelle Susanne Hennige? Beweisermittlung im deutschen und U.S. - amerikanischen Software- Verletzungsstreit Michael Robert Karger? Die Berufsfreiheit des Arbeitgebers Christoph Johannes Mueller? Das unterhaltsrechtliche Einkommen bei Selbstaendigen Robert P. Maier? Rechtsschutz computergestuetzter Informationssammlungen Florian Kappes? Die Beendigung von Arbeitsverhaeltnissen durch Vereinbarung einer Altersgrenze Oliver Vollstaedt? Deklaratorische und konstitutive Klauseln in Tarifvertraegen Anno Hamacher? Werke und Konkordanz. CD- ROM fuer Windows 3.1/95. Eine Edition der Arno Schmidt Stiftung Arno Schmidt?Guenter Juergensmeier? Die Patentlizenz als negative Lizenz. Inhalt und Bedeutung, Abgrenzung zur positiven Lizenz Britta Bartenbach? Lesen ist schrecklich. CD. Ausgewaehlte Texte aus dem Arno- Schmidt- Lesebuch Arno Schmidt?Jan Philipp Reemtsma?Bernd Rauschenbach?Joachim. Kersten? Abhilfebefugnisse der Europaeischen Kommission im Wettbewerbsrecht Ken Mueller-Tautphaeus? Jan Philipp Reemtsma liest' Goethe und Einer seiner Bewunderer'. CD Arno Schmidt?Jan Philipp. Reemtsma? Die Rechtmaessigkeit der Entgelte der Banken im bargeldlosen Zahlungsverkehr Joerg Linker? Weltuntergangsgeschichten. Von Edgar Allan Poe bis Arno Schmidt Weltuntergangsgeschichten von Edgar Allan Poe bis Arno Schmidt. Franz Sutter? Application Service Providing Anita Schoengarth? Unterrichtung und Widerspruchsrecht der Arbeitnehmer bei Betriebsuebergang gemaess õ613a Abs. 5 und 6 BGB Timon Grau? Diagnose von Konzernkrisen Stefan Boetzel? Grundlagen der US-amerikanischen Rechnungslegung Henning Siebert? Die Berichterstattung im neuen Insolvenzverfahren Thomas Moehlmann? Die Zukunft des deutschen Bilanzrechts Detlef Kleindiek?Wolfgang Oehler? EuroLex - Die celex- Datenbank fuer das Europaeische Gemeinschaftsrecht. CD- ROM fuer Windows Handbuch des Kaufvertragsrechts in den EG- Staaten. Einschl. Oesterreich, Schweiz und UN- Kaufrecht Friedrich Graf von Westphalen? Handbuch des Handelsvertreterrechts in den EU-Staaten und der Schweiz ADVOMahn. CD- Rom fuer Windows 3.11/95/98/ NT 4.0. Mahnbescheid ( automatisiert und manuell), Inkassoschreiben Joern Hauss? ADVOForderung. CD- ROM fuer Windows 3.11/95/98/ NT 4.0. Forderungsberechnung gem. 367 BGB Joern Hauss? ADVOWord. CD- ROM fuer Windows 3.11./95/98/ NT4.0. Anwaltssoftware ( Gebuehren, Dokumente, Formulare) Joern Hauss? ADVOexpert Familienrecht. CD- ROM fuer Windows 3.11/95/98/ NT 4.0. Familienrechtliche Berechnungen Joern Hauss? Scherlock Schmidt und Co I. Scherlocks erster Fall. ( Ab 10 J.). ( Abenteuer) Andreas M. Reinhard? Scherlock Schmidt und Co. V. Viel Laerm um Fritz. ( Ab 8 J.) A. M. Reinhard? Scherlock Schmidt und Co. VI. Willi im Pech. ( Ab 8 J.). ( Abenteuer) Andreas M. Reinhard? Scherlock Schmidt und Co. I Scherlocks erster Fall (6361 164) Andreas M. Reinhard? Scherlock Schmidt und Co. II Wo ist Herr Kanini? (6361 668) Andreas M. Reinhard? Scherlock Schmidt und Co. V Viel Laerm um Fritz Andreas M. Reinhard? Papas Saurier. ( Ab 6 J.) Friederun Reichenstetter-Schmidt?Sonja Firmenich? 24 Geschichten zum Advent Almut Schmidt?Antje Flad? People Around You. Schuelerheft. An Introductory Course English Sek. II Klaus Hinz?Petra Schmidt? People Around You. Schuelerheft. Enriched Version. An Introductory Course English Sek. II Klaus Hinz?Petra Schmidt? Management in KMU. Die Fuehrung von Klein- und Mittelunternehmen J. Hanns Pichler?Hans Jobst Pleitner?Karl-Heinz Schmidt? Management in KMU. Die Fuehrung von Klein- und Mittelunternehmen J. Hanns Pichler?Hans Jobst Pleitner?Karl-Heinz Schmidt? Leviatan - Espejos Negros Arno Schmidt? Demokratie heute 8. Schuelerband. Mittelschule Sachsen. Gemeinschaftskunde/ Rechtserziehung Gundolf Schmidt?Hartmut Sperling?Heinz-Ulrich Wolf? Rolf Semmelbaeck backt heute nicht Waltraut Schmidt?Friedel Schmidt? Beitraege Helmut Schmidt? Verteidigung oder Vergeltung. Ein deutscher Beitrag zum strategischen Problem der NATO Helmut Schmidt? Die edlen Weine der Pfalz Ewald Schmidt di Simoni? Strategie des Gleichgewichts. Deutsche Friedenspolitik und die Weltmaechte Helmut Schmidt? Neue Heimat, Teure Heimat. Ein multinationaler Gewerkschaftskonzern Peter Scheiner?Hans Henning Schmidt? plus und minus Ewald Schmidt di Simoni? Hafenhandbuch Mittelmeer Teil III A. Adria Nord Hans Schmidt?Ernst W. Barth? Hafenhandbuch Mittelmeer Teil III B. Adria Mitte Hans Schmidt?Ernst W. Barth? Hafenhandbuch Mittelmeer Teil III C. Adria Sued Hans Schmidt?Ernst W. Barth? Leuchtfeuerverzeichnis Adria 1999 Hans Schmidt? Leuchtfeuerverzeichnis Adria 2000 Hans Schmidt? Leuchtfeuerverzeichnis Adria / Ionisches Meer 2001. Santa Maria di Leuca bis zur griechischen Westkueste Hans Schmidt? Das Hung-ming chi und die Aufnahme des Buddhismus in China Helwig Schmidt-Glintzer? Die Identitaet der buddhistischen Schueler und die Kompilation buddhistischer Universalgeschichten in China Helwig Schmidt-Glintzer? Forschungen auf Ceylon II Ulrich Schweinfurth?Ernst Schmidt-Kraepelin?Hans J. von Lengerke? Der Staedtetag in der Reichsverfassung Georg Schmidt? Der Fluss und sein Einzugsgebiet. Hydrogeographische Forschungspraxis Karl-Heinz Schmidt? Reichsstaedte, Reich und Reformation. Korporative Religionspolitik 1521-1529/30 Heinrich R. Schmidt? Der Sachverstaendigenrat zur Begutachtung der gesamtwirtschaftlichen Entwicklung Kurt Schmidt? Die mittelfraenkischen Tonakzente. Rheinische Akzentuierung Juergen E. Schmidt? Lebenswelt und Weltanschauung im fruehneuzeitlichen China Helwig Schmidt-Glintzer? High Altitude Forests in the Jugal Himal Dietrich Schmidt-Vogt? Thomas von Froidmont. Biograph des Heiligen Thomas Becket Paul G. Schmidt? Die Privatisierung des Besitzes der Toten Hand in Spanien Peer Schmidt? Aengste. Sorgen. Depressionen. Ein 7- Punkte- Programm zur Vorbeugung und Behandlung H.-G. Schmidt? Mehr Chancen fuer die Vernunft Kurt Schmidt? Die Vita des Heiligen Thomas Becket Erzbischof von Canterbury Thomas von Froidmont?Paul G. Schmidt? Kleine Schriften III Hermann Oldenberg?Hanns P. Schmidt? Probleme der Schreiber - Der Schreiber als Problem Paul G. Schmidt? Sozialkontrolle in Moskau. Justiz, Kriminalitaet und Leibeigenschaft 1649-1785 Christoph Schmidt? Ungleiche Partner? Michael Gehler?Rainer F. Schmidt?Harm-Hinrich Brandt? Schmidt heisst nicht jeder Ludwig Merkle?
https://w.atwiki.jp/oper/pages/2373.html
DRITTER AKT (Der Markusplatz. im Hintergrund die Markuskirche, vom Monde beleuchtet. Rechts und links Bogengänge. Rechts rückwärts ein Abgang, welcher um den Glockenturm herum nach der Piazzetta führt. Links rückwärts ein Abgang, der unter dem Schwibbogen des Glockenspiels zu den Mercerien führt. Die Vorderbühne von Laternen beleuchtet. Links vorne eine mit Teppichen geschmückte Loge für den Herzog.) ERSTER AUFTRITT Nr. 14 - Introduktion (Masken tanzen im Hintergrund; rechts rückwärts erschallt verhallend nachfolgende Reminiszenz) ▼MASKENGRUPPEN▲ (vorbeiziehend). Karneval Ruft uns zum Ball Er ist Souverän! Zögert nicht, Denn was er spricht, Muss sofort geschehn! Frisch hinaus zum Markusplatz, Musik zieht uns voran, Arm in Arm mit seinem Schatz, Folgt fröhlich jedermann! ZWEITER AUFTRITT (Annina. Giboletta. Herzog. Mädchen) (Der Herzog kommt mit Annina und Ciboletta; beide tragen stilisierte Taubenkostüme. Aus den Bogengängen kommen einige Mädchen, ebenfalls als Tauben gekleidet) Nr. 14a - Taubenterzett mit Chor ▼ANNINA, CIBOLETTA▲ Die Tauben von San Marco Wem sind sie nicht bekannt? Die Tauben sind der Liebe, Des Friedens Unterpfand! Drum hat vor ihren Wagen Frau Venus uns gespannt, Und später hat uns Noah, Auf Kundschaft ausgesandt! ▼HERZOG▲ Wie s in der Bibel stand ▼ANNINA▲ Wir eilen pfeilgeschwind Mit Briefen durch das Land. ▼CIBOLETTA▲ Zur Liebesbotschaft sind Wir immer gern zur Hand! ▼HERZOG▲ Drum ward euch zur Belohnung Hier Wohnung und auch Schonung Für immer zuerkannt! ▼ANNINA, CIBOLETTA▲ Ein gutes Beispiel geben wir Für jedes Liebespaar! In Eintracht leben wir Und schnäbeln immerdar! ▼HERZOG▲ O süsse Schnäbelei, Wie gern bin ich dabei Drum reicht mir eure Schnäbel alle zwei! ▼BEIDE▲ In Liebesseligkeit, Vereint in Zärtlichkeit, Stets sanft und hold und zart Nach Taubenart! ▼HERZOG▲ In Liebesseligkeit, Vereint in Zärtlichkeit, Stets sanft und hold und zart Nach Taubenart! (Die Mädchen begleiten den Refrain mit einem die Tauben imitierenden Gurren. Nach dem Ensemble "flattern" die Tauben nach rückwärts davon; der Herzog mit Annina und Ciboletta links vorn ab.) DRITTER AUFTRITT (Caramello) ▼CARAMELLO▲ (kommt von rechts rückwärts, blickt traurig dem Herzog nach) Da zieht er hin, der Herzog, mit Annina am Arm - und ich habe das Nachsehen! O Weibertreue! Weibertreue! Nr. 15 - Lagunen-Walzer ▼CARAMELLO▲ Ach, wie so herrlich zu schaun Sind all die reizenden Fraun, Doch willst do einer vertraun, Dann, Freundchen, auf Sand wirst du baun! Rasch, wie die Wellen entfliehn, Flüchtig, wie Wolken dort ziehn, Treibt ihr beweglicher Sinn Sie bald her, bald hin! Wie sie schmeicheln, Liebe heucheln, Uns durch Tränen Schnell versöhnen! Ob sie schmollen Oder grollen Wie des Herzens Stimme spricht, Errätst du nicht! Doch ich will nicht länger klagen, Nicht cosi an tutte sagen, Denn es gibt noch süsse Frauen, Die uns Paradiese bauen! Reich belohnt ist unser Lieben, Wenn nur eine treu geblieben. Treue, schönes, süsses Wort Der Liebe sichrer Hort! Nachts die Wellen leise rauschen, Mädchen an den Fenstern lauschen, Gondeln gleiten hin und wieder, Rings ertönen sanfte Lieder, Hell am dunklen Himmelsbogen, Kommt der Stern der Lieb gezogen! Leuchte mild darein Und lass sie selig sein! Ach, wie so herrlich zu schaun Sind all die lieblichen Fraun, Doch willst du einer vertraun, Dann, Freundchen, auf Sand wirst du baun! Und du fragst immer aufs neu , Ob dir dein Liebchen auch treu Hör nur, von fern singt der Gondolier La donna è mobile! (Links ab) VIERTER AUFTRITT (Delacqua, dann Ciboletta, später Barbara mit Enrico) ▼DELACQUA▲ (kommt weinend)) Oh, oh! Barbara, mein Weib, ist mir geraubt worden! Ich war in Murano, dort habe ich Barbara nicht gefunden! Ich war zu Hause da habe ich sie auch nicht gefunden! Francesco, der Gondoliere, hat gestanden, dass dieser Schurke von Caramello sic entführte! Wo mag sie sein! (ruft) Barbara! Barbara! (Sucht sie unter den Masken) ▼CIBOLETTA▲ (kommt rufend) Pappacoda! Pappacoda! Wo ist Pappacoda? Ich muss ihm endlich sein Glück verkünden! Er ist ja herzoglicher Leibkoch geworden! (ruft) Pappacoda! Pappacoda! ▼DELACQUA▲ (erblickt Ciboletta) Ciboletta, wo ist mein Weib? ▼CIBOLETTA▲ Na, das bin ja ich! ▼DELACQUA▲ (droht ihr mit dem Stock) Du! ▼CIBOLETTA▲ Ihr habt mir doch selbst gesagt, dass ich für heute abend Euer Weib bin! ▼DELACQUA▲ Dumme Ente, wo ist deine Herrin? ▼CIBOLETTA▲ In Murano! ▼DELACQUA▲ Da ist sie nicht! Sie ist hier! Ich weiss es! ▼CIBOLETTA▲ Na, wenn Ihr es wisst, warum fragt Ihr denn mich? ▼DELACQUA▲ (ruft) Barbara! Barbara! ▼CIBOLETTA▲ (für sich) Meine Herrin verrate ich nicht! Ich will ihn auf falsche Fährte bringen! (aufschreiend) Ha! Ich hab s! ▼DELACQUA▲ (stürzt zu ihr) Du hast es! Was hast du?! ▼CIBOLETTA▲ Ich glaube, Signora Barbara gesehen zu haben! ▼DELACQUA▲ Wo? Wo? ▼CIBOLETTA▲ Auf der Piazzetta! ▼DELACQUA▲ Maskiert? ▼CIBOLETTA▲ Ja! ▼DELACQUA▲ Wie? ▼CIBOLETTA▲ Sie trug… ▼DELACQUA▲ Was? Was? ▼CIBOLETTA▲ …einen … einen roten Domino! (beiseite, pfiffig) Ich sage rot, weil sie einen grünen besitzt! ▼DELACQUA▲ (nimmt sie bei der Hand) So komm und hilf mir suchen! ▼CIBOLETTA▲ (wehrt sich) Nein, nein, geht nur allein! ▼DELACQUA▲ Du folgst mir oder… (erblickt plötzlich einen roten Domino, stürzt auf ihn zu) Ha! ein roter Domino! (sieht plötzlich einen anderen roten Domino) Ha! Da noch einer! (Eilt jedem roten Domino nach und ruf!) Barbara! Barbara! (Verschwindet unter den Masken) ▼BARBARA▲ (kommt in einem roten Domino mit Enrico von links). Himmel! Das war mein Mann! Er sucht mich! ▼ENRICO▲ (erschrocken) Der Onkel! - Rasch verschwinden wir! ▼BARBARA▲ So schnell als möglich nach Murano! ▼CIBOLETTA▲ (kommt, aufschreiend) Signora Barbara! ▼BARBARA▲ Ciboletta, du hier? ▼CIBOLETTA▲ (erschrocken) Und Ihr seid in einem roten Domino? Oh - ich Esel! Messere Delacqua sucht Euch wie eine Stecknadel. Er war in Murano und hat Euch nicht gefunden! ▼ENRICO▲ Nun und? ▼CIBOLETTA▲ Um ihn von Eurer Fährte abzulenken, sagte ich ihm, Ihr hättet einen roten Domino an, weil ich meinte, Ihr hättet einen grünen an! Nun habt Ihr aber wirklich einen roten an! ▼BARBARA▲ (ausser sich) Mein Gott, was tun, was tun?! ▼ENRICO▲ Nichts einfacher als das! Ihr beide wechselt die Dominos! ▼BARBARA▲ Ja, ja, die Idee ist gut! ▼CIBOLETTA▲ Glaubt Ihr? (beide wechseln die Dominos) ▼BARBARA▲ Und jetzt rasch nach Murano! Annina wartet dort auf mich! (will ab) ▼CIBOLETTA▲ Annina? Die ist ja gar nicht in Murano! ▼BARBARA▲ (bleibt stehen, sehr überrascht) Nicht in Murano? ▼CIBOLETTA▲ Nein, ich habe mit ihr beim Herzog soupiert! Jetzt ist sie mit ihm auf der Piazzetta! ▼ENRICO▲ Rasch auf die Piazzetta! Annina soll uns Rede stehen! ▼BARBARA▲ Was auch geschehe, Ciboletta, du hast mich nicht gesehen! ▼CIBOLETTA▲ Nein, ich habe Sie nicht gesehen! ▼ENRICO▲ So wenig wie ich! (eilt mit Barbara fort) FÜNFTER AUFTRITT (Ciboletta. Delacqua. Pappacoda). ▼CIBOLETTA▲ (allein) Barbara - Annina - Enrico - Delacqua - roter Domino - grüner Domino - Murano - Venedig! Ich weiss nicht mehr, wo mir der Verstand steht. Wenn ich nur Pappacoda fände. (ruft) Pappacoda! Pappacoda! ▼DELACQUA▲ (läuft über die Szene, ruft) Barbara! Barbara! (ab) ▼CIBOLETTA▲ (ruft) Pappacoda! Pappacoda! ▼PAPPACODA▲ (kommt durch die Menge) Ciboletta! Ciboletta! Cibolet … (erblickt sie) … ta! Du treuloses Frauenzimmer, finde ich dich endlich? Du Verräterin! ▼CIBOLETTA▲ Bist du verrückt? ▼PAPPACODA▲ Du, die mir gehört, hast in dem Kostüm, das nicht dir gehört, einen jungen Herzog erhört! Gehört sich das? Unerhört! ▼CIBOLETTA▲ Aber, Pappacoda… Pappacodscherl… Pappagoscherl ▼PAPPACODA▲ (wütend) Rrrrr! ▼CIBOLETTA▲ Sei doch nicht gar so wütend! Ich habe wohl mit dem Herzog soupiert, habe mir auch einige Liebenswürdigkeiten gefallen lassen, aber nur um einen Preis! ▼PAPPACODA▲ Um welchen Preis? ▼CIBOLETTA▲ Um deine Ernennung zum herzoglichen Oberküchenkellerspeisenmeister! ▼PAPPACODA▲ Was? Ich Oberspeisenkellerküchenmeister? ▼CIBOLETTA▲ Jawohl und das verdankst du mir! ▼PAPPACODA▲ Das verdanke ich dir? Jetzt koche ich dir immer deine Lieblingsspeise! ▼CIBOLETTA▲ Ach, du kochst mir ja doch immer nur Stockfisch mit Zwiebeln! ▼PAPPACODA▲ Nein! Ich koche dir meine Spezialspeise Boeuf ä la mode mit Sauce misterioso! ▼CIBOLETTA▲ Wie macht man das? Nr. 16 - Duett ▼PAPPACODA▲ Tacke, tacke, tack, Erst hack ich fein, Tacke, tacke, tack, Die Stoffe klein, Am Herd ein Häferl zischt, Da wird es drin gemischt! ▼CIBOLETTA▲ Tacke, tacke, tack, Ich hack dabei, Tacke, tacke, tack, Noch allerlei, Ein dunkelfarb ger Saft, Sein Inhalt rätselhaft! ▼PAPPACODA▲ Wenn s lang genug gerührt, Wird s sauber durchpassiert Und endlich im Geschirr serviert! Man rät, man fragt, was das wohl ist? Es scheint deliziös, Doch etwas mysteriös! Aber wenn man erst gekostet hat, Schreit begeistert alles delikat! Wer hat das entdeckt? ▼CIBOLETTA▲ Uje! Das schmeckt! ▼PAPPACODA▲ Alles voll Respekt Die Finger leckt! ▼BEIDE▲ Wem der Duft nur in die Nase zieht, Dem macht s ungeheuren Appetit! ▼PAPPACODA▲ Ja, zu solcher Sauce braucht s Genie, Ich mische sie, Aber fragt nicht wie! ▼CIBOLETTA▲ Quirle, quirle, quirl, Ich sprudle fein, Quirle, quirle, quirl, Drei Eier ein Und röste nun auf Kohl n Zwei alte Stiefelsohl n! ▼PAPPACODA▲ Pimperim, pimpim, Stoss Bröseln dann, Pimperim, pimpim, Und schütt sie an! Mit Butter nicht gespart, Sonst beisst sich s Leder hart! ▼CIBOLETTA▲ Doch solch Boeuf ä la mode Ziert jede table d hôte Auch Pappendeckel tät s zur Not! Wird s nur garniert recht zierlich, schlau, Ruft alles erfreut Oh, welche Sauberkeit! Aber wenn man erst gekostet hat (usw. bis Schluss. Beide tanzen ab) SECHSTER AUFTRITT (Der Herzog. Centurio. Ciboletta. Pappacoda). ▼HERZOG▲ (kommt mit Centurio) Wo mag die reizende Frau nur geblieben sein? Sie verschwand so plötzlich! ▼CENTURIO▲ Ich verstehe es auch nicht! Ihr grüner Domino macht sie doch kenntlich! ▼CIBOLETTA▲ (kommt, zieht Pappacoda hinter sich nach) Der Herzog! Komm, ich werd dich vorstellen! ▼PAPPACODA▲ (ängstlich) Er wird mich gleich wieder wegstellen. ▼CIBOLETTA▲ Euer Hoheit! ▼HERZOG▲ (nervös) Was gibt es? ▼CIBOLETTA▲ Ich habe die Ehre, meinen Bräutigam vorzustellen Ihren neuen Leibkoch! ▼HERZOG▲ (wie oben) Was geht mich der neue Leibkoch an! Ich habe andere Sachen ins Kopf! (plötzlich) Halt! Weisst du nicht, wo deine Herrin hingeraten ist? ▼CIBOLETTA▲ Ach, Herr Herzog meinen Annina? Sie haben meinen Pappacoda zum Oberkoch gemacht, dafür will ich mich Ihnen dankbar zeigen Das Frauenzimmer, mit welcher wir nachtmahlten, ist nicht Signora Barbara Delacqua, sondern ein Fischermädchen aus Chioggia namens Annina und ist Ihres Leibbarbiers Caramello Liebchen! ▼HERZOG▲ (wütend) Was? (Zu Centurio) Schaffe mir sogleich Caramello her, tot oder lebendig! (Centurio ab, dann zu Pappacoda und Ciboletta) Packt euch! ▼CIBOLETTA▲ (jammernd)) Mein Gott,. jetzt ist der Herzog böse! (legt sich mit dem Kopf auf Pappacodas Brust) ▼PAPPACODA▲ Dumme Gans! Durch dein Geschnatter hast du alles verdorben! ▼HERZOG▲ Beruhigt euch, du bist und bleibst mein Leibkoch! Nun aber geht! ▼PAPPACODA▲ (hoch erfreut) Ich bleibe Leibkoch? Herr Herzig, das ist herzog! Nein, Herr Herzog, das ist herzig! Komm, meine Oberleibköchin! (eilt mit Ciboletta ab) ▼HERZOG▲ (geht wütend auf und ab) Na warte, du Schurke! SIEBENTER AUFTRITT (Der Herzog. Caramello. Cersturio) ▼CENTURIO▲ (führt Caramello, der sich noch immer ängstlich drücken will). So, hier ist Seine Hoheit! ▼CARAMELLO▲ (der es kaum wagt, den Herzog anzublicken, zu Centurio) Ist er sehr böse? ▼CENTURIO▲ Sehr! (geht ab) ▼CARAMELLO▲ (ganz leise) Euer Hoheit. ▼HERZOG▲ (böse) Nur näher! (Caramello geht weiter weg von ihm) Näher! (Caramello noch einige Schritte weiter weg von ihm) Näher!! (da Caramello abermals weiter weggeht, geht der Herzog energisch auf ihn zu) Kennst du ein Fischermädchen namens Annina aus Chioggia? ▼CARAMELLO▲ (erschrickt, macht ein harmloses Gesicht, als verstünde er nicht) Wie, bitte? ▼HERZOG▲ (sprudelnd) Kennst du ein Fischermädchen namens Annina aus Chioggia? ▼CARAMELLO▲ Nicht dass ich wüsste! ▼HERZOG▲ Du kennst sie nicht? ▼CARAMELLO▲ Ich kenne keine Annina! ▼HERZOG▲ (drohend) Du kennst keine Annina! ▼CARAMELLO▲ (als würde es ihm plötzlich einfallen). Ah, die Annina die Annina! Hoheit, warum haben Sie das nicht gleich gesagt? Die Annina! die kenne ich nicht! ▼HERZOG▲ Schurke! Elender! Keine Ausflüchte! Ich weiss, Annina ist deine Geliebte! ▼CARAMELLO▲ Ach ja, richtig! Die Annina! Jetzt erinnere ich mich! Wo hatte ich nur meinen Kopf? ▼HERZOG▲ Deinen Kopf? In einer Schlinge von Hanf wirst du ihn gleich haben, wenn du nicht alles gestehst! ▼CARAMELLO▲ Gnade, Hoheit! Gnade! (kniet nieder) Ich war ja selbst betrogen, schämte mich, meine Eselei einzugestehen, und leide seither Qualen der wildesten Eifersucht! Puh! ▼HERZOG▲ Du hast auch allen Grund dazu, denn Annina gefällt mir! Ich will sie zu meiner Geliebten machen! ▼CARAMELLO▲ (erschrocken) Hoheit, tun Sie das nicht! ▼HERZOG▲ Vorwärts, hilf mir das Mädchen suchen! (geht nach rückwärts) ▼CARAMELLO▲ Da hilft nichts ich bring ihn um! (zieht ein Rasiermesser und macht an der Hand die Geste des Schleifens) ▼HERZOG▲ (kommt wieder zu ihm) Was machst du denn da? ▼CARAMELLO▲ Das ist eine kleine Generalprobe für das morgige Rasieren! (Hinter der Szene Stimmen und Lachen) ▼HERZOG▲ Komm, vorwärts! ▼CARAMELLO▲ (reicht dem Herzog die Hand) Hoheit, sind wir wieder gut! ▼HERZOG▲ (lacht, klopft ihm auf die Schulter) Wer könnte dir böse sein! ▼CARAMELLO▲ (vergisst sich, tätschelt dem Herzog auf die Wange) Eben! (Herzog und Caramello links ab) ACHTER AUFTRITT (Annina. Agricola. Senatorsfrauen) ▼ANNINA▲ (kommt mit Agricola und den anderen Frauen) Ihr hättet ihn sehen müssen, wie fad er girrte… (Ihn kopierend) Ach, schöne Frau, winselte er, "Sie sind so zurückhaltend, so kalt!" ▼AGRICOLA▲ Na, und du? ▼ANNINA▲ Ich sagte "Euer Hoheit verstehen eben das Einheizen nicht!" ▼AGRICOLA▲ Der Vergleich eines Herzogs mit einem Ofenheizer ist kühn, aber… (schnalzt mit den Fingern und schüttelt ihr energisch die Hand) … ich achte dich! Unglaublich! Ein Mann, ein Fürst, der nur so zu machen braucht… (spreizt die fünf Finger der rechten Hand aus) ▼ANNINA▲ Es gibt eben noch Frauen in Italien, die, wenn er so macht… (macht dieselbe Geste wie Agricola) … ihm so machen! (führt die gespreizten Finger an die Nase und macht so eine "lange Nase") ▼ALLE▲ (lachend) So! (machen dieselbe Geste) NEUNTER AUFTRITT Vorige. Herzog und Caramello. ▼HERZOG▲ (ist mit Caramello von rückwärts aufgetreten, hat die Damen beobachtet, lachend) Ja! So? (macht dieselbe Geste) ▼ALLE▲ (aufschreiend) Oh! (wollen entfliehen) ▼HERZOG▲ Halt! Bleiben Sie, meine Damen! ▼ANNINA▲ (verlegen) Hoheit, ich ▼HERZOG▲ (unterbricht sie) Pst! Seien Sie ganz ruhig. Ziehen wir einen Schleier über die Ereignisse dieses Abends! ▼CARAMELLO▲ Bei diesem Schleier wird mir schwarz vor den Augen! (vorwurfsvoll) Annina! ▼ANNINA▲ (losbrechend) Ah, das geht zu weit! ▼HERZOG▲ (unterbrechend) Genug davon! Dort naht der grosse Maskenzug! Vergessen wir nicht, dass heut Karneval ist! (Hier fällt rauschend die Musik des Maskenzuges ein, der von rückwärts rechts aufzieht. Die Personen der neunten Szene ziehen sich nach rechts zurück, nehmen in der Loge Platz; Caramello und Annina streiten pantomimisch) Nr. 17 - Finale (Fanfaren ertönen. Dann kommen die Gondolieri mit ihren von Blumen umwundenen Rudern, eine lange Gondel in der bekannten venezianischen Form in der Mitte tragend. Darauf folgen bekannte Sehenswürdigkeiten Venedigs, personifiziert, z. B. der Uhrturm (als grosse, wandelnde Glocke, zu beiden Seiten die männlichen Figuren, die mit mächtigen Hämmern daran schlagen), die Seufzerbrücke (als Bogen, darunter ein liebendes Pärchen) usw.) ▼DELACQUA▲ (hinter der Szene) Haltet sie! (Die Musik geht leise weiter.) ▼ALLE▲ Was gibt s? ▼CIBOLETTA▲ (von Delacqua verfolgt, eilt nach rechts vorn). Helft mir, helft mir! Er will mir die Maske herabreissen! ▼ALLE▲ Oho! Maskenfreiheit! Maskenfreiheit! ▼DELACQUA▲ Ach was, Maskenfreiheit! Der rote Domino ist meine Frau, meine Barbara! ▼HERZOG▲ Ja, wenn es seine Frau ist, muss sie sich demaskieren (zu Caramello) Jetzt werde ich endlich die echte sehen! ▼CIBOLETTA▲ (nimmt die Maske ab) Ich bin ja die Zofe! ▼ALLE▲ (lachen) Die Zofe? ▼DELACQUA▲ (kläglich) Ach da habe ich mich in der Eile vergriffen! Aber wo ist denn meine Barbara? (ruft) Barbara! Barbara! ▼ALLE▲ (ihn kopierend) Barbara! Barbara! ▼BARBARA▲ (mit Enrico von links kommend) Hier bin ich, Männchen! ▼DELACQUA▲ Wo warst du denn? ▼HERZOG▲ Das ist sie also? Allerliebst! ▼BARBARA▲ Denke dir, ich hatte eine falsche Gondel bestiegen, Männchen! Vermummte Gondolieri ruderten mich trotz meines Schreiens und Weinens nach dem Lido! Enrico hat mich gerettet! ▼ALLE▲ (lachend) Enrico? ▼ENRICO▲ Ja, ich hörte die Hilferufe und rettete meine schöne Tante! ▼AGRICOLA▲ (zu Enrico) Enrico ich achte Sie! (schüttelt ihm die Hand) ▼DELACQUA▲ (gerührt) Enrico, Neffe, Retter an mein Herz! ▼HERZOG▲ (zu Barbara) Sie haben einen Neffen? ▼BARBARA▲ Wie alle Tanten, Herr Herzog! ▼HERZOG▲ (für sich) Blamiert! (laut) Caramello, dein guter Wille gelte für die Tat! Ich mache dich zu meinem Verwalter! ▼CARAMELLO▲ Ich habe von Euer Hoheit nichts anderes erwartet! ▼HERZOG▲ (auf Annina zeigend) Und sie wird meine Verwalterin! ▼CARAMELLO▲ Verzeihung, Hoheit, die wird meine Verwalterin! (Der Herzog geht zu Annina, küsst ihr die Hand, Barbara blickt kokett auf den Herzog.) Schlussgesang ▼ALLE▲ Alle maskiert, alle maskiert, Wo Spass, wo Tollheit und Lust regiert! Ganz ungeniert alle maskiert, Cospetto, wie amüsant das wird! (Der Vorhang fällt.) DRITTER AKT Der Markusplatz. im Hintergrund die Markuskirche, vom Monde beleuchtet. Rechts und links Bogengänge. Rechts rückwärts ein Abgang, welcher um den Glockenturm herum nach der Piazzetta führt. Links rückwärts ein Abgang, der unter dem Schwibbogen des Glockenspiels zu den Mercerien führt. Die Vorderbühne von Laternen beleuchtet. Links vorne eine mit Teppichen geschmückte Loge für den Herzog. ERSTER AUFTRITT Nr. 14 - Introduktion Masken tanzen im Hintergrund; rechts rückwärts erschallt verhallend nachfolgende Reminiszenz MASKENGRUPPEN vorbeiziehend. Karneval Ruft uns zum Ball Er ist Souverän! Zögert nicht, Denn was er spricht, Muss sofort geschehn! Frisch hinaus zum Markusplatz, Musik zieht uns voran, Arm in Arm mit seinem Schatz, Folgt fröhlich jedermann! ZWEITER AUFTRITT Annina. Giboletta. Herzog. Mädchen Der Herzog kommt mit Annina und Ciboletta; beide tragen stilisierte Taubenkostüme. Aus den Bogengängen kommen einige Mädchen, ebenfalls als Tauben gekleidet Nr. 14a - Taubenterzett mit Chor ANNINA, CIBOLETTA Die Tauben von San Marco Wem sind sie nicht bekannt? Die Tauben sind der Liebe, Des Friedens Unterpfand! Drum hat vor ihren Wagen Frau Venus uns gespannt, Und später hat uns Noah, Auf Kundschaft ausgesandt! HERZOG Wie s in der Bibel stand ANNINA Wir eilen pfeilgeschwind Mit Briefen durch das Land. CIBOLETTA Zur Liebesbotschaft sind Wir immer gern zur Hand! HERZOG Drum ward euch zur Belohnung Hier Wohnung und auch Schonung Für immer zuerkannt! ANNINA, CIBOLETTA Ein gutes Beispiel geben wir Für jedes Liebespaar! In Eintracht leben wir Und schnäbeln immerdar! HERZOG O süsse Schnäbelei, Wie gern bin ich dabei Drum reicht mir eure Schnäbel alle zwei! BEIDE In Liebesseligkeit, Vereint in Zärtlichkeit, Stets sanft und hold und zart Nach Taubenart! HERZOG In Liebesseligkeit, Vereint in Zärtlichkeit, Stets sanft und hold und zart Nach Taubenart! Die Mädchen begleiten den Refrain mit einem die Tauben imitierenden Gurren. Nach dem Ensemble "flattern" die Tauben nach rückwärts davon; der Herzog mit Annina und Ciboletta links vorn ab. DRITTER AUFTRITT Caramello CARAMELLO kommt von rechts rückwärts, blickt traurig dem Herzog nach Da zieht er hin, der Herzog, mit Annina am Arm - und ich habe das Nachsehen! O Weibertreue! Weibertreue! Nr. 15 - Lagunen-Walzer CARAMELLO Ach, wie so herrlich zu schaun Sind all die reizenden Fraun, Doch willst do einer vertraun, Dann, Freundchen, auf Sand wirst du baun! Rasch, wie die Wellen entfliehn, Flüchtig, wie Wolken dort ziehn, Treibt ihr beweglicher Sinn Sie bald her, bald hin! Wie sie schmeicheln, Liebe heucheln, Uns durch Tränen Schnell versöhnen! Ob sie schmollen Oder grollen Wie des Herzens Stimme spricht, Errätst du nicht! Doch ich will nicht länger klagen, Nicht cosi an tutte sagen, Denn es gibt noch süsse Frauen, Die uns Paradiese bauen! Reich belohnt ist unser Lieben, Wenn nur eine treu geblieben. Treue, schönes, süsses Wort Der Liebe sichrer Hort! Nachts die Wellen leise rauschen, Mädchen an den Fenstern lauschen, Gondeln gleiten hin und wieder, Rings ertönen sanfte Lieder, Hell am dunklen Himmelsbogen, Kommt der Stern der Lieb gezogen! Leuchte mild darein Und lass sie selig sein! Ach, wie so herrlich zu schaun Sind all die lieblichen Fraun, Doch willst du einer vertraun, Dann, Freundchen, auf Sand wirst du baun! Und du fragst immer aufs neu , Ob dir dein Liebchen auch treu Hör nur, von fern singt der Gondolier La donna è mobile! Links ab VIERTER AUFTRITT Delacqua, dann Ciboletta, später Barbara mit Enrico DELACQUA kommt weinend) Oh, oh! Barbara, mein Weib, ist mir geraubt worden! Ich war in Murano, dort habe ich Barbara nicht gefunden! Ich war zu Hause da habe ich sie auch nicht gefunden! Francesco, der Gondoliere, hat gestanden, dass dieser Schurke von Caramello sic entführte! Wo mag sie sein! ruft Barbara! Barbara! Sucht sie unter den Masken CIBOLETTA kommt rufend Pappacoda! Pappacoda! Wo ist Pappacoda? Ich muss ihm endlich sein Glück verkünden! Er ist ja herzoglicher Leibkoch geworden! ruft Pappacoda! Pappacoda! DELACQUA erblickt Ciboletta Ciboletta, wo ist mein Weib? CIBOLETTA Na, das bin ja ich! DELACQUA droht ihr mit dem Stock Du! CIBOLETTA Ihr habt mir doch selbst gesagt, dass ich für heute abend Euer Weib bin! DELACQUA Dumme Ente, wo ist deine Herrin? CIBOLETTA In Murano! DELACQUA Da ist sie nicht! Sie ist hier! Ich weiss es! CIBOLETTA Na, wenn Ihr es wisst, warum fragt Ihr denn mich? DELACQUA ruft Barbara! Barbara! CIBOLETTA für sich Meine Herrin verrate ich nicht! Ich will ihn auf falsche Fährte bringen! aufschreiend Ha! Ich hab s! DELACQUA stürzt zu ihr Du hast es! Was hast du?! CIBOLETTA Ich glaube, Signora Barbara gesehen zu haben! DELACQUA Wo? Wo? CIBOLETTA Auf der Piazzetta! DELACQUA Maskiert? CIBOLETTA Ja! DELACQUA Wie? CIBOLETTA Sie trug… DELACQUA Was? Was? CIBOLETTA …einen … einen roten Domino! beiseite, pfiffig Ich sage rot, weil sie einen grünen besitzt! DELACQUA nimmt sie bei der Hand So komm und hilf mir suchen! CIBOLETTA wehrt sich Nein, nein, geht nur allein! DELACQUA Du folgst mir oder… erblickt plötzlich einen roten Domino, stürzt auf ihn zu Ha! ein roter Domino! sieht plötzlich einen anderen roten Domino Ha! Da noch einer! Eilt jedem roten Domino nach und ruf! Barbara! Barbara! Verschwindet unter den Masken BARBARA kommt in einem roten Domino mit Enrico von links. Himmel! Das war mein Mann! Er sucht mich! ENRICO erschrocken Der Onkel! - Rasch verschwinden wir! BARBARA So schnell als möglich nach Murano! CIBOLETTA kommt, aufschreiend Signora Barbara! BARBARA Ciboletta, du hier? CIBOLETTA erschrocken Und Ihr seid in einem roten Domino? Oh - ich Esel! Messere Delacqua sucht Euch wie eine Stecknadel. Er war in Murano und hat Euch nicht gefunden! ENRICO Nun und? CIBOLETTA Um ihn von Eurer Fährte abzulenken, sagte ich ihm, Ihr hättet einen roten Domino an, weil ich meinte, Ihr hättet einen grünen an! Nun habt Ihr aber wirklich einen roten an! BARBARA ausser sich Mein Gott, was tun, was tun?! ENRICO Nichts einfacher als das! Ihr beide wechselt die Dominos! BARBARA Ja, ja, die Idee ist gut! CIBOLETTA Glaubt Ihr? beide wechseln die Dominos BARBARA Und jetzt rasch nach Murano! Annina wartet dort auf mich! will ab CIBOLETTA Annina? Die ist ja gar nicht in Murano! BARBARA bleibt stehen, sehr überrascht Nicht in Murano? CIBOLETTA Nein, ich habe mit ihr beim Herzog soupiert! Jetzt ist sie mit ihm auf der Piazzetta! ENRICO Rasch auf die Piazzetta! Annina soll uns Rede stehen! BARBARA Was auch geschehe, Ciboletta, du hast mich nicht gesehen! CIBOLETTA Nein, ich habe Sie nicht gesehen! ENRICO So wenig wie ich! eilt mit Barbara fort FÜNFTER AUFTRITT Ciboletta. Delacqua. Pappacoda. CIBOLETTA allein Barbara - Annina - Enrico - Delacqua - roter Domino - grüner Domino - Murano - Venedig! Ich weiss nicht mehr, wo mir der Verstand steht. Wenn ich nur Pappacoda fände. ruft Pappacoda! Pappacoda! DELACQUA läuft über die Szene, ruft Barbara! Barbara! ab CIBOLETTA ruft Pappacoda! Pappacoda! PAPPACODA kommt durch die Menge Ciboletta! Ciboletta! Cibolet … erblickt sie … ta! Du treuloses Frauenzimmer, finde ich dich endlich? Du Verräterin! CIBOLETTA Bist du verrückt? PAPPACODA Du, die mir gehört, hast in dem Kostüm, das nicht dir gehört, einen jungen Herzog erhört! Gehört sich das? Unerhört! CIBOLETTA Aber, Pappacoda… Pappacodscherl… Pappagoscherl PAPPACODA wütend Rrrrr! CIBOLETTA Sei doch nicht gar so wütend! Ich habe wohl mit dem Herzog soupiert, habe mir auch einige Liebenswürdigkeiten gefallen lassen, aber nur um einen Preis! PAPPACODA Um welchen Preis? CIBOLETTA Um deine Ernennung zum herzoglichen Oberküchenkellerspeisenmeister! PAPPACODA Was? Ich Oberspeisenkellerküchenmeister? CIBOLETTA Jawohl und das verdankst du mir! PAPPACODA Das verdanke ich dir? Jetzt koche ich dir immer deine Lieblingsspeise! CIBOLETTA Ach, du kochst mir ja doch immer nur Stockfisch mit Zwiebeln! PAPPACODA Nein! Ich koche dir meine Spezialspeise Boeuf ä la mode mit Sauce misterioso! CIBOLETTA Wie macht man das? Nr. 16 - Duett PAPPACODA Tacke, tacke, tack, Erst hack ich fein, Tacke, tacke, tack, Die Stoffe klein, Am Herd ein Häferl zischt, Da wird es drin gemischt! CIBOLETTA Tacke, tacke, tack, Ich hack dabei, Tacke, tacke, tack, Noch allerlei, Ein dunkelfarb ger Saft, Sein Inhalt rätselhaft! PAPPACODA Wenn s lang genug gerührt, Wird s sauber durchpassiert Und endlich im Geschirr serviert! Man rät, man fragt, was das wohl ist? Es scheint deliziös, Doch etwas mysteriös! Aber wenn man erst gekostet hat, Schreit begeistert alles delikat! Wer hat das entdeckt? CIBOLETTA Uje! Das schmeckt! PAPPACODA Alles voll Respekt Die Finger leckt! BEIDE Wem der Duft nur in die Nase zieht, Dem macht s ungeheuren Appetit! PAPPACODA Ja, zu solcher Sauce braucht s Genie, Ich mische sie, Aber fragt nicht wie! CIBOLETTA Quirle, quirle, quirl, Ich sprudle fein, Quirle, quirle, quirl, Drei Eier ein Und röste nun auf Kohl n Zwei alte Stiefelsohl n! PAPPACODA Pimperim, pimpim, Stoss Bröseln dann, Pimperim, pimpim, Und schütt sie an! Mit Butter nicht gespart, Sonst beisst sich s Leder hart! CIBOLETTA Doch solch Boeuf ä la mode Ziert jede table d hôte Auch Pappendeckel tät s zur Not! Wird s nur garniert recht zierlich, schlau, Ruft alles erfreut Oh, welche Sauberkeit! Aber wenn man erst gekostet hat usw. bis Schluss. Beide tanzen ab SECHSTER AUFTRITT Der Herzog. Centurio. Ciboletta. Pappacoda. HERZOG kommt mit Centurio Wo mag die reizende Frau nur geblieben sein? Sie verschwand so plötzlich! CENTURIO Ich verstehe es auch nicht! Ihr grüner Domino macht sie doch kenntlich! CIBOLETTA kommt, zieht Pappacoda hinter sich nach Der Herzog! Komm, ich werd dich vorstellen! PAPPACODA ängstlich Er wird mich gleich wieder wegstellen. CIBOLETTA Euer Hoheit! HERZOG nervös Was gibt es? CIBOLETTA Ich habe die Ehre, meinen Bräutigam vorzustellen Ihren neuen Leibkoch! HERZOG wie oben Was geht mich der neue Leibkoch an! Ich habe andere Sachen ins Kopf! plötzlich Halt! Weisst du nicht, wo deine Herrin hingeraten ist? CIBOLETTA Ach, Herr Herzog meinen Annina? Sie haben meinen Pappacoda zum Oberkoch gemacht, dafür will ich mich Ihnen dankbar zeigen Das Frauenzimmer, mit welcher wir nachtmahlten, ist nicht Signora Barbara Delacqua, sondern ein Fischermädchen aus Chioggia namens Annina und ist Ihres Leibbarbiers Caramello Liebchen! HERZOG wütend Was? Zu Centurio Schaffe mir sogleich Caramello her, tot oder lebendig! Centurio ab, dann zu Pappacoda und Ciboletta Packt euch! CIBOLETTA jammernd) Mein Gott,. jetzt ist der Herzog böse! legt sich mit dem Kopf auf Pappacodas Brust PAPPACODA Dumme Gans! Durch dein Geschnatter hast du alles verdorben! HERZOG Beruhigt euch, du bist und bleibst mein Leibkoch! Nun aber geht! PAPPACODA hoch erfreut Ich bleibe Leibkoch? Herr Herzig, das ist herzog! Nein, Herr Herzog, das ist herzig! Komm, meine Oberleibköchin! eilt mit Ciboletta ab HERZOG geht wütend auf und ab Na warte, du Schurke! SIEBENTER AUFTRITT Der Herzog. Caramello. Cersturio CENTURIO führt Caramello, der sich noch immer ängstlich drücken will. So, hier ist Seine Hoheit! CARAMELLO der es kaum wagt, den Herzog anzublicken, zu Centurio Ist er sehr böse? CENTURIO Sehr! geht ab CARAMELLO ganz leise Euer Hoheit. HERZOG böse Nur näher! Caramello geht weiter weg von ihm Näher! Caramello noch einige Schritte weiter weg von ihm Näher!! da Caramello abermals weiter weggeht, geht der Herzog energisch auf ihn zu Kennst du ein Fischermädchen namens Annina aus Chioggia? CARAMELLO erschrickt, macht ein harmloses Gesicht, als verstünde er nicht Wie, bitte? HERZOG sprudelnd Kennst du ein Fischermädchen namens Annina aus Chioggia? CARAMELLO Nicht dass ich wüsste! HERZOG Du kennst sie nicht? CARAMELLO Ich kenne keine Annina! HERZOG drohend Du kennst keine Annina! CARAMELLO als würde es ihm plötzlich einfallen. Ah, die Annina die Annina! Hoheit, warum haben Sie das nicht gleich gesagt? Die Annina! die kenne ich nicht! HERZOG Schurke! Elender! Keine Ausflüchte! Ich weiss, Annina ist deine Geliebte! CARAMELLO Ach ja, richtig! Die Annina! Jetzt erinnere ich mich! Wo hatte ich nur meinen Kopf? HERZOG Deinen Kopf? In einer Schlinge von Hanf wirst du ihn gleich haben, wenn du nicht alles gestehst! CARAMELLO Gnade, Hoheit! Gnade! kniet nieder Ich war ja selbst betrogen, schämte mich, meine Eselei einzugestehen, und leide seither Qualen der wildesten Eifersucht! Puh! HERZOG Du hast auch allen Grund dazu, denn Annina gefällt mir! Ich will sie zu meiner Geliebten machen! CARAMELLO erschrocken Hoheit, tun Sie das nicht! HERZOG Vorwärts, hilf mir das Mädchen suchen! geht nach rückwärts CARAMELLO Da hilft nichts ich bring ihn um! zieht ein Rasiermesser und macht an der Hand die Geste des Schleifens HERZOG kommt wieder zu ihm Was machst du denn da? CARAMELLO Das ist eine kleine Generalprobe für das morgige Rasieren! Hinter der Szene Stimmen und Lachen HERZOG Komm, vorwärts! CARAMELLO reicht dem Herzog die Hand Hoheit, sind wir wieder gut! HERZOG lacht, klopft ihm auf die Schulter Wer könnte dir böse sein! CARAMELLO vergisst sich, tätschelt dem Herzog auf die Wange Eben! Herzog und Caramello links ab ACHTER AUFTRITT Annina. Agricola. Senatorsfrauen ANNINA kommt mit Agricola und den anderen Frauen Ihr hättet ihn sehen müssen, wie fad er girrte… Ihn kopierend Ach, schöne Frau, winselte er, "Sie sind so zurückhaltend, so kalt!" AGRICOLA Na, und du? ANNINA Ich sagte "Euer Hoheit verstehen eben das Einheizen nicht!" AGRICOLA Der Vergleich eines Herzogs mit einem Ofenheizer ist kühn, aber… schnalzt mit den Fingern und schüttelt ihr energisch die Hand … ich achte dich! Unglaublich! Ein Mann, ein Fürst, der nur so zu machen braucht… spreizt die fünf Finger der rechten Hand aus ANNINA Es gibt eben noch Frauen in Italien, die, wenn er so macht… macht dieselbe Geste wie Agricola … ihm so machen! führt die gespreizten Finger an die Nase und macht so eine "lange Nase" ALLE lachend So! machen dieselbe Geste NEUNTER AUFTRITT Vorige. Herzog und Caramello. HERZOG ist mit Caramello von rückwärts aufgetreten, hat die Damen beobachtet, lachend Ja! So? macht dieselbe Geste ALLE aufschreiend Oh! wollen entfliehen HERZOG Halt! Bleiben Sie, meine Damen! ANNINA verlegen Hoheit, ich HERZOG unterbricht sie Pst! Seien Sie ganz ruhig. Ziehen wir einen Schleier über die Ereignisse dieses Abends! CARAMELLO Bei diesem Schleier wird mir schwarz vor den Augen! vorwurfsvoll Annina! ANNINA losbrechend Ah, das geht zu weit! HERZOG unterbrechend Genug davon! Dort naht der grosse Maskenzug! Vergessen wir nicht, dass heut Karneval ist! Hier fällt rauschend die Musik des Maskenzuges ein, der von rückwärts rechts aufzieht. Die Personen der neunten Szene ziehen sich nach rechts zurück, nehmen in der Loge Platz; Caramello und Annina streiten pantomimisch Nr. 17 - Finale Fanfaren ertönen. Dann kommen die Gondolieri mit ihren von Blumen umwundenen Rudern, eine lange Gondel in der bekannten venezianischen Form in der Mitte tragend. Darauf folgen bekannte Sehenswürdigkeiten Venedigs, personifiziert, z. B. der Uhrturm (als grosse, wandelnde Glocke, zu beiden Seiten die männlichen Figuren, die mit mächtigen Hämmern daran schlagen), die Seufzerbrücke (als Bogen, darunter ein liebendes Pärchen) usw. DELACQUA hinter der Szene Haltet sie! Die Musik geht leise weiter. ALLE Was gibt s? CIBOLETTA von Delacqua verfolgt, eilt nach rechts vorn. Helft mir, helft mir! Er will mir die Maske herabreissen! ALLE Oho! Maskenfreiheit! Maskenfreiheit! DELACQUA Ach was, Maskenfreiheit! Der rote Domino ist meine Frau, meine Barbara! HERZOG Ja, wenn es seine Frau ist, muss sie sich demaskieren zu Caramello Jetzt werde ich endlich die echte sehen! CIBOLETTA nimmt die Maske ab Ich bin ja die Zofe! ALLE lachen Die Zofe? DELACQUA kläglich Ach da habe ich mich in der Eile vergriffen! Aber wo ist denn meine Barbara? ruft Barbara! Barbara! ALLE ihn kopierend Barbara! Barbara! BARBARA mit Enrico von links kommend Hier bin ich, Männchen! DELACQUA Wo warst du denn? HERZOG Das ist sie also? Allerliebst! BARBARA Denke dir, ich hatte eine falsche Gondel bestiegen, Männchen! Vermummte Gondolieri ruderten mich trotz meines Schreiens und Weinens nach dem Lido! Enrico hat mich gerettet! ALLE lachend Enrico? ENRICO Ja, ich hörte die Hilferufe und rettete meine schöne Tante! AGRICOLA zu Enrico Enrico ich achte Sie! schüttelt ihm die Hand DELACQUA gerührt Enrico, Neffe, Retter an mein Herz! HERZOG zu Barbara Sie haben einen Neffen? BARBARA Wie alle Tanten, Herr Herzog! HERZOG für sich Blamiert! laut Caramello, dein guter Wille gelte für die Tat! Ich mache dich zu meinem Verwalter! CARAMELLO Ich habe von Euer Hoheit nichts anderes erwartet! HERZOG auf Annina zeigend Und sie wird meine Verwalterin! CARAMELLO Verzeihung, Hoheit, die wird meine Verwalterin! Der Herzog geht zu Annina, küsst ihr die Hand, Barbara blickt kokett auf den Herzog. Schlussgesang ALLE Alle maskiert, alle maskiert, Wo Spass, wo Tollheit und Lust regiert! Ganz ungeniert alle maskiert, Cospetto, wie amüsant das wird! Der Vorhang fällt. Strauss,Johann II/Eine Nacht in Venedig
https://w.atwiki.jp/elvis/pages/1651.html
Mandalas fuer kleine Kinder Barbara Schmidt? Investment. 45. Ergaenzungslieferung. Das ist Dein Tag Klaus Beckmann?Rolf D. Scholtz? Umsatzsteuergesetz (HM). Ergaenzungslieferung 06/02 Hartmann?Metzenmacher?Wolfram Birkenfeld?Christian Forst? Arzthaftpflicht- Rechtsprechung (AHRS). 37. Ergaenzungslieferung Ernst Ankermann?Hans J. Kullmann?Rolf Bischoff? Umweltrecht. Raum und Natur. Ergaenzungslieferung 08/02 Wolfgang E. Burhenne? Bauaufsichtliche Zulassungen 1 (BAZ). Ergaenzungslieferung 05/02 Guenter Breitschaft?Karl H. Reuter?Otto Wagner? Das grosse Buch des guten Benehmens. Sicherheit in Umgangsformen Petra Schmidt-Decker? Leviathan. Arno Schmidt? Brassai. Vom Surrealismus zum Informel Brassai?Dawn Ades?Manuel J. Borja-Villel?Jean-Francois Chevrier?Barbara Heinrich?Veit Loers?Margit Zuckriegl? Beitraege zur marxistischen Erkenntnistheorie. Alfred. Schmidt? Eine Subgeschichte des Films I/ II Hans Scheugl?Ernst Schmidt? Ordnungsfaktor oder Gegenmacht. Die politische Rolle der Gewerkschaften. Eberhard Schmidt? Vorlesungen zur Geschichte des philosophischen Materialismus I. Alfred Schmidt? Der Stachel Freud. Beitraege und Dokumente zur Kulturismus- Kritik. Bernhard Goerlich?Alfred Lorenzer?Alfred Schmidt?Otto Fenichel?Theodor W. Adorno?Max. Horkheimer? BRD ade Klaus Frerichs?Angela Rammstedt?Otthein Rammstedt?Gert Schmidt? Flussbild mit Engel. Gedichte. Kathrin Schmidt? Schwarze Spiegel. (Lernmaterialien) Arno Schmidt? Analisis de La Realizacion Cinematografica Margarita Schmidt Noguera? Bienestar y Armonia Interior Flores Bach Schmidt Pferde aus Licht und Schatten Christine Schmidt-Basler? Geschichte des Materialismus und Kritik seiner Bedeutung in der Gegenwart. Friedrich Albert Lange?Alfred. Schmidt? Materialien zu Ernst Blochs Prinzip Hoffnung. Ernst Bloch?Burghart. Schmidt? Hufrehe. Vermeidung, Frueherkennung, Heilung Romo Schmidt?Ulrike Haeusler-Naumburger?Thomas Duebbert? Osteoporose. Ist Knochenschwund vermeidbar? Hans-G. Schmidt? Gedaechtnis Siegfried J. Schmidt? Grundriss der Empirischen Literaturwissenschaft. Siegfried J. Schmidt? Konstruktivismus Geschichte und Anwendung. DELFIN 1992. Gebhard Rusch?Siegfried J. Schmidt? Das Boese. Eine historische Phaenomenologie des Unerklaerlichen. Carsten Colpe?Wilhelm. Schmidt-Biggemann? Konstruktivismus und Sozialtheorie. DELFIN 1993. Gebhard Rusch?Siegfried J. Schmidt? Kognitive Autonomie und soziale Orientierung Siegfried J. Schmidt? Tricksters, Monsters and Clever Girls S. Schmidt? Piaget und der Radikale Konstruktivismus. DELFIN 1994. Gebhard Rusch?Siegfried J. Schmidt? Konstruktivismus und Ethik. DELFIN 1995. Gebhard Rusch?Siegfried J. Schmidt? Akademische Philosophie zwischen Anspruch und Erwartungen. Karl Reinhard Lohmann?Thomas Schmidt? Selektion in der Heilanstalt 1939 - 1945. Gerhard Schmidt? Blaubart Max Frisch?Michael Schmid-Ospach?Hartwig. Schmidt?Krzysztof. Zanussi? Friederike Mayroecker. Friederike Mayroecker?Siegfried J. Schmidt? Leben an Grenzen Werner Schmidt? Baeren. Das Buch der Tierfamilien 01. ( Ab 8 J.) Annemarie Schmidt?Christian R. Schmidt? Schmidt Louis Begley? Menschenaffen. Das Buch der Tierfamilien 07 ( Ab 8 J.) Annemarie Schmidt?Christian R. Schmidt? Fernsehen- und Sozialkundeunterricht Wolfgang Becker?Siegfried George?Werner Schmidt?Kurt Koszyk? Zukuenfte heute denken morgen sein Rolf Homann?Regine Schmidt-Morsbach? Ueber Arno Schmidt. Vermessungen eines poetischen Terrains Jan Philipp Reemtsma? Ficciones Y Silencios Fundacionales Literaturas Y Culturas Poscoloniales En America Latina Siglo XIX Friedhelm Schmidt-welle? Arno Schmidts Wundertuete. Eine Sammlung fiktiver Briefe aus den Jahren 1948/49. Arno Schmidt? Entspannen Sie sich selbst. Ausgeglichen mit autogenem Training Joachim H. Angerstein?Miriam Schmidt?Thomas Schmidt? Wege zum Erfolg Stefanie Graf?Karlheinz Schmidt? Die Selbstorganisation des Sozialsystems. Literatur im 18. Jahrhundert Siegfried J. Schmidt? Geschichte als absoluter Begriff. Der Lauf der neueren deutschen Philosophie Wilhelm Schmidt-Biggemann? Die Selbstorganisation des Sozialsystems. Literatur im 18. Jahrhundert Siegfried J. Schmidt? Sinn - Welten, Welten - Sinn. Eine philosophische Topik Wilhelm Schmidt-Biggemann? Philosophia perennis Wilhelm Schmidt-Biggemann? Visio Thurkill. Die Vision des Bauern Thurkil Paul G Schmidt? Bargfelder Ausgabe. Standardausgabe. Werkgruppe 1, Band 2 Arno Schmidt? Integralgleichungen und Gleichungen mit unendlich vielen Unbekannten David Hilbert?Erhard Schmidt?Albrecht Pietsch? Geraetturnen. Anleitung fuer den Uebungsleiter Detlef Schmidt? Warm up. Kegeln. Mehr Leistung, weniger Risiko, mehr Spass Karl-Heinz Schmidt? Freigeworfen. Wolfgang Schmidt. Glanz und Elend einer deutschen Karriere William Oscar Johnson?Anita Verschoth? Bargfelder Ausgabe. Standardausgabe. Werkgruppe 2, Band 3 Arno Schmidt? SAT.1 ran fanbuch 96/97. Der totale Bundesligaplaner Reinhold. Beckmann?Rainer Schmidt?Dirk Adam?Sebastian Zembol? Bargfelder Ausgabe. Standardausgabe. Werkgruppe 3, Band 2. Essays und Biographisches. Sitara und der Weg dorthin Arno Schmidt? Der Deutsche Wachtelhund Heimart Schlemm?Guenter Schmidt? Botanische Wanderungen in deutschen Laendern 5. Hessen Dirk Boensel?Petra Schmidt?Christel Wedra? Schoene alte Stickvorlagen Elfriede Leopoldine Schmidt?Ruth. Groenwoldt? Eberhard Schlotter Das Zweite Programm Arno Schmidt?Eberhard Schlotter? Anatomie und Biochemie der Zaehne Gert H. Schumacher?Hans Schmidt?Wolfgang Richter? Handbuch der chinesischen Heilkunst. Von Akupunktur bis Zungendiagnostik Wolfgang G. A. Schmidt? Nuklearkardiologie in der klinischen Medizin Dietrich Strangfeld?Wolfgang Mohnike?Juergen Schmidt? Geriatrie. Klinik - Diagnostik - Therapie Udo Juergen Schmidt?Bendix Kark?Erich Lang? Multiple Sklerose. Epidemiologie, Diagnostik und Therapie Rudolf Manfred. Schmidt? Schilddruesenerkrankungen. Pathophysiologie, Diagnostik, Therapie Wieland Meng?Karl-Georg. Schmidt? Bargfelder Ausgabe Werkgruppe I. Studienausgabe. 8 Teilbaende Arno Schmidt? Bargfelder Ausgabe. Studienausgabe. Werkgruppe 1, Band 1-4 Arno Schmidt? Briefwechsel 1. Der Briefwechsel mit Alfred Andersch Arno Schmidt?Alfred Andersch? Briefwechsel 2. Der Briefwechsel mit Wilhelm Michels Arno Schmidt?Wilhelm Michels? Arno Schmidt Werke und Konkordanz. Bargfelder Ausgabe. CD- ROM Arno Schmidt?Guenter Juergensmeier? Biochemie fuer Stomatologen Hans Schmidt? Medizinische Mikrobiologie und Immunologie fuer Stomatologen Guenter Naumann?Joachim Schmidt?Helmut Friemel? Orthopaedie im Sport. Untersuchung - Beurteilung - Behandlung Helga Schmidt?Kurt Tittel?Manfred Paerisch? Bargfelder Ausgabe. Standardausgabe. Supplemente 2. Lesungen, Interviews, Umfragen Arno Schmidt? Dysgnathien des Spalttraegers Ingeborg Schmidt-Flath? Kugelsternhaufen Karl-Heinz Schmidt? Einstieg in die Physikalische Chemie fuer Nebenfaechler Wolfgang Bechmann?Joachim Schmidt? Opera Quae Supersunt Omnia Pneumatica Et Automata; Accedit Supplementum Heron Alexandrinus?W. Schmidt? Mathematisches Woerterbuch Josef Naas?Hermann Ludwig Schmidt? Implementierung PASCAL-artiger Programmiersprachen. Tagung II/1982 am 12.7.1982 in Kiel (Bd. 11) Hans Langmaack?Bodo Schlender?Joachim W. Schmidt? Lectures on Risk Theory Klaus D. Schmidt? Messelektronik in der Kernphysik Hans Ulrich Schmidt? Grundlagen der optoelektronischen Halbleiterbauelemente Hans-Guenther Wagemann?Andreas Schmidt? Struktur- und Stoffanalytik mit spektroskopischen Methoden Wolfgang Bechmann?Joachim Schmidt? Grundlagen der Geotechnik. Bodenmechanik, Grundbau, Erdbau Hans-Henning Schmidt? Digitalelektronisches Praktikum. 52 Praktikumsaufgaben mit Loesungen Volker Schmidt? Grundlagen der Geotechnik Hans-Henning Schmidt? Brandschutz in der Elektroinstallation Friedemann Schmidt?Juergen Tretter? Handbuch der historischen Staetten Deutschlands II / Niedersachsen und Bremen. Kurt Bruening?Heinrich. Schmidt? Brandschutz in der Elektroinstallation Friedemann Schmidt?Juergen Tretter? Julia und Alexander Annie M. G. Schmidt? Die Mercedes- Benz AG als Dominant Firm auf dem Nutzfahrzeugmarkt. Zur wettbewerbspolitischen Problematik der Dominant Firm Volker Schmidt? Kompetenzverteilung fuer optimale Geschaeftspolitik in genossenschaftlichen Systemen Michael Schmidt? Die Richterregeln des Olavus Petri Gerhard Schmidt? Motorradtouren in Oesterreich Rudolf Kuhl?Bruno Schmidt? Deutsches Strafprozessrecht. Ein Kolleg Eberhard Schmidt? Strafprozess und Rechtsstaat. Strafprozessrechtliche Aufsaetze und Vortraege ( 1952-1969) Eberhard Schmidt? GK III Antwortkatalog. Differentialdiagnose kindlicher Krankheiten. Nach Vorlesungen von Wolf / Hecker / Plueckthun Albrecht Schmidt-Thurn?Michael. Tuermer? Wenn mehrere Kuenste im Spiel sind. Intermedialitaet bei E.T.A. Hoffmann Ricarda Schmidt? Supplemente lateinischer Prosa in der Neuzeit Paul G. Schmidt? Kosmologische Aspekte im Geschichtswerk des Poseidonios Katharina Schmidt? Adressat und Paraineseform. Zur Intention von Hesiods 'Werken und Tagen' Jens U. Schmidt? Carmina Medii aevi posterioris Latina II/7. A - G Paul G. Schmidt? Carmina Medii Aevii posterioris Latina II/8. H - O Paul G. Schmidt? Carmina Medii Aevi posterioris Latina II/9. P- Z Paul, G. Schmidt? Brandschutz in der Elektroinstallation Friedemann Schmidt? El Tirano/ the Tyrant El Luthier Y El Tiempo / Luthier and the Time Christian Grenier?Francois Schmidt? Die Berliner Mauer heute. Denkmalwert und Umgang Polly Feversham?Leo Schmidt? Fischbilder - Lexikon II. Meeresfische Carl Werner Schmidt-Luchs? Ruegen. Wanderfuehrer. Die schoenste deutsche Ostseeinsel Herbert Ewe?Hans Oehler?Harry Schmidt? Untersuchungen zur buddhistischen Literatur Frank Bandurski?Bhikkhu Pasadika?Michael. Schmidt?Heinz Bechert? Die Mitlaeuferin. Erinnerungen einer Wehrmachtsangehoerigen Ilse Schmidt? Heimat. Leichtigkeit und Last des Herkommens Thomas E. Schmidt?Annette C. Anton?Tamara Trautner? Beat Woomy Schmidt? Scholastik. Kirchliche Kunst im Mittelalter Martin A. Schmidt?Kurt M. Goldammer? Die katholische Reform und die Gegenreformation Kurt D. Schmidt?Manfred Jacobs? Dokumente des Kirchenkampfes II/1. Die Zeit des Reichskirchenausschusses 1935 - 1937. ( 1935 - 28. Mai 1936) Claus-Hinrich Feilcke?Hans-Joerg Reese?Kurt Dietrich Schmidt? Dokumente des Kirchenkampfes II/2. Die Zeit des Reichskirchenausschusses 1935 - 1937. ( 19. Mai 1936 bis Ende Februar 1937) Klaus-Hinrich Feilcke?Hans-Joerg Reese?Kurt Dietrich Schmidt? Der Pietismus als theologische Erscheinung. Gesammelte Studien zur Geschichte des Pietismus, Band II Martin Schmidt?Kurt Aland?K. Breuer?E. Stoeve? Der Gottesdienst am kurfuerstlichen Hofe zu Dresden Eberhard Schmidt? Handbuch der Liturgik. Liturgiewissenschaft in Theologie und Praxis der Kirche Hans-Christoph Schmidt-Lauber?Karl-Heinrich. Bieritz? Geburtstagsandachten. Besinnungsworte, Segensworte Fritz Allgeier?Eberhard Braunschoen?Paulgeorg. Juhl?Ludwig Schmidt? Identitaet im Wandel in Kirche und Gesellschaft Richard Riess?Dietrich Stollberg?Andreas von Heyl?Annette Lechner-Schmidt? Die Altmark. Ein Lesebuch Hanns H. F. Schmidt? Die Prignitz. Ein Haus- und Lesebuch Hanns H. F. Schmidt? Lehrerbegleitheft VII Kraft Gerhard?Heinz. Schmidt? Das Handwerk in Vor und Fruehgeschichtlicher Zeit I Herbert Jankuhn?Walter Janssen?Ruth Schmidt-Wiegand? Das Handwerk in vor und fruehgeschichtlicher Zeit II Herbert Jankuhn?Walter Janssen?Ruth Schmidt-Wiegand? Magdeburg und die Boerde. Ein Haus- und Lesebuch Hanns H. F. Schmidt? Hermann Samuel Reimarus. Handschriftenverzeichnis und Bibliographie Hermann Samuel Reimarus?Ingrid Nutz?Wilhelm Schmidt-Biggemann? Einhundert Jahre Verbandstheorie im Privatrecht Karsten Schmidt? Kleine gelehrte Schriften Hermann Samuel Reimarus?Wilhelm. Schmidt-Biggemann? Juchhei. nach dem Bette. Zuechtiges und Derbes von Hochzeiten aus dem Barock Hanns H. F. Schmidt? Bauchschmerz Auguste Wackenheim?Michel Vouge?Robert F. Schmidt? Erleben Sie Ruegen Ingrid. Schmidt?Erhard Pansegrau?Frank Neumann?Harry. Hardenberg? Erleben Sie Goslar Hanns H. F. Schmidt? Uemmer manierlich. Un anner Vertellers Wilhelm Schmidt-Fischerbrook?Anna-Margarete Zdrenka?Werner Schinko? Memorix Spezial. Physiologie Robert F. Schmidt? Die gestriegelte Rocken - Philosophie Johann Georg Schmidt?Hans-Joachim Poeckern? Stammesrecht Und Volkssprache Ausgewaehlte Aufsaetze Zu Den Leges Barbarorum R Schmidt-Wieg? Schippermaerken und Seemannssagen Wilhelm Schmidt-Fischerbrook? Statistik Schmidt Angewandte Elektrochemie. Grundlagen der elektrolytischen Produktionsverfahren Alfred Schmidt? Erleben Sie Ruegen. Text englisch und deutsch Ingrid Schmidt?Harry Hardenberg? Erfahrungen Mit Dem Betrieb Von Edelgaslasern II K. Schmidt? Nmr-Spektrometer Bestandsanalyse Und Bedarfs- Abschaetzung Fur Hochstauflosende K. Schmidt? Grundlagen Der Proze?Simulation Wolfgang Schmidt?J. Kwiatkowski? Staubanlagerungen E. Schmidt? Koederlexikon Naturkoeder Klaus Schmidt? Optische Spektroskopie Eine Einfuehrung Fuer Naturwissenschaftler Und Techniker W. Schmidt? Gasreinigung Abscheidung Von Partikeln Aus Gasen Eberhard Schmidt?Marc Schmidt?Andreas Gutsch?Stefan Berbner? Neubrandenburg. Ein historischer Fuehrer Volker Schmidt?Bernd Lasdin? Handbuch Der Bodenuntersuchung , 1. Erganzungslieferung H. P. Blume?Berthold Deller?Reimar Leschber?Sybille Schmidt? Einfach angeln, besser fangen Klaus Schmidt?Bernd Kuleisa?Karl. Koch? Erleben Sie Goslar Hanns H. F. Schmidt?Volker. Schadach? Meeresangeln in Europa. Atlantik, Nord- und Ostsee Die besten 13 Laender Carl Werner Schmidt-Luchs? Handbuch Der Bodenuntersuchung 7 Erganzungslieferung H. P. Blume?Berthold Deller?Reimar Leschber?Andreas Paetz?Sybille Schmidt? Handbuch Der Bodenuntersuchung 9 Erganzungslieferung (Vom Wasser) H. P. Blume?Berthold Deller?Reimar Leschber?Andreas Paetz?Sybille Schmidt? Meeres - Fische. Angler- Lexikon Karl Koch?Carl Werner Schmidt-Luchs? Der Tannenbaum Hans Christian AndersenManfred Schmidt? Handbuch Der Bodenuntersuchung 10 Erganzungslieferung H. P. Blume?Berthold Deller?Reimar Leschber?Andreas Paetz?Sybille Schmidt? Handbuch Der Bodenuntersuchung H.-P. Blume?Berthold Deller?Reimar Leschber?Andreas Paetz?Sybille Schmidt?Berndt-Michael Wilke? Handbuch Der Bodenuntersuchung H.-P. Blume?Berthold Deller?Reimar Leschber?Andreas Paetz?Sybille Schmidt?Berndt-Michael Wilke? Handbuch Der Bodenuntersuchung H.-P. Blume?Berthold Deller?Berndt-Michael Wilke?Sybille Schmidt?Andreas Paetz? AnwaltOffice CD- ROM fuer Windows 95/98/2000 oder NT. Die elektronische Starthilfe fuer die junge Kanzlei Andreas Dormann?Thomas Schmidt?Ingo Fritsche? Handbuch Der Bodenuntersuchung H.-P. Blume?Berthold Deller?Reimar Leschber?Andreas Paetz?Sybille Schmidt?Berndt-Michael Wilke? Handbuch Der Bodenuntersuchung H.-P. Blume?Berthold Deller?Reimar Leschber?Andreas Paetz?Sybille Schmidt?Berndt-Michael Wilke? Praxis der Schuldrechtsreform Bereska?Christian?Klaus Brisch?Helge Dedek?Christof Muthers?Annika Schmidt?Martin Henssler?Friedrich Graf von Westphalen? Abraham Unser Vater Juden Und Christen Im Gesprach Uber Die Bibel (Arbeiten Zur Geschichte Des Antiken Judentums Und Des Urchristentums) O. Betz?M. Hengel?P. Schmidt? Who is Who in Goethes Faust? Friederike Schmidt-Moebus?Frank Moebus? Beobachtungen Zu Der Plagenerzahlung Inb Exodus VII 14-XI 10 Ludwig Schmidt? Futuristische Malerei und Plastik. Bildnerischer Dynamismus Umberto Boccioni?Astrid Schmidt-Burkhardt? Ich war kein Held. Leben in der DDR - Protokolle Ralph Oehme?Karl H Schmidt-Lauzemis? Ich war kein Held. Leben in der DDR. Protokolle Ralph Oehme?Karl-Heinz Schmidt-Lauzemis? Zwischen Ohre und Elbe. Wanderungen zu Dorfkirchen in der Altmark Hanns H. F. Schmidt? Ist der Mensch paradiesfaehig? Irenaeus Eibl-Eibesfeldt?Peter Ruben?Birgit Buetow?Hartwig Schmidt?Heide. Damaschun? Pistis Sophia (Nag Hammadi Studies , No 9) Carl Schmidt?Violet Macdermot? Selbstorganisation, Wirklichkeit, Verantwortung Siegfried J. Schmidt? Planning of Intake Structures Helmut Lauterjung?Gangolf Schmidt? Gehen oder bleiben. Flucht und Uebersiedlung von Pfaffern im geteilten Deutschland Eberhard Schmidt?Rudolf Schulze?Gerhard Zachhuber? Die Grammatik der Stoiker Rudolf Traugott Schmidt?Karlheinz. Huelser? Manipulatorpraxis. Manuell gefuehrte Handhabungssysteme Stefan Hesse?Uwe Schmidt?Heinz Schmidt? Qualitaetsmanagement. Eine projektorientierte Einfuehrung Guenter Schmidt?Frank Tautenhahn? Drham bei uns. CD. . Die schoensten heiteren Geschichten aus dem Erzgebirge Karl-Heinz Schmidt? Die Gutenberg Bibel. Gedruckt nach der Ausgabe von 1450 - 1455. Aloys Ruppel?Wieland Schmidt? Beobachtungen Zu Der Plagenerzahlung in Exodus (Studia Biblica 4) Ludwig Schmidt? Die Welten der Medien. Grundlagen und Perspektiven der Medienbeobachtung Siegfried J. Schmidt? Zwanzig (20) Jahre ifeu- Institut. Engagement fuer die Umwelt zwischen Wissenschaft und Politik Mario Schmidt?Ulrich Hoepfner? Grundriss der empirischen Literaturwissenschaft I. Der gesellschaftliche Handlungsbereich Literatur Siegfried J. Schmidt? Grundriss der Empirischen Literaturwissenschaft II Siegfried J. Schmidt? Zum Literaturbegriff in der Bundesrepublik Deutschland Dagmar Hintzenberg?Siegfried J. Schmidt?Reinhard Zobel? Ich putz mein Christbaam aa. CD. . Weihnachtliches in erzgebirgischer Mundart Karl-Heinz Schmidt? Problem Kernenergie. Eine kritische Information Gerhard Schmidt? Fachdidaktische Grundlagen des Chemieunterrichts Hans-Juergen Schmidt? Analytische Literaturwissenschaft Peter Finke?Siegfried J. Schmidt? Einfuehrung in die Empirische Literaturwissenschaft Helmut Hauptmeier?Siegfried J. Schmidt? Pestizide und Umweltschutz Gerhard H. Schmidt? PC-1500 - Sammlung III Manfred Schmidt?Kurt Schneider?Linus Schneider? Qualitaetsmanagement. Eine projektorientierte Einfuehrung Guenter Schmidt?Frank Tautenhahn? Raum, Zeit, Relativitaet. ( Grundkurs Physik) Roman U. Sexl?Herbert Kurt Schmidt? Raum, Zeit, Relativitaet. Relativistische Phaenomene in Theorie und Beispiel. Roman U. Sexl?Herbert Kurt Schmidt? Duenger und Dynamit Manfred Jakubowski-Tiessen?Klaus-Joachim Lorenzen-Schmidt? Ueber Schleswig-Holstein Klaus-Joachim Lorenzen-Schmidt? Ich putz mein Christbaam aa. Buch und CD. Weihnachtliches in erzgebirgischer Mundart Karl-Heinz Schmidt? Kibbel- Kabbel. Kinderspiele aus Hamburg und Norddeutschland Otto Schmidt-Carstens? Werbestatistik. Ihre Moeglichkeiten und Grenzen Jens H. Schmidt? Planvolle Steuerung gesellschaftlichen Handelns Joachim K. H. W. Schmidt? Norddeutsche Kinderspiele. Kibbel- Kabbel. Mit Spielanleitungen und Noten Otto Schmidt-Carstens? Materialien zur Industriesoziologie Gert Schmidt?Hans-Joachim Braczyk?Jost von dem Knesebeck? Zentrum oder CDU. Politischer Katholizismus zwischen Tradition und Anpassung Ute Schmidt? Politik in der Bundesrepublik Deutschland Klaus von Beyme?Manfred G. Schmidt? Trends betrieblicher Produktionsmodernisierung Ludger Pries?Rudi Schmidt?Rainer Trinczek? Entwicklungspfade von Industriearbeit. Chancen und Risiken betrieblicher Produktionsmodernisierung Ludger Pries?Rudi Schmidt?Rainer Trinczek? Die Einfuehrung von CAD als Reorganisationsprozess Bernhard Christmann?Juergen Schmidt-Dilcher? Neue Technologien in der Industrieverwaltung. Optionen veraenderten Arbeitskraefteeinsatzes Udo Bredeweg?Markus Pohlmann?Bettina von Roemer?Michael Behr?Martin Heidenreich?Gert. Schmidt? Neue Technologien, verschenkte Gelegenheiten? Ulrike Berger?Volker H. Schmidt?Helmut Wiesenthal? Literaturwissenschaft und Systemtheorie. Positionen, Kontroversen, Perspektiven Siegfried J. Schmidt? Griechische Atomisten Fritz Juerss?Reimar Mueller?Ernst Guenther Schmidt? Verhandlungsdemokratie, Interessenvermittlung, Regierbarkeit Gerhard. Lehmbruch?Roland Czada?Manfred G. Schmidt? Was determiniert Wortstellungsverfahren? Brigitta Haftka?Claudia Maria Schmidt? Die Geburt der schoenen Bilder. Fernsehwerbung aus der Sicht der Kreativen Siegfried J. Schmidt?Brigitte Spiess? Melancholie und Landschaft Harald Schmidt? Bevoelkerung. Umwelt. Entwicklung. Eine humanoekologische Perspektive Josef Schmidt? Suedafrika Paul Drechsel?Bettina Schmidt? Gebuchte Lust. Texte zur Prostitution. Dietmar Schmidt? Lokale Gerechtigkeit in Deutschland Volker H. Schmidt?Brigitte K. Hartmann? Kommunikationsverhalten und Geschlecht. Rollenuntypische Gespraechsstile von Studentinnen Antje Schmidt? Transatlantik. Transfer von Politik, Wirtschaft und Kultur Helmut Schmidt?Kurt Biedenkopf?Joseph Nye?Sebastian Lorenz?Marcel Machill? Die Aussenpolitk der Baltischen Staaten. Im Spannungsfeld zwischen Ost und West Thomas Schmidt? Deutsche Familiensoziologie nach dem Zweiten Weltkrieg Uwe Schmidt? Politikverflechtung im vereinigten Deutschland Ute Wachendorfer-Schmidt? Maedchen mit Taube. Mut zum Erwachsenwerden. Eva-Maria Schmidt? Die Welt der Gothics. Spielraeume duester konnotierter Tranzendenz Klaus Neumann-Braun?Axel Schmidt? Ein einziger Sommer. Eva-Maria Schmidt? Jenseits der Bruecke. Eva-Maria Schmidt? Was wir sagen wollten. Jugendliche schreiben fuer Jugendliche Max. Schmidt? Zusaetze als Problem des monastischen Stundengebets im Mittelalter Albert Schmidt? Unternehmensinvestitionen. Strukturen, Entscheidungen, Kalkuele. ( Betriebswirtschaftslehre). Ralf-Bodo Schmidt?Juergen. Berthel? Unternehmungsinvestitionen. Reader und Abstracts. ( Betriebswirtschaftslehre.) Juergen Berthel?Ralf-Bodo. Schmidt? Einfuehrung in die Mehrvariablenanalyse Karl-Dieter Opp?Peter Schmidt? Hirtenvoelker Der Ursprung der Gottesidee VIII Wilhelm Schmidt? Gesellschaftliche Herausforderung des Christentums Wilhelm. Schmidt? Erfahrungsweg Yoga. Gottesbegegnung durch Selbstfindung Christian Schmidt? Die Religion der Religionskritik Wilhelm. Schmidt? Exodus, Sinai und Mose. Erwaegungen zu Ex 1 - 19 und 24 Werner H. Schmidt? Die Zehn Gebote im Rahmen alttestamentlicher Ethik Werner H. Schmidt?Holger Delkurt?Axel Graupner? Der Ursprung der Gottesidee VIII Wilhelm Schmidt? Der Ursprung der Gottesidee X. Die asiatischen Hirtenvoelker Wilhelm Schmidt? Der Ursprung der Gottesidee XI. Die asiatischen Hirtenvoelker Wilhelm Schmidt? Der Ursprung der Gottesidee XII Wilhelm Schmidt?Fritz Bornemann? Die Geschichte des Genie- Gedankens I in der deutschen Literatur, Philosophie und Politik 1750-1945. Von der Aufklaerung bis zum Idealismus Jochen Schmidt? Die Geschichte des Genie- Gedankens II in der deutschen Literatur, Philosophie und Politik 1750 - 1945. Von der Romantik bis zum Ende des Dritten Reiches Jochen Schmidt? Elfmeter fuer die lahmen Enten. Heinrich Schmidt? Die Hupe. Argumente und Fahrradketten. Heinrich Schmidt? Omer Pascha. Heinrich Schmidt? Meine Rentenversicherung Uwe Schmidt? Bundesbaugesetz (BBauG) Ludger Baumeister?Heinz Hermann Baumeister?Reinhold. Baumeister?Klaus Gruenewald?Georg. Schmidt? Handbuch des kommunalen Finanz- und Haushaltsrechts Edzard Schmidt-Jortzig?Juergen Makswit? Die Frage nach Gott Erhard Schmidt? Die Frage nach dem Verhaeltnis von Glauben und Wissen Erhard Schmidt? Richtpunkte Erhard Schmidt? Der Christ in Gesellschaft und Staat Erhard Schmidt?Emmeram Kraenkl? Echtzeit - Betriebssysteme fuer Microcomputer (MT 653) Clemens Schmidt?Dietmar Albrecht? ZAP-Formularbuch Zwangsvollstreckung Birgit Marks?Thomas Schmidt? Laengenmessungen H. Schmidt? Lehren H. Schmidt? Tutorials in Problem-Based Learning A New Direction in Teaching the Health Professions Henk G. Schmidt?ne International Symposium on Problem-Based Learning 1983 Maastricht?Maurice L. De Volder? Stahlleichtbau von Maschinen K. Bobek?A. Heiss?F. Schmidt? Mathematische Gesetze der Logik I. Vorlesungen ueber Aussagenlogik H. A. Schmidt? Werkstoffpruefung, Metalle Paul Riebensahm?P. W. Schmidt? Berechnung und Gestaltung von Wellen Fritz Schmidt? Verbrennungskraftmaschinen Fritz A. F. Schmidt? VDI - Wasserdampftafeln bis 800 C und 1000 at. Deutsch, Englisch, Franzoesisch, Spanisch Ernst. Schmidt? Verfolgt und Verfuehrt. Kunst unterm Hakenkreuz in Hamburg 1933 - 1945. Ausstellungskatalog Hamburger Kunsthalle Sigrun Paas?Hans-Werner Schmidt? Neurophysiologie programmiert R. F. Schmidt? Gewoehnliche Differentialgleichungen. Die Grundlagen der Theorie im Reellen und Komplexen. Friedrich Wilhelm Schaefke?Dieter Schmidt? Diaet fuer chronisch Nierenkranke. Eine Diaetfibel fuer Aerzte, Diaetassistenten und Patienten Paul Schmidt?Erwin Deutsch?Johanna Kriehuber? Sinnesphysiologie programmiert H. Altner?J. Dudel?O.-J. Gruesser?Robert F. Schmidt? Pruefung metallischer Werkstoffe Paul Riebensahm?P. W. Schmidt? Messung von radioaktiven und stabilen Isotopen. (Bd. II) P. Rauschenbach?H.-L. Schmidt?H. Simon? Paediatrie. Klinik und Praxis G.-W. Schmidt? Berechnung von Balken mit breiten Gurten Herbert Schmidt?Udo Peil? Equations over Finite Fields. An Elementary Approach Wolfgang M. Schmidt? Fundamentals of Neurophysiology Robert F. Schmidt? Motilitaet der oberen Harnwege. Radiologische Diagnostik und Literaturuebersicht Hermann Schmidt? Animal Migration, Navigation, and Homing K. Schmidt-Koenig?W. T. Keeton? GPSS- FORTRAN, Version II Bernd Schmidt? Turbulent Shear Flows I Franz Durst?Brian E. Launder?Frank W. Schmidt? Sklavin oder Buergerin? Franzoesische Revolution und neue Weiblichkeit 1760 - 1830 Viktoria. Schmidt-Linsenhoff? Axiomatic Characterization of Physical Geometry H. J. Schmidt? Diophantine Approximation (Lecture Notes in Mathematics , Vol 785) Wolfgang M. Schmidt?A. Dold?B. Eckmann? Die Artikulationsflaechen der menschlichen Sprunggelenke H.-M. Schmidt? Datenbank - Handbuch Peter C. Lockemann?Joachim W. Schmidt?
https://w.atwiki.jp/oper/pages/473.html
第3幕 (地中のドーム。舞台を斜めに横切る厚い壁で、二つの部屋に仕切られている。右の部屋にはバラクが、暗い物思いにふけりつつ固い石の上に座っているのが見える。左手には髪を乱したバラクの妻が、涙にかきくれている。 二人は互いのことに気付いていないし、互いの声も聞こえない。バラクの妻は、びくっと身震いする) (オーケストラは、第1幕における「生まれていない子供たちの声」の音楽を演奏する) バラクの妻 そんな声を、立てないで! あたしは、しなかったのよ! バラク、あなた、 ああ、あたしの声を聞いて! 死ぬ前に一度でいいから、 あたしを信じてほしいの! あたしは、あなたを捨てようとした。 ああ、ほんとうは今まで一度も あなたを見たことがなかったの! あなたを忘れようとしたわ。 あなたの目の前から去ろうとした・・・ でも、あなたの目は やっぱり戻って来たわ・・・ ああ、あたしの声を聞いて! ああ、あたしを信じて・・・ 不幸せな私が 永遠に失ってしまった あなたの目・・・戻って来て。 あなたを忘れようとしたの。 なのに、思い出さずにはいられなかった・・・ 行ってはならない道を どんなに進もうとも、 どんなにそこから 逃れようとしても、 あなたの目は、また戻ってきて、 あたしを見つけようとするの。 心が、事をなす前に! 見知らぬ男を あたしは部屋に入れ、 その男は、あたしのすぐそばにいた・・・ でも、すべてが終わったわけではない・・・ バラク、バラク、 あなたを目覚ますことはできないの? 知らないの?このことを・・・ バラク (独り言で) 今、俺の手に委ねられたこと・・・ それは、あの人を抱きしめることだ・・・ あの人を 両手にとらえ、 あの人のことを思い、 その若い心を やわらげることだ! バラクの妻 (一部バラクと声を合わせて) あなたへの愛に尽くすことができれば・・・ あなたに会いたい! 呼吸したいの、生きたいの! 良い子供たちをあなたに授けたいの・・・! バラク 今、俺の手に委ねられたこと・・・ (地面によろめき倒れる) 俺の手にかかると思って死ぬほど怖がっていた! 俺はいったい何てことを! ああ、もう一度だけ会って、こう言えれば・・・ 怖がらないでくれって。 (静寂) 声 (天上から、バラクへと) さあ、天に来なさい!道は開かれています! (声と同時に、一条の光線が天井からバラクの地下牢に落ちて来る。すると、らせん階段の踏み段が岩山に穿たれているのが見えて来る) (バラクは立ち上がり、その階段を登りはじめる) バラクの妻 バラク、あなた! 厳しい裁き手、 尊敬する夫よ! 剣をあたしに 振り下ろすとしても、 その閃光の中で 死にながら、もう一度だけ あなたに会いたい! (天から一条の光がバラクの妻の地下牢に落ちる。バラクの空っぽの部屋の光は消えてしまっている) 声 (舞台左手で) あなたも、天に来なさい! 道が開かれたのですから。 (バラクの妻も急いで上に登っていく) 舞台転換 (地中のドームは沈む。雲が湧き出し、千切れると、岩山のテラスが見えて来るが、これは「皇妃の夢の場面(第2幕)」で見えていた風景と同じである。水の湧きだしている所から、石段が上につながっており、大きな寺院の門につながるが、この門は山の内部に続いている。黒い水が、岩山の地面を切り取るようにして、こちらに流れ込んでくる) (舞台中央寄りにある入口の扉が開く。その最上段には、「使者」が待ち構えている。左右には、手下の精霊たちが控えている) (小舟が水の上を流れて来るが、漕ぎ手はいない。皇妃はその中でまどろみ、乳母はその脇にひざまずき、皇妃に腕を巻き付け、小舟がどこに行くのか気にしながら辺りを見渡している) (使者は小舟が近付くのを待ち構えていたが、小舟は止まる) 手下の精霊たち 来ましたぞ! 使者 去れ! (使者は、精霊たちと一緒に山中に引っ込み、金属製の扉が背後で閉じる) (皇妃は目を覚ます) (乳母は皇妃を押しとどめようとし、空いている方の手で小舟を岸から突き放そうとするが、うまくいかない) (一帯は明るくなってくる) (皇妃は立ち上がり、辺りを見渡し、陸に上がろうとする) 乳母 (あわてて興奮して、皇妃を押さえつけようとする) 早くここから去りましょう! この岩山から舟を発たせますから、 手を貸してください! (小声で) 超自然の力が 働いておりますわ! こんなぞっとするような所には・・・ (強情に) 木偶(でく)の坊しか やってまいりません! 私をないがしろにするお積り? どうしようというのです!? 皇妃 舟はずっとここに置いておくのよ・・・ わからないの? あの階段は、何なの!? 乳母 (舟を岸から離すのを諦め、熱に浮かされたようにせわしなく、あちこち歩き回る) じゃあ、舟はいいですよ! さっさとここから 行きましょう! 道なら分かっておりますとも。 七つの月の峰が ございますが、 この山は、その最高峰でございます。 一番ひどい所ですよ! 着物をはしょって、 足を早めてくださいませ・・・ 下界にお連れ申し上げます。 早く行きましょう! 皇妃 (階段のほうに向かいながら) この扉は! (考えこみ、探りを入れながら) 前に一度、 この扉を見たわ! (ラッパの響きが、山の中から聞こえて来る) この音が聞こえて? 裁きのお触れよ! (小声で、やや不安げに) お父さんなの? カイコバート?ねえ? 久しく、お父様を見なかったけど、 あたしには分かるわ・・・ お父様は、 ソロモンのように玉座に座り、 闇を払うのが お好きだった。 玉座は高く、 想いは底知れぬほど深い・・・ そして、清らかで気高い方。 そうよ、あたしは、その子だもの・・・ おそれはしないわ。 (乳母は不安げに脇の方を見やり、出口が見つからないか探す) (ラッパが、先ほどより大きな音で、また鳴る) 皇妃 (両手を上げて、恐怖にみちて) あたしの愛するお父さま! あなたは、あの人を 裁くのですか・・・ この、あたしゆえに! でも、あの人を縛り付けているもの・・・ それは、あたしをも縛っています。 あの人の苦しみ。それを、あたしも苦しんでいます。 あたしは、あの人の中にいて、 あの人は、あたしの中にいます! あたしたちは、ひとつです。 あの方のもとに参ります。 (上に行こうと、向きを変える) 乳母 (不安に満ちて) こんな所は去りましょう! あたしが影を手配します! そう約束し、 誓ったはずじゃありませんか! あなたは、今も昔のまま。 大事なお嬢様・・・ 今でも、あなたの体の中は 光が突き抜けて行く・・・ でも、あの女の 悲しい影は、 あなたに貼りつき、 かかとにくっついている! だから今、 あなたは、あの女のようであって、 しかも、そうではないのです・・・ まだ、あなたは、定められたことを 果たすことができるのですよ! (皇妃に取り入るように) さあ、愛するお人を 胸に抱きしめて下さい! あたしが手伝って差し上げますよ。 あたしも、きっと辛抱しますわ・・・ あなたが、あの男の 腕に抱かれるのを目にし、 何年間も 雌犬のように あの家にとどまろうとも! (諦めて、ため息をつくと、もはや熱を込めずに) なんてこった! (きわめて力強く) ここからは去りましょう! この戸口からは。 こんな戸口をまたぐなんて 死より辛いこと! 皇妃 ならば、この戸口を知っているのね? この扉がどこに向かっているかも 知っているんでしょう? 答えなさい! 乳母 (低い声で) 命の水へと。 皇妃 答えなさい! (突然ぱっとひらめいて) 死の戸口へ! 叫び声はそう言ってたわ。 話しなさい! お前は、秘められた 事情を知っているはず。 答えなさい! (乳母は黙ったまま) 皇妃 意地悪をして黙っていようというの? そんなにも、あたしの心を くもらせようとと言うの? あたし、わかっているのよ! 見えているのよ! (情熱を込めて) あたしは、あの人のもとへ行かねばならない! 命の水を 感じ取り、 あの人に降り注がねばならない・・・ 命の水・・・? それは、もしや、この血管を 流れる血のことかしら? 血よ、流れゆけ! あの人を目覚めさせるために! (決然と、入口の方へ向かって行く) 乳母 (皇妃の前に身を投げ、服をつかんで) 後生ですから! つかまっちゃいますよ・・・ 幾千ものクモの巣と ひどいぺてんと まやかしだらけです! 命の水なぞ、 ひどいまやかしなのです・・・ あたしの血をみんな 差し出さねばなりません・・・ あなた様の こころも魂も あきらめねばなりません! たしかに、山中には 水が湧き出ています。 きらめく噴水が 地中から吹き上げ、 金の柱となっています・・・ 命の水ですって!? 我らが、それに 口をつけると・・・ 霊界の住人たる 我らは・・・ 死ぬよりもひどいことになります。 言いようもない ひどい災いを 我らの中に吸い込むことになり、 もはや救われることはないのです。 (しかし、皇妃は最上段に足を踏み入れる) 乳母 (この上ない恐怖にみちて) 聞こえないの? カイコバート様は 怖ろしい方ですよ! あの方のことを知っておいでですか! あなたは、あの方の子供なのに、 人間の手に 自分を引き渡し、 死に行く定めの人間の一人に こころを無駄に捧げようとは! あなたは、あの方から 怖ろしい罰を受けますよ・・・ あの方の手に落ちた暁には。 なぜなら、あの方にとって、 こんな怖ろしいことは前代未聞なのだから。 一族の誰かが 醜い者たちと交わって、 呪われた者の 一員になるなんてことは! ああ、呪われよ! あなたを産んだ人・・・ そして、あなたの血を流れる 人間への憧れ! ああ、呪われろ! 皇妃 (浄化された面持ちで、きっぱりと) 我らの行いゆえに 裁きは下るの! 我らの心ゆえに ラッパが鳴ったの。 出廷を求められているんだわ! (決然と乳母に手を差し伸ばし、命令する) 乳母よ、もう永久に 会うことは無いわ。 人間の求めるものを あなたは余りに知らなさすぎた。 心に抱く秘密が どの方向を指していたか、 あなたにはまるで分からなかった。 (きわめて荘厳に、威厳を込めて) いかなる代償を 払っても、 重き罪から よみがえり、 不死鳥のように、 永久の死から、 永久の生へと、 どんどん高みを指して登って行くのよ・・・ 夢にも見たことのない高みを指して・・・ あなたには決してわからないわ。 あたしは、もはや彼ら人間の一族。 (力強く) あなたなど、もはや役には立たない! (皇妃が扉に進むと、扉は音も無く開き、中に入ると、扉が閉まる) 乳母 (後を追おうとするが、どうしてもその場所に踏み込めず、階段の上で絶望する) 人間の求めるものですって? あいつらの欲するものは 騙し合いじゃないか。 詐欺ばっかりだ! 人間どもよ、呪われろ! 果てしない探索、 虚無への前進、 不安混じりの 欲望じみた狂気・・・ そんなものが、あたしの可愛いお嬢さまの 水晶のように透き通った心に 入るとは! 人間どもよ、呪われよ! (暗くなり、赤い霧が立ち込めてくる) バラクの声 (風の中で) ああ! バラクの妻の声 (反対側から) ああ! バラクの声 会いたいのに! バラクの妻の声 (泣きながら) ああ、大好きなひと! バラクの声 おそれないで! こっちだよ、こっちだ! バラクの妻の声 (声を合わせて) 見つけて。 殺して! 二人 ああ、ダメだ、ああ! 乳母 人間め!人間め! 憎ったらしい! うなぎのようにうようよし、 鷲のように、つんざき声を上げ、 大地を我が物のようにしやがって! みんな死んじまえ! バラク (霧の中を、舞台の右側から入って来る) いくら探しても、逃げて行ってしまう。 (乳母に気付き、恐怖に満ち、抑えた声で、ほとんど呻き声のように)妻を見なかったか・・・ おお、女中よ? 乳母 (左上を指しながら) あっちに行ったわ! あの上のほうよ! あんたのことを、死ねと ののしっていたわ! 罰を与えなさい・・・ 報復しなさい・・・ 早く! バラク (舞台左手の上のほうへ退場) あの人のもとへ! バラクの妻 (舞台左手の、ずっと下の方から現れて) ああ・・・あなた・・・どこなの?・・・あなた・・・ あなたのもとに行きたい! 乳母 (舞台右手を指し) あっちだよ! 夫の手で 殺されるわよ。 逃げなさい、 さあ! バラクの妻 (舞台右手の風と霧の中に駆け去って行き、荒々しく、きっぱりと) バラク!ここよ! 剣を振るって。 あたしを殺して。 さあ、早く! (舞台右手に消えると、舞台は暗くなる) 乳母 おお、お嬢さま、 敵の手中に引き渡されて、 眼の前にあるものは、 まやかしばかり。 足の前には、 落し穴と罠ばかり! 行ってしまった! 飲むのですか!? 金色の災いの液が 唇に跳ね、 体内深く落ちて行きますよ! すると、お嬢さまの顔は、 ピクリとふるえ、 傷ついた喉からは 人間の叫び声が あふれ出て来ますよ! お嬢さまを助けねば! 私も死なねば! カイコバート様! (乳母自身も扉に行こうとする) 使者 (扉の中から出て来て、冷たく) 主の名を呼ぶのか? 雌犬め!誰に向かって 物を言うのだ? この戸口から 去るがいい! 永久に消え失せろ! 乳母 (興奮のあまり狂ったように) あたしの役目は・・・ おお、使者よ! この3日間! あたしは、お嬢さまをお守りしたわ。 そして言い争った・・・ ですが、お嬢さまは、あたしを拒み、 もう言うことを聞いてくれない・・・ カイコバート様! あたしの言うことをお聞きください! (使者の脇を通り過ぎようとする) 使者 (行く手をさえぎって、冷たく) お嬢さまは、もう御前に立っているのだ! 誰が、お前なぞ必要だと言うのだ? いらぬわ。 自分の道を見つけるがいい! 乳母 カイコバート様! 下女が 叫んでおるのです・・・ 罰するというのならともかく、 こんな前代未聞の 追放はしないでください! あなたの手に委ねられれば、 申し開きをいたします! カイコバート様! (霧が入って来て、厚い雷雲と嵐はますます激しくなって行く。辺りはどんどん暗くなって行く。 嵐の中に、染物師たちの声が響いて来て、むだに互いに呼び掛け合っている。使者は、その声と合わせるようにして) 使者 (力を込めて、嘲りの色を込めて) 何様のつもりだ、お前は? あの方に呼びかけるとは? いったい何を知っていると言うのだ? あの方の意図と、 お嬢さまを試した 真意について・・・。 あの方が、お前に お嬢さまを守るよう命じた時、 誰がお前に言っただろうか? お嬢さまがお前の手から離れることを 望んでいないなどと・・・。 (ますます恐ろしさを増していき) もはやお前は 永久に追放の身・・・ もう、お嬢さまを 守る事もできない! バラク (目には見えない) ああ、お前! バラクの妻 (目には見えない) ああ、あなた! バラク どこにいるの? バラクの妻 どこにいるの? バラク 逃げないで! バラクの妻 見つけてよ! バラク ここにお出で! バラクの妻 ここに来て! バラク 会いたい・・・呼吸をして、生きたいんだ! バラクの妻 かわいい子供を、あなたにあげたい! バラク ああ、おしまいだ! バラクの妻 ああ、もうダメだわ! バラク この両手を・・・! バラクの妻 ああ、こんな若いのに! バラク 自分をゆるし、元気になってくれ! バラクの妻 この身をあなたへの愛に尽くせれば! バラク ああ、おしまいだ! バラクの妻 お願いよ! バラク 死ぬのか!死ぬ! バラクの妻 ああ、みじめな! バラク 私の役目は、 あなたを抱きしめ、 あなたを両手に かき抱くことだ。 乳母 あの方の怒りが あたしに向かうとは! お嬢さまの所に行くわよ! 使者 あの方の怒りは お前に向けられている。 お前は、お嬢さまのお顔を もう二度と見られまい! 乳母 ああ、お嬢さま! あたしは、もうだめだ! 呪われよ、破滅せよ、 人間ども・・・ お前らの体よ、 炎に食いつくされよ! 使者 (嘲りを込めて) その人間どもの間を うろつくことが、 お前の運命だ! お前の憎しみの相手達と いっしょに住まい、 そいつらの息に まざりあうのさ。 毎日、新たにな! 乳母 (我を失ったかのように) 憎しんでやまない奴らと いっしょに住まい、 そいつらの吐く息に まざりあうですって? 毎日、新たに! (乳母は使者の方に迫り、その脇をすり抜けようとする) 使者 (荒々しく乳母をつかまえると、階段から突き落とす) さあ、舟よ。 この女を乗せて 月の峰を下り、 人間達のもとへ向かえ! 乳母 お前らの体よ、 炎に食いつくされよ! (乳母が小舟に倒れ込むと、小舟は岸を離れて激しく川を下って行く。乳母の叫び声は突き抜けるように響いてくるが、それも次第にやむ) 使者 (冷たく) 滅びるがいい! お前は、 掟に逆らったのだから! (稲妻、雷鳴、ラッパの響き) 舞台転換 (幕が開いたままの舞台転換。寺院風の舞台は、次第に明るくなって来るが、まだ完全には明るくならない。舞台中央の壁の穴にはカーテンがかかっている。皇妃は、ただ一人、下から登って来る。部下の霊たちが、松明を持って、皇妃を迎えるが、その姿はまだ闇の中にある) 第一の霊 うやまえ! 第二の霊 勇気を出して! 第三の霊 運命を成就せよ! (霊たちは消えてしまう) 人間達の声 (外から響いてくるが、その声は、あたかも扉が閉まったかのように、どんどん弱くなって行く) 皇妃 (カーテンのかかった壁の穴へと向かう) お父様、あなたなの? 暗闇から 脅しつけるつもりね? さあ、あなたの子供が参りました! 献身を 学ぶことはできたけど、 影を 手に入れることは できませんでした。 あたしの居場所を教えて下さい。 影を投げる者達の間で、 あたしにふさわしい 場所はどこ? (黄金の噴水が、きらきらと輝きながら、地面から水を吹き上げる) 皇妃 (一歩、後じさりしながら) 金色の水、 命の水で この身を強める 必要はない! あたしの中には、愛があり、 愛は、どんなものにも勝るのだから。 一人の声 (天上から) 愛する者よ、この水を飲みなさい! 飲めば、あの女のものだった影は、お前のもの。 お前は、あの女のようになるのです。 皇妃 ですが、あの女はどうなるのです? バラクの妻の声 バラク! バラクの声 どこなんだ? バラクの妻の声 ああ、どこなの? バラクの声 お出で、ここへ! バラクの妻の声 ああ、ダメだわ! バラクの声 ああ!おしまいだ! 皇妃 バラクの声! バラクの眼差し! あたしの罪よ、 ここも、かしこも、 かしこも、ここも! (水は、ゆっくりと沈んで行く) (身ぶるいしながら) 星たちの名を あたしは呼んで願うわ。 人間の罪から きれいなままでいさせてほしいと! あの水には血が付いている。 だから、あたしは飲まないの! (水は完全に沈み切ってしまう) でも、あたしは逃げたりしない! あたしの居場所は、この世界。 ここに、あたしは罪があり、 あたしは、ここの一員だもの。 あなたがどんな暗闇に 隠れていても、 あたしの胸には 光があって、 あなたの闇を掃います! あたしのことを裁いてちょうだい! 出て来て、お父様! 裁き手よ、現れて! (カーテンの後ろの光はどんどん強まっていき、ついにその明るさが最高潮に達した時、カーテンは透明なヴェールに変わる。 光を放っている穴の中には、石造りの玉座があり、そこに皇帝が座っている。 皇帝は固まって、石になっており、両眼だけが生きているように見える) 皇妃 (語り) ああ!つらいわ! あの人が、固まってしまった! 自分の体の中に 生き埋めにされている! 呪いが現実のものに! あたしという存在が 知らずに犯した罪が あの人に下されたのだわ。 なぜなら、あの人は あたしの秘密をことのほか愛し、あたしを その秘密のゆえに妻に選んだのだから・・・ 無慈悲に、 そして夢中になって、 あの人は、あたしの秘密に 恋の心を捧げてしまった! でも、あたしの心の結び目は、 人の手なんかじゃ ほどけない・・・ 今や、その手も固まっている・・・ 心をほどけなかった手は。 心臓も石になったのね、 あたしの心の冷たさゆえに! あたしの運命こそ、 あの人の罪! あたしの罪こそ、 あの人の運命! ああ、星たちよ。 この人をこうしたのは、 あなたたちよ! (絶望したまま、石になった皇帝に近寄って行く) あなたと死ぬわ。 起きて!起きてよ! 目には目、 口には口、 あなたと一緒に 死なせて下さい! (石になった皇帝を抱きしめるために出て来るが、そうする勇気が出ない。自分に向けられる視線から恐怖のあまり目を背けても、皇帝の両眼は皇妃をずっと追いかけて来る) (この上ない苦しみを感じつつ) その眼差しはやめて! あたしには助けられないの。 どうしようもないの! (崩れ落ちるように倒れ、手で目を覆う) (石像は強い光を受けて赤々と輝き、その両眼は物言わぬまま哀願するように王妃に向けられている) この世ならざる声 (深淵からのように、こもった音でどよめいて来る) 女は、影を地に投げず、 ミカドは、石にされるとは! (石像は鉛のように黒くなっていく。王妃の足下から、以前と同様に、金色の水がきらきら輝きながら高く吹き上がる) 声 (天上から) 言えばいいのです・・・そうします!と。 そうすれば、あの女の影は、お前のものです! この男は立ち上がって生き返り、 お前とともに帰れるのです! そのしるしとして、身を投げ出して、飲むのです! 皇妃 (恐ろしい内心の葛藤の中で地面に横たわっている。語りで) あたしを試さないでください。 カイコバートよ! あたしは、あなたの子供です! あたしを死なせて・・・ あたしが屈服する前に! バラクの声 もう助けられないのか! バラクの妻の声 ああ、死ぬんだわ! 皇妃 (ひざまずいて上体を起こすと、その口元からは、苦しみに満ちた、呻くような叫び声がこぼれ出て、その合間に言葉が出る・・・) そうは・・・しない・・・わ・・・! (この言葉が聞こえると、すぐに水は下に沈み、舞台はいったん暗闇になった後で、上から明るくなってくる。気を失いながら床から身をもたげた皇妃からは、輪郭のくっきりした「影」が、舞台を横切って伸びて行く・・・。皇帝は玉座から立ち上がり、階段を降りていく) 皇帝 「水晶の、心が壊れて 叫び出し、 生まれていない者たちが、 星の光のように落ちて来る時・・・ 夫を見つめる妻の 腰まわりと頭と毛髪から、 この世の影が落ちてくる時・・・ その時、死者は、 肉の墓場から起き上がり、 天の御使い達すらも 空の上から飛んでくる!」 私には、そんな歌が聞こえていたのだ・・・ 死んでいた間じゅう、ずっと。 今や、私は、生き返ったのだ! 聖霊たちも、すぐに来る。 歌を歌いつつ、ただよってくる・・・ (丸天井から落ちる光は、どんどん強まって行く。天上からは、「生まれていない者達」の声が落ちて来る) 生まれていない者達の声 (数人) さあ、みんなで言おう・・・お父さん! (別の数人) さあ、みんなで呼ぼう・・・お母さん! (さらに数人) 登っておいで! (また別の数人) やだよ、降りてこいよ! どの階段も、ぼくらの所につながっているから! 皇妃 (上を指して) 声を上げているのは、 天使たちかしら? 皇帝 (階段の最下段から) まだ生まれていない者達だ。 今や、彼らも生を得て、 日の出のような赤い翼で、危うく破滅しかけた 私たちのもとに降りて来るのだ・・・ この強き子供たちも、星の光に乗って 私たちのもとにやって来る。 あなたは自分に打ち勝った。 天の御使いが授けてくれたのだ・・・ 子供達と、その父親とを。 生まれていない者達は、いまや自由になったのだ! 彼らは、我らを見出だして、 今や勇んで降りて来る! (皇帝は、階段の最後の段からも降りる。皇妃は、それを迎えに行こうとし、天を指し示すと、そこからはますます明るい光が降り注いで来て、銀色の鈴の音が「生まれていない者達の歌」の前奏となる。皇妃はひざまずく。皇帝は皇妃と向かい合い、同じようにひざまずく。生まれていない者達が歌い始める。皇妃と皇帝は、お互いに顔を手にうずめ合う) 生まれていない者達の声 (天上から) さあ、あなた方に命じるよ・・・ 輪になって踊って、抱きしめ合おう。 ぼくらの生が 楽しいものになるように! 試練をけなげに 耐えたから きらきら光る冠が ぼくらのために造られたんだ! (皇帝と皇妃は、感極まって上の方を見つめながら、立ち上がる) 皇妃 (皇帝の手と自分の手とを触れ合わせながら) 天使たちが、自分たちのことを歌っているわ! 歌の力が、あたし達をとらえるわ! 錨も持たず、行くあてもなく、 生まれずに捨てられていた子供たち・・・ あの子たちが、呼びかけながら、二人の周りを 飛び交えば、あたしは、あたしは、あなたのものよ! 皇帝 どこにも休む場所は無く、 錨も無ければ、港も無くて、 どこにも休めず・・・ただ飛んでいく。 一つの場所から、別の場所へと。 あの子たちが、呼びかけながら、二人の周りを 飛び交えば、あなたは、あなたは、私のものだ! (二人はしっかと抱きしめ合ったままでいる。明るい雲が二人を取り巻く) 舞台転換 (険しい登り坂になっている綺麗な風景が出現する。中央には、金色の滝が、大地の裂け目を流れ落ちている。皇帝と皇妃が滝の上にいて、その高い所から降りて来るのが見える) バラクの妻 (舞台左手の細い歩道を通って) あの人の愛が与えられないなら、 あたしに裁きをくだしてください・・・ そうよ、あの人の剣で! (谷の脇のところまで舞台前方に走って来る) バラク (舞台の反対側にいて) 待つんだ。見つけたよ。 ずっと、あなたを守るから。 永遠の伴侶よ! (バラクの妻がバラクを見つけ、手を差し出すと、谷を横切って、バラクの妻の影が射す) バラク (歓喜して) 影だよ、あなたの影だ。 影が、あなたのもとへと連れて行ってくれる。 バラクの妻 妻があなたのもとへ参ります! あたしの大切な人! 生まれていない者達の声 お母さん、あなたの影だ! ああ、何て美しい! あなたの夫が あなたのもとへ! (その瞬間、影のある場所には、谷を横切って金色の橋が掛けられる) (バラクとバラクの妻は橋の上を通り、互いの腕と腕を重ね合わせる) (皇帝と皇妃は、上のほうで、断崖の縁まで進み出て来る。彼らは下の方に目をやり、別のもう二人は、上の方に目をやる) バラク 今、私は誰も味わったことの無い歓喜を味わおうとしている。誰もしたことのない事をしようとしている。 私の中に、両手が伸びていく。 かがやく両眼、子供のような口、 聖なる力のおかげで、 私は戸口を踏み破ったのだ! 皇帝 (下の二人を指差し、さらに下の人間界をも指差して) 遠くから響いてくるのは、 不安と混乱・・・ だが、良く耳を傾けるのだ・・・ この音の、なんと人間的なことか! なんと心を揺さぶる音か・・・ この音を、お前の中に受け入れるのだ、 兄弟たちよ、親しき友よ! 合唱 (見えないところから、舞台に歓声を上げて) 兄弟たちよ、親しき友よ! 皇妃とバラクの妻 影を投げることが あたしたち二人に許されたわ・・・ 試練の炎に 鍛えられたわ。 死の瀬戸際にまで行き、あやうく 殺し殺されるところだったけれど、 いまや、幸せな子供たちの 母親になったのです! (ヴェールが舞台前方に垂れ、登場人物と風景を覆い隠す) 生まれていない者達の声 (オーケストラの中で) とうさま、怖れはしないでね。 かあさま、悩みはもうないよ。 二人を、怖がらせていたものは、 ほうら、もうすぐ消えて行く。 いつか、祭りがあるときは、 きっと、ひそかに、こうなるよ・・・ 招待客のぼくたちこそが、 ほんとは祭りの主催者なのさ! DRITTER AUFZUG Unterirdische Gewölbe, durch eine querlaufende dicke Mauer in zwei Kammern geteilt. In der rechten wird Barak sichtbar in düsterem Brüten auf dem harten Stein sitzend, zur Linken die Frau, in Tränen, mit aufgelöstem Haar. Sie wissen nicht voneinander, hören einander nicht. Die Frau zuckt zusammen.Im Orchester ertönen die Stimmen der ungeborenen Kinder wie im ersten Aufzug. FRAU Schweiget doch, ihr Stimmen! Ich hab es nicht getan! – – – – – – – – Barak, mein Mann, oh, dass du mich hörtest, dass du mir glaubtest vor meinem Tode! – – – – – – – – Dich wollt ich verlassen, o du, den zuvor niemals ich sah! Dich wollt ich vergessen und meinte zu fliehen dein Angesicht dein Angesicht, es kam zu mir – O dass du mich hörtest, o dass du mir glaubtest. – dein Angesicht, daß ich Unselge für immer verlor. Dich wollt ich vergessen – da musste ich dich denken und wo ich ging verbotene Wege, und meinte zu fliehen dein Angesicht... es kam zu mir und suchte mich zuvor die Seele die Tat getan! Ein fremder Mann, ich zog ihn her, er war mir nah – aber nicht völlig – Barak, Barak, dich weckt ich doch, weisst du es nicht? BARAK für sich Mir anvertraut, dass ich sie hege, dass ich sie trage auf diesen Händen und ihrer achte und ihrer schone um ihres jungen Herzens willen! FRAU teilweise zusammen mit ihm Dienend, liebend dir mich bücken dich zu sehen! atmen, leben! Kinder, Guter, dir zu geben! – BARAK Mir anvertraut – und taumelt zur Erde in Todesangst vor meiner Hand! Weh mir! Dass ich sie einmal noch sähe und zu ihr spräche Fürchte dich nicht. Stille. EINE STIMME von oben, auf Baraks Seite Auf, geh nach oben, Mann, der Weg ist frei! Es fällt zugleich mit der Stimme ein Lichtstrahl von oben in Baraks Verlies; die Stufen einer Wendeltreppe, in den Fels gehauen, werden sichtbar.Barak richtet sich auf und beginnt hinaufzusteigen. FRAU Barak, mein Mann! Strenger Richter, hoher Gatte! Schwängest du auch dein Schwert über mir, in seinem Blitzen sterbend noch sähe ich dich! Ein Lichtstrahl fällt von oben in ihr Verlies, der Schein in Baraks leerer Kammer ist erloschen. EINE STIMME auf der Linken Frau, geh nach oben, denn der Weg ist frei. Die Frau eilt nach oben. Verwandlung Das Gewölbe versinkt. Wolken treten vor, teilen sich, enthüllen eine Felsterrasse, jener gleich, die während des Schlafes der Kaiserin sichtbar wurde. Steinerne Stufen führen vom Wasser aufwärts zu einem mächtigen tempelartigen Eingang ins Berginnere. Ein dunkles Wasser, in den Felsgrund eingeschnitten, fliessend gegenüber.Die Tür zum mittleren Eingang offen. Auf der obersten Stufe der Bote, wartend. Dienende Geister rechts und links.Ein Kahn kommt auf dem Wasser geschwommen, ohne Lenker. Die Kaiserin liegt darin, schlummernd, die Amme kniet neben ihr hält sie umschlungen, bewegt um sich schauend, wohin der Kahn treibe.Der Bote hat das Herankommen des Kahnes abgewartet. Der Kahn hält an. DIENENDE GEISTER Sie kommen! BOTE Hinweg! Er tritt ins Innere zurück, die Geister zugleich, die eherne Tür schliesst sich hinter ihnen.Die Kaiserin erwacht.Die Amme sucht sie zurückzuhalten, mit dem freien Arm den Kahn vom Ufer wegzustossen, vergeblich.Die Gegend erhellt sich.Die Kaiserin erhebt sich, blickt um sich, will ans Land. AMME drückt sie nieder hastig, aufgeregt Fort von hier! Hilf mir vom Fels lösen den Kahn! leise Übermächte spielen mit uns! Zum greulichsten Ort eigenwillig strebt das Gemächte aus bösem Holz! Wär ich nicht gewitzigt, was würde aus dir! KAISERIN Der Kahn will bleiben – siehst du denn nicht? Die Treppe, schau! AMME gibt s auf den Kahn vom Ufer zu stossen, treibend, mit fieberhafter Ungeduld So lass den Kahn! Nun fort von hier! Ich weiss den Weg, Mondberge sieben sind gelagert, dies ist der höchste ein böser Bereich! Geschürzt dein Kleid und hurtig die Füsse ich führ dich hinunter, ich finde hinaus! KAISERIN ist auf die Treppe hinausgetreten Hier ist ein Tor! sinnend, suchend Einmal vordem sah ich dies Tor! Posaunenruf wie aus dem Innern des Berges Hörst du den Ton? Der läd t zu Gericht! leise, etwas beklommen Mein Vater, ja? Keikobad? Sag? Lang sah ich ihn nicht, doch weiss ich wohl er liebt es zu thronen wie Salomo und aufzulösen, was dunkel ist. Hoch ist sein Stuhl und abgründig sein Sinn – rein und mutig doch, ich bin sein Kind ich fürchte mich nicht. Amme ängstlich, späht nach der Seite, ob sich ein Ausweg finden liesse.Die Posaune ruft abermals, stärker. KAISERIN die Hände erhoben, angstvoll Mein Herr und Geliebter! Sie halten Gericht über ihn um meinetwillen! Was ihn bindet, bindet mich. Was er leidet, will ich leiden, ich bin in ihm, er ist in mir! Wir sind eins. Ich will zu ihm. wendet sich, hinaufzuschreiten AMME angstvoll Fort mit uns! Ich schaff dir den Schatten! So ist es gesetzt und so beschworen! Du bleibst die gleiche, Töchterchen, liebes, und durch deinen Leib gleitet das Licht – allein des Weibes trauriger Schatten, dir verfallen, haftet der Ferse! Ihresgleichen scheinst du dann und bist es nicht doch du erfüllst, was bedungen war! schmeichelnd So hab deinen Liebsten und herze ihn! Ich helf dir ihn finden, ich will es tragen, dass ich ihn sehe in deinen Armen auf Jahr und Tag und bleibe die Hündin in seinem Hause! resigniert seufzend, nicht heftig Wehe mir! sehr stark Nur fort von hier! Fort von der Schwelle, sie zu betreten, ist mehr als Tod! KAISERIN So kennst du die Schwelle? So weisst du, wohin dies Tor sich öffnet? Antworte mir! AMME dumpf Zum Wasser des Lebens. KAISERIN Antworte mir! plötzlich erleuchtet Zur Schwelle des Todes! So scholl der Ruf. Steh mir Rede! Du weisst das Geheime und kennst die Bewandtnis. Antworte mir! Die Amme schweigt. KAISERIN Schweigst du tückisch? Willst du mit Fleiss den Sinn mir verdunkeln? Hell ist in mir! Hell ist vor mir! leidenschaftlich Ich muss zu ihm! Wasser des Lebens, ich muss es erspüren, ihn besprengen – Wasser des Lebens – ist es das Blut aus diesen Adern? Fliesse es hin, dass ich ihn wecke! Sie wendet sich entschieden dem Eingang zu. AMME wirft sich vor sie hin, fasst sie am Gewand Hab Erbarmen! Du verfängst dich tausend Netze, Gaukelspiel, greulicher Trug! Wasser des Lebens, greuliches Blendwerk – müsst ich darüber mein Blut hingeben –, halte ich ab von deiner Seele und deinem Herzen! Ein Wasser springt wirklich im Berge. Leuchtend steigt es, goldene Säule, aus dem Grund Wasser des Lebens! Wer daran die Lippen legte – einer der unsern, von Geistern stammend – mehr als Tod, greulich unsagbar teuflisches Unheil schlürft er in sich rettungslos. Die Kaiserin ist auf die oberste Stufe getreten. AMME in höchster Angst Hörst du mich nicht? Fürchterlich ist Keikobad! Was weisst du von ihm! Du bist sein Kind und hast dich gegeben in Menschenhand und dein Herz vergeudet an einen von den Verwesenden! Fürchterlich straft er dich, wenn du fällst in seine Hand. Denn er kennt kein Greuel über diesem, dass eines spiele mit den Verhassten und sich mische mit den Verfluchten! Weh über sie, die dich gebar, und Menschensehnsucht dir flösste ins Blut! Weh über dich! KAISERIN verklärt, entschlossen Aus unsern Taten steigt ein Gericht! Aus unserm Herzen ruft die Posaune, die uns lädt. – entschieden, die Hand gegen sie ausstreckend, gebietend Amme, auf immer scheid ich mich von dir. Was Menschen bedürfen, du weisst es zu wenig, worauf ihrer Herzen Geheimnis zielet, dir ist es verborgen. sehr feierlich und gross Mit welchem Preis sie alles zahlen, aus schwerer Schuld sich wieder erneuern, dem Phönix gleich, aus ewigem Tode zu ewigem Leben sich immer erhöhen – kaum ahnen sie s selber – dir kommt es nicht nah. Ich gehöre zu ihnen, mächtig du taugst nicht zu mir! Sie tritt ans Tor das sich lautlos öffnet, sie tritt hinein, das Tor schliesst sich. AMME will ihr nach, wagt sich nicht in den Bereich, verzweifelnd auf der Treppe Was Menschen bedürfen? Betrug ist die Speise, nach der sie gieren. Betrüger sie selber! Fluch über sie! Das ewige Trachten, Vorwärts ins Leere, der angstvermischte gierige Wahnsinn – hinübergeträufelt in meines Kindes kristallene Seele! Fluch über sie! Es dunkelt, rötlicher Nebel tritt herein. DIE STIMME BARAKS im Wind Ah! DIE STIMME DER FRAU von der anderen Seite Ah! DIE STIMME BARAKS Dass ich dich fände! DIE STIMME DER FRAU klagend O mein Geliebter! DIE STIMME BARAKS Fürchte nichts! Sieh, o sieh! DIE STIMME DER FRAU zugleich Finde mich, töte mich! BEIDE Weh, weh, o weh! AMME Menschen! Menschen! Wie ich sie hasse! Wimmelnd wie Aale, schreiend wie Adler, schindend die Erde! Tod über sie! BARAK im Nebel herein, von rechts Ich suche meine Frau, die vor mir flieht. erkennt die Amme, angstvoll, gepresst, fast stöhnend Hast du sie nicht gesehn – O meine Muhme? AMME zeigt nach links aufwärts Dort hinüber! Dort hinauf! Sie verflucht dich in den Tod! Strafe sie – räche dich – schnell! BARAK ab nach links aufwärts Zu ihr! Zu ihr! FRAU erscheint von links weiter unten O du – o du – wo ist mein Mann? O du – ich will zu ihm! AMME zeigt nach rechts Dort hinüber! Dich zu töten mit seinen Händen. Rette dich, flieh! FRAU eilt nach rechts in den Wind und Nebel, wild entschlossen Barak! Hier! Schwinge dein Schwert. Töte mich schnell! verschwindet rechts; es dunkelt AMME Wehe, mein Kind, ausgeliefert, Gaukelspiel vor ihren Augen, Fallen und Stricke vor ihrem Fuss! Sie ist hinein! Sie trinkt! Das goldne, flüssige Unheil springt auf die Lippen, wühlt sich hinab! Ihr Gesicht greulich zuckt, ein menschlicher Schrei ringt sich aus der wunden Kehle! Ihr zu Hilfe! Müsste ich sterben! Keikobad! Sie will ans Tor BOTE tritt aus dem Tor, ehern Den Namen des Herrn? Hündin, zu wem hebst du die Stimme? Fort mit dir von der Schwelle! Pack dich, für immer! AMME wie wahnsinnig vor Erregung Mir anvertraut – du selber, Bote! Drei Tage lang! Ich hab sie gehütet, ich rang mit ihr – sie stiess mich von sich – sie kennt mich nicht mehr – Keikobad! Er muss mich hören! will an ihm vorbei BOTE vertritt ihr den Weg; ehern Sie ist vor ihm! Wer bedarf deiner? Niemand. Such dir den Weg! AMME Keikobad! Deine Dienerin schreit zu dir – Strafe sie, aber verwirf sie nicht ungehört! Mir übergeben, ich steh dir Rede! Keikobad! Der Nebel tritt herein, wird immer dichter Gewitter und Sturm nehmen zu an Heftigkeit. Es dunkelt mehr und mehr. Im Sturm tönen die Stimmen der Färbersleute, die einander vergeblich rufen und suchen. Zugleich. BOTE gewaltig, mit einem Anflug von Hohn Wer bist du, dass du ihn rufest? Was weisst du von seinem Willen und wie er verhängt hat ihr die Prüfung? Wenn er dich hiess des Kindes hüten, wer heisst dich raten, ob er nicht wollte, dass sie dir entliefe? immer schrecklicher Und trotzdem dich verwirft auf ewig dass du nicht vermochtest, ihrer zu hüten! BARAK unsichtbar O du! FRAU unsichtbar O du! BARAK Wo bist du? FRAU Wo bist du? BARAK Fliehe nicht! FRAU Finde mich! BARAK Komm zu mir! FRAU Komm zu mir! BARAK Dich zu sehen – atmen, leben! FRAU Kinder, Guter, dir zu geben! BARAK Weh, verloren! FRAU Weh, vertan! BARAK Diese Hände –! FRAU Weh, so jung! BARAK Dir vergeben, dich erquicken! FRAU Liebend, dienend dir mich bücken! BARAK Weh, verloren! FRAU Hab Erbarmen! BARAK Sterben! Sterben! FRAU Weh, uns Armen! BARAK Mir anvertraut, dass ich dich hege und dich trage auf diesen Händen. AMME Schlage er mich mit seinem Zorn! Ich will zu ihr! BOTE Mit seinem Zorn schlägt er dich, dass du ihr Antlitz nicht wiedersiehst! AMME Weh, mein Kind! Mir verloren! Fluch und Verderben über die Menschen – fressendes Feuer in ihr Gebein! BOTE mit Hohn Unter den Menschen umherzuirren, ist dein Los! Die du hassest, mit ihnen zu hausen, ihrem Atem dich zu vermischen immer aufs neu ! AMME wie von Sinnen Die ich hasse, mit ihnen zu hausen, ihrem Atem mich zu vermischen immer aufs neu ! Sie drängt sich dicht an den Boten, will an ihm vorbei. BOTE fasst sie gewaltig und stösst sie die Treppe hinab Auf, du Kahn, trage dies Weib Mondberge hinab den Menschen zu! AMME Fressendes Feuer in ihr Gebein! Die Amme stürzt im Kahn zusammen, der Kahn löst sich und treibt jäh hinab. Ihr Schrei, durchdringend, verhallt. BOTE ehern Verzehre dich! Dir widerfährt nach dem Gesetz! Blitz, Donner, Posaune Verwandlung Offene Verwandlung. Allmählich erhellt sich, aber noch nicht zu völliger Klarheit, das Innere eines tempelartigen Raumes. – Eine Nische, die mittelste, ist verhängt. Die Kaiserin, allein, steigt von unten empor. Dienende Geister, fackeltragend, ihr entgegen, noch im Dunkel. ERSTER GEIST Hab Ehrfurcht! ZWEITER GEIST Mut! DRITTER GEIST Erfülle dein Geschick! sie verschwinden MENSCHENSTIMMEN tönen von draussen herein, doch schwächer und schwächer, als wären Türen zugefallen KAISERIN geht auf die verhängte Nische zu Vater, bist du s? Drohest du mir aus dem Dunkel her? Hier siehe dein Kind! Mich hinzugeben, hab ich gelernt, aber Schatten hab ich keinen mir erhandelt. Nun zeig mir den Platz, der mir gebührt inmitten derer, die Schatten werfen. Ein Springquell goldenen Wassers steigt leuchtend aus dem Boden auf. KAISERIN einen Schritt zurückgehend Goldenen Trank, Wasser des Lebens, mich zu stärken, bedarf ich nicht! Liebe ist in mir, die ist mehr. EINE STIMME von oben So trink, du Liebende, von diesem Wasser! Trink, und der Schatten, der des Weibes war, wird deiner sein, und du wirst sein wie sie. KAISERIN Jedoch was wird aus ihr? DIE STIMME DER FRAU Barak! DIE STIMME BARAKS Wo bist du? DIE STIMME DER FRAU Wehe, wo? DIE STIMME BARAKS Herzu mir! DIE STIMME DER FRAU Ach, vergebens! DIE STIMME BARAKS Weh! Verloren! KAISERIN Baraks Stimme! Baraks Blick! Meine Schuld hier wie dort, dort wie hier! {Das Wasser fällt langsam. schaudernd} Sternennamen rief ich an, rein zu bleiben von Menschenschuld! Blut ist in dem Wasser, ich trinke nicht! Das Wasser versinkt gänzlich. Doch weich ich nicht! Mein Platz ist hier in dieser Welt. Hier ward ich schuldig, hierher gehör ich. Wo immer du dich birgst im Dunkel – in meinem Herzen ist ein Licht, dich zu enthüllen! Ich will mein Gericht! Zeige dich, Vater! Mein Richter, hervor! Das Licht hinter dem Vorhang wird stärker und stärker, endlich ist seine Kraft so gross, dass der Vorhang zum durchsichtigen Schleier wird. In der strahlend erhellen Nische sitzt auf steinernem Thron der Kaiser. Er ist starr und steinern, nur seine Augen scheinen zu leben. KAISERIN gesprochen Ach! Weh mir! Mein Liebster starr! Lebendig begraben im eigenen Leib! Erfüllt der Fluch! Meines Wesens unschuldige Schuld an ihm gestraft, weil er zu sehr mein Geheimnis geliebt, um das er mich wählte – erbarmungslos, dahingeopfert, meinem Geheimnis sein liebendes Herz! Ungelöst meiner Seele Knoten von Menschenhand – Starr nun die Hand, die ihn nicht löste – Versteinert sein Herz von meiner Härte! Mein Geschick seine Schuld! Meine Schuld sein Geschick! Weh, ihr Sterne, also tut ihr an den Menschen! Sie nähert sich in Verzweiflung dem Versteinerten. Mit dir sterben, auf, wach auf! Aug in Aug , Mund an Mund mit dir vereint, lass mich sterben! Sie will hervor, den Versteinerten zu umschlingen, und wagt es nicht. Wie sie in Angst vor dem auf sie gerichteten Blick nach der Seite zurückgeht, folgen ihr die Augen des Kaisers nach.in höchster Qual Nicht diesen Blick! Ich kann nicht helfen, ich kann nicht! Sie fällt zusammen, bedeckt die Augen mit den Händen.Die Statue glüht im stärksten Licht, die Augen mit stummer Bitte auf die Kaiserin gerichtet. UNIRDISCHE STIMMEN dumpfdröhnend wie aus Abgründen Die Frau wirft keinen Schatten, der Kaiser muss versteinen! Die Statue verdunkelt sich wie Blei. Vor ihren Füssen hebt sich wie früher das goldene Wasser leuchtend empor. EINE STIMME von oben Sprich aus Ich will! Und jenes Weibes Schatten wird dein! Und dieser stehet auf und wird lebendig und geht mit dir! Und des zum Zeichen neige dich und trink! KAISERIN in furchtbarem Kampfe auf dem Boden liegend, gesprochen Versuch mich nicht, Keikobad! Ich bin dein Kind! Lass mich sterben, eh ich erliege! DIE STIMME BARAKS Nirgend Hilfe! DIE STIMME DER FRAU Wehe, sterben! Die KAISERIN erhebt sich auf die Knie, ihren Lippen entringt sich ein qualvoller, stöhnender Schrei, in dessen Intervallen die Worte – Ich – will – nicht! – hörbar sind. – Sogleich, wie diese Worte hörbar werden, sinkt das Wasser hinab, der Raum, nach einer kurzen Dunkelheit, erhellt sich von oben. – Von der Kaiserin, die sich wie unbewusst vom Boden erhoben hat, fällt ein scharfer Schatten quer über den Boden des Raumes. – Der Kaiser erhebt sich von seinem Thron und schickt sich an, die Stufen hinabzusteigen. KAISER »Wenn das Herz aus Kristall zerbricht in einem Schrei, die Ungebornen eilen wie Sternenglanz herbei. Die Gattin blickt zum Gatten, ihr fällt ein irdischer Schatten von Hüfte, Haupt und Haar. Der Tote darf sich heben aus eignen Leibes Gruft – die Himmelsboten eilen hernieder aus der Luft!« So ward mir zugesungen, da ich im Sterben war. Nun darf ich wieder leben! Schon kommt die heil ge Schar mit Singen und mit Schweben – Das Licht von der Kuppel herab ist stärker und stärker geworden. Nun dringen, von oben her die Stimmen der Ungeborenen hernieder. STIMMEN DER UNGEBORENEN (EINZELNE) Hört, wir wollen sagen Vater! (ANDERE) Hört, wir wollen Mutter rufen! (EINIGE) Steiget auf! (ANDERE) Nein, kommt herunter! Zu uns führen alle Stufen! KAISERIN deutet nach oben Sind das die Cherubim, die ihre Stimmen heben? KAISER von der untersten Stufe Das sind die Nichtgeborenen, nun stürzen sie ins Leben mit morgenroten Flügeln zu uns, den fast Verlorenen; uns eilen diese Starken wie Sternenglanz herbei. Du hast dich überwunden. Nun geben Himmelsboten den Vater und die Kinder die Ungebornen frei! Sie haben uns gefunden, nun eilen sie herbei! Er ist von der untersten Stufe herabgestiegen. Die Kaiserin will ihm entgegen, deutet nach oben, von wo ein immer hellerer Schein herabdringt, ein silbernes Klingen dem Gesang der Ungeborenen präludiert, sie sinkt in die Knie. Der Kaiser, der Kaiserin gegenüber fällt gleichfalls auf die Knie. Die Ungeborenen fangen an zu singen. Die Kaiserin und der Kaiser bergen jedes ihr Gesicht in den Händen. DIE STIMMEN DER UNGEBORENEN von oben Hört, wir gebieten euch ringet und traget, dass unser Lebenstag herrlich uns taget! Was ihr an Prüfungen standhaft durchleidet, uns ist s zu strahlenden Kronen geschmeidet! Der Kaiser und die Kaiserin haben sich, mit Entzücken aufwärtsblickend, erhoben. KAISERIN indem ihre und des Kaisers Hände sich berühren Engel sind s, die von sich sagen! Ihre Stärke will uns tragen! Ungeboren, preisgegeben, ohne Anker, ohne Ziel! Wie sie rufend uns umschweben, bin ich, bin ich dir gegeben! KAISER Nirgend Ruhe, still zu liegen, nirgend Anker, nirgend Port, nichts ist da – nur aufzufliegen ist ein Ort an jedem Ort, wie sie rufend uns umschweben bist du, bist du mir gegeben! Sie halten einander umschlungen. Helles Gewölk umschliesst sie. Verwandlung Eine schöne Landschaft, steil aufsteigend, hebt sich heraus. Inmitten ein goldener Wasserfall, durch eine Kluft abstürzend. Kaiser und Kaiserin werden über dem Wasserfall sichtbar von der Höhe herabsteigend. FRAU von links auf schmalem Fusspfad Trifft mich sein Lieben nicht, treffe mich das Gericht, er mit dem Schwerte! eilt vor bis an den Abgrund BARAK auf der gegenüberliegenden Seite Steh nur, ich finde dich. Schützend umwinde dich, ewig Gefährte! Indem sie ihn gewahr wird, ihm die Arme entgegenstreckt, fällt ihr Schatten quer über den Abgrund. BARAK jubelt Schatten, dein Schatten, er trägt mich zu dir! FRAU Gattin zum Gatten! Einziger mir! DIE STIMMEN DER UNGEBORENEN Mutter, dein Schatten! Sieh, wie schön! Sieh deinen Gatten zu dir gehn! Im Augenblick fällt an Stelle des Schattens eine goldene Brücke quer über dem Abgrund.Barak und die Frau betreten die Brücke, liegen einander in den Armen.Der Kaiser und die Kaiserin sind oben dicht an den Rand des Absturzes herausgetreten. Sie wenden sich nach abwärts, die beiden anderen blicken zu ihnen empor. BARAK Nun will ich jubeln, wie keiner gejubelt, nun will ich schaffen, wie keiner geschafft, denn durch mich hin strecken sich Hände, blitzende Augen, kindische Münder, und ich zerschwelle vor heiliger Kraft! KAISER weist hinunter auf die beiden, weiter hinunter auf die Menschenwelt Nur aus der Ferne war es verworren bang, hör es nun ganz genau, menschlich ist dieser Klang! Rührende Laute – nimmst du sie ganz in dich, Brüder, Vertraute! CHOR unsichtbar, hineinjauchzend Brüder! Vertraute! KAISERIN und FRAU Schatten zu werfen, beide erwählt, beide in prüfenden Flammen gestählt. Schwelle des Todes nah, gemordet zu morden, seligen Kindern Mütter geworden! Schleier vorfallend, die Gestalten und die Landschaft einhüllend DIE STIMMEN DER UNGEBORENEN im Orchester Vater, dir drohet nichts, siehe, es schwindet schon, Mutter, das Ängstliche, das euch beirrte. Wäre denn je ein Fest, wären nicht insgeheim wir die Geladenen, wir auch die Wirte! (libretto Hugo von Hofmannsthal) この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@wagnerianchan Strauss,Richard/Die Frau ohne Schatten
https://w.atwiki.jp/oper/pages/698.html
第1幕 第1場 (モロズス卿の部屋。広い部屋に幾つもの船の模型、旗、銃、錨、魚の骨、索具など多くのものがごちゃごちゃと置かれていて、ここに住んでいる人はかつて船乗りだったと分かる。とりわけ目につくのは、ドアがすべて分厚いカーテンや袋で覆われていることだ。) (午前中) 家政婦 (テーブルの埃を払い、部屋を片付けている。ノックの音) 家政婦 (ドアを開けて、理髪師を招き入れる) まあ、どうも、どうも!シュナイデバルト(髭を切るの意味)さん、いつも早いお越しで、いつも時間ぴったり。さあ、どうぞ、どうぞ、ちょっとお待ちになってね!旦那様はまだお休みで、よかった、まだお休みで、静かなんです。だからお話ができます、まだ少しおしゃべりができます。 理髪師 お取次ぎを! 家政婦 言ったでしょう、まだお休みだと、まだお休みなんです、よかったわ。それでお話ができるっていうのに、私の口ときたら凍りついたみたい。動かしていいのに、だってまあ、だってまあ、お目覚めになったら、お終いですもの。つまり身を屈めて、黙々とするのです。上履きを履いて音を立てないように動くの、黙って静かに、口もきかず、息の音も、足音も物音も立てず、ただ沈黙、沈黙、息苦しくなるまでの沈黙!ああ、床屋さん! 理髪師 お取次ぎを! 家政婦 只今、只今、あなたにご説明しておかないと、もう私我慢できません。旦那様は、ご存じの通り、とても厳しい方、でもご存じの通り、とてもいい方。お助けしてあげたい、お世話してあげたい、労をいとわず、骨を折り、旦那様のことだけを考えるの。なんて哀れ、ひとりぼっちで、寂しいお方!息子さんも甥御さんもなく、ご友人もご親戚もなく、とりわけ、とりわけ、ああ、奥様がいないなんて!しっかりして貞節で、ちゃんとした本当の奥様、律儀で、健気で、気のつく奥様がいないなんて… 理髪師 こん畜生、お取次ぎを! 家政婦 只今、只今、お分かりでしょう、厚かましくて軽率な女はダメ、浮気なすれっからしはダメ、若いのはダメ、そう、若くて青くさいのはダメ、お砂糖とロウでできたお人形さんみたいなのはダメ。ちゃんとして、経験があり、働き者で、もの静かで無口で、そこそこの年齢の女ーそう私みたいにーきちんとして落ち着いて、倹約はするけれど手際よく、短気にならず、しかも陽気、そんな女性が…貞節で善良な、そんな女性がいい…と思うけど。 理髪師 こん畜生、時間を無駄にした!何をぶつぶつ、ぺちゃくちゃ喋ってるんだ!お取次ぎを! 家政婦 只今、只今、私はただ…お分かりでしょう、ご存じですよね、旦那様をよくご存じでしょう…、あなたは旦那様に信頼され、旦那様とお話ができる。だから思ったんです、あなたならこっそりできるんじゃないかと… 理髪師 いまいましい、俺は髭剃りに呼ばれたんだ。 家政婦 只今、只今、私はただ…ああ、でも聞いてくださいな、思うに… 理髪師 泡立て(=ほらを吹く)なら自分でする、何をぶつぶつ言ってんだ!お取次ぎを! 家政婦 あとこれだけ、あなたならおできになる…私はただ…お礼はちゃんとします…私はただ、あなたなら旦那様に言える…分かってください、お礼はちゃんとします…あなたなら旦那様に言える…お分かりでしょう、お礼はちゃんとします…旦那様ときたらずっと何をお探しになる必要があって…私をここで、もう17年もお試しになったのに… 理髪師 まるで教会の芝居みたいにあんたは朝から晩までぶつぶつぺちゃくちゃー 家政婦 あなたなら助言できるでしょう… 理髪師 (激怒して) とっとと消え失せろ、おしゃべりのしわくちゃ婆あ! 家政婦 (叫び声をあげて) まあ! 理髪師 あんたの首より、聖パンクラスの教会の鐘にぶら下がるほうがましだ!あんたとベッドに行くくらいなら、イラクサの原っぱに裸で寝るほうがましだ! 家政婦 (金切声で) まあ! 理髪師 牧師の前で「はい」と言うくらいなら、奥歯を一列全部抜くほうがましだ! 家政婦 この無礼者、あんたって人は… 理髪師 あんたと結託するくらいなら、気違い草でも注射してもらうほうがましだ! 家政婦 まっとうな未亡人に対してなんて失礼な?文句があるの!あんたみたいな、みすぼらしい床屋が、独り者のくせに子供作って、取りもち屋で、何にでも首を突っ込んで、とんずらしたろくでなし、海千山千の、追っ払われた悪魔のダンス教師かい?この家から出て行け!即刻、失せろ!出て行け! 理髪師 黙れ、くそ婆あ、ぶっ叩いて木端微塵にしてやるぞ! 家政婦 (耳をつんざくような声で) 私をぶっ叩く、お前みたいな犬の骨が?私をぶっ叩く、まっとうな未亡人を?出て行け、この家から出て行け… 第2場 モロズス卿 (寝室から跳び出てくる。ガウンを着て、長いトルコ風のパイプを手にしている。その長い柄をパイプの頭からもぎ取り、仰天している家政婦に振り上げる。殴りかかって) そこの策具に隠れている奴、虫食いだらけのボロ船!お前に騒ぎの起こし方を教えてやる。そこはまだ舷側だ、そこも、そこも!私の船を乗っ取ろうというのか?錆びだらけの錨の鈎(かぎ)め?私を分捕ろうというのか、朽ちたガレー船よ?大ぼら吹いて、お前を悪魔の所へ吹き飛ばしてやる。失せろ、自分のキャビンに行け、二度と出て来るな!失せろ、音を立てるな、さもないと… 家政婦 (ドアから逃げ出す) 理髪師 (モロズス卿を押しとどめ、落ち着かせて) そうカッカとしないで、旦那、肝臓を刺激しますよ。血が汚れる。静かに!唾を吐く値打ちもない女です。静かに!静かに! モロズス (腹を立てて、理髪椅子に腰かけながら) 静かにだと?何故私が静かにしないといけないんだ?何故この私が?何故この喧しい悪魔の大鍋の中で私が?誰が私を静かにしておいてくれる? 理髪師 (モロズスに布を広げ、石鹸を泡立て、丁寧に、理髪師らしく) 恐れながら、閣下はよく眠れなかったようで。 モロズス 眠るだと?いつも騒ぎ立てる奴らが起きているのに、どうやって眠れるのか?いったいこの街のほかの人は眠れるのか?ひとりの平和な市民を眠らせてくれるのか?否、通りを走り回り、酒場で荒れ狂い、忌々しい大騒ぎをして、夜中じゅう反吐を吐く!おお、神よ、この人間というバカな種族は、ごたごたを起こすことにかけてはなんと発明の才の豊かなこと! バイオリンを弾く、フルートを吹く、 笛を吹く、トランペットを鳴らす、 ブルンブルンだの、ブンブンだの 取っ組みあうだの、酔っぱらうだの、 へっぽこギターに、下手くそピアノ、 一度だって止むことがない、 通りでも家でも静かになることはない! 理髪師 (てきぱきした理髪師らしく、ひたすら石鹸を塗りながら) なるほど、なるほど、面汚しですな、国王陛下や市当局の厳しいお達しがこの街ではそれほど軽視されている。しかし庶民というのはポケットに金がある限り、飲みたがる。飲んだら次は、取っ組み合い、やれやれ、いつだって喚き声がつきものだ。となると静けさを好む市民は自分もビールを一杯飲みに出掛けて、夜警が通りを一掃してくれるまで居酒屋で待つしか、なす術がない。真夜中になれば静かになるというものです! モロズス (怒りで理髪師をはねのけて) 静かになるだって?真夜中は静かだって?それではあの鐘は?あの忌々しい、呪わしい鐘は?いつになったら静かになるんだ? ああ、鐘の奴らめ、 塔の上に意地悪く、黒々と鎮座して、 教会の椅子の間に姿を隠して黙ってうずくまり その時を、あの果てしない時を窺っている! そして突如、雷鳴のような一撃とともに、 襲いかかるのだ。 ピン、パン、 揺れる、揺れた、 何時間も、 大きな鐘、重たい鐘が、 轟き渡り、鳴り響く。 小さな鐘、薄っぺらい鐘まで、 がなり立て、喚きちらす。 いつまでもいつまでも 奴らは騒音を 部屋に投げ続ける。 日が暮れようが、夜が明けようが、 夜だろうと昼だろうと、 いつまでもいつまでも このおぞましい、獰猛な、時を告げる鐘! おお、鐘の奴め、 恐るべき 鐘の音ときたら、 教会に来いと、すぐに喚き立てる。 誰かがくたばる時、 誰かが生まれる時、 どこかの馬鹿が 女と結婚を誓う時、 泥棒が 絞首台に送られる時、 いつだって、いつだって、 いつだって 鐘が鳴らされるのだ! 理髪師 (右側を剃りながら) まさにその通り、閣下、奴らときたら堅物の職人たちみたいに日曜日に仕事を休んだりはしません。しかし鐘は司教区の支配下にあって、役所の管轄下ではありません。だからちゃんと睡眠をとりたい人は誰だって、この腹立たしい騒音には鎧戸をしっかり閉めて、家で静けさを手にするしかないのです。 モロズス (もう一度理髪師をはねのけて) 家で静けさだって?いつ家に静けさがあるんだ?18度のモンスーンよりも大きな音を立てるあの女がいないとでもいうのか?あのお喋り女ときたら、国王陛下の最強の戦艦が一時間一斉射撃するよりも、一分間でもっと多く言葉を放つ。今、部屋の掃除をしていたかと思うと、もう、ドアを叩き、ノックしたかと思うとぱたぱた音を立て、お喋りするかと思うとぺちゃくちゃ、絶えず恐ろしく元気で、決して、一度も黙ることがない。 理髪師 そんな疫病神は俺が閣下に代わって箱詰して、どっかコショウが生える遠い所に送っておきましょう、代わりに若い娘をこの家に入れる、もの静かで従順な、感じのいい娘っ子、大人しい小鳩ちゃん、思いやりがあって優しくて、気晴らしになる娘ー親切で、こぎれいな、無口な女! モロズス は!無口な女だって?塩のない海か?鼠のいない船か?お喋りしない女だって?私は7回喜望峰を回って、北氷洋からアッフェンランド(猿ヶ島)まで航海したが、64年間そんな女に一度もお目にかかったことがない。無口な女、そんなものがいるのは修道院の中庭か十字架の墓石の下だけだ。 理髪師 (髭剃りを終えて、パウダーをはたき、鬘にヘアアイロンをする用意をしている) 閣下は誇張するのがお好きのようで。それほど稀というものでもありません、もの静かな小鳩ちゃんは飛び回わったりはせず、父と母の傍で鳩小屋に大人しく従順に座り、教会の椅子以外で男の人を見ることはありません。閣下のようにご立派な、尊敬すべき大地主の旦那のお世話をするのを幸せだと思うような娘を、俺は各々の指ごとに12人くらい知ってますよ。しかも結婚せず、結婚させられず、ああ、百マイルも逃げてる娘たち、というのもちゃんとした男は稀ですから、それに… モロズス 君は私をバカにしているのかね?若いご婦人を家にだなんて、それはつまり3週間後には私が棺桶に入るということだ! 理髪師 断じて、断じて!閣下はロイヤル・アカデミーのどの医者よりも7倍も世に長けた、経験豊かな床屋を信用できないと言うんですか。血液を温かく保つのに若いご婦人ほどいい薬はありません。眠りをいざない、胆汁を抑え、機嫌を良くし、気持ちを明るくし、精神を穏やかにしてくれます。ああ、若くて優しい婦人ほど年をとった男の心を幸せにする秘薬はありません。その眼差しには電子が宿り、それは男の持つあらゆる力を引き出し、実り豊かなものにしてくれます。それはまさにフィルターにかけた太陽で、心に再び花開かせます。考えてもみてください。 日が暮れる、暖炉は冷たいまま、 寂しさを感じる、老いを感じる、 悲しくなりぞっとする、恐ろしいほどの沈黙、 まるで死がこの部屋に 居座っているみたい。 そこに彼女が入って来る、 一条の 生き生きとした陽光が、 助けを惜しまない手と、朗らかな顔で、 暖かさと開花をもたらし、善と光をもたらす。 そしてあらゆる恐怖は 追い払われる。 手を取りあって、見つめあったり、 おしゃべりしたり、黙って、微笑みかけたり、 言葉を交わたりし、冗談を言い合い、夢を見て 眠りに就く。 いいじゃないですか? モロズス (突然考え込む。すっかり夢を見ているように、ひとりで) 確かに、いいかもしれん!不安もなく、空虚さもなく、死のような孤独もなく 毎日、毎晩、ひとりでいるより。 息子もなく、跡取りもなく、甥っ子もなく、友達もない、 心から思ってくれる人は、この世にひとりもいない。 確かに、それはいいかもしれん! 誰かを 知るというのは、その人のためにそこにいて、 親切にしてくれて、身近にいてくれて、 不安が胸が、締めつける時には、 共に息をし、共に考えてくれる。 誰か、 その人のために生き、その人のために死ぬ、 体が冷たくなった時に、ひとりがまだそこにいて、 瞼を閉じ、手を組ませてくれる、 (深く息をして) 確かに、それはいいかもしれん。 理髪師 (早口に) それでは閣下、少々あたってみますのでお許しを、俺は17マイル以内の母親、父親、おばさん、娘さんたちを全部知ってます。俺が閣下に、この伯爵領で一番きれいで、一番もの静かで、一番可愛いい、一番大人しいのを連れてきましょう。 モロズス ナンセンスだ、冗談はよせ!どこの娘が私を選ぶというのか、こんな年寄りの、意地悪で、皮肉屋の爺さんを?若い者は、若いのが好きだ、そうだろう!ダメだ、ダメだ、私は年をとりすぎている、年をとりすぎている! 理髪師 おお、閣下は勘違いしておられる。そういう女もいます、若い娘の中にはそういうのもいるし、全くそうでないのもいます。バカなのも賢いのもいて、賢いのはよく知っています、年寄りは親切だが、若いのは厚かましい、美しさは儚いが、お金は一生ものということを。そういう娘は役立たずより品位と名声のある人を千倍も喜んで選びます。 (理髪師はヘアアイロンを手に、巻毛にカールをつけたりゆるめたりしながら、カンツォーネを歌う) 世間知らずの 娘たちは、 見た目だけで 惑わされる。 身分でなく、年齢だけで、 男の価値を はかるのです。 どんな男も がさつということはない、 だって娘が ひたすら求めるのは 愛においては ただ若さだけ、 男においては ただ外観。 モロズス その通り、もうよく分かっている、 その通り、ああ、私は年をとりすぎている。 理髪師 しかしそうでない 女もいます、 力と成熟が 彼女たちを惹きつける、 安心して 信頼できる人だけを、 あるべき夫と 敬うのです。 精神と中身を 感じれば喜んで、 女たちは身を屈し、服従します。 若さだけを求める者は 騙されると、 賢い女たちには じきに分かるでしょう。 モロズス 私には、分かっている、君が言うのは嘘だ、 ダメだ、ああダメだ、私は年をとりすぎている。 理髪師 愛する者もいれば、熱をあげるだけの者もいる、 まさに相応しい人を選び出してください。 モロズス ダメだ、どっちにしろ、いつでも騒ぎたてる、 私がこの家に欲しいのは、静けさだ! 第3場 (突然、玄関のドアを外側から激しくノックする音) モロズス (弾に当たったかのように跳び上がって) ああ! 理髪師 (吃驚してヘアアイロンを落とす) 旦那! (またドアを力いっぱい叩く音) モロズス ああ、私の杖!私の杖はどこだ?ごろつきの頭をかち割ってやる! 理髪師 (彼を抑えながら) 閣下、抑えて抑えて!そんなにかっかすると、能卒中を起こしかねません。 モロズス (彼を振り払いながら) 静けさだ!この家には誰も要らん!私が欲しいのは静けさだ! 家政婦の声 (姿は見えず、外から) どなたもダメです!モロズス卿はどなたにもお会いになりません。 ヘンリー・モロズスの声 (姿は見えない) でも話があるんです。 家政婦の声 話はできません。 ヘンリーの声 話をしないといけないんです。 家政婦の声 ダメです! ヘンリーの声 どうしても! 家政婦の声 ダメです! ヘンリーの声 どうしても! モロズス ああ、このうすのろ!私が打ちのめしてやる! 家政婦の声 何です、力づくで? ヘンリーの声 (まだ外にいる) 中に入らないと。 家政婦の声 (外で) 放してください。 モロズス (部屋の中で理髪師に向かって) 放してくれ、こん畜生! (モロズスは振り払い、自分の杖のほうに駆けて行き、その杖を振り上げて玄関のドアの方に向かう) 家政婦 (その瞬間、ドアが開けられて家政婦は地面に倒れ、彼女の後ろにヘンリーがいる) ヘンリー 僕の邪魔をするとどうなるか、目にもの見せてやろう! モロズス ああ… (ヘンリーに殴りかかろうと、杖を振り上げた途端、硬直して、振り上げたまま杖を揺らせながら、尋ねる) ヘンリー? ヘンリー おじ上! モロズス (大感激して、確信して) ヘンリー?本当にヘンリー? ヘンリー そう、おじ上の最も誠実な甥っ子! モロズス ヘンリー! (杖を落とし、彼を抱く。優しく彼を中に招きながら) 生きてたのか? ヘンリー 生きてます。 モロズス 死んではいないのか? ヘンリー 知ってる限りは死んでません。 モロズス 死ななかったのか? ヘンリー 憶えてる限りは死んでません。 モロズス しかしお前はパヴィアの大学から姿を消した。誰もその後の消息を私に知らせてくれなかった。 ヘンリー ああ、おじ上、許してください。書物は僕には退屈だったんです。法学は吐き気がする、くだらない紙ばっかりで僕は大嫌いだ。だから逃げ出したんです。 モロズス (鷹揚に笑いながら) は!逃げ出した?さっさとそこから?ブラボー、ブラボー!モロズスだよ、本物のモロズスだよ、正真正銘、弟の息子だ!我々はそうなんだ、じっとしているのがいや、縛られるのがいや、いつも冒険を求める。まさにそうして40年前に私も親父の農園を出て、死と悪魔と格闘するため、船に乗り込んだ。本物のモロズスだ!我々の血だ、我々の気質だ!しかしお前が今ここに? ヘンリー お許しいただけるなら、おじ上。実は… モロズス (理髪師に) あいつがここにいる。聞いたか?この家はあいつのものだ、私の遺産は!全部あいつのものだ!それなら嫁は要らん、女房は要らん、娘っ子は要らん、もの静かで無口な女など要らん。そんな女は靴屋か商売人とでも結婚したらいい。祝ってやるぞ、今、あいつが戻って来たんだ、私の跡取り、私の息子。あいつの髭を剃ってやれ。 (家政婦に) あいつの世話をしてくれ!上の部屋をあいつに!全部あいつに!さあ、私のヘンリー、何のために生きているのか、今分かった。さあ、コートを脱いで、座って、抱かせてくれ、勇敢な若者よ、さあ、お前の話が聞きたくてうずうずする。 ヘンリー ええ、喜んで、喜んで…でもまず… モロズス 好きなようにしろ!お前の家も同然だ!風呂の用意をしようか?食事にするか?飲むか?ともかくこっちへ来て、座れ、若者よ、お前に会えて嬉しいよ! ヘンリー (落ちつかない様子で) ええ、でも…どう説明したらいいのか…僕はひとりじゃないんです。 モロズス ひとりじゃない? ヘンリー 一緒なんです…皆と…下で待ってるんです…つまり…つまり (躊躇しながら) 僕の仲間が… モロズス (勘違いして、興奮しながら) お前の仲間?連れて来たのか、兵隊たちを?ああ、そうだと思ったよ、モロズスは書物にへばりついてはおらん、冒険がひきつける。でかしたでかした!本物のモロズス、熱血漢だ!モロズスと共に戦った者は、我が友、我が客だ!兵隊たちを連れて来い!皆、上がれ! (窓から下に呼びかけて) 上がって来い!皆、上がって来い!皆、招待してやるぞ。 (再びヘンリーに) やつらに会いたい、お前の部下に、奴らからお前の武勇伝を聞かせてもらいたい、年寄りの船乗りは戦闘や戦争の話を聞くのが何より好きなのだ! (家政婦に) ワインを持ってこい!カラフェとグラスを。ああ、なんて嬉しいんだ、私のヘンリー、お前の仲間をもてなすとは、主の最良の息子たちだ、兵隊たちは。そして私も昔はその一人だった。 (ちょっとしたユーモラスな行進曲。チェーザレ・ヴァヌッチのオペラ一座登場。まずチェーザレ・ヴァヌッチ、身なりはひどいが、仰々しく勿体ぶっている。カルロ・モルビオ、ジョゼッペ・ファルファッロ、三人の女性歌手、アミンタ、イゾッタ、カルロッタ、その後にある程度のちょとした合唱をする2〜4人の歌手が続く。皆、勿体ぶって入って来て、女性たちは恭しく宮廷風のお辞儀をする) モロズス (吃驚して言葉もなく一行をみつめ、それから不機嫌になって、怒りをつのらせながら) これがお前の仲間?兵隊たち? ヘンリー (おずおずと) まあ…そうです…僕の仲間…かの高名なマエストロ・チェーザレ・ヴァヌッチのカンパニー… (気を落ちつけて) 紹介させていただきます、おじ上。チェーザレ・ヴァヌッチ氏、我々のオペラの座長で、黄金の拍車の騎士、イタリアのアポロ…その神聖さで大人気、立派な宮廷に賓客として招かれています… ヴァヌッチ (お辞儀をしながら) そして閣下の忠実な下僕であります。 ヘンリー こちらがカルロ・モルビオ、彼のオルフェオは評判なんです、こちらがジョゼッペ・ファルファッロ、ボローニャの人気者、こちらがアミンタ、こちらがイゾッタ、こちらがカルロッタ、とほかの仲間たち。 モロズス (疑い深そうに) まさかお前まで歌うとは、言わないだろうな? ヘンリー 成功が期待できないときは、あまりやりません。 ヴァヌッチ そう謙遜しなくても!若き名歌手ですよ、閣下!誓ッテ、サン・カルロとサンタ・カペッラでは大喝采でした。 モロズス まさか人前で歌うのではないだろう? ヘンリー ええまあ。数ヶ月前からは。 モロズス 金のために?モロズスが?金を払ってもらうのか? ヘンリー 正直言って、今はまだあまりもらってはいませんが。 モロズス それで何しに…何しにお前は仲間を引き連れてイギリスに?ここで何を? ヘンリー ヴァヌッチ氏の名声は我が祖国にまで及んでいます。ある興行主が彼を呼んだんです、ハイマーケット劇場で彼の有名なオペラをいくつか上演するために。女王陛下のお気に召して、観客の人気を博すことを願っています。 モロズス たとえ天使たちが合唱を歌うとしても、私は聴く気はないぞ。当世流行のオペラとかいうものに行って耳を酷使するくらいなら、ガレー船に乗るほうがましだ!奴らは喉頭が破裂するまで、声を震わせるなり、喚くなりしたらいい、。私が望むのはただ、モロズスたる者、お前までがこの国で奴らと一緒にやって、私に恥をかかせたりしないことだ。 ヘンリー ヴァヌッチ氏は僕に主役のテノールのパートをくれようとしてるんです。僕は神話を題材としたオペラでオルランドを歌うんです… モロズス お前は歌ってはだめだ! ヘンリー 僕は歌います! モロズス お前は歌ってはだめだ! ヘンリー 僕は歌います! モロズス 私が禁ずる。私はそんな恥辱には我慢できない。我が由緒ある家名!我が名門の家!モロズスたる者がカストラートやペテン師みたいなこと!モロズスたる者が!禁止だ!禁止だ! ヘンリー 聞いてください、おじ上! モロズス 聞く気はない。私が欲しいのは静けさ、静けさだ!歌を歌うような奴は、モロズスではない!即刻この仲間と別れろ! ヘンリー 仲間と別れるなんてできません。僕と仲間は一心同体です!僕の言葉、僕の名誉、そして (彼はためらっているアミンタを引き寄せる) 僕の愛と共に。すぐには言い出せませんでしたが、おじ上。このアミンタは僕の妻です。 モロズス お前の妻?歌うたいが?その女が私の家に?騒音をたて、耳を傷めつける女、コメディエンヌ、女ペテン師が、… ヘンリー あんまりです!彼女を歓迎してくれないなら、僕が彼女と出て行きます。 モロズス 役者ふぜいが3人!役者ふぜいが6人!私の家にまるごとオペラ?お前は気でも狂ったのか?皆を追い出せ、さもないと、勘当だ! ヘンリー 僕の優しいおじ上! モロズス (ますます荒々しくなって) 勘当だ!1ポンドも1シリングも遣らん!ネズミに遣るほうがましだ!海に捨てるほうがましだ!ああ、何たる恥辱!モロズスたる者がこんな悪党たちと、こんなならず者と、こんな浮浪者たちと、乞食歌手たちと… ヴァヌッチ (爆発して) ああ、アンマリダ!私に向かって!黄金の拍車の騎士に対して! (皆が交互に、モロズスに悪口雑言のひとつずつに口をはさみ、ますます激しく、辛辣になり、遂に大混乱になる) モロズス この鞭打ちの刑のならず者め!どこの馬の骨とも分からん奴らめ! モルビオ 無礼ダ!なんてことを言うのか! ファルファッロ ナント傲慢!法皇様の御前で歌ったこともある、この私に対して! ヘンリー おじ上、お願いだから、少し抑えて! モロズス 淫売女に可愛い子ぶりっ子… イゾッタ なんてことを言うの! カルロッタ なんて失礼な! モロズス 10ソルド(イタリアの通貨)のために唾を吞み込み、ブラボーに平身低頭し、金貨1枚のために喚いて体を売るような、こんな寄せ集めのゲスどもと一緒になって…皆を追い出せ、さもないと勘当だ! ヘンリー あんまりです!我慢できません。僕の妻を侮辱してます! ヴァヌッチ 私の剣を!私の剣を!正義の裁きを!奴は我々を侮辱した!奴の耳を切り取ってやる! モルビオ 正義の裁きを!正義の裁きを!奴は我々を侮辱した!奴は我々を誹謗した!謝罪シロ! ファルファッロ 正義の裁きを!奴は我々を侮辱した!奴は我々を誹謗した!謝罪シロ! イゾッタ 私の名誉!私の名誉!彼を告訴します!正義の裁きを! カルロッタ 飲んだくれ!大酒飲み!自分の言ってることが分かってない!なんてことを言うの? 他の合唱の人たち 謝罪シロ!奴は我々を誹謗した!謝罪シロ!正義の裁きを! モロズス (杖を握り、それを振り回しながら机を叩く。皆ごちゃごちゃに逃げ回り、黙り込む) 静かに!この家では静かに!ここでは私が主人だ、主人は私だけだ。 (ヘンリーに) もうお前のことなんか知らん。私にとってはお前は死んだも同然。歌を歌うモロズスなんぞモロズスじゃない。さあ話はついた。 (理髪師に) 明日、連れて来てくれ、もの静かで無口な女を、そして牧師と公証人も一緒に!すぐに結婚式を挙げる、明日のうちに、すぐに、全てが彼女のものになる、全て!明日だ、分かったか? ヘンリー しかし、優しいおじ上!聴いてください! ファルファッロ (傍で) ナント傲慢!無礼ダ! ヴァヌッチ 黄金の拍車の騎士である、この私に対して! モルビオ 法皇様の御前で歌った、この私に対して! モロズス (激怒して) 私はお人よしじゃない!私はもうお前のおじさんじゃない!この家の敷居を二度とまたぐな!ゲスどもと出て行け! (理髪師に) 明日、その女を連れて来い、孤児院の出でもいい!ただ静かなこと、それだけだ、歌を歌うのはだめだ、分かったか!ともかく、金切り声をあげず、喚かず、耳にうるさい音を立てない誰かだ。私が欲しいのは静けさ、静けさだ!ともかく静かに! (他の人には不愛想に) 皆くたばっちまえ! (部屋を出て行き、後ろ手にドアをバタンと閉める) 最終場面 ヘンリー (すっかり当惑して) ああ、神様、ひどい歓迎ぶりだ! アミンタ ああ、あなた、そんなことではないかとずっと思っていたわ、私を好きになってくれない、私たちを追い返した!今やあなたは私のせいで全てを失った、全て私のせいよ。故郷も、家も、遺産も、おじ上も! ファルファッロ 大いなる損失だ!なんたる不作法者!なんたる俗物!罵詈雑言の大バカ野郎! モルビオ なんたる不作法者!罵詈雑言の大バカ野郎!なんたる俗物! ヴァヌッチ 私のことを乞食楽師だと!このチェーザレ・ヴァヌッチを!ああ、悪者め! イゾッタ 罵詈雑言の大バカ野郎!なんたる俗物! カルロッタ なんたる俗物!私が淫売女ですって!300ドゥカーテン(金貨の単位)とダイヤモンド時計にも屈せず、グアスタッラの王子と寝ようとしなかった私を! モルビオ なんたる俗物!耳を切り落として、ドアに釘付けにしてやる! ファルファッロ 僕ノコトヲ何ダッテ?二度と悪口が言えないように、歯を全部引っこ抜いてやる、このがみがみ親爺! イゾッタ この家に火をつけてやる! ヴァヌッチ あいつは芸術を冒涜した、我々の芸術を侮辱した、謝罪すべきだ。毎晩この家の前でどんちゃん騒ぎしてやろう。毎晩、大きなティンパニとトロンボーンで、あいつが撤回するまで毎晩だ。 合唱 どんちゃん騒ぎだ!そう、そう!毎晩。あいつが撤回するまで! 理髪師 (割り込んで) 落ちついて、落ちついて、ご立派な紳士方!この国にはちゃんとした市民の夜の安眠を保護する法律があります。それ故、失礼ながら、あんた方がモロズス氏にしようとしていることは不当です。 ヘンリー 不当だって?おじさんは僕を勘当したんだ! アミンタ 不当ですって?私を追っ払ったわ! モルビオ 不当だって?我々を罵倒した! カルロッタ 私を侮辱した! イゾッタ 私を傷つけた! 合唱 不当だって?我々にくたばれと言った!くたばれと! 理髪師 静かに、静かに!言っときますが、あの方は馬鹿正直な方です。全伯爵領の中で一番と言ってもいい、愛想がよくて気前がよく、魂は蝋のように溶けやすく、心は金。ただ耳だけが問題で、可哀想にあの方は騒音が絶対にダメなんです、あの方の耳は、まるで他の人が足の裏をくすぐられた時みたいにむずむずと感じるのです。あの方は以前、ガレオン船の火薬庫もろとも空中に吹っ飛ばされましてね。その大爆発は40マイル離れていても聞こえ、教会の塔がそのために壊れたくらいです。半焦げで海水から引き上げられると、なんという奇跡、生きてました。ただ鼓膜が何千回も振り回されて無くなった。それ以来、分かるでしょう、如何なる騒音もダメなんです、自分がたてる音以外は。 アミンタ ああ、可哀想な方!そうと知っていたら! 理髪師 (ヘンリーに) あんたについてだが、若旦那、そうカリカリするな!その遺産がどこかに渡る前に、何か手を打とう。現ナマはアザミみたいにあっという間に生えてはこないし、あのご老体はイギリスの大酒飲みどころではない。あの方はスペインの銀を積んだ船を2隻ぶんどったし、その他にも戦利品をまめに持ち帰ってきた。 下の地下室にはありとあらゆる種類の箱があり、叩くとカチャカチャ、ガチャガチャ、チャリンチャリンと、黄金の音楽だ。俺は鼻が利くんだ。ミツバチが蜂蜜の匂いを嗅ぐように、百歩離れていても木と鉄を通して黄金の匂いがする。この家の敷居をまたぐ度に、俺はくしゃみをせずにはいられない。俺は鼻がムズムズする。何故かは、俺の鼻が知っている、地下室だけで6万ポンド、いや7万ポンドが金の延べ棒や丸いドゥカーテン金貨で眠っている。 全員 (畏敬の念に満ちて仰天し、繰り返す) 6、6…7…7…6万…万…万…万ポンド。 理髪師 伯爵家の遺産、ともかくこれで、若旦那、個人でオペラ団を維持するのには充分でしょう。加えてヴァヌッチ氏に(敬意を持って)宮廷楽師になってもらう、そのためには軽率になってはダメ、そんなに気位が高いのもダメ、でないとのに、若旦那、明日にはもう見ず知らずの小猫ちゃんがあんたの席に安穏と座ってますよ。 ヘンリー 僕は何をすれば?僕には、おじの愚かさために我らがアミンタを見捨てるなんてできない! 合唱 (ますます仰天して、小声で口々に) 6…7…万…万…万…6…7…そんな大金、この世に二度とない…6、7…万…万… アミンタ (ヘンリーに近づいて) 私のことはいいの、あなた、 自分のことを、自分のことだけ考えて! あなたを信じて この身を捧げるだけで 私はもう この上もなく幸せでした。 そんな幸福が いつまでも続くなんて ありえないと ずっと思っていました。 神様の手から 贈られたものに 私は毎日 感謝していました。 ヘンリー (彼女に) 君を見捨てる?君なしで済ます、 僕とひとつであり、全てである君を? できないよ、君、この地下室が たとえ黄金で いっぱいでも そのドアが金で、錠前が金で、 その屋根が金で、倉庫が金で、 それらを支える、壁が金だとしても。 僕が欲しいのは、ただ一房の髪、 君の可愛い 顔を飾る、 細いブロンドの 髪の毛、 君の睫毛の たった一本、 君の唇の 微笑み その微笑みの つくる影 その影の つくる影 それと交換だなんて、絶対いやだ! アミンタ 最後の日が 来たのですね、 この幸福も 本当に終わるのね あなたが私を選んだ時のように、愛をこめて あなたをあなた自身に お返しします! お幸せに! 嘆きの言葉は 私の口からはもう 漏らしません、 私は喜んで どんなことにも耐えます、 あなたがお幸せなのを 見さえすれば。 ヘンリー 君を見捨てる?君なしで済ます? できない、僕が生きている限り、 ずっと君のもの、ずっとずっと! 僕が愛する所に、僕の人生はあり、 君が息をする所が、僕の世界だ! (彼は彼女を抱きしめ、それから他の人に) できない、僕は君たちを見捨てはしない、 おじさんは好きなだけ、罵ったらいい。 君たちは僕を 仲間に入れてくれた、 若くて愚かだった、こんな僕を、 君たちは 僕の心を広げて 音楽で 祝福してくれた! できるなら君たちに お返ししたかった、 が今や僕は あの頃と同様に貧乏だ、 君たちの友情と、僕たちを幸福にしてくれる あの芸術以外、何も持っていない、 だがこれらの宝物は 僕にとって お金よりも地上の黄金よりも 価値がある。 ヴァヌッチ 立派な若者! モルビオ 愛する兄弟! ファルファッロ 抱かせてくれ! イゾッタ キスさせて! カルロッタ これからもずっと! アミンタ ありがとう、あなた! 合唱 ずっと、ずっと我々は一緒、ずっと兄弟、友達、仲間だ! 全員 (感激して互いに相互に抱き合う) 理髪師 (その間に帽子を被り、理髪道具を片づけて) 全く正しいお考えで、若旦那、しかしこの世間で正しいことが大抵はすべて愚行というのは、残念ですな。だってあんた方は大金を放棄するんですよ!俺が600年毎日60人の髭を剃っても、俺は6万ポンドにもならない、それをあんた方は、汚れたシャボン玉の泡みたいに、流して捨てようとする。ああ、人生は厳しくて、何グロッシェンか稼ぐのだって大変なのに!今となっては俺は明日までに旦那のために無口な娘を見つけなければ!旦那が思っているほど、簡単じゃないんだ。確かに俺はあらゆるタイプの女を知っていて、やり方も分かっている、でも明日までですよ、明日までに、どこで見つけろって、その女を? (カルロッタとイゾッタに) そうだ、お嬢さん方、どちらか6万ポンドに立候補する気はありませんか?よく考えてください、お嬢ちゃん、こんな金のなるリンゴの木はイギリスでも滅多にありません。 (イゾッタに) どうですか、小鳩ちゃん、モロズス卿のお傍で慎ましく、何よりもの静かで無口でやってみませんか? イゾッタ (踊るように) 私は笑うわ 朝から晩まで。 ずっと笑って 悪戯をするの、 あの人が文句を言う気が なくなるまで。 私が、教えてあげるわ、 笑いが私を守ってくれるってこと! さんざん冗談を言って、 活発に陽気に、 からかってやるわ、 つついて、つかんで、 つねって、つまんで、 あの人が私の一日を 台無しにしたりしないように! そんな風に 好きなようにしていけないなら、 心のままに 楽しんでいけないなら、 あの人のお金が何だっていうの? 理髪師 ああ、それでは我がモロズス卿には向いていませんな! (カルロッタに) それで君はどう、小羊ちゃん? カルロッタ (踊るように) 私は歌うわ 朝から晩まで ずっと歌って この胸を揺らせる、 あの人が文句を言う気が なくなるまで。 あの人は好きなように したらいい。 喚こうと、罵ろうと、 ガラス窓をぶち割ろうと、 私は静かになんかしていない。 呪うがいいわ、 吠えるなと、荒れ狂うなと、 お好きなように! 歌っている時だけ、 生きていると実感する、 歌っている時だけ、 ワクワクする、 歌っている時だけ、 私は世界を抱きしめる! アミンタ ああ ひどい侮辱、 ああ 苦い祝福! 私の愛する人よ、 私はあなたのお傍に忠実でいます。 この先、何が起こっても、 私はあなたを放しません。 あなたが私を見捨てない限り、 私はずっとこの上なく幸せです! 理髪師 ああ ひどい、これではモロズス卿の胃に良くない!これでは結婚届のインクがまだ乾かないうちに、離婚を請求することになる (突然、中断して、大声で笑い出す) は! 全員 (怪訝そうに彼の周りに集まる) どうしたんだ? 理髪師 (意味深長に厳かに) 思いついた! 全員 (恭しく) 静粛ニ!静粛ニ!床屋殿が何か思いついたと! 理髪師 (大きく息をついて) いいことを思いついた! 全員 静かに!静かに!床屋殿が何か思いついた! 理髪師 誰かがモロズス卿と結婚するというのはどうだろう、だがしかし、彼は結婚したと思っているが、本当は結婚していなくて、彼が結婚したというのは、それは彼が結婚したと自分で思っているだけで、本当は結婚していない。そこで実は効力のないこの結婚を無効にし、その結果、あんたがまた彼の相続人になる、というのは? 全員 (途方にくれて) 分かった?分かった?…中国語を話しているのか…一言も分からない。 理髪師 辛抱してお聞きを!人類の壮大なる思想は決してすぐには理解できない。ただ俺に任せてくれたらいい、すごいプランだ。 (ヴァヌッチに) 必要とあらばあんたを牧師だと信じ込ませることができますか? ヴァヌッチ (彼の芸術家としての誇りを傷つけられて) 牧師ですって?50通りでも100通りでも。カトリックでも、ルター派でも、プロテスタントでも、何でも望み通りに。司教だって、大司教だって、餓えた乞食坊主だって・・ 理髪師 十分、十分! (モルビオに) そしてあんた公証人の役は? モルビオ 無味乾燥なのでも、情熱的なのでも?ねずみみたいな奴、デモステネス風の雄弁な奴だって、お望みのままに。 理髪師 (ファルファッロに) そしてあんたも同様に? ファルファッロ やりますよ! 理髪師 (カルロッタに) 君は、どんくさい純朴な田舎娘、ごみ溜めのガチョウのようなの、できる? カルロッタ (身ぶりと声を真似て) でける、でける、旦那あ!うめぇことやりまさぁ。 理髪師 (イゾッタに) 君は上品で、かわいいコケットな娘、できる? イゾッタ (すぐにポーズをとり、媚びるようにお辞儀をしながら) かような高貴な騎士様に愛をこめてお仕えできるとは、光栄ですこと。 理髪師 (アミンタに) そしてあんたは、優雅で控え目で、魅力的な娘… (中断して) いや、あんたは演技しなくていい、それでいい。そのままでいい、そのままで素敵だ! (全員に) では俺が言ったように変装して、俺が望む通りにやってくれ。これで俺たちがモロズス卿の結婚についての好みを即刻変えることができず、あんたの相続財産を取り戻せなかったら、俺はよほど奇妙な間違いをおかしていたということになる。が、上手くいけば当然のことだが、俺にも分け前を少々、なにしろあの方に石鹸を塗り込んで誤魔化し、あの大バカ者の髪を切り落とすのは、今度ばかりは結構大変なことだ。準備はいいですか? ヘンリー ええ、僕らは やりますよ、 各々自分の役を やりましょう! おじ上に 分からせてやろう、 巧みさと思いつきで 何ができるか。 僕らの芸術を おじさんはけなした、 辛辣さには辛辣さで、厳しさには厳しさで! 同じもので 報いを受けるのだ、 バカな者は、バカにされる! 理髪師 では始め、まずは変装、 ちゃんと計画すれば、半ば成功。 モロズス卿だって 分かるだろう、 巧みさと思いつきで 何ができるか。 (ヴァヌッチに) あんたは牧師! ヴァヌッチ (聖職者の身ぶりで) 私は牧師! 理髪師 (モルビオに) 公証人! モルビオ (同様に) 公証人! 理髪師 (アミンタに) もの静かな女性! アミンタ もの静かな女性! 理髪師 (カルロッタに) あんたは田舎娘 カルロッタ 私は田舎娘! 理髪師 (イゾッタに) あんたは才気煥発! イゾッタ 私は才気煥発! 理髪師 他の人たちは、俺の言うように、 やってくれ、俺が台詞をつける通りに! 喋りすぎるな、まくしたてるな、 ぐずぐずするな、むだ口きくな、 そしたらきっと 上手く行く! 楽しみは全部 この芝居に蓄えてくれ! 全員 そしたらきっと 上手く行く! 万歳、床屋の親方! 合唱 (ヘンリーに) きっと、彼は撤回してくれる、 君に遺産を遣らないと 言ったことを。 ファルファッロ そして彼を 治療してやろう、 もう悪口雑言を 吐かないように。 モルビオ (冗長に、大声で、陽気に) そして髭を そってやろう、 髭がむずむず しないように。 ヴァヌッチ 私は彼に 接ぎ木しててやろう、 からす麦の代わりに 藁を食べないよう、 生涯けっして 忘れない、 結婚式を あげてやろう。 モルビオ この武骨者に 知らせてやろう、 真の芸術家が どういうものか。 そう、撤回してもらおう、 君に遺産を遣らないと 言ったことを。 ヘンリー そう、撤回してもらおう、 僕に遺産を遣らないと 言ったことを。 アミンタ (優しく) ああ、私はあの方の 心を動かしたい、 私たちの幸せを 許してくださるよう。 カルロッタ (踊りながら) バカな男を 騙すのは 娘にとっては 難しくない、 誰も研究する 必要なんてない、 誰にだって 初めからできること。 イゾッタ (同様に) しっかり気取って、かまととぶって、 やさしく男に まとわりつく、 娘が本気で 誘惑すると、 男はみんな バカになる。 合唱 (全部で10〜12人、陽気で、大声になる) このバカ者を 治療するのは、 特別興行の お楽しみ、 それを立派に やり遂げよう、 芸術と策略を 惜しまないで。 そう、私たちは やってみよう、 万歳、床屋の親方! 理髪師 (騒ぎを静めて) 静かに、静かに!小声で、小声で! カッカしないで!繊細でやさしく 先ずはあの方を 取り囲む、 冗談だと 気づかれないよう! 上手く隠して、抜き足さし足 こっそり 忍び寄り、 奴さんを 網にかけよう、 こけにして、それから… 全員 (大笑いしながら) 髭をそって (=騙して)やろう、 バカを治療 してやろう、 言い寄って、いっぱいくわせ、 困らせ、苦しめ、 接ぎ木したり、求婚したり、 さんざん なぶりものにして、 いじめて、からかってやろう。 理髪師 (同時に) では始めよう、ぐずぐずするな、 ほらを吹くな、むだ口をきくな、 各々が 自分の役割をする、 そして旦那を 降参させよう! 全員 万歳、床屋の親方! (全員が理髪師に抱きつき、それから互いに抱き合う) ERSTER AUFZUG ERSTE SZENE Zimmer des Sir Morosus. Weiter, unordentlich gehaltener Raum mit vielen Zeichen, die erkennen lassen, dass hier ein ehemaliger Seemann haust Schiffsmodelle, Fahnen, Gewehre, Anker, Fischgerippe, Takelwerk. Besonders auffällig, dass alle Türen mit dichten Vorhängen oder Säcken geschützt sind. Vormittagsstunde DIE HAUSHÄLTERIN fegt den Staub vom Tische, macht Ordnung. Es klopft DIE HAUSHÄLTERIN öffnet, lässt den Barbier herein Ei, die Ehre, die Ehre! Der Herr Schneidebart, immer zeitig, immer zur Zeit. Komm Er nur, komm Er nur weiter und wart Er ein wenig! Er schläft noch, der Herr, er schläft Gott sei Dank, da haben wir Ruhe. Da kann man was reden, da kann man noch plaudern. BARBIER Meld Sie mich an! DIE HAUSHÄLTERIN Ich sag s doch, er schläft noch, er schläft, Gott sei Dank. Da kann man noch reden, mir friert schon der Mund. Da darf man sich rühren, denn mein Gott, denn mein Gott, wenn er erwacht, dann ist es zu Ende, Da heisst es sich ducken, ganz stumm tun, und leise herum in Pantoffeln, ganz stumm und ganz leise, kein Wort und kein Atem, kein Schritt und kein Ton, nur schweigen und schweigen, schweigen bis man erstickt! Ach, liebster Herr Bader! BARBIER Meld Sie mich an! DIE HAUSHÄLTERIN Gleich, gleich, ich muss Ihm s erklären, ich halt es nicht aus. Der Herr, Er weiss ja, der Herr ist so streng, und doch, Er weiss ja, der Herr ist so gut. Man will ihm doch helfen, man will ihn doch pflegen, man müht sich, man plagt sich, man denkt nur für ihn, - wie arm und verlassen ist so ein einsamer Mann! Kein Sohn und kein Neffe, kein Freund und kein Schwäher und vor allem, und vor allem, ach ja, keine Frau! Keine brave, keine treue, keine rechte und echte, keine ehrliche, redliche, sorgliche Frau… BARBIER Zum Teufel, meld Sie mich an! DIE HAUSHÄLTERIN Gleich, gleich - Versteht sich, nicht eine, die frech ist und windig, nicht so ein verbuhltes, ludriges Ding… Keine junge, oh nein, keine junge, keine grüne, nicht so ein Püppchen aus Zucker und Wachs, nein, nein, eine rechte, erfahren und fleissig, sehr still und sehr schweigsam, schon reif in den Jahren - so etwa in meinen - genau und gelassen, zwar sparsam, doch flink, nicht hitzig, doch munter, so eine, so eine… ich meine, die treu ist und gut. BARBIER Zum Teufel, ich hab meine Zeit nicht gestohlen! Was schwätzt Sie und schwatzt Sie! Meld Sie mich an! DIE HAUSHÄLTERIN Gleich, gleich, ich meine nur… Er weiss doch, Er kennt doch, Er kennt doch den gnädigen Herrn . . ; Er hat sein Vertrauen, Er plaudert mit ihm. Da dacht ich, Er könnt doch verstohlen … BARBIER Potz Kreuz, ich bin zum Barbieren bestellt. AUSHÄLTERIN Gleich, gleich, ich meine nur… . ach hört doch, ich denke… BARBIER Den Schaum schlag ich selber, was schwätzt Sie? Meld Sie mich an! DIE HAUSHÄLTERIN Nur dies noch. . Er könnte doch… ich meine… ich zahlt es Ihm gut… ich meine, Er könnte dem Herren doch sagen… versteht sich, ich zahlt es Ihm gut… Er könnt Ihm doch sagen…. Er begreift mich, ich zahlt es Ihm gut… Was braucht er lang suchen, der gnädige Herr… Mich hat er erprobt. Seit siebzehn Jahren… BARBIER Schwätzt Sie und schwatzt Sie allein wie ein Kirchenspiel von morgens bis abends - DIE HAUSHÄLTERIN Er könnt Ihm doch raten… BARBIER ausbrechend Euch zum Henker zu jagen, Euch altes, verschwatztes, verwittertes Weib! DIE HAUSHÄLTERIN aufschreiend Ai! BARBIER Eh an den Glockenklöppel von Sankt Pankraz sich hängen als an Euren Hals! Eh sich nackt in ein Nesselfeld legen, als mit Euch ins Bett! DIE HAUSHÄLTERIN schriller Ai! BARBIER Eh sich alle Backenzähne reihenweis ausziehn zu lassen, als ein Ja" vor dem Pfarrer! DIE HAUSHÄLTERIN Er Grobian, - Er… Er… BARBIER Eh sich inokulieren zu lassen mit Narrenkraut, als Euch zu sponsieren! DIE HAUSHÄLTERIN Was erlaubt Er sich gegen eine ehrsame Wittib? Er will reden! Er, Er elender Bartschaber, Er lediger Kindermacher, Er Kuppelmajor und Mixturenmischer, Er ausgeflogener Galgenvogel, Er ausgepichter, ausgejagter Tanzmeister des Teufels? Hinaus aus dem Haus! Marschier Er sofort! Hinaus! BARBIER Ruhig, alter Scherben, oder ich schlag dich in Trümmer! DIE HAUSHÄLTERIN sehr grell Mich schlagen, du Hundsknochen? Mich schlagen, eine ehrsame Wittib? Hinaus mit Ihm, hinaus aus dem Haus… ZWEITE SZENE SIR MOROSUS stürzt aus dem Schlafzimmer hervor. Er ist im Morgenrock, hält eine lange türkische Pfeife in der Hand, deren langen Stiel er vom Pfeifenkopf wegreisst und gegen die erschrockene Haushälterin schwingt. Losdreschend Da eine in deine Takelage, du altes wurmstichiges Wrack! Ich will dich lehren, Lärm machen. Da noch eine Breitseite und noch eine und noch eine! Mich willst du entern, du rostiger Ankerhaken ? Mich willst du als Prise nehmen, du morsche Galeere? Ich werde dir Wind machen, dass du zum Satan fährst. Marsch, in deine Koje und nicht wieder heraus! Marsch und keinen Ton mehr oder… DIE HAUSHÄLTERIN ist durch die Tür entflohen BARBIER Morosus unterbrechend und beruhigend Nur nicht so cholerisch, gnädiger Herr, es schlägt sich auf die Leber und macht schwarzes Blut. Nur Ruhe! Sie ist die Spucke nicht wert. Nur Ruhe, nur Ruhe! MOROSUS ärgerlich auf den Barbiersessel sich niederlassend Ruhe? Warum soll ich Ruhe halten? Warum gerade ich? Warum ich allein in diesem Lärmkessel des Teufels? Wer lässt mir Ruhe? BARBIER ihm das Tuch umbindend und den Schaum schlagend, höflich, friseurhaft Euer Liebden haben, ich fürchte, schlecht geschlafen. MOROSUS Schlafen? Wie kann man schlafen, wenn immer eine ganze Herde von Brüllhälsen wach ist? Schlafen denn die andern Menschen in der Stadt? Und lassen sie einen friedsamen Bürger schlafen? Nein, sie rennen auf die Strasse, sie toben in den Schenken, sie kotzen die Nacht voll mit ihrem vermaledeiten Lärm! Oh Gott, wie ist dieses Eselsgeschlecht der Menschen erfindungsreich im Spektakulieren! Das fiedelt und flötet, das pfeift und trompetet, das brummt und das schrummt, das rauft und besauft sich, das klimpert und stümpert und setzt niemals aus, nie, nie wird s hier still in Gasse und Haus! BARBIER ihn beflissen einseifend, nach hurtiger Friseursart Wohl, wohl, eine Schande ists, wie die gestrengen Verordnungen seiner Majestät des Königs und des löblichen Magistrats missachtet werden in dieser Stadt. Aber solange das Volk Geld in der Tasche hat, will es saufen, und wenn es gesoffen hat, dann geht s ans Raufen, und leider, leider, das ist jederzeit mit Geschrei verbunden. Da hilft nichts, als dass ein ruheliebender Bürger selber sein Gläschen Ale trinken geht und im Wirtshaus abwartet, bis die Scharwache die Gassen reinfegt. Um Mitternacht wird s dann schon still! MOROSUS ihn wegstossend vor Zorn Still? Um Mitternacht still? Und die Glocken? Die verfluchten, vermaledeiten Glocken? Wann werden die jemals still? Oh diese Glocken, Die bös und schwarz auf den Türmen hocken, Unsichtbar stumm im Gestühle kauern Und die Zeit, die unendliche Zeit belauern! Und plötzlich mit einem donnernden Stoss, Fahren sie los Ping, pang, Schwing, schwang, Stundenlang, Die grossen, die schweren, Die donnern und dröhnen, Die kleinen, die dünnen, Die plärren und stöhnen, Immer und immer Schmeissen sie einem Lärm ins Zimmer; Ob es dunkelt, ob s dämmert, Bei Nacht und bei Tag, Immer und immer Dieser grässliche, grausame Stundenschlag! Oh, die Glocken, Die entsetzlichen Glocken, Bald gröhlen sie, um in die Kirche zu locken, Wenn einer krepiert, Wenn einer geboren, Wenn ein Narr einem Weib sich zur Ehe verschworen, Wenn ein Dieb zum Galgen befördert wird, Immer, immer, Immer werden die Glocken gerührt! BARBIER die rechte Seite rasierend Sehr wahr, Euer Liebden, nicht einmal Sonntag feiern sie wie sonst jeder ehrsame Handwerksmann. Aber die Glocken unterstehen der Diözese und nicht der Judikatur des Magistrats. So tut jeder Bürger, dem sein ehrlicher Schlaf lieb ist, wohl, seine Läden gut zu schliessen gegen dieses ärgerliche Gelärm und er hat Ruh im Haus. MOROSUS ihn wieder wegstossend Ruhe im Haus? Wann hab ich Ruhe im Haus? Ist dieses Weib nicht da, das mehr Lärm macht als ein achtzehngräd ger Monsun? Ah, dieses Plappermaul, das mehr Worte in einer Minute abschiesst als seiner Majestät bestes Kriegsschiff Salven in einer Stunde. jetzt fegt sie die Zimmer, jetzt schlägt sie die Türen, bald klopft sie und knattert, bald schwatzt sie und schnattert, beständig zeigt sie sich höllisch lebendig und nie, niemals schweigt sie. BARBIER Einen solchen Drachen würde ich an Eurer Gnaden Stelle per Stückfracht dahin spedieren, wo der Pfeffer wächst und nähme mir dafür eine junge ins Haus, still und gefügig, ein schmuckes Weibchen, ein sanftes Täubchen, ein zartes, zärtliches Zeitvertreibchen - eine nette, adrette, schweigsame Frau! MOROSUS Ha! Eine schweigsame Frau? Ein Meer ohne Salz? Ein Schiff ohne Ratten ? Eine Frau, die nicht schnattert? Siebenmal bin ich ums Kap gesegelt und vom Eismeer bis ins Affenland und habe vierundsechzig Jahre keine begegnet! Eine schweigsame Frau, die findet man nur auf Kirchhöfen und unterm steinernen Kreuz! BARBIER hat das Rasieren beendet, stäubt ihn mit Puder ein und bereitet die Brennscheren vor für die Perücke Euer Gnaden belieben zu übertreiben. Sind nicht so rar, die stillen Täubchen, flattern nur nicht aus, sitzen brav gehorsam im Taubenschlag bei Vater und Mutter, und ausser im Kirchstuhl sieht sie kein Mann. Ein Dutzend an jedem Finger wüsst ich, die sich glücklich schätzten, einen so respektablen, hochehrenswerten Squire wie Euer Gnaden betreuen zu dürfen. Und gar heiraten, geheiratet werden, ach, sie liefen hundert Meilen weit, denn die ehrsamen Männer sind rar geworden und … MOROSUS Will Er mich zum Narren haben? Eine junge Frau ins Haus, das hiesse mich drei Wochen später auf der Bahre! BARBIER Mit nichten, mit nichten! Glauben Euer Gnaden einem geprüften Bader, der siebenmal mehr weiss als jeder Medikus von der Royal Academy es gibt kein besseres Remedium, um das Blut warm zu halten, als eine junge Frau! Das schmeidigt den Schlaf, das schmächtigt die Galle und sänftigt die Laune, das heitert den Sinn, das vergütigt die Seele. Ach, kein Arcanum tut einem ältlichen Herzen so wohl als eine junge, zärtliche Frau. Es ist ein Elektron in ihrem Blick, das alle guten Kräfte im Mann aufziehet und fruchtbar macht. Es ist wie gefilterte Sonne, die das Herz wieder zum Blühen bringt. Denkt Euch s nur aus Es wird Abend, der Ofen friert kalt, Man fühlt sich verlassen, man fühlt sich uralt. - Es wird traurig und schaurig, wird so furchtbar stumm, Als sässe der Tod in der Stube herum. Da tritt sie herein, Ein Stück lebendiger Sonnenschein, Bringt Wärme und Blüte, bringt Güte und Licht Mit hilfreichen Händen, mit frohem Gesicht, Und alles Grauen ist fortgetan. Man hält sich die Hände, man blickt sich an, Man plaudert, man schweigt, man lächelt sich zu, Man spricht sich, man scherzt sich und träumt sich Zur Ruh. - Wär das nicht schön? MOROSUS plötzlich nachdenklich werdend. Ganz träumerisch vor sich hin Ja, das wär schön! Nicht so bang, - nicht so leer, -- nicht so sterbensallein Jeden Tag, jede Nacht mit sich selber zu sein. Kein Sohn, kein Erbe, kein Neffe, kein Freund, Kein Mensch auf der Welt, der es herzlich meint. ja, das wär schön! - Irgendwen Zu wissen, für den man da ist, Der einem gut, - der einem nah ist, Mit dem man atmet, mit dem man denkt. Wenn einem die Angst in die Kehle drängt. Irgendwen, Für den man lebt und dem man stirbt, Und dass einer da ist, wenn man erkaltet, Der einem die Augen zudrückt und die Hände faltet, tief atmend Ja, das wär schön. - BARBIER schnell Also verstatten Euer Gnaden, ein wenig Umschau zu halten, ich kenne alle Mütter und Väter und Tanten und Töchter im Umkreis von siebzehn Meilen, ich brächte Euch das Feinste, das Stillste, das Lieblichste, das Leiseste aus der ganzen Grafschaft… MOROSUS Unsinn, mach keinen Scherz! Welches Mädchen sollte mich nehmen wollen, mich alten, bösen, bissigen Mann? Was jung ist, liebt die Jugend, und recht so! Nein, nein, ich bin zu alt, ich bin zu alt ! BARBIER Oh, Euer Gnaden tun sich selber Unrecht. Es gibt solche und solche bei den Jungfern, und solche, die gar keine sind. Es gibt törichte und kluge, und die Klugen wissen, dass das Alter gütig ist und die Jugend frech, die Schönheit vergänglich und das Geld beständig, und sie wählen tausendmal lieber einen Mann mit Würde und Ehre, als einen Tunichtgut. Er hat die Brennschere in der Hand und singt, während er die Locken aufwickelt und einrollt, die Kanzone Mädchen nur, die nichts erfahren, Sind vom blossen Blick betört, Nicht nach Rang, nur nach den Jahren Messen sie des Mannes Wert. Keiner kann da grob genung sein, Denn sie suchen ohne Halt In der Liebe nur das Jungsein, In dem Mann nur die Gestalt. MOROSUS Ja, ich bin mir längst im klaren, Ja, ach ja, ich bin zu alt. BARBIER Anders aber lieben Frauen, Kraft und Reife zieht sie an, Nur wem sie getrost vertrauen, Ehren sie als rechten Mann. Gern beugt jede sich und fügt sich, Wo sie Geist spürt und Gehalt. Wer nur Jugend sucht betrügt sich, Jede Kluge weiss das bald. MOROSUS Ich, ich sehe, Er belügt mich, Nein, ach nein, ich bin zu alt. - BARBIER Diese lieben, jene schwärmen, Sucht Euch nur die Rechte aus. MOROSUS Nein, sie werden beide immer lärmen, Ruhe will ich, Ruh im Haus! DRITTE SZENE Ein plötzlicher harter Schlag mit dem Klopfer an die äussere Türe MOROSUS aufspringend wie von einer Kugel getroffen Ah! BARBIER hat die Brennschere fallen gelassen vor Schreck Gnädiger Herr! Neues kräftiges Pochen MOROSUS Ah! Mein Stock! Wo ist mein Stock? Ich muss diesem Schurken den Schädel eindreschen! BARBIER ihn haltend Euer Gnaden, temperiert Euch! Es kann ein Schlagfluss resultieren, wenn Euer Gnaden sich so echauffieren. MOROSUS mit ihm ringend Meine Ruhe! Ich will keine Menschen im Haus! Meine Ruhe will ich! STIMME DER HAUSHÄLTERIN draussen, unsichtbar Für niemanden! Sir Morosus empfängt niemanden. STIMME DES HENRY MOROSUS unsichtbar Ich muss ihn aber sprechen. STIMME DER HAUSHÄLTERIN Ist nicht zu sprechen. STIMME HENRYS Muss zu sprechen sein! STIMME DER HAUSHÄLTERIN Nein! STIMME HENRYS Doch! STIMME DER HAUSHÄLTERIN Nein! STIMME HENRYS Doch! MOROSUS Ah, du Kröte! Ich werde dich breitschlagen! STIMME DER HAUSHÄLTERIN Was, mit Gewalt? STIMME HENRYS noch draussen Ich muss herein. STIMME DER HAUSHÄLTERIN draussen Lasst mich los. MOROSUS innen zum Barbier Lass mich los, Verfluchter! Morosus hat sich losgerissen, rennt nach seinem Prügel und stürzt mit dem geschwungenen Stock nach der Tür HAUSHÄLTERIN fliegt in diesem Augenblick durch die aufgerissene Tür herein und zu Boden, hinter ihr Henry HENRY ich werde dir zeigen, mir den Weg zu sperren! MOROSUS Ah… Er schwingt den Stock, um auf Henry loszuschlagen. Plötzlich lässt er den Stock starr erhoben schweben, fragend Henry? HENRY Mein teuerster Ohm! MOROSUS begeisterter, sicherer Henry? Wirklich Henry? HENRY Und meines Oheims allergetreuester Neffe! MOROSUS Henry! Er lässt den Stock fallen und umarmt ihn. Zärtlich ihn nach vorn führend Du lebst? HENRY Ich lebe. MOROSUS Du bist nicht tot ? HENRY Nicht dass ich wüsste. MOROSUS Du bist nicht gestorben? HENRY Nicht dass ich dessen mich erinnerte. MOROSUS Aber du warst verschwunden von der Universität Pavia; niemand konnte mir Nachricht geben. HENRY Ach, Ohm, verzeiht mir s. Mich langweilten die Bücher, mich ekelte die Jurisprudenz, mich widerte der ganze papierene Kram. So lief ich davon. MOROSUS breit lachend Ha! Liefst davon? Einfach davon? Bravo, bravo! Ein Morosus, ein echter Morosus, mein wahrer Bruder Sohn! So sind wir, nicht zu halten, nicht zu binden, immer dem Abenteuer nach. Genau so entlief ich vor vierzig Jahren vom Gut meines Vaters zur Flotte, mich herumzuschlagen mit Tod und Teufel. Ein echter Morosus! Unser Blut, unser Sinn! Aber nun bleibst du hier? HENRY Wenn Ihr s verstattet, mein gütigster Ohm. Doch… MOROSUS zum Barbier Er bleibt hier. Habt ihr s gehört? Ihm dies Haus, ihm mein Erbe! Alles ihm! jetzt brauch ich keine Braut, keine Frau, keine Mädchen, keine stummen und schweigsamen sie sollen einen Schuster heiraten oder einen Krämer und ich geb meinen Segen, jetzt ist er da, mein Erbe, mein Sohn. Du wirst ihn rasieren. zur Haushälterin Du wirst ihn betreuen! Die oberen Zimmer für ihn! Alles für ihn! Ab, mein Henry, jetzt weiss ich wieder, wozu man lebt. Komm, leg ab, setz dich her, komm in meine Arme, wackrer junge, komm, ich bin hundeneugierig, von dir zu hören. HENRY Ja, gerne, gerne… doch möcht ich erst… MOROSUS Ganz - was dir beliebt! Du bist bei dir zu Hause! Soll man dir ein Bad rüsten? Willst du essen? Willst du trinken ? Nur setz dich, setz dich her, mein junge, lass mich freuen an dir! HENRY unruhig Ja, es ist nur… wie soll ich s Euch erklären… ich bin nicht allein. MOROSUS Nicht allein? HENRY Ich bin mit ihnen… sie sind mit mir… sie warten unten… nämlich… nämlich zögernd meine Truppe… MOROSUS falsch verstehend, begeistert Deine Truppen? Du hast sie mitgebracht, deine Soldaten? Ha, ich dacht es gleich, ein Morosus klebt nicht bei Büchern, den lockt s ins Abenteuer. Wacker, wacker! Ein echter Morosus, das gute, feurige Blut! Wer mit einem Morosus gefochten, ist mein Freund, mein Gast! Her mit deinen Soldaten! Alle herauf! Zum Fenster hinunterrufend Herauf! alle herauf! Ihr seid alle geladen. Wieder zu Henry Ich will sie sehen, deine jungen, sie sollen mir erzählen von deinen Heldentaten, ein alter Seemann hört nichts lieber als von Schlachten und Kriegen! Zur Haushälterin Wein her! Krüge und Becher! Ah, wie freu ich mich, mein Henry, deine Kameraden zu bewirten, es sind doch des Herrgotts beste Söhne, die Soldaten, und ich war auch einer von ihnen. Kleiner humoristischer Marsch. Es tritt auf die Operntruppe Cesare Vanuzzis zuerst Cesare Vanuzzi, schlecht angezogen, aber pathetisch und gravitätisch. Carlo Morbio, Giuseppe Farfallo, drei Sängerinnen Aminta, Isotta und Carlotta, hinter ihnen zwei bis vier andere Sänger, die gewissermassen den kleinen Chor bilden. Sie treten gravitätisch ein, die Frauen machen devote Kratzfüsse MOROSUS hat überrascht und sprachlos dem Aufzug zugesehen, dann indigniert, mit erwachendem Zorn Das deine Truppen? Deine Soldaten? HENRY ängstlich Allerdings… jawohl… unsere Truppe… Die hochberühmte Compagnia Maestro Cesare Vanuzzis… sich fassend gestattet, Ohm, Euch zu präsentieren Cavaliere Cesare Vanuzzi, der Principal unserer Opera, Ritter des goldenen Sporens, der Apoll Italiens… hochbeliebt bei Seiner Heiligkeit, Gast der illustresten Höfe… VANUZZI sich verbeugend und Euer Gnaden ergebenster servitore. HENRY Dies Carlo Morbio, gefeiert für seinen Orfeo, dies Giuseppe Farfallo, der Liebling Bolognas, - dies Aminta, dies Isotta, dies Carlotta, dies die andern Kameraden. MOROSUS misstrauisch Du willst doch nicht sagen, dass du gleichfalls singst ? HENRY Ich habe mich nicht ohne Erfolg darum bemüht. VANUZZI Nicht so bescheiden! Ein junger Meister, Euer Gnaden! Parola d onore, das Entzücken von San Carlo und Santa Capella. MOROSUS Doch nicht in publico singst? HENRY Allerdings. Seit einigen Monden. MOROSUS Für Geld? Ein Morosus? Du lässt dich bezahlen? HENRY Ich darf zu meinen Gunsten vorbringen, dass ich bisher sehr schlecht bezahlt wurde. MOROSUS Und wozu… wozu schleppst du all die mit nach England? Was soll das da? HENRY Cavaliere Vanuzzis Ruhm ist bis in unser Vaterland gedrungen. Ein Impresario hat ihn gewonnen, im Haymarket-Theater einige seiner berühmten Operas zu produzieren, wir hoffen auf den geneigten Beifall Ihrer Majestäten und die Gunst des Publikums. MOROSUS Und wenn dazu im Chorus die himmlischen Heerscharen singen wollten, ich hör mir s nicht an. Eher auf die Galeeren als zu diesem neumodischen Ohrengeschinde, das man Operas nennt! Mögen sie trillern und brüllen, bis ihnen der Kehlkopf platzt. Ich hoffe nur, du, ein Morosus, machst mir nicht die Schande, dich hierzulanden mit ihnen zu zeigen. HENRY Cavaliere Vanuzzi hat mir den Part des Primo Tenore zugedacht. Ich werde den Orlando singen in der Opera des göttlichen… MOROSUS Du wirst nicht singen! HENRY Ich werde singen! MOROSUS Du wirst nicht singen! HENRY Ich werde singen! MOROSUS Ich verbiete es. Ich dulde die Schande nicht. Unser ehrlicher Name! Unser angeseh nes Haus! Ein Morosus neben Kastraten und Gauklern! Ein Morosus! Ich verbiete es! Ich verbiete es! HENRY Hört mich an, gütigster Ohm! MOROSUS Ich will nichts hören. Ruhe will ich, Ruhe! Ein Morosus, der singt, ist kein Morosus! Sofort verlässt du diese Truppe! HENRY Ich kann sie nicht verlassen. Ich bin gebunden an sie! Mit meinem Wort, mit meiner Ehre, mit - er zieht die zögernde Aminta heran meiner Liebe. Ich wagt es Euch nicht gleich zu gestehen, Ohm. Diese, Aminta, ist meine Frau. MOROSUS Deine Frau? Eine Sängerin? Und sie soll in mein Haus? Eine Lärmmacherin, eine Ohrenschinderin, eine Komödiantin, eine Gauklerin, eine… HENRY Genug und zu viel! Wenn sie Euch nicht willkommen ist, dann gehe ich mit ihr. MOROSUS Drei Komödianten! Sechs Komödianten! Eine ganze Opera in meinem Haus? Bist du toll? Fort mit denen allen, oder - ich enterbe dich! HENRY Mein gütigster Ohm! MOROSUS immer wilder Ich enterbe dich! Kein Pfund und keinen Schilling! Lieber vor die Ratten! Lieber ins Wasser! Oh diese Schande! Ein Morosus mit solchen Kujonen, solchem Galgenholz, mit solchen Strassenläufern, Bettelsängern… VANUZZI ausbrechend Ah! C è troppo! Das mir! Einem Ritter vom goldenen Sporn! Alle durcheinander zusammen und auf die einzelnen Invektiven Morosus einsetzend, immer stärker, erbitterter, schliesslich zum Tumult werdend MOROSUS Solchen ausgestäupten Halunken! Solchen Weissnichtwohers! MORBIO Impertinenza! Was erlaubt er sich! FARFALLO Che arroganza! Mich, der vor dem Papst gesungen! HENRY Ohm, ich beschwöre Euch, moderier Er sich! MOROSUS Mit Dirnen und Hübschlerinnen… ISOTTA Was erlaubt Er sich! CARLOTTA Was erfrecht Er sich! MOROSUS Mit solchem zusammengelesenen Pack, das für zehn Soldi Speichel frisst, das für jedes Bravo buckelt, das für ein Goldstück heult und hurt… Fort mit denen allen, oder ich enterbe dich! HENRY Das ist zuviel! Das duld ich nicht. Ihr beleidigt meine Frau! VANUZZI Meinen Degen! Meinen Degen! Vor die Justiz! Er hat uns beleidigt! Ich muss ihm die Ohren abschneiden! MORBIO Vor die Justiz! Vor die Justiz! Er hat uns beleidigt! Er hat uns beschimpft! Soddisfazione! FARFALLO Vor die Justiz! Er hat uns beleidigt! Er hat mich beschimpft! Soddisfazione! ISOTTA Meine Ehre! Meine Ehre! Ich klage ihn an! Vor die Justiz! CARLOTTA Ein Saufbold! Ein Weinfass! Er weiss nicht, was er spricht! Was erlaubt er sich! CHORUS DER ANDERN Soddisfazione! Er hat uns beleidigt. Soddisfazione! Vor die Justiz! MOROSUS hat den Stock ergriffen, schlägt damit schmetternd auf denTisch. Alles flieht auseinander und schweigt Ruhe! Ruhe in meinem Haus! Hier bin ich der Herr und ich allein. Zu Henry Ich kenne dich nicht mehr. Du bist gestorben für mich. Ein Morosus, der singt, ist kein Morosus. jetzt wird reiner Tisch gemacht. Zum Barbier Morgen bringst du mir eine Frau, eine stille, schweigsame Frau, und gleich auch Pfarrer und Notar! Sofort wird geheiratet, morgen noch, sofort, alles soll ihr gehören, alles! Morgen, verstanden ? HENRY Aber gütigster Ohm! Hört mich an! FARFALLO beiseite Che arroganza! Impertinenza! VANUZZI Mich, einen Ritter vom goldenen Sporn! MORBIO Mich, der vorm Papst gesungen! MOROSUS wütend Ich bin nicht gütig! Ich bin nicht mehr dein Ohm! Kein Schritt mehr über die Schwelle! Fort mit deinem Pack! Zum Barbier Und morgen die Frau her, und käm sie aus dem Armenhaus! Nur still muss sie sein, nur still, nicht singen darf sie, verstanden! Endlich jemand, der nicht schreit und nicht zetert, der einem nicht Lärm in die Ohren schmettert. Meine Ruhe will ich, meine Ruhe! Endlich einmal Ruhe! brüsk zu den andern Hol euch alle der Henker! läuft hinaus und schmettert die Tür hinter sich zu LETZTE SZENE HENRY ganz konsterniert Oh Gott, war das ein saurer Empfang! AMINTA Ach, Liebster, ich hatte es immer geahnt, er wird mich nicht mögen, er stösst uns von sich! jetzt hast du alles durch mich verloren, alles durch meine Schuld die Heimat, das Haus, das Erbe, den Ohm! FARFALLO Grosser Verlust! Ein solcher Grobian! Ein solcher Banause! Ein solcher Sack voll Gift und Galle! MORBIO Ein solcher Grobian! Ein solcher Sack voll Gift und Galle! Ein solcher Banause! VANUZZI Mich einen Bettelmusikanten! Mich, Cesare Vanuzzi! Oh, canaglia! ISOTTA Ein solcher Sack voll Gift und Galle! Ein solcher Banause! CARLOTTA Ein solcher Banause! Eine Dirne mich! Mich, die mit dem Prinzen von Guastalla nicht schlafen wollte für dreihundert Dukaten und eine diamantene Uhr! MORBIO Ein solcher Banause! Die Ohren sollte man ihm abschneiden und an die Tür nageln! FARFALLO Che sono io? Die Zähne ausreissen, dass er nicht mehr schimpfieren kann, dieser Schreihals! ISOTTA Ihm das Haus anzünden! VANUZZI Aber die Kunst hat er gelästert, unsere Kunst hat er geschmäht, das soll er büssen. Ein Katzenkonzert jeden Abend vor seiner Tür. Grossi Timpani e Tromboni jeden Abend, jeden Abend, bis er revoziert. CHORUS Ein Katzenkonzert! ja, ja! jeden Abend. Bis er revoziert! BARBIER dazwischentretend Sachte, sachte, illustre Herren! Es gibt hierzulande Gesetze, welche die Nachtruhe jedes ehrsamen Bürgers beschirmen. Und dann, mit Verlaub, ihr tut Sir Morosus unrecht. HENRY Unrecht? Er hat mich enterbt! AMINTA Unrecht? Er hat mich verstossen! MORBIO Unrecht? Er hat uns beschimpft! CARLOTTA Er hat mich beleidigt. ISOTTA Er hat mich gekränkt! CHORUS Unrecht? Zum Henker hat er uns geschickt! Zum Henker! BARBIER Piano, piano! Und ich sage euch, er ist ein kreuzbraver Kerl, der Beste in der ganzen Grafschaft, er ist leutselig und freigebig, eine Seele aus Wachs, ein Herz von Gold. Nur mit den Ohren hapert s bei ihm, der Arme kann Lärm partout nicht vertragen, an den Ohren ist er so kitzlig wie andere unter der Sohle. Er ist einmal mit der Pulverkammer seiner Galione in die Luft geflogen, den Krach hat man vierzig Meilen weit gehört, ein Kirchturm ist drüber eingestürzt halbgeröstet haben sie ihn aus dem Wasser gefischt, er war - ein Wunder - lebendig. Nur das Trommelfell ist in tausend Winde gegangen. Seitdem, versteht ihr s, kann er keine Art von Lärm ertragen, ausser den er selber macht. AMINTA Ach der Arme! Hätten wir das doch geahnt! BARBIER zu Henry Und was Euch anbelangt, junger Herr - nicht so hitzig! Ich würde mir den Handel doch noch überlegen, eh ich solche Erbschaft fahren liesse. Bares Geld wächst nicht so flink wie die Disteln, und der alte Herr da hat mehr davon als England Trunkenbolde. Er hat zwei spanische Silberschiffe gekapert und auch sonst fleissig Prisen heimgebracht. Da unten im Keller stehen allerhand Kisten, wenn man die anstösst, dann klirrt s und klimpert s und klingt s von goldener Musik, ich hab eine Nase dafür, ich rieche Gold durch Holz und Eisen auf hundert Schritt wie die Biene den Honig. jedesmal, wenn ich hier über die Schwelle trete, muss ich niesen, so kitzelt s mich in der Nase, und meine Nase weiss warum es mögen da im Keller allein ihre sechzigtausend Pfund liegen oder siebzigtausend in guten Barren und runden Dukaten. ALLE in ehrfurchtsvollem Staunen wiederholend Sechzig, sechzig… siebzig … siebzig… sechzig-tausend… tausend… tausend… tausend Pfund. BARBIER Ein fürstliches Erbe und genug jedenfalls, junger Herr, Euch privatissime eine Opera zu halten und (bei allem Respekt) Signor Vanuzzi als Hofmusikus dazu. Darum nicht so voreilig, nicht so stolz, junger Mann, sonst setzt morgen schon in Eurer Wolle ein fremdes Kätzchen sich fest. HENRY Was soll ich tun? Ich kann doch unsre Aminta nicht lassen um seiner Narrheit willen! CHORUS noch immer staunend leise durcheinander Sechzig… Siebzig… tausend… tausend… tau-send… sechzig… siebzig… soviel Geld… gibt s nicht wieder auf der Welt… sechzig, siebzig… tausend … tausend… AMINTA sich Henry nähernd Nicht an mich, Geliebter, denke, Nur an dich, an dich allein! Gläubig mich dir hinzuschenken War für mich schon Seligsein. Immer schien mir zu gering ich, Dass solch Glück mir dauern mag. Wie aus Gottes Hand empfing ich Dankbar jeden neuen Tag. HENRY auf sie zu Dich verlassen ? Dich entbehren, Die mir eins und alles ist? Nein, Geliebte, wären diese Keller auch gefüllt mit Gold Gold die Türen, Gold die Schlösser, Gold das Dach und Gold die Speicher, Gold die Mauern, die sie tragen, Und ich sollt nur eine Strähne, Eine dünne blonde Strähne, Die dein liebes Antlitz ründet, Nur ein Haar von deinen Wimpern, Nur ein Lächeln deiner Lippen Und den Schatten dieses Lächelns Und den Schatten dieses Schattens Dafür tauschen - nie und nimmer! AMINTA Ist der Letzte nun gekommen, Endet wirklich so viel Glück Liebend, wie du mich genommen, Geb ich dich dir selbst zurück! Sei gesegnet! Keine Klage Soll von meinen Lippen gehn, Alles will ich gern ertragen, Kann ich dich nur glücklich sehn. HENRY Dich verlassen? Dich entbehren? Nein, solang ich lebe, Immer dein und immer mehr! Wo ich liebe, ist mein Leben, Wo du atmest, meine Welt! Er umarmt sie, dann zu den andern Nein, ich werde euch nicht lassen, Mag er wettern, wie er will. Ihr habt mich zu euch genommen, Jung und töricht wie ich war, Habt das Herz mir aufgeweitet Und gesegnet mit Musik! Gerne hätt ich s euch entgolten, - Doch nun bin ich arm wie damals, Habe nichts als eure Freundschaft Und die Kunst, die uns beseligt, Doch kein Geld, kein Gold der Erde Wiegt mir diese Schätze auf. VANUZZI Wackerer Junge! MORBIO Teurer Bruder! FARFALLO Sei umfangen! ISOTTA Lass dich küssen! CARLOTTA Heut und immer! AMINTA Dank, Geliebter! CHORUS Immer, immer wollen wir verbunden bleiben, immer Brüder, Freunde, Kameraden! ALLE umarmen sich begeistert untereinander BARBIER hat sich unterdessen die Mütze aufgesetzt und sein Barbierzeug zusammengerichtet Sehr rechtschaffen gedacht, junger Herr, aber wie schade, dass alles Rechtschaffensein auf dieser Welt meist eine Dummheit ist, denn Ihr lasst ein schönes Stück Geld wegschwimmen! Wenn ich jetzt sechshundert Jahre lang täglich sechzig Leute balbiere, so schabte ich mir nicht die sechzigtausend Pfund zusammen, die Ihr da wegwischt, als wär s schmutziger Seifenschaum. Ach, das Leben ist schwer und die paar Groschen sauer verdient! jetzt soll ich noch bis morgen für den Herrn sein schweigsames Fräulein finden! Ist nicht so leicht, wie er meint. Ich kenn ja allerhand Weibszeug und weiss meine Wege, aber bis morgen, bis morgen, wo find ich da eine, die Rechte? Zu Carlotta und Isotta Nun, meine Schätzchen, hätte nicht eine von euch Lust, sechzigtausend Pfund zu sponsieren ? Überlegt s euch, meine Kinder, solche goldene Äpfel wachsen selten in England. Zu Isotta Wie wär s, mein Täubchen, würdest du bei Herrn Morosus auch schön bescheiden und vor allem still und schweigsam sein? ISOTTA tanzhaft Ich würde lachen Von früh bis spät. Immer nur lachen, Schabernack machen, Bis ihm die Lust Am Schimpfieren vergeht. Ich würd ihn lehren, Das Lachen mir wehren! Mit hundert Scherzen, Hurtig und heiter, Würd ich ihn necken, Picken und packen, Zwicken und zwacken, Dass er nicht weiter Den Tag mir vergällt! Darf ich nicht so sein, Wie s mir gefällt, Darf ich nicht froh sein Nach meinem Herzen, Was soll mir sein Geld ? BARBIER Oh, das wär schon gar nichts für meinen Herrn Morosus! zu Carlotta Und du, mein Lämmchen? CARLOTTA tanzhaft Ich würde singen, Von früh bis spät Immer nur singen, Die Brust mir ausschwingen, Bis ihm die Lust Am Schimpfieren vergeht. Und mag er versuchen, Was er auch will, Zetern und wettern, Die Scheiben zerschmettern, Ich bleibe nicht still. Mag er nur fluchen, Brüllen und toben, Wie s ihm gefällt! - Nur wenn ich singe, Spür ich mich leben, Nur wenn ich singe, Fühl ich mich schweben, Nur wenn ich singe, Umfass ich die Welt! AMINTA O herbe Schmach, O bittre Seligkeit! Geliebter mein, Ich bleibe treu bei dir. Was auch die Zukunft bringen mag, Ich halte fest zu dir. So lange du nicht lässt von mir, Beseligt will ich immer sein! BARBIER O weh, das wäre eine harte Kost für den Magen des Herrn Morosus! Da würde er, eh noch die Tinte trocken ist auf dem Heiratsbrief, schon nach dem Scheidungskontrakt verlan - - er stockt plötzlich und lacht laut Ha! ALLE besorgt um ihn herum Was ist? BARBIER bedeutsam feierlich Mir fällt etwas ein! ALLE ehrfürchtig Silentium! Silentium! Herrn Schneidebart fällt etwas ein! BARBIER aufatmend Mir ist etwas eingefallen! ALLE Ruhe! Ruhe! Herrn Schneidebart ist etwas eingefallen! BARBIER Wie wär es, wenn man Herrn Morosus verheiratete, aber so, dass er meint, dass er verheiratet sei, aber er gar nicht verheiratet wäre, und dann, wenn er verheiratet ist, das heisst, wenn er meint, verheiratet zu sein, während er gar nicht verheiratet ist, diese Heirat, die gar nicht giltig ist, ungiltig zu machen, so dass Ihr wiederum sein Erbe werdet? ALLE ratlos Verstehst du das? Verstehst du das?… Er redet chinesisch… ich verstehe kein Wort. BARBIER Nur Geduld! Die grossen Gedanken waren der Menschheit niemals sofort verständlich. Lasst mich nur machen, ich habe einen bedeutenden Plan. Zu Vanuzzi Ihr könnt notfalls einen Pfarrer glaubhaft darstellen ? VANUZZI in seinem Künstlerstolz gekränkt Einen Pfarrer? Fünfzig, hundert. Einen katholischen, einen lutheranischen, einen protestantischen, alles, was Er begehrt. Einen Bischof, einen Erzbischof, einen verhungerten Landpfarrer, einen - - BARBIER Genug, genug! Zu Morbio Und Ihr einen Notar? MORBIO Einen papiernen, einen feurigen? Einen mausigen oder demosthenischen, ganz wie Ihr wollt. BARBIER zu Farfallo Und Ihr gleichfalls? FARFALLO Das will ich meinen! BARBIER zu Carlotta Und du ein dummes, schlichtes Landmädchen, eine rechte Gans vom Misthaufen her? CARLOTTA imitatorisch in Haltung und Stimme Woll, woll, gnä Herr! Dös wer ma scho könna. BARBIER zu Isotta Und du eine zierliche, kleine Kokette? ISOTTA sofort in Pose, schmachtend mit Knix Glücklich, einem so edlen Kavalier amorosest zu Diensten zu sein. BARBIER zu Aminta Und Ihr ein rührendes Mädchen voll Anmut und Bescheidenheit…. sich unterbrechend Nein, Ihr braucht nicht zu spielen, Ihr seid es ja. Ihr müsst nur sein, wie Ihr seid und werdet vortrefflich sein! zu allen Nun kostümiert euch, wie ich es euch sage, tut alles, was ich verlange. Und ich müsste mich kuriosest irren, wenn wir nicht Herrn Morosus den Geschmack an der Ehe schleunigst abgewöhnten und Euch Euer Erbe wieder zubrächten, wobei ich allerdings auch auf ein Scherflein rechne, denn es wird allerhand Mühe kosten, ihn gründlich einzuseifen und ihm den Schopf seiner Narrheit ein für allemal abzuschneiden. Seid ihr bereit? HENRY Ja, das wollen wir probieren, Jeder stelle seinen Mann! Mein Herr Oheim soll verspüren, Was Geschick und Laune kann. Er hat unsere Kunst gescholten, Scharf auf scharf jetzt, hart auf hart! Gleiches sei mit Gleich vergolten, Und wer Narr ist, sei genarrt! BARBIER Also fort, Euch kostümieren, Gut geplant, ist halb getan. Herr Morosus soll verspüren, Was Geschick und Laune kann. Zu Vanuzzi Du den Pfarrer! VANUZZI mit illustrativer Geste Ich den Pfarrer! BARBIER zu Morbio Den Notarius! MORBIO ebenso Den Notarius! BARBIER zu Aminta Ihr die Stille! AMINTA Ich die Stille! BARBIER zu Carlotta Du die Grobe CARLOTTA Ich die Grobe! BARBIER zu Isotta Ihr die Scharfe! ISOTTA Ich die Scharfe! BARBIER Und ihr andern, was ich sage, Tut nur, was ich euch souffliere! Nicht viel schwätzen, nicht parlieren, Nicht lang zaudern, nicht viel plaudern, Und wir werden reüssieren! Alle Lust dem Spiel gespart! ALLE Und wir werden reüssieren, Vivat, Meister Schneidebart! CHORUS zu Henry Ja, er muss es revozieren, Dass er dir dein Erbe raubt. FARFALLO Und ich werde ihn kurieren, Dass er nicht mehr Galle spuckt. MORBIO breit, voll, lustig Und ich werd ihn balbieren, Dass der Bart ihn nicht mehr juckt. VANUZZI Ich werd ihn kopulieren, Dass er Stroh für Hafer frisst, Eine Hochzeit zelebrieren, die er lebens nicht vergisst. MORBIO Dieser Rüpel soll es spüren, Was ein wahrer Künstler ist. Ja, er muss es revozieren, dass er dir dein Erbe raubt. HENRY Ja, er muss es revozieren, Dass er mir die Ehre raubt. AMINTA zart Ach, ich möcht ihn lieber rühren, Dass er unser Glück erlaubt. CARLOTTA tanzend Einen Narren riaszuführen, Das fällt keinem Mädchen schwer, Das braucht keine erst studieren, Jede kann s von Anfang her. ISOTTA ebenfalls Fest sich spreizen, keusch sich zieren, Sachte wickelt man ihn um, Will ein Mädchen sie verführen, Werden alle Männer dumm. CHORUS im ganzen also zehn oder zwölf Stimmen, übermütig und ganz laut werdend Diesen Narren zu kurieren, Wird ein Spass besonderer Art, Ihn vollendet durchzuführen, Sei nicht Kunst und List gespart. Ja, wir wollen es probieren, Vivat, Meister Schneidebart! BARBIER den Tumult beschwichtigend Sachte, sachte! Leise, leise! Nur nicht hitzig! Fein und zart Müssen wir ihn erst umkreisen, Dass er nicht den Spass gewahrt! Gut verhüllt, auf leisen Zehen Pürschen wir uns still heran, Ihn ins Netz hineinzunähen Und zu narren, aber dann… ALLE losbrechend Wollen wir ihn gut balbieren, Ihn von der Narrheit auskurieren, Scharmuzieren, intrigieren, Drangsalieren und vexieren, Kopulieren und sponsieren, Wacker an der Nase führen, Kujonieren, intrigieren. BARBIER gleichzeitig Also vorwärts, nicht gezaudert, Nicht geflunkert, nicht geplaudert, Jeder spiele seinen Part, Und er wird kapitulieren! ALLE Vivat, Meister Schneidebart! Alle umarmen den Barbier, dann sich untereinander この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@ Aiko Oshio Strauss,Richard/Die schweigsame Frau/II
https://w.atwiki.jp/oper/pages/191.html
第3幕 (荒涼とした土地。舞台後方に向かって険しく切り立っている岩山のふもと。 夜。嵐と雷雨。稲妻、激しい雷鳴。雷鳴が鳴りやんでも、稲妻は長い間、雲の合い間を行きかっている) 前奏曲と第1場 (さすらい人、エルダ) <さすらい人> (舞台前方の岩には冥界への入口のような洞窟への扉がうがたれており、さすらい人は、決然とした足取りで、そこに歩み寄る。その場に陣取って槍にもたれると、さすらい人は、洞窟の入口に向かって、次のセリフで呼びかける) 起きろ、ヴァーラよ!ヴァーラよ!目覚めよ! 長い眠りにまどろむお前を、 わしは起こしに来た。 お前を呼んでいるのだ・・・ 上がって来い!上がって来い! 霧深き冥界、 闇夜の地底から、上がって来るのだ! エルダ!エルダ!永遠なる女! 地の底から高みへと浮かび上がれ! お前の目を覚ます歌を、わしは歌うぞ。 瞑想の眠りから、お前の目を覚ますのだ。 全知の女よ!原初の世界を知る女よ! エルダ!エルダ!永遠なる女! 起きろ、目覚めよ、ヴァーラよ!目覚めよ! (洞窟は、次第に明るみを帯びて来る。青みがかった光。その光に照らし出されたエルダは、次のセリフを語りながら、とてもゆっくりと下から浮かび上がってくる。彼女の体は、あたかも一面霜に覆われているかのようで、髪の毛と衣裳は、きらきらと輝いている) <エルダ> 歌が大声で呼びかける・・・ 魔力が、激しく惹きつける。 知恵をめぐらす眠りから、私は目覚めた・・・ 私の眠りを邪魔するのは、だれ? <さすらい人> 起こしたのは、わしだ。わしが歌っているのだ・・・ どんなに深く眠っている者をも 目覚めさせる歌を。 わしは世界を駆けめぐり、 あちこちへとさすらい、知らせを手にし、 原初の知恵にあふれた助言を得ようとした。 だが、お前以上の知恵を持つ者は、誰もいない・・・ お前は知っている・・・地底に隠されているものを、 山や谷、水や大気に織り込まれているものを。 命うごめく所、必ず、お前の息はそよぎ、 思念の及ぶ所、必ずお前の想いが注がれている・・・ 皆が口を揃えて、お前の知らないことはないと言う。 だから、わしは、知らせを得るために、 お前を眠りから覚ますのだ! <エルダ> 私の眠りとは、夢を見ること。 私の夢とは、想いをいたすこと。 私の想いとは、知をつかさどること。 だけど、私が寝ていても、 ノルン達は、起きています・・・ あの子たちが、綱を編み、 私が知っていることを紡いでいるはず。 なぜ、ノルン達に訊ねないのです? <さすらい人> ノルン達は、この世界に強制されて編むだけで、 何一つ変えることは、できやしない。 だが、お前の知恵ならば、 わしに良い助言を与えぬでもない・・・ どうしたら、この回り続ける車輪を止めることができるのだ? <エルダ> 男達の行為は私の心を暗くする・・・ 私という知の女神ですら、 この世を支配する神ヴォータンには強制され、 あなたのために、望みの乙女を産んだわ・・・ ヴォータンが、その乙女に命じたのは、 勇者を選んで連れて来ること。 あの子は、勇敢で、しかも賢い・・・。 わざわざ私の目を覚ますのは、なぜなの? なぜ、エルダとヴォータンの子供に訊ねないの? <さすらい人> あのヴァルキューレの小娘のことだな? ブリュンヒルデのことを言っているのだな? あの娘は、嵐を支配するこのわしに叛逆したのだ。 自分の心を無理やり抑えたわしに・・・。 戦場の支配者であるわしがその望みを抱いたことは否定しない。しかし、わしはその望みを抑えたのだ…自分の心に反しても。ところが、わしが全幅の信頼を置いていたあの娘は 勝手に、その望みを果たそうとした。 激しい戦の最中に、あのブリュンヒルデがな。 戦の神として、わしは、あの娘に罰を与えた・・・ その目に眠りを下すと、 岩山の上の深い眠りへと寝かしつけた・・・ 女神だったあの娘が目を覚ますのは、 人間の男の妻となる時だけだ。 いまさら、あの娘に訊ねて、どうなると言うのだ? <エルダ> (深い物思いに沈み、長い沈黙の後でようやく語り出す) 目覚めてから、頭が混乱することばかりだわ・・・ この世界は、もう、もつれにもつれてしまっている! ヴァーラの娘であるヴァルキューレの長女が 眠りに閉ざされ、罪を償っているですって? この知恵深き母が眠っている間に・・・? 反抗を教えた男が、反抗を罰するなんて? 行為を唆した男が、その行為に激怒するなんて? 法を守り、誓いを守るべき者が、 その法を犯し、偽りの誓いで支配するなんて? もう降りて行かせて! 私の知識など、もう眠りに閉ざされてしまえばいい! <さすらい人> お前を・・・母なるお前を、わしは行かせはしない。 わしには、それだけの魔力があるのだ。 太古の昔を知るお前は、かつて不安のとげを、 ヴォータンの向う見ずな心に突き刺したな・・・ お前の知恵は、ヴォータンの心を、 敵意と屈辱にまみれた終末への恐怖で満たし、 その心を不安に縛り付けたのだ。 お前が、世界で最も賢い女ならば・・・ さあ、教えてくれ。 どうしたら、神は、この不安に打ち勝てるのだ? <エルダ> あなたは・・・口ほどの男ではない! 強情で乱暴な男だわ!なぜ、あなたは、 ヴァーラの眠りの邪魔をしに来たわけ? <さすらい人> お前とて・・・ 自分で自惚れているほどの女ではないぞ! 太古の母の知恵も、もう終わりだ・・・ お前の知恵など、わしの意志の前では、 風に乗って消えてしまう。 わからないのか?ヴォータンの意図が? (長い沈黙) 無知なお前の耳に、わしは呼び掛けるから、 お前は、もう心配をせず、永遠に眠り続けろ! 神々の終末は、もうわしの心を不安に満たさない。 なぜなら、今やそれはわし自身の望みだからだ! かつては、激しい板挟みの苦悶にとらわれて、 絶望の中で決断したことを、 今、わしは心楽しく実行している。 すでに、わしは狂おしい吐き気を感じつつ、 ニーベルングの男の妬みに、この世界を委ねたが、 あの素晴らしいヴェルズングの若者には、 わしの遺産をくれてやるつもりだ。 わしに選ばれたくせに、わしのことを知らぬ あの大胆きわまりない子は、わしの指示を受けず、 ニーベルングの指輪を手に入れたのだ。 愛を楽しみ、妬みを持たぬ、あの高貴な少年の前では アルベリヒの呪いすら、その力を失ってしまう・・・。 なぜなら、この子は恐怖と無縁だからだ。 この勇者は、お前が、わしに産んでくれた ブリュンヒルデを、やさしく目覚めさせるはずだ・・・ そうすれば、悟りゆくお前の娘は、目を覚まし、 世界を救う行為を成し遂げるのだ・・・。 だから、眠るがいい・・・目を閉じよ・・・ わしの最期を夢に見届けるがいい! もはや、誰が何をしようと、 わしは、喜んで、あの永遠に若い少年に道を譲るのだ。 降りて行け!エルダ!太古の母の恐れよ! 世の初めの不安よ! 降りて行け!降りて、永遠の眠りにつくがいい! (すでにエルダは目を閉じ、徐々に舞台深く沈んでしまっていたが、今や完全に見えなくなり、洞窟の入口も再び真っ暗になってしまう。月明りが徐々に舞台を照らし出すと、いつしか嵐は吹きやんでいる) 第2場 さすらい人、ジークフリート (さすらい人は洞窟の近くに進み、舞台のほうに顔を向けながら、背中を岩にもたせかける) <さすらい人> ジークフリートがやって来たようだ。 (さすらい人は、洞窟の脇の同じ場所に居続ける。ジークフリートを導く森の小鳥が舞台前方に向かって飛んで来る。だが、突然、まっすぐ進むのをやめると、脅えたようにあちこち羽ばたきながら、あわてて舞台後方へと飛び去ってしまう) <ジークフリート> (舞台の右手前方に現れて、立ち止まる) 小鳥が、どっかに行ってしまった! パタパタ羽ばたき、かわいい歌声で、 楽しそうに、ぼくを案内してくれていたのに・・・ どっか遠くに消えてしまった! 自分で、山道を探したほうがいいみたいだ・・・ 小鳥が教えてくれた方角へ、 もう少し行ってみることにしよう。 (舞台の奥へと歩いて行く) <さすらい人> (相変わらず洞窟の脇の同じ場所で) 少年よ・・・どこに行くのだ? <ジークフリート> (立ち止まって、振り返る) 誰かの声がする・・・ ぼくに道を教えてくれるのかな。 (さすらい人に近付いて行く) ぼくは、岩山を探しているんだ。 その岩山の周りには炎が取り巻き、 女の人が一人で眠っている。 ぼくは、そのひとを目覚めさせたいんだ。 <さすらい人> 誰がお前に言ったのだ?その岩を探すようにと・・・ その女を求めよと、誰がお前に言ったのだ? <ジークフリート> 森の小鳥の歌が教えてくれた。 ぼくに良いことを教えてくれる小鳥さ。 <さすらい人> 小鳥は、いろんなことをさえずるが、 誰にも、その意味は分からぬものだ。 なぜ、お前には小鳥の歌の意味が分かったのだ? <ジークフリート> 龍の血のおかげだよ。龍は、ぼくに討たれて 嫉妬の洞窟の前で息絶えたが、 その血を舐めるや否や、ぼくの舌は熱くなり、 ぼくは、小鳥の歌声を聞き分けられるようになったんだ。 <さすらい人> お前は大きな龍を退治したのだな? だが、お前に、その強い龍を倒すよう そそのかしたのは誰なんだ? <ジークフリート> ずるい小びとのミーメが、ぼくを連れて来て、 ぼくに恐怖を教えようとしたんだ・・・。 だけど、ぼくが剣の一撃で、 あの龍を討ったのは、 龍がぼくを挑発したからさ。 ぼくを呑みこもうと、大きな口を開けたんだから。 <さすらい人> 誰が、そんな硬くて鋭い剣を作ったんだ? そんな手強い敵すら倒してしまうとは・・・。 <ジークフリート> ぼく自身が、つなぎあわせたのさ。 あの鍛冶屋のミーメにはできなかったからな。 そうでなきゃ、ぼくは、まだ剣も持たぬ身さ。 <さすらい人> だが、お前の剣の材料となった硬い破片は、 そもそも誰が作ったんだろうな? <ジークフリート> そんなこと、ぼくが知るかい! わかっていたのは、 破片だけじゃ何の役にも立たないことだけさ。 ぼく自身が、新たに剣を作り直さない限りは。 <さすらい人> (嬉しそうに、気分良さげに大笑いする) なるほどな!わしも全く同感だ! (ジークフリートを満足げに見つめる) <ジークフリート> (いぶかしみながら) なぜ、ぼくのことを笑うんだ? 質問好きの年寄りめ!いい加減にしろ。 ぼくをこれ以上、おしゃべりに付き合わせないでくれ! 道を教えるつもりなら、早く言えよ・・・ できないのなら、ムダ口をきくのはよせ! <さすらい人> まあ、待て、若いの!わしを年寄りと言うのなら、 それだけの敬意を払わなけりゃいけないぞ。 <ジークフリート> これで、うんざりするなってのか! ぼくが生まれてこのかた、 いつも行く手を遮るのは、年寄りだった。 だから、そいつをお払い箱にしてやったところだ。 あんたも、しつこくぼくの道を阻み続ける気なら、 せいぜい気をつけたほうがいいぞ・・・ (セリフに合わせた身振りで) ミーメみたいな目にあわないようにな! (さすらい人に向かって、さらに近付いて行く) あんたは、なんて格好をしてるんだ・・・? 何だよ?このでっかい帽子は? どうして、こんなに顔を覆っているんだ? <さすらい人> (相変わらず、その場から動かずに) さすらい人は、こうするものだ・・・ 向かい風の中を行く時には。 <ジークフリート> (ますます近づいて、じろじろ見つめながら) それに、帽子の下には、片目がない! きっと、前に、別の男の行く手も遮ったので、 殴られて、目ん玉が飛び出ちまったんだろう? さあ、さっさと立ち去れ。 さもないと、もう一つの目も、 失うことになってしまうぞ。 <さすらい人> せがれよ・・・自分が知らないことについては、 学ばねばならぬというものだ。 わしが失ってしまった片方の目のおかげで、 お前は、わしに残された もう一つの目を見ているのだからな。 <ジークフリート> (注意深く聞いていたが、思わず大声で笑い出す) 愉快な爺さんだ!笑わせてくれるよ! だがな、おしゃべりもこれぐらいにするんだ。 さっさと、ぼくに道を教えて、 自分の道を進んでくれ。 あんたが、ぼくの役に立つのは、道案内だけなんだから、 早く教えろ!さもなくば、体当たりしてぶっ飛ばすぞ! <さすらい人> (やさしげに) 勇気ある若者よ・・・お前がわしを誰だか知ったら、 そんな悪口は言わないだろうにな! 昔から気にかけていたお前から、 そんなに脅されては、わしは、とてもつらくなる。 わしは昔から、輝かしいお前の一族を愛していた。 激怒して、恐怖に突き落としたこともあったがな。 至高の存在であるわしが、こんなにも優しくしているのだから、 嫉妬の念をかき立てたりはしないでくれ・・・ そうなったら、わしとお前は破滅だぞ! <ジークフリート> 教えないというのか?頑固な奴だ! それならば、そこをどけ。 わかっているぞ。そこを進めば、 眠る女の人にたどりつくんだ。 あの小鳥が、そう教えてくれたんだ。 ここに来たら、逃げてしまったあの小鳥が。 (急に、辺りは、また真っ暗になる) <さすらい人> (怒りを爆発させ、命令するような姿勢で) あの小鳥は、身を守るため逃げたのだ! カラス達の主がここにいると気付いたからだ・・・。 カラス達につかまっては、大変だからな! お前だって、あの小鳥に教わった道を、 このまま進むことはできないぞ! <ジークフリート> (大いに驚き、反抗的な態度のまま、後じさりする) おいおい!ぼくを止めようというのか! あんたは誰なんだ? ぼくの行く手を邪魔しようと言うのか? <さすらい人> この岩山の主を恐れるがいい! 眠る乙女を閉じ込めたのは、 わしの力だ・・・。 あの乙女を起こして、我が物にしようという者は、 わしを永遠に無力の存在にせねばならぬ! 火の海が、あの女を包み込み、 赤い炎が、岩山を取り巻く・・・ さればこそ、あの乙女を花嫁にと望む男には、 火焔が燃えて向かってくるのだ。 (さすらい人は、槍で、岩山の頂を指し示す) あの頂きを見るがいい! 光が見えるか? あの光は、さらに明るく輝き、 炎は大きくふくらむ・・・ 焼き焦がす雲と、ゆらめく炎は、 燃えて、はじけて、こちらへ転がり落ちて来る・・・ 光の海が、お前の頭を包み込むぞ・・・ (岩山の頂からは、ゆらめく炎が反射して、次第に明るさを増してくる) 燃える炎が、すぐにも、お前を飲み込み、焼き焦がすぞ。 引き下がれ!乱暴な小わっぱめ! <ジークフリート> 引き下がるのはあんたのほうだ!大ぼら吹きめ! (前進しようとするジークフリートの前に、さすらい人が立ちはだかる) あの炎の燃える場所・・・ ブリュンヒルデのもとへと、ぼくは行くんだ! <さすらい人> 炎を恐れないと言うのか? (槍を前に差し出しながら) ならば、わしの槍で、道をふさいでやる! まだ、世界の支配権は、このわしの手中にあるのだ・・・ 今、お前が振るっている剣を、 わしは昔、この槍の柄で粉々にしたのだぞ・・・ もう一度、この永遠の槍で打ち砕いてやる! (槍を前に突き出す) <ジークフリート> (剣を抜きながら) お父さんのかたきだったか!ここで出会うとは? 仇討ちできるとは、願ってもない! さあ、槍を振るうがいい・・・ ぼくの剣で、粉々にしてやるぞ! (ジークフリートが、さすらい人の槍を一撃のもとに真っ二つにすると、そこから発した稲妻は岩山の頂きへと飛んで行く。すると、その瞬間から、岩山の頂きの弱々しい光の反射は、ますます明るさを増す炎として輝き始める。 ジークフリートの一撃は、強い雷鳴を伴っているが、その雷鳴はすぐに静まる。真っ二つになった槍の破片は、さすらい人の足下に転がっているが、さすらい人は落ち着いてそれを拾い上げる) <さすらい人> (後じさりしながら) 行け!もう、わしには、お前を止められない! (さすらい人は、突然、真っ暗闇の中に消えてしまう) <ジークフリート> 臆病者め!武器をやられたから逃げたんだな? (どんどん下のほうに垂れこめて行く火の雲が、ますます明るくなって、ジークフリートの目をとらえる) ああ!何て素敵な炎だ!素晴らしい輝きだ! 今は遮るものもなく、ぼくの行く手を照らしている。 さあ、炎を浴びに行こう! 炎の中に、花嫁を見つけに行こう・・・ ホホー!いざ行こう! かわいい仲間を、呼び寄せに行こう! (ジークフリートは、ホルンを口に当て、獣を呼び寄せる時のメロディーを吹き鳴らしながら、波打つ炎の中へ飛び込んでいく。 山頂から押し寄せていた炎は、今や舞台前方に広がっている。ジークフリートの姿はすぐに見えなくなってしまうが、彼は山頂を目指して進んでいるように思われる。 明るさが最高潮に達するところで炎は弱まりはじめ、あたかも曙光に照らし出されたような、ますます繊細な雲の輝きへと変化していく) 第3場 (ジークフリート、ブリュンヒルデ) (ますます薄くなっていく雲は、バラ色の細かい霧のヴェールへと溶けていき、千切れ千切れになってしまう。薄もやも次第に上へと消えて行き、ついには完全に消え去ると、そこには晴れ渡る青い天空だけが望まれるようになる。 その間、「ワルキューレ」第3幕と全く同じ岩山が徐々に見えるようになって来る。その縁には、曙光を反射する霧のヴェールがはりついたままになっているが、その色は、まだ下の方で燃え盛っている魔の炎をも思い起こさせる。 舞台上は「ワルキューレ」の幕切れと全く同じである。前景には、枝をこんもりと茂らせたもみの木の下で、ブリュンヒルデが、きらめく武具にびっしりと身をつつみ、兜に頭をくるまれ、大きな盾に隠されて、深い眠りについている) <ジークフリート> (外から来て、岩山の端にたどりつき、初めは上半身だけを出している。長い間、驚いて、ぐるぐる辺りを見渡している) 静かだけどさみしい所だ。この陽当たりのいい丘の上は! (すっかり登り切ると、舞台後方の斜面にある岩の上に立ちながら、いぶかしげに舞台のほうを眺める。舞台の脇にあるモミの木に目をやると、やや前進する) モミの木の陰で、何かが寝ているぞ? 馬だ!休んでぐっすりと眠っている! (ゆっくりと近寄ってくるが、やや離れた所から早くもブリュンヒルデの姿に気付き、驚いて立ち止まる。) あそこに輝いているのは何だ? 金物細工が光っているのかな? さっきの炎のせいで、まだ目が変なのかな? (さらに近くにやって来ると) きれいな武器だ!持ち上げてみようかな? (ブリュンヒルデの盾を持ち上げて、彼女の姿を見るが、ブリュンヒルデの顔は、まだほとんどが兜に覆われている) わあ!武装した男だ・・・ この姿は、ぼくを何だか嬉しい気持ちにさせるぞ! 兜なんか着けて、頭がきつくないのかな? 身につけているものを取ったら、楽になるかも・・・ (丁寧に金具をゆるめながら、眠るブリュンヒルデの頭から兜を取り外すと、そこから長い巻き髪がこぼれ落ちる。ジークフリートはびっくりする) ああ!なんて美しいんだ! (その姿にずっと見とれ続ける) ほのかに光る波打つ雲が、 晴れやかな天の海を取り巻いているみたいだ。 お日さまの笑い輝く姿が、 雲の波を貫いて、射し込んでくるようだ! (さらに深く、眠るブリュンヒルデに屈み込む) 息を吸い込むたびに、胸が上下に揺れている・・・ 胸を締め上げているこの鎧を取ってあげようかな? (とても気を遣いながら、鎧を外そうとする) さあ、剣よ、金具を切り裂け! (剣を抜くと、細心の注意を払って、鎧の両側にあるつなぎ目を断ち切り、鎧と籠手とを取り外す。 すると、女らしいたおやかな衣装に包まれたブリュンヒルデが目の前に現れるので、ジークフリートは激しく驚き、目を見張って立ち上がる) えっ?男じゃないぞ! (極度に興奮して、眠るブリュンヒルデを見つめる) 燃えるような魔力が心に火をつける。 火のような不安に、目が釘付けになる。 頭がぼおっとして目まいがする! (極度の混乱に陥って) いったい誰を呼んで、救いを求めりゃいいんだ? お母さん!お母さん!ぼくを忘れないで! (まるで気絶したようにブリュンヒルデの胸に顔をつける。長い沈黙。やがて、ジークフリートはため息をつきながら体を起こす) どうやったら、この女の人を起こして、 目を開かせることができるんだろう? ぼくに向けて目を開かせる・・・? 見つめられたら、ぼくの目はつぶれちゃわないか? それでも、やっぱりやるべきなのか? この光に耐えられるのか? ああ、もう、クラクラ・・・。フラフラでグラグラだ・・・ ぼくの周りじゅう、みんな! あこがれ焦がれて、何も感じられない・・・ 心臓がどきどきして、手がふるえる! ぼくは、こんなに臆病だったのか? これが「恐怖」というものなのか? ああ、母さん!母さん!ぼくは母さんの勇敢な息子だ! でも、あそこに寝ている女性は・・・ このぼくに「恐怖」を教えた! どうしたら、この恐怖は終わる? どうやったら勇気を取り戻せる? ぼく自身を目覚めさせるためには、 この子に目覚ましてもらわないといけないのか!? (眠るブリュンヒルデにもう一度近付いて行くと、ますます繊細な感情に捉えられ、彼女の姿に見入る。深く深く体を沈めると) 花のような口が、可愛らしく震えている。 ぴくりとかすかに動いて、この臆病なぼくを魅惑する! ああ!この息吹き・・・ 何て心地よく温かい香り! (まるで絶望したかのように) 目覚めて!目覚めて!聖らかな女性よ! (ブリュンヒルデをじっと見つめる) 聞こえていないのか。 (気持ちを抑えつつも耐えきれないような表情で、ブリュンヒルデの上に覆いかぶさりながら) それなら、ぼくは、いのちを吸い込もう。 この可愛い唇から、ぼくの中へと・・・。 そのために、ぼくが死んで消えてしまおうと! (まるで息絶えたかのように、眠るブリュンヒルデの上に体を沈めると、目を閉じたまま、その口に唇をふれる。するとブリュンヒルデはパッと目を開く。 ジークフリートはあわてて立ち上がり、その前に立ちすくむ。 ブリュンヒルデは、ゆっくりと上半身をもたげて座る。空と大地を目にすると、手を高く上げる荘厳な身振りを、この世界に戻ってきたことへの挨拶代わりとする) <ブリュンヒルデ> お日さま・・・ありがとう! 光よ・・・ありがとう! ありがとう・・・輝きの昼! 長い眠りだったけど・・・ いま目覚めたわ。 私を眠りから覚ました勇者はだれ? <ジークフリート> (ブリュンヒルデの眼差しと声に厳かなものを感じ、心を打たれて、金縛りにあったように立ちすくむ) 岩山を取り巻く 炎を越えて来たんだ・・・ 固い兜を剥ぎ取ったんだ・・・ あなたを眠りから覚ましたぼくはジークフリート。 <ブリュンヒルデ> (背筋を伸ばして座りながら) 神々よ・・・ありがとう! 世界よ・・・ありがとう! ありがとう・・・輝かしき大地! 私の眠りは、終わったわ。 目覚めた私の目の前にいる・・・ 私を眠りから覚ました人はジークフリート! <ジークフリート> (感極まってすっかり我を忘れたかのように) ああ、お母さん、ありがとう。ぼくを産んでくれて・・・ 大地よ、ありがとう。ぼくを育ててくれて! ぼくが見つめるこの瞳は、 今この幸せなぼくに微笑んでいる! <ブリュンヒルデ> (この上なく心を打たれて) ああ、あなたを産んだお母さん、ありがとう。 大地よ、ありがとう。あなたを育てた大地! あなたの瞳だけが私を見つめていいのよ。 私、あなたのためだけに目覚める定めだったの! (二人は、輝きわたる恍惚感に満たされ、互いに我を忘れて見つめ合ったままでいる) ああ、ジークフリート!幸せな勇者! 命を目覚めさせる勝利の光! ねえ、知ってるかしら?世に歓びをもたらす人! どんなに、あたしがあなたを愛していたか! あなたこそ、あたしが心から想った人、 そして心から悩んだ人なの! かわいいあなたのお世話をしたのよ。 それは、あなたが生まれる前・・・ あなたが命を得る前に、 あなたを守ったのは、このあたしの盾・・・ その頃からずっと、ジークフリートを愛していたのよ! <ジークフリート> (小声で、おずおずと) それなら、お母さんは死んでなかったのかい? ただ眠っているだけだったのかい? <ブリュンヒルデ> (微笑みながら、親しみを込めて、ジークフリートに手を伸ばす) かわいい子ね! お母さんはもう戻って来ないわ。 でも、幸せな私を愛してくれれば、 私は、あなた自身になるのよ。 あなたが知らないことを、 私は、あなたの代わりに知っている。 でも、私が「悟った」理由は、ただ一つ・・・ あなたを愛しているからよ! ああ、ジークフリート!勝利の光! ずっと愛していたの・・・ 私だけが、ヴォータンの「想い」を悟ったからよ。 あの日、私は、その「想い」を言い表せなかった。 そう…「考えた」のではない。ただ「感じた」だけだったから… でも、そのために、もがき、戦い、争い、 それを考えた人にさえ逆らったのよ。 それゆえに、私は罪を償い、罰せられる身となった。 「考えた」のではなく、ただ「感じた」がゆえに! その「想い」とは・・・わかるでしょ!・・・ ただ、あなたへの愛だったのよ! <ジークフリート> まるで奇蹟のように楽しげな歌を歌うけれど、 その意味は、ぼんやりとしている。 あなたのきらめく瞳を目にし、 あたたかい吐息を感じ、 甘い歌声を耳にしているというのに、 それに乗せて語られる言葉は、 ぼくには理解できず、途方に暮れる。 そんな縁遠い話なんか分かるはずがない! 今、ぼくの五感のすべては、あなたを感じ、見ているんだ! あなたは、ぼくを「恐怖」でとらえた。 あなただけが、恐怖の不安を教えてくれた。 もうこのまま、ぼくの気持ちを、固い縄に 結えつけたまま、閉じ込めておかないで! (きわめて興奮して、憧れのこもった眼差しを彼女に向ける) <ブリュンヒルデ> (穏やかに顔を脇にそらし、モミの木の森に眼差しを向ける) あら?グラーネがいたわ。 かわいい、あたしの馬・・・ 元気に草を食んでいる・・・ 私と一緒に眠っていたのに! ジークフリートが一緒に起こしてしまったのね。 <ジークフリート> (これまでと同じようにブリュンヒルデを見つめながら) ぼくの目は、あの歓びの口に癒されている・・・ でも、ぼくの唇は火照るような渇きに燃えている。 ああ、目を癒すあの口が、ぼくの唇をも鎮めてくれれば! <ブリュンヒルデ> (目に入った武具をジークフリートに指差して) あそこに・・・私が勇者たちを守った 盾があったわ・・・ 私の頭を覆っていた 兜もある・・・ でも、もう盾も兜もあたしを守ってくれない! <ジークフリート> 可愛らしい少女が、ぼくの心を傷つけた。 そのひとは、ぼくの頭に死の傷を負わせた・・・ だって、兜も盾も持たずに、ぼくは来たんだよ! <ブリュンヒルデ> (憂いを募らせながら) あそこに、きらきら光る鉄の鎧が転がっている・・・ 鋭い剣で真っ二つにされちゃったのね・・・ 乙女が体にまとっていた武装は剥がされてしまった。 盾となるものは何も無い・・・。 身を防ぐこともできない、ただの哀れな女だわ! <ジークフリート> 燃え盛る炎を越えて、ぼくはあなたに会いに来た! ぼくは鎧も兜も着けていなかった・・・ そして、その炎は、この胸にじかに燃え移ってきた。 燃え盛る火焔に血が沸き立ち、 焼き尽くす炎が燃え上がる・・・ ブリュンヒルデの岩山を取り囲んでいた炎が、 いまこの胸に燃えているんだ! ああ、どうか、この業火を鎮めて下さい! この赤く燃える灼熱を! (ジークフリートが強くブリュンヒルデを抱きしめると、彼女は飛びのき、不安に駆られて全力で身を守り、舞台の反対側に逃げていく) <ブリュンヒルデ> 神ですら、私に近寄らせはしなかった! 勇者も目を合わせるのを躊躇するほどの乙女だったのに・・・ きよらかなまま、ヴァルハラを離れた乙女だというのに! 何てこと!何てことなの! こんな恥辱!こんな恥ずべき苦しみ! 私を目覚めさせる男が、私を傷つけたなんて! 鎧も兜もみな剥がされて・・・。そんな私は、 もう「鎧をまとう女戦士(ブリュンヒルデ)」ではない! <ジークフリート> あなたはまだ夢見る少女のままなのですか? ブリュンヒルデの眠りを、ぼくは破れなかったのでしょうか? さあ、目を覚まして!ぼくの妻になって下さい! <ブリュンヒルデ> (気を失いそうになりながら) 想いが千々に砕けゆくのに、 知識は何も教えてくれない・・・ 私は知恵すらも失くす定めだったの? <ジークフリート> さっき歌いませんでしたか? あなたの持っている知識とは、 輝くばかりに、ぼくを愛することだと。 <ブリュンヒルデ> (一点を凝視しながら) 眼差しを曇らせる悲しい闇・・・ 目はぼやけ、光は消える・・・ 辺りをすっかり夜が包む。 霧と薄暗がりの中から、 狂ったように不安がのたくり始める・・・ 恐怖がひたひたと、私に襲いかかろうとする! (両手で激しく目を覆う) <ジークフリート> (彼女の両手を目の前から取り払いながら) 目隠しされた目には、夜しか見えない。 目隠しを取れば、暗いおののきは消えるはずです。 暗闇から目を上げて、見て下さい・・・ この燦々(さんさん)と輝く昼の光を! <ブリュンヒルデ> (激しく心を傷つけたように) 光り輝く?昼の光は私を辱めるだけだわ! ああ、ジークフリート!ジークフリート! この不安な気持ちをわかって! (心に快いイメージが浮かんだことが、ブリュンヒルデの表情から読み取られる。彼女は、再び優しい眼差しをジークフリートに向ける。) 永劫の昔から、ずっと何時(いつ)も、 甘い憧れの歓びを永久(とわ)に感じながら、 永遠(とわ)にあなたの幸せを願って来たのよ。 ジークフリート!すてきな人!この世の宝! 大地のいのち!笑顔の勇者! 放して。かまわないで。あたしをほっといて! 熱くなって近づいてこないで! 強い力で むりやり強制なんかして、 友だちの心をメチャクチャにしないで! ねえ、澄み切った小川に顔を映したことがある? 陽気なあなただもの、きっとうれしかったでしょ? でもその水を波立てて、 澄んだ水面(みなも)をかき回してしまうと 顔は見えなくなってしまって、 残るのは、ゆらゆら揺れる波紋だけよ! だから、触れたりしないで! 濁したりしないで! 永久(とわ)に明るく、優しく 笑いかけてくれれば、あなたは ずっと元気で陽気な勇者でいられるわ! ねえ、ジークフリート!かがやく若い芽! 自分を大事にして、私のことはほっといて・・・ あなたのものである私を台無しにしないで! <ジークフリート> 愛しているんだ・・・だから、あなたのほうも! もう、気持ちをおさえられない・・・ ああ、あなたがほしい! ものすごい洪水が押し寄せて来るんだ・・・ だから全身全霊で、その逆巻く波を 見つめるしかない。 水面(みなも)のぼくの姿は、もう乱されたんだから、 燃え上がる炎は、この波で冷やすしかないんだ。 だからぼくは、このまま 小川に身を投げるよ。 ああ、そうすれば、ぼくを飲み込む波が、 あこがれを静めてくれるはずさ! 目覚めてください、ブリュンヒルデ! 乙女よ、起きて下さい! 笑って生きるのです、歓びの女性(ひと)! ぼくのものになって!ぼくのものに! <ブリュンヒルデ> (まごころを込めて) ねえ、ジークフリート!ずっと前からあなたのものよ! <ジークフリート> (火のように激しく) ずっと前から?「いま」そうなって下さい! <ブリュンヒルデ> これから永久にあなたのものよ! SIEGFRIED これから?「今日」そうなって下さい! ぼくの腕があなたをとらえて、 ひっしと抱きしめるとき、 ぼくの胸は、熱烈に あなたの胸を打つよ・・・ まなざしは燃え上がり、 呼吸は途絶えそう。 目と目、口と口・・・ そしたら、あなたは、ぼくにとって 過去も未来もそうだった存在になるはず! でも、一つだけ、焼け焦げるほど不安なんだ・・・ 「いま」ブリュンヒルデは、ぼくのものなのかい? (そう言いながら抱きしめている) <ブリュンヒルデ> 今、あなたのものかですって? 神々しい安らぎは、逆巻く波濤になったわ。 清らかな光は、炎になったわ。 天上の知恵など、どっかに行ってしまった。 愛の歓喜に追い払われてしまったの! 今、あなたのものかですって? ジークフリート!ジークフリート! わからないの? あたしのこの目でじっと見つめたら、 あなた失明しちゃわない? あたしの腕をぎゅっと押しつけたら、 あなた燃え出してしまわない? あたしの血潮が滝のように、あなたに向かって流れ込む・・・ この荒々しい炎を感じないの? こわくないの?ジークフリート、 こわくないの?この荒れ狂う女が? (ジークフリートを激しく抱きしめる) <ジークフリート> (喜びながらも驚いて) わあ!血潮がどっと燃え立つぞ! 瞳が見つめ合って火花を上げるぞ! 腕どうしがぎゅっと絡み合うぞ・・・! やっと勇気が戻って来たぞ。 でも、あれっ?「恐怖」はどこに行った? つまり、ぼくは何にも分からずじまいか? ついさっき、教えてくれたばかりだのに・・・ どうも・・・「恐怖」とやらを・・・ バカなぼくは、もうすっかり忘れちゃったみたい! (最後のセリフを言いながら、思わずブリュンヒルデを離してしまう) <ブリュンヒルデ> (愛の歓びがきわまって、荒々しく笑い出す) なんて子供っぽい勇者さん! なんて素晴らしい男の子! 何も知らずに神聖な行為を成し遂げる人! あたし、笑いながら愛するわ、 笑いながら、失明するわ、 ともに笑いながら、滅びましょう、 ともに笑いながら、没落しましょう! 消え去れ!輝くヴァルハラの世界など! 壮麗な城よ!崩れ落ちて塵になれ! 神々の栄華よ、さようなら! 歓喜のうちに滅びよ!不死の一族! さあ、ノルンたち!運命の綱を引きちぎれ! 神々の黄昏よ、たそがれ始めて! 滅亡の夜よ、立ちこめて! いま私を照らすのは、ジークフリートの星座だけ! 永遠の男性(ひと)、ずっと一緒よ! あたしのたった一つの宝物・・・ 輝きながら愛し、笑いながら死のう! <ジークフリート> 笑いながら目覚める歓びの女性(ひと)・・・ ブリュンヒルデがここにいて、微笑んでいる! 称えあれ!ぼくたちをつつむ昼の輝き! 称えあれ!ぼくたちを照らす太陽! 称えあれ!夜から浮かび上がる光! 称えあれ!ブリュンヒルデのいる世界! あのひとが起き、生きている。 ぼくに微笑みかけている。 きらきら光れ!ブリュンヒルデの星座よ! 永遠の女性(ひと)、ずっと一緒だ! ぼくのたった一つの宝物・・・ 輝きながら愛し、笑いながら死のう! (ブリュンヒルデはジークフリートの腕の中に飛び込む。幕が下りる) DRITTER AUFZUG Wilde Gegend, am Fusse eines Felsenberges, welcher links nach hinten steil aufsteigt. Nacht, Sturm und Wetter, Blitz und heftiger Donner, welch letzterer dann schweigt, während Blitze noch längere Zeit die Wolken durchkreuzen VORSPIEL UND ERSTE SZENE Wanderer, Erda WANDERER schreitet entschlossen auf ein gruftähnliches Höhlentor in einem Felsen des Vordergrundes zu und nimmt dort, auf seinen Speer gestützt, eine Stellung ein, während er das Folgende dem Eingange der Höhle zu ruft Wache, Wala! Wala! Erwach ! Aus langem Schlaf weck ich dich Schlummernde wach. Ich rufe dich auf Herauf! Herauf! Aus nebliger Gruft, aus nächtigem Grunde herauf! Erda! Erda! Ewiges Weib! Aus heimischer Tiefe tauche zur Höh! Dein Wecklied sing ich, dass du erwachest; aus sinnendem Schlafe weck ich dich auf. Allwissende! Urweltweise! Erda! Erda! Ewiges Weib! Wache, erwache, du Wala! Erwache! Die Höhlengruft erdämmert. Bläulicher Lichtschein von ihm beleuchtet steigt mit dem Folgenden Erda sehr allmählich aus der Tiefe auf. Sie erscheint wie von Reif bedeckt Haar und Gewand werfen einen glitzernden Schimmer von sich ERDA Stark ruft das Lied; kräftig reizt der Zauber. Ich bin erwacht aus wissendem Schlaf wer scheucht den Schlummer mir? WANDERER Der Weckrufer bin ich, und Weisen üb ich, dass weithin wache, was fester Schlaf verschliesst. Die Welt durchzog ich, wanderte viel, Kunde zu werben, urweisen Rat zu gewinnen. Kundiger gibt es keine als dich; bekannt ist dir, was die Tiefe birgt, was Berg und Tal, Luft und Wasser durchwebt. Wo Wesen sind, wehet dein Atem; wo Hirne sinnen, haftet dein Sinn alles, sagt man, sei dir bekannt. Dass ich nun Kunde gewänne, weck ich dich aus dem Schlaf! ERDA Mein Schlaf ist Träumen, mein Träumen Sinnen, mein Sinnen Walten des Wissens. Doch wenn ich schlafe, wachen Nornen sie weben das Seil und spinnen fromm, was ich weiss. Was frägst du nicht die Nornen? WANDERER Im Zwange der Welt weben die Nornen sie können nichts wenden noch wandeln. Doch deiner Weisheit dankt ich den Rat wohl, wie zu hemmen ein rollendes Rad? ERDA Männertaten umdämmern mir den Mut mich Wissende selbst bezwang ein Waltender einst. Ein Wunschmädchen gebar ich Wotan der Helden Wal hiess für sich er sie küren. Kühn ist sie und weise auch was weckst du mich und frägst um Kunde nicht Erdas und Wotans Kind? WANDERER Die Walküre meinst du, Brünnhild , die Maid? Sie trotzte dem Stürmebezwinger, wo er am stärksten selbst sich bezwang was den Lenker der Schlacht zu tun verlangte, doch dem er wehrte - zuwider sich selbst -, allzu vertraut wagte die Trotzige, das für sich zu vollbringen, Brünnhild in brennender Schlacht. Streitvater strafte die Maid in ihr Auge drückte er Schlaf; auf dem Felsen schläft sie fest erwachen wird die Weihliche nur, um einen Mann zu minnen als Weib. Frommten mir Fragen an sie? ERDA ist in Sinnen versunken und beginnt erst nach längerem Schweigen Wirr wird mir, seit ich erwacht wild und kraus kreist die Welt! Die Walküre, der Wala Kind, büsst in Banden des Schlafs, als die wissende Mutter schlief? Der den Trotz lehrte, straft den Trotz? Der die Tat entzündet, zürnt um die Tat? Der die Rechte wahrt, der die Eide hütet, wehret dem Recht, herrscht durch Meineid? - Lass mich wieder hinab! Schlaf verschliesse mein Wissen! WANDERER Dich, Mutter, lass ich nicht ziehn, da des Zaubers mächtig ich bin. Urwissend stachest du einst der Sorge Stachel in Wotans wagendes Herz mit Furcht vor schmachvoll feindlichem Ende füllt ihn dein Wissen, dass Bangen band seinen Mut. Bist du der Welt weisestes Weib, sage mir nun wie besiegt die Sorge der Gott? ERDA Du bist - nicht was du dich nennst! Was kamst du, störrischer Wilder, zu stören der Wala Schlaf? WANDERER Du bist - nicht, was du dich wähnst! Urmütter-Weisheit geht zu Ende dein Wissen verweht vor meinem Willen. Weisst du, was Wotan will? Langes Schweigen Dir Unweisen ruf ich ins Ohr, dass sorglos ewig du nun schläfst! Um der Götter Ende grämt mich die Angst nicht, seit mein Wunsch es will! Was in des Zwiespalts wildem Schmerze verzweifelnd einst ich beschloss, froh und freudig führe frei ich nun aus. Weiht ich in wütendem Ekel des Niblungen Neid schon die Welt, dem herrlichsten Wälsung weis ich mein Erbe nun an. Der von mir erkoren, doch nie mich gekannt, ein kühnester Knabe, bar meines Rates, errang des Niblungen Ring. Liebesfroh, ledig des Neides, erlahmt an dem Edlen Alberichs Fluch; denn fremd bleibt ihm die Furcht. Die du mir gebarst, Brünnhild , weckt sich hold der Held wachend wirkt dein wissendes Kind erlösende Weltentat. - Drum schlafe nun du, schliesse dein Auge; träumend erschau mein Ende! Was jene auch wirken, dem ewig Jungen weicht in Wonne der Gott. Hinab denn, Erda! Urmütterfurcht! Ursorge! Hinab! Hinab, zu ewigem Schlaf! Nachdem Erda bereits die Augen geschlossen hat und allmählich tiefer versunken ist, verschwindet sie jetzt gänzlich; auch die Höhle ist jetzt wiederum durchaus verfinstert. Monddämmerung erhellt die Bühne, der Sturm hat aufgehört ZWEITE SZENE Wanderer, Siegfried Der Wanderer ist dicht an die Höhle getreten und lehnt sich dann mit dem Rücken an das Gestein derselben, das Gesicht der Szene zugewandt WANDERER Dort seh ich Siegfried nahn. Er verbleibt in seiner Stellung an der Höhle. Siegfrieds Waldvogel flattert dem Vordergrunde zu. Plötzlich hält der Vogel in seiner Richtung ein, flattert ängstlich hin und her und verschwindet hastig dem Hintergrunde zu SIEGFRIED tritt rechts im Vordergrunde auf und hält an Mein Vöglein schwebte mir fort! Mit flatterndem Flug und süssem Sang wies es mich wonnig des Wegs nun schwand es fern mir davon! Am besten find ich mir selbst nun den Berg wohin mein Führer mich wies, dahin wandr ich jetzt fort. Er schreitet weiter nach hinten WANDERER in seiner Stellung an der Höhle verbleibend Wohin, Knabe, heisst dich dein Weg? SIEGFRIED hält an und wendet sich um Da redet s ja wohl rät das mir den Weg. Er tritt dem Wanderer näher Einen Felsen such ich, von Feuer ist der umwabert dort schläft ein Weib, das ich wecken will. WANDERER Wer sagt es dir, den Fels zu suchen? Wer, nach der Frau dich zu sehnen? SIEGFRIED Mich wies ein singend Waldvöglein das gab mir gute Kunde. WANDERER Ein Vöglein schwatzt wohl manches; kein Mensch doch kann s verstehn. Wie mochtest du Sinn dem Sang entnehmen? SIEGFRIED Das wirkte das Blut eines wilden Wurms, der mir vor Neidhöhl erblasste kaum netzt es zündend die Zunge mir, da verstand ich der Vöglein Gestimm . WANDERER Erschlugst den Riesen du, wer reizte dich, den starken Wurm zu bestehn? SIEGFRIED Mich führte Mime, ein falscher Zwerg; das Fürchten wollt er mich lehren zum Schwertstreich aber, der ihn erschlug, reizte der Wurm mich selbst; seinen Rachen riss er mir auf. WANDERER Wer schuf das Schwert so scharf und hart, dass der stärkste Feind ihm fiel? SIEGFRIED Das schweisst ich mir selbst, da s der Schmied nicht konnte schwertlos noch wär ich wohl sonst. WANDERER Doch, wer schuf die starken Stücken, daraus das Schwert du dir geschweisst? SIEGFRIED Was weiss ich davon? Ich weiss allein, dass die Stücke mir nichts nützten, schuf ich das Schwert mir nicht neu. WANDERER bricht in ein freudig gemütliches Lachen aus Das mein ich wohl auch! Er betrachtet Siegfried wohlgefällig SIEGFRIED verwundert Was lachst du mich aus? Alter Frager! Hör einmal auf; lass mich nicht länger hier schwatzen! Kannst du den Weg mir weisen, so rede vermagst du s nicht, so halte dein Maul! WANDERER Geduld, du Knabe! Dünk ich dich alt, so sollst du Achtung mir bieten. SIEGFRIED Das wär nicht übel! Solang ich lebe, stand mir ein Alter stets im Wege; den hab ich nun fortgefegt. Stemmst du dort länger steif dich mir entgegen, sieh dich vor, sag ich, mit entsprechender Gebärde dass du wie Mime nicht fährst! Er tritt noch näher an den Wanderer heran Wie siehst du denn aus? Was hast du gar für nen grossen Hut? Warum hängt er dir so ins Gesicht? WANDERER immer ohne seine Stellung zu verlassen Das ist so Wand rers Weise, wenn dem Wind entgegen er geht. SIEGFRIED immer näher ihn betrachtend Doch darunter fehlt dir ein Auge! Das schlug dir einer gewiss schon aus, dem du zu trotzig den Weg vertratst? Mach dich jetzt fort, sonst könntest du leicht das andere auch noch verlieren. WANDERER Ich seh , mein Sohn, wo du nichts weisst, da weisst du dir leicht zu helfen. Mit dem Auge, das als andres mir fehlt, erblickst du selber das eine, das mir zum Sehen verblieb. SIEGFRIED der sinnend zugehört hat, bricht jetzt unwillkürlich in helles Lachen aus Zum Lachen bist du mir lustig! Doch hör , nun schwatz ich nicht länger geschwind, zeig mir den Weg, deines Weges ziehe dann du; zu nichts andrem acht ich dich nütz drum sprich, sonst spreng ich dich fort! WANDERER weich Kenntest du mich, kühner Spross, den Schimpf spartest du mir! Dir so vertraut, trifft mich schmerzlich dein Dräuen. Liebt ich von je deine lichte Art, Grauen auch zeugt ihr mein zürnender Grimm. Dem ich so hold bin, Allzuhehrer, heut nicht wecke mir Neid er vernichtete dich und mich! SIEGFRIED Bleibst du mir stumm, störrischer Wicht? Weich von der Stelle, denn dorthin, ich weiss, führt es zur schlafenden Frau. So wies es mein Vöglein, das hier erst flüchtig entfloh. Es wird schnell wieder ganz finster WANDERER in Zorn ausbrechend und in gebieterischer Stellung Es floh dir zu seinem Heil! Den Herrn der Raben erriet es hier weh ihm, holen sie s ein! Den Weg, den es zeigte, sollst du nicht ziehn! SIEGFRIED tritt mit Verwunderung in trotziger Stellung zurück Hoho! Du Verbieter! Wer bist du denn, dass du mir wehren willst? WANDERER Fürchte des Felsens Hüter! Verschlossen hält meine Macht die schlafende Maid wer sie erweckte, wer sie gewänne, machtlos macht er mich ewig! Ein Feuermeer umflutet die Frau, glühende Lohe umleckt den Fels wer die Braut begehrt, dem brennt entgegen die Brunst. Er winkt mit dem Speere nach der Felsenhöhe Blick nach der Höh ! Erlugst du das Licht? Es wächst der Schein, es schwillt die Glut; sengende Wolken, wabernde Lohe wälzen sich brennend und prasselnd herab ein Lichtmeer umleuchtet dein Haupt Mit wachsender Helle zeigt sich von der Höhe des Felsens her ein wabernder Feuerschein bald frisst und zehrt dich zündendes Feuer. Zurück denn, rasendes Kind! SIEGFRIED Zurück, du Prahler, mit dir! Er schreitet weiter, der Wanderer stellt sich ihm entgegen Dort, wo die Brünste brennen, zu Brünnhilde muss ich dahin! WANDERER Fürchtest das Feuer du nicht, den Speer vorhaltend so sperre mein Speer dir den Weg! Noch hält meine Hand der Herrschaft Haft das Schwert, das du schwingst, zerschlug einst dieser Schaft noch einmal denn zerspring es am ew gen Speer! Er streckt den Speer vor SIEGFRIED das Schwert ziehend Meines Vaters Feind! Find ich dich hier? Herrlich zur Rache geriet mir das! Schwing deinen Speer in Stücken spalt ihn mein Schwert! Er haut dem Wanderer mit einem Schlage den Speer in zwei Stücken; ein Blitzstrahl fährt daraus nach der Felsenhöhe zu, wo von nun an der bisher mattere Schein in immer helleren Feuerflammen zu lodern beginnt. Starker Donner, der schnell sich abschwächt, begleitet den Schlag. Die Speerstücken rollen zu des Wanderers Füssen. Er rafft sie ruhig auf WANDERER zurückweichend Zieh hin! Ich kann dich nicht halten! Er verschwindet plötzlich in völliger Finsternis SIEGFRIED Mit zerfocht ner Waffe wich mir der Feige? Die wachsende Helle der immer tiefer sich senkenden Feuerwolken trifft Siegfrieds Blick Ha! Wonnige Glut! Leuchtender Glanz! Strahlend nun offen steht mir die Strasse. Im Feuer mich baden! Im Feuer zu finden die Braut - Hoho! Hahei! Jetzt lock ich ein liebes Gesell! Siegfried setzt sein Horn an und stürzt, seine Lockweise blasend, sich in das wogende Feuer, welches sich, von der Höhe herabdringend, nun auch über den Vordergrund ausbreitet. Siegfried, den man bald nicht mehr erblickt, scheint sich nach der Höhe zu entfernen. Hellstes Leuchten der Flammen. Danach beginnt die Glut zu erbleichen und löst sich allmählich in ein immer feineres, wie durch die Morgenröte beleuchtetes Gewölk auf DRITTE SZENE Siegfried, Brünnhilde Das immer zarter gewordene Gewölk hat sich in einen feinen Nebelschleier von rosiger Färbung aufgelöst und zerteilt sich nun in der Weise, dass der Duft sich gänzlich nach oben verzieht und endlich nur noch den heiteren, blauen Tageshimmel erblicken lässt, während am Saume der nun sichtbar werdenden Felsenhöhe - ganz die gleiche Szene wie im dritten Aufzug der "Walküre" - ein morgenrötlicher Nebelschleier haften bleibt, welcher zugleich an die in der Tiefe noch lodernde Zauberlohe erinnert. Die Anordnung der Szene ist durchaus dieselbe wie am Schlusse der "Walküre" im Vordergrunde, unter der breitästigen Tanne, liegt Brünnhilde in vollständiger, glänzender Panzerrüstung, mit dem Helm auf dem Haupte, den langen Schild über sich gedeckt, in tiefem Schlafe SIEGFRIED gelangt von aussen her auf den felsigen Saum der Höhe und zeigt sich dort zuerst nur mit dem Oberleibe so blickt er lange staunend um sich Selige Öde auf sonniger Höh ! Er steigt vollends herauf und betrachtet, auf einem Felsensteine des hinteren Abhanges stehend, mit Verwunderung die Szene. Er blickt zur Seite in den Tann und schreitet etwas vor Was ruht dort schlummernd im schattigen Tann? Ein Ross ist s, rastend in tiefem Schlaf! Langsam näher kommend, hält er verwundert an, als er noch aus einiger Entfernung Brünnhildes Gestalt wahrnimmt Was strahlt mir dort entgegen? Welch glänzendes Stahlgeschmeid? Blendet mir noch die Lohe den Blick? Er tritt näher hinzu Helle Waffen! Heb ich sie auf? Er hebt den Schild ab und erblickt Brünnhildes Gestalt, während ihr Gesicht jedoch noch zum grossen Teil vom Helm verdeckt ist Ha! In Waffen ein Mann wie mahnt mich wonnig sein Bild! Das hehre Haupt drückt wohl der Helm? Leichter würd ihm, löst ich den Schmuck. Vorsichtig löst er den Helm und hebt ihn der Schlafenden vom Haupte ab langes lockiges Haar bricht hervor. Siegfried erschrickt Ach! Wie schön! Er bleibt in den Anblick versunken Schimmernde Wolken säumen in Wellen den hellen Himmelssee; leuchtender Sonne lachendes Bild strahlt durch das Wogengewölk! Er neigt sich tiefer zu der Schlafenden hinab Von schwellendem Atem schwingt sich die Brust brech ich die engende Brünne? Er versucht mit grosser Behutsamkeit, die Brünne zu lösen Komm, mein Schwert, schneide das Eisen! Er zieht sein Schwert, durchschneidet mit zarter Vorsicht die Panzerringe zu beiden Seiten der ganzen Rüstung und hebt dann die Brünne und die Schienen ab, so dass nun Brünnhilde in einem weichen weiblichen Gewande vor ihm liegt. Er fährt erschreckt und staunend auf Das ist kein Mann! Er starrt mit höchster Aufgeregtheit auf die Schlafende hin Brennender Zauber zückt mir ins Herz; feurige Angst fasst meine Augen mir schwankt und schwindelt der Sinn! Er gerät in höchste Beklemmung Wen ruf ich zum Heil, dass er mir helfe? Mutter! Mutter! Gedenke mein! Er sinkt, wie ohnmächtig, an Brünnhildes Busen. Langes Schweigen. Dann fährt er seufzend auf Wie weck ich die Maid, dass sie ihr Auge mir öffne? Das Auge mir öffne? Blende mich auch noch der Blick? Wagt es mein Trotz? Ertrüg ich das Licht? Mir schwebt und schwankt und schwirrt es umher! Sehrendes Sehnen zehrt meine Sinne; am zagenden Herzen zittert die Hand! Wie ist mir Feigem? Ist dies das Fürchten? O Mutter! Mutter! Dein mutiges Kind! Im Schlafe liegt eine Frau die hat ihn das Fürchten gelehrt! Wie end ich die Furcht? Wie fass ich Mut? Dass ich selbst erwache, muss die Maid mich erwecken! Indem er sich der Schlafenden von neuem nähert, wird er wieder von zarteren Empfindungen an ihren Anblick gefesselt. Er neigt sich tiefer hinab Süss erbebt mir ihr blühender Mund. Wie mild erzitternd mich Zagen er reizt! Ach! Dieses Atems wonnig warmes Gedüft! wie in Verzweiflung Erwache! Erwache! Heiliges Weib! Er starrt auf sie hin Sie hört mich nicht. gedehnt mit gepresstem, drängendem Ausdruck So saug ich mir Leben aus süssesten Lippen, sollt ich auch sterbend vergehn! Er sinkt, wie ersterbend, auf die Schlafende und heftet mit geschlossenen Augen seine Lippen auf ihren Mund. Brünnhilde schlägt die Augen auf. Siegfried fährt auf und bleibt vor ihr stehen. Brünnhilde richtet sich langsam zum Sitze auf. Sie begrüsst mit feierlichen Gebärden der erhobenen Arme ihre Rückkehr zur Wahrnehmung der Erde und des Himmels BRÜNNHILDE Heil dir, Sonne! Heil dir, Licht! Heil dir, leuchtender Tag! Lang war mein Schlaf; ich bin erwacht. Wer ist der Held, der mich erweckt ? SIEGFRIED von ihrem Blicke und ihrer Stimme feierlich ergriffen, steht wie festgebannt Durch das Feuer drang ich, das den Fels umbrann; ich erbrach dir den festen Helm Siegfried bin ich, der dich erweckt . BRÜNNHILDE hoch aufgerichtet sitzend Heil euch, Götter! Heil dir, Welt! Heil dir, prangende Erde! Zu End ist nun mein Schlaf; erwacht, seh ich Siegfried ist es, der mich erweckt! SIEGFRIED in erhabenste Verzückung ausbrechend O Heil der Mutter, die mich gebar; Heil der Erde, die mich genährt! Dass ich das Aug erschaut, das jetzt mir Seligem lacht! BRÜNNHILDE mit grösster Bewegtheit O Heil der Mutter, die dich gebar! Heil der Erde, die dich genährt! Nur dein Blick durfte mich schau n, erwachen durft ich nur dir! Beide bleiben voll strahlenden Entzückens in ihren gegenseitigen Anblick verloren O Siegfried! Siegfried! Seliger Held! Du Wecker des Lebens, siegendes Licht! O wüsstest du, Lust der Welt, wie ich dich je geliebt! Du warst mein Sinnen, mein Sorgen du! Dich Zarten nährt ich, noch eh du gezeugt; noch eh du geboren, barg dich mein Schild so lang lieb ich dich, Siegfried! SIEGFRIED leise und schüchtern So starb nicht meine Mutter? Schlief die minnige nur? BRÜNNHILDE lächelnd, freundlich die Hand nach ihm ausstreckend Du wonniges Kind! Deine Mutter kehrt dir nicht wieder. Du selbst bin ich, wenn du mich Selige liebst. Was du nicht weisst, weiss ich für dich; doch wissend bin ich nur - weil ich dich liebe! O Siegfried! Siegfried! Siegendes Licht! Dich liebt ich immer; denn mir allein erdünkte Wotans Gedanke. Der Gedanke, den ich nie nennen durfte; den ich nicht dachte, sondern nur fühlte; für den ich focht, kämpfte und stritt; für den ich trotzte dem, der ihn dachte; für den ich büsste, Strafe mich band, weil ich nicht ihn dachte und nur empfand! Denn der Gedanke - dürftest du s lösen! - mir war er nur Liebe zu dir! SIEGFRIED Wie Wunder tönt, was wonnig du singst; doch dunkel dünkt mich der Sinn. Deines Auges Leuchten seh ich licht; deines Atems Wehen fühl ich warm; deiner Stimme Singen hör ich süss doch was du singend mir sagst, staunend versteh ich s nicht. Nicht kann ich das Ferne sinnig erfassen, wenn alle Sinne dich nur sehen und fühlen! Mit banger Furcht fesselst du mich du Einz ge hast ihre Angst mich gelehrt. Den du gebunden in mächtigen Banden, birg meinen Mut mir nicht mehr! Er verweilt in grosser Aufregung, sehnsuchtsvollen Blick auf sie heftend BRÜNNHILDE wendet sanft das Haupt zur Seite und richtet ihren Blick nach dem Tann Dort seh ich Grane, mein selig Ross wie weidet er munter, der mit mir schlief! Mit mir hat ihn Siegfried erweckt. SIEGFRIED in der vorigen Stellung verbleibend Auf wonnigem Munde weidet mein Auge in brünstigem Durst doch brennen die Lippen, dass der Augen Weide sie labe! BRÜNNHILDE deutet ihm mit der Hand nach ihren Waffen, die sie gewahrt Dort seh ich den Schild, der Helden schirmte; dort seh ich den Helm, der das Haupt mir barg er schirmt, er birgt mich nicht mehr! SIEGFRIED Eine selige Maid versehrte mein Herz; Wunden dem Haupte schlug mir ein Weib ich kam ohne Schild und Helm! BRÜNNHILDE mit gesteigertem Wehmut Ich sehe der Brünne prangenden Stahl ein scharfes Schwert schnitt sie entzwei; von dem maidlichen Leibe löst es die Wehr ich bin ohne Schutz und Schirm, ohne Trutz ein trauriges Weib! SIEGFRIED Durch brennendes Feuer fuhr ich zu dir! Nicht Brünne noch Panzer barg meinen Leib nun brach die Lohe mir in die Brust. Es braust mein Blut in blühender Brunst; ein zehrendes Feuer ist mir entzündet die Glut, die Brünnhilds Felsen umbrann, die brennt mir nun in der Brust! O Weib, jetzt lösche den Brand! Schweige die schäumende Glut! Er hat sie heftig umfasst sie springt auf, wehrt ihm mit der höchsten Kraft der Angst, und entflieht nach der anderen Seite BRÜNNHILDE Kein Gott nahte mir je! Der Jungfrau neigten scheu sich die Helden heilig schied sie aus Walhall! Wehe! Wehe! Wehe der Schmach, der schmählichen Not! Verwundet hat mich, der mich erweckt! Er erbrach mir Brünne und Helm Brünnhilde bin ich nicht mehr! SIEGFRIED Noch bist du mir die träumende Maid Brünnhildes Schlaf brach ich noch nicht. Erwache, sei mir ein Weib! BRÜNNHILDE in Betäubung Mir schwirren die Sinne, mein Wissen schweigt soll mir die Weisheit schwinden? SIEGFRIED Sangst du mir nicht, dein Wissen sei das Leuchten der Liebe zu mir? BRÜNNHILDE vor sich hinstarrend Trauriges Dunkel trübt meinen Blick; mein Auge dämmert, das Licht verlischt Nacht wird s um mich. Aus Nebel und Grau n windet sich wütend ein Angstgewirr Schrecken schreitet und bäumt sich empor! Sie birgt heftig die Augen mit beiden Händen SIEGFRIED indem er ihr sanft die Hände von den Augen löst Nacht umfängt gebund ne Augen. Mit den Fesseln schwindet das finstre Grau n. Tauch aus dem Dunkel und sieh sonnenhell leuchtet der Tag! BRÜNNHILDE in höchster Ergriffenheit Sonnenhell leuchtet der Tag meiner Schmach! O Siegfried! Siegfried! Sieh meine Angst! Ihre Miene verrät, dass ihr ein anmutiges Bild vor die Seele tritt, von welchem ab sie den Blick mit Sanftmut wieder auf Siegfried richtet Ewig war ich, ewig bin ich, ewig in süss sehnender Wonne, doch ewig zu deinem Heil! O Siegfried! Herrlicher! Hort der Welt! Leben der Erde! Lachender Held! Lass, ach lass, lasse von mir! Nahe mir nicht mit der wütenden Nähe! Zwinge mich nicht mit dem brechenden Zwang, zertrümmre die Traute dir nicht! Sahst du dein Bild im klaren Bach? Hat es dich Frohen erfreut? Rührtest zur Woge das Wasser du auf, zerflösse die klare Fläche des Bachs dein Bild sähst du nicht mehr, nur der Welle schwankend Gewog ! So berühre mich nicht, trübe mich nicht! Ewig licht lachst du selig dann aus mir dir entgegen, froh und heiter ein Held! O Siegfried! Leuchtender Spross! Liebe dich und lasse von mir vernichte dein Eigen nicht! SIEGFRIED Dich lieb ich o liebtest mich du! Nicht hab ich mehr mich o, hätte ich dich! Ein herrlich Gewässer wogt vor mir; mit allen Sinnen seh ich nur sie, die wonnig wogende Welle. Brach sie mein Bild, so brenn ich nun selbst, sengende Glut in der Flut zu kühlen; ich selbst, wie ich bin, spring in den Bach o, dass seine Wogen mich selig verschlängen, mein Sehnen schwänd in der Flut! Erwache, Brünnhilde! Wache, du Maid! Lache und lebe, süsseste Lust! Sei mein! Sei mein! Sei mein! BRÜNNHILDE sehr innig O Siegfried! Dein war ich von je! SIEGFRIED feurig Warst du s von je, so sei es jetzt! BRÜNNHILDE Dein werd ich ewig sein! SIEGFRIED Was du sein wirst, sei es mir heut ! Fasst dich mein Arm, umschling ich dich fest; schlägt meine Brust brünstig die deine; zünden die Blicke, zehren die Atem sich; Aug in Auge, Mund an Mund dann bist du mir, was bang du mir warst und wirst! Dann brach sich die brennende Sorge, ob jetzt Brünnhilde mein? Er hat sie umfasst BRÜNNHILDE Ob jetzt ich dein? Göttliche Ruhe rast mir in Wogen; keuschestes Licht lodert in Gluten himmlisches Wissen stürmt mir dahin, Jauchzen der Liebe jagt es davon! Ob jetzt ich dein? Siegfried! Siegfried! Siehst du mich nicht? Wie mein Blick dich verzehrt, erblindest du nicht? Wie mein Arm dich presst, entbrennst du mir nicht? Wie in Strömen mein Blut entgegen dir stürmt, das wilde Feuer, fühlst du es nicht? Fürchtest du, Siegfried, fürchtest du nicht das wild wütende Weib? Sie umfasst ihn heftig SIEGFRIED in freudigem Schreck Ha! Wie des Blutes Ströme sich zünden, wie der Blicke Strahlen sich zehren, Wie die Arme brünstig sich pressen, - kehrt mir zurück mein kühner Mut, und das Fürchten, ach! Das ich nie gelernt, das Fürchten, das du mich kaum gelehrt das Fürchten, - mich dünkt - ich Dummer vergass es nun ganz! Er hat bei den letzten Worten Brünnhilde unwillkürlich losgelassen BRÜNNHILDE im höchsten Liebesjubel wild auflachend O kindischer Held! O herrlicher Knabe! Du hehrster Taten töriger Hort! Lachend muss ich dich lieben, lachend will ich erblinden, lachend lass uns verderben, lachend zugrunde gehn! Fahr hin, Walhalls leuchtende Welt! Zerfall in Staub deine stolze Burg! Leb wohl, prangende Götterpracht! End in Wonne, du ewig Geschlecht! Zerreisst, ihr Nornen, das Runenseil! Götterdämm rung, dunkle herauf! Nacht der Vernichtung, neble herein! Mir strahlt zur Stunde Siegfrieds Stern; er ist mir ewig, ist mir immer, Erb und Eigen, ein und all leuchtende Liebe, lachender Tod! SIEGFRIED Lachend erwachst du Wonnige mir Brünnhilde lebt, Brünnhilde lacht! Heil dem Tage, der uns umleuchtet! Heil der Sonne, die uns bescheint! Heil dem Licht, das der Nacht enttaucht! Heil der Welt, der Brünnhilde lebt! Sie wacht, sie lebt, sie lacht mir entgegen. Prangend strahlt mir Brünnhildes Stern! Sie ist mir ewig, ist mir immer, Erb und Eigen, ein und all leuchtende Liebe, lachender Tod! Brünnhilde stürzt sich in Siegfrieds Arme. Der Vorhang fällt この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@wagnerianchan Wagner,Richard/Siegfried
https://w.atwiki.jp/oper/pages/1485.html
このテンプレはポリウト方式で作成されています。 こちらの役名一覧に和訳を記載して管理人までお知らせください。 Erster Akt Salon des pontevedrinischen Gesandtschaftspalais in Paris. Links die Haupttüre. Rechts führen einige Treppen zu einer Art Kabinett. Hinten zwei weitere hell erleuchtete Säle. St. Brioche, Bogdanowitsch, Sylviane, Kromow, Olga, Pritschitsch, Praskowia, Herren und Damen der Gesellschaft. Diener, die Champagner servieren.) ▼CASCADA▲ Verehrteste Damen und Herren, Ich halt' es für Gastespflicht den Hausherrn dankend zu feiern, doch Redner - das bin ich nicht! Ich sag' darum in aller Kürze, die bekanntlich immer die Würze der Baron gab heute sein Bestes, wir bringen ihm ein dreifach' Hoch! (stößt mit Zeta an) ▼CHOR▲ (anstoßend) Dreimal hoch der Geber des Festes! Er lebe dreimal, dreimal hoch! ▼ZETA▲ Wenn Beifall dieser Abend findet, Den man mir herzlich dargebracht, so hat dies nicht nur mich als Hausherrn, auch als Gesandten stolz gemacht! Des Festes höhere Bestimmung ist nicht nur Amusement allein sie gilt dem Geburtstag des Fürsten, dem patriotisch wir uns weih'n! Bin Landesvater per procura, drum rührt mich patriotisch dies, denn ich bin also in figura Pontevedro in Paris! (stößt mit allen an) ▼VALENCIENNE, SYLVIANE, OLGA, PRASKOWIA, CAMILLE, SAINT BRIOCHE, CASCADA, KROMOW, DAMEN UND HERREN▲ Als Landesvater per procura, da rührt ihn patriotisch dies, denn er ist also in figura Pontevedro in Paris! (Die Diener nehmen den Gästen die Gläser ab; die Gesellschaft zerstreut sich in alle drei Säle. Valencienne nähert sich Camille.) Nr. 1a Ballmusik ▼VALENCIENNE▲ (zu Camille, leise) Camille, ich muß mit Ihnen sprechen! ▼CAMILLE▲ Sie machen mich selig! ▼VALENCIENNE▲ Nicht darüber… Was schreiben Sie da auf meinen Fächer? ▼CAMILLE▲ Nun, weil Sie mir verbieten, es Ihnen zu sagen, so schreibe ich "Ich liebe dich!" ▼VALENCIENNE▲ Ich werde dazuschreiben "Ich bin eine…" ▼ZETA▲ (hinzutretend) Liebe Valencienne - ▼VALENCIENNE▲ Du wünschest, lieber Mirko? ▼ZETA▲ Verzeih, ich möchte dich bitten nachzusehen, ob nicht schon Frau Glawari gekommen ist. ▼VALENCIENNE▲ Gern! (wirft Camille einen vielsagenden Blick zu und geht dann ab.) ▼CAMILLE▲ Ja, gern! Ich begleite Sie, gnädige Frau. (geht ihr nach) ▼ZETA▲ (bleibt allein zurüch) Frau Glawari, darf keinen Pariser heiraten! Die Erbschaft muss Pontevedro zufallen, und es ist auch heldenhaft, fürs Vaterland zu erben! Valencienne, Valencienne! (Zeta geht nach links ab; Valencienne und Camille treten von rechts auf.) Nr. 2 Duett ▼VALENCIENNE▲ (sieht sich um) So kommen Sie! 's ist niemand hier! ▼CAMILLE▲ Sie sehen den glücklichsten Mann in mir! ▼VALENCIENNE▲ Ich habe mit Ihnen zu sprechen. ▼CAMILLE▲ Ich möchte Ihnen ein Wort nur sagen. ▼VALENCIENNE▲ Oh still! Sie wissen, dass ich dies nicht hören will! ▼CAMILLE▲ Sag' ich's auch nicht, Sie hören es doch! Nur einmal möchte ich es sagen noch! ▼VALENCIENNE▲ Ach, liebster Freund, warum sich so quälen? Wir machen ein Ende! ▼CAMILLE▲ Ein Ende? ▼VALENCIENNE▲ Ich will Sie vermählen! ▼CAMILLE▲ Vermählen? Mich? Nie darf das sein! Ich liebe nur dich, allein nur dich! ▼VALENCIENNE▲ Ach, bitte schön, still! Sie wissen, dass ich dies nicht hören will! Ich bin eine anständ'ge Frau und nehm's mit der Ehe genau. Ich will derlei Aventüren um gar keinen Preis mehr riskieren! Es ist ja ein törichtes Spiel, das niemals ans führt zum Ziel! Sie wissen das, hoff' ich, genau Ich bin eine anständ'ge Frau! Ich kann nur verlieren und Sie nichts gewinnen, drum müssen der Lockung, wir eiligst entrinnen. Gib acht, gib acht! Mein Freund, gib acht. Und spiele mit dem Feuer nicht! Eh' du's gedacht, wird's rasch entfacht, aus Funken eine Flamme bricht! Sehr gefährlich ist des Feuers Macht, wenn man sie nicht bezähmt, bewacht! Wer das nicht kennt, sich leicht verbrennt. Nimm vor dem Feuer dich in acht. (setzt sich und sieht ihn verliebt an) ▼CAMILLE▲ Sie sind eine anständ'ge Frau, das weiß ich ja leider genau. Doch können Sie wirklich mir glauben. Sie predigen hier einem Tauben! Erreich' ich auch niemals mein Ziel, erkaltet doch nie mein Gefühl. Ich werde noch alt und noch grau - Sie bleiben die anständ'ge Frau! Ich kenn' die Gefahren, Ich muß sie ertragen! (Er eilt auf sie zu; sie huscht an ihm vorbei.) Ich kann Ihnen nimmer und nimmer entsagen! ▼VALENCIENNE▲ Gib acht, gib acht, mein Freund gib acht! Und spiele mit dem Feuer nicht! ▼CAMILLE▲ Ich hab's gedacht, ich hab's gedacht, Sie pred'gen nur von Pflicht. ▼VALENCIENNE▲ Eh' du's gedacht, wird's rasch entfacht, aus Funken eine Flamme bricht! ▼CAMILLE▲ Das Liebesglück mir nimmer lacht, denn Liebe ist das nicht! ▼VALENCIENNE▲ Sehr gefährlich ist des Feuers Macht, wenn man sie nicht bezähmt, bewacht! Wer das nicht kennt, sich leicht verbrennt. Nimm vor dem Feuer dich in acht. ▼CAMILLE▲ Wenn die Liebe spricht gib acht, gib acht! So ist dies nicht der Liebe Macht! Denn wahre Liebe wagt und nimmt sich nie in acht! (Valencienne und Camille gehen nach rechts ab; Zeta tritt mit Njegus von links auf.) ▼ZETA▲ Nun Njegus, haben Sie meinen Auftrag ausgerichtet? haben Sie meinen Botschaft überbracht? ▼NJEGUS▲ Mit Verlaub, Exzellenz. Graf Danilowitsch wird in einer Viertelstunde da sein! ▼ZETA▲ Gott sei Dank…! Einmal alle heiligen Zeiten braucht man ikn, und wo steckt er? ▼NJEGUS▲ Im Maxim! ▼ZETA▲ Wo? ▼NJEGUS▲ Mädchen sind dort… ▼ZETA▲ Er ist mein Triumph in diesem Spiel… ▼NJEGUS▲ Keiner kann ihm das Wasser reichen… ▼ZETA▲ Höchstens dieser Herr Rosillon! ▼NJEGUS▲ Der ist doch schon verliebt bis über beide Ohren… ▼ZETA▲ In wenn? ▼NJEGUS▲ Das weiß man nicht… Es soll eine verheiratete Dame sein… ▼ZETA▲ So…? Meine Frau wird das schon herausbekommen… ▼ST. BRIOCHE▲ (von draußen) Achtung, meine Herren, die Glawari kommt! Nr. 3 Entrèe-Lied und Ensemble (Zwanzig Herren, darunter Cascada und St. Brioche, eilen aus dem rückwärtigen Saal durch den Salon zurHaupttür.) ▼ZETA▲ Er muss unserem Vaterlande die 20 Millionen verdienen! ▼ZETA▲ Was hat denn das zu bedeuten? ▼NJEGUS▲ Die 20 Millionen, Enzellenz! ▼ZETA▲ Was? ▼NJEGUS▲ Nun, die Glawari ist da. (Zeta und Njegus gehen ab. Die Herren bilden bei Hannas Auftritt Spalier.) ▼HANNA▲ (zu den Herren, die sie umringen) Bitte, meine Herrn… ▼CASCADA▲ Sie sind der Sterne schönster Stern… ▼HANNA▲ Welche Galanterien… ▼CASCADA▲ …Die hier strahlend zieh'n… ▼HANNA▲ Bitte, nicht doch. ,s ist genug! ▼ST. BRIOCHE▲ Und wie ein holdser Sinnentrug, der uns blendet… ▼HANNA▲ Doch jetzt geendet! Hören Sie, oh bitte, schweigen Sie! Sie machen mich verlegen, meine Herr'n! ▼ST. BRIOCHE, CASCADA, UND HERREN▲ Empfangen Sie die Huldigung als dieses Festes Stern! Als schönster Stern! ▼HANNA▲ Hab' in Paris mich noch nicht ganz so aklimatisiert, daß dieser süße Firlefanz von mir verstanden wird! Bin noch Pontevedrinerin ein bißchen allzusehr. Ja, wär' ich schon Pariserin, verstünd' ich etwas mehr! Die Herr'n sind liebenswürdig sehr, gilt das meiner Person? Ich fürchte, dies gilt viel mehr meiner… vielfachen Million! ▼ST. BRIOCHE, CASCADE UND HERREN▲ Oh, oh, oh, oh! ▼HANNA▲ Ach, tun Sie nur nicht so! Gar oft hab' ich's gehört, wir Witwen ach, wit sind begehrt. Erst wenn wir armen Witwen reich sind ja, dann haben wir doppelten Wert! Ja! ▼CASCADA UND ST. BRIOCHE▲ Wir sind tief gekränt, daß man von uns denkt, geld hätte nur Wert. ▼HERRENCHOR▲ Sie hat richtig gehört, Witwen, die reich, sind sehr begehrt! ▼HANNA▲ In unser'm Gelde liegt unser Wert, so hab' ich's immer gehört! ▼ST BRIOCHE, CASCADA, HERRENCHOR▲ Bitte, nur weiter, nur weiter im Text! Welch' and're Wahrheit folgt zunächst? ▼HANNA▲ Bei mir daheim ist's nicht der Brauch, daß Damen man hofiert. Mit Komplimenten wird man auch fast niemals molestiert. Geht einer gar ins Zeug so scharf, so unnerschämt wie Sie, dann weiß man wohl, daß er es darf, denn heucheln wird er nie! ▼ST BRIOCHE, CASCADA, HERRENCHOR▲ Diese Weise macht Sie doppelt so reizend. Darum preise ich Sie voll Sympathie! ▼HANNA▲ Lassen Sie das fade Schmeicheln! Ich durchschaue Euer Heuchein! ja, ja, ja, ja, - ▼HERRENCHOR▲ Ach nein, Gnäd'ge, ach nein! Wir können auch ehrlich wohl sein! ▼ST. BRIOCHE, CASCADA▲ Oh, nicht Schmeichelei und nicht Heuchelei, ja, mir geht das nah! ▼HANNA▲ Ach, es geht mir gar nicht nah, denn nut Süßholz raspelt ihr da! Ach ja! ▼ST. BRIOCHE▲ Oh bitte, nicht zu zweifeln da! ▼CASCADA▲ Oh bitte ich mein's ehrlich ja! St Brioche, Cascada Und mir geht's wirklich sehr nah! ▼HERRENCHOR▲ Wir meinen's ehrlich, ach ja! (Zeta, Valencienne, Camille treten auf) ▼VALENCIENNE▲ Ah, gnädige Frau, ich bin glücklich, Sie in meinem Hause begrüßen zu können. ▼ZETA▲ Ich rechne es mir zur hohen Ehre an! ▼HANNA▲ (zu den Herren gewendet) Meine Herren, kommen Sie morgen zu mir, ich gebe ein echt pontevedrinisches Fest. Vorwärts! (Hanna geht mir dem Baron ab. Die anderen folgen. Valencienne und Camille bleiben zurück.) Nr. 3a Ballmusik ▼VALENCIENNE▲ Camille! ▼CAMILLE▲ Ja was? ▼VALENCIENNE▲ Sie werden sie heiraten! ▼CAMILLE▲ Aber Valencienne! Nein! ▼VALENCIENNE▲ Ich will es, ich befehle es! Sie müssen glücklich werden, und ich bleibe eine anständige Frau. ▼CAMILLE▲ Nun gut, werd' ich nie also heiraten. ▼VALENCIENNE▲ Unterstehn Sie sich! ▼CAMILLE▲ Aber Valencienne! (Valencienne geht mit Camille ab.) Nr. 4 Auftrittslied (Graf Danilo tritt in Begleitung von Njegus auf.) ▼DANILO▲ Also bitte, ich bin hier. Aber wo ist der Vaterland? ▼NJEGUS▲ Ich melde Sie sogleich seiner Exzellenz! ▼DANILO▲ Oh Vaterland, du machst bei Tag mir schon genügend Müh' und Plag'! Die Nacht braucht jeder Diplomat doch meistenteils für sich privat! Um eins bin ich schon im Bureau, doch bin ich gleich drauf anderswo, weil man den ganzen lieben Tag nicht immer im Bureau sein mag! Erstatte ich beim Chef Bericht, so tu' ich's meistens selber nicht, die Sprechstund' halt' ich niemals ein, ein Diplomat muß schweigsam sein! Die Akten häufen sich bei mir, Ich finde, 's gibt zu viel Papier; Ich tauch' die Feder selten ein und komm' doch in die Tint' hinein! Kein Wunder, wenn man so viel tut, dass man am Abend gerne ruht und sich bei Nacht, was man so nennt, Erholung nach der Arbeit gönnt! Da geh' ich zu Maxim, dort bin ich sehr intim, ich duze alle Damen, ruf' sie beim Kosenamen Lolo, Dodo, Jou-jou, Clo-clo, Margot, Frou-frou, sie lassen mich vergessen, das teure Vaterland! Dann wird champagnisiert, auch häufig cancaniert, und geht's ans Kosen, Küssen, mit allen diesen Süßsen Lolo, Dodo, Jou-jou, Clo-clo, Margot, Frou-frou, dann kann ich leicht vergessen das teu're Vaterland. Njegus, Geliebter, ich bin hier, Nun, was will der Vaterland? ▼NJEGUS▲ Seine Exzellenz ist noch - mit Verlaub - in ein Gespräch verwickelt mit Frau Glawari! ▼DANILO▲ (sehr überrascht) Hanna Gla-? Ich meine Frau Glawari. So, so? ▼NJEGUS▲ Also, Ich melde Sie jetzt… (will ab) ▼DANILO▲ Nein, Njegus, Geliebter, noch nicht melden! - Heute ist schon vierte Nacht, dass Ich nicht geschlafen habe. Ich muss mich ein bissel niederlegen! ▼NJEGUS▲ Also gut, schlafen Sie a bissel! (Danilo legt sich auf die ottomane. Njegus geht ab. Hanna kommt von den rückwärtigen Sällen in den Salon, von vier Herren begleitet.) ▼ST. BRIOCHE▲ Gnädige Frau, dürfte ich Ihnen sagen, wie glücklich wir alle… ▼HANNA▲ Bitte, meine Herren, lassen Sie mich einen Augenblick allein… (Die Herren ziehen sich widerstrebend zurück.) Oh, da schnarcht jemand! Den muss Ich mir in der Nähe ansehen! Da schnarcht ja jemand mitten auf dem Fest… ▼DANILO▲ Rrrruhe! Himmeldonnerwetter, kann man denn nicht einmal in Ruhe… Hanna -? O, Verzeihung, Gospodina, Sie wohnen jetzt in Paris? ▼HANNA▲ Ja, ich will das Pariser Leben genießen, nachholen, was ich versäumt habe, und - vielleicht auch - heiraten! ▼DANILO▲ Hanna, so schnell wieder! ▼HANNA▲ Wie? ▼DANILO▲ Pardon, will ich sagen… Gospodina - wenn es auf mich angekommen wäre, wären Sie jetzt nicht Witwe des seligen Herrn Glawari, sondern Gemahlin des seligen Grafen Danilo, aber Sie wissen, la esposa del feliz Conde Danilo, pero ya lo sabéis, mi viejo tío… Deseredado! Ana Ah, sí, es verdad… Vuestro aristocrático tío! Ahora él no vería ningún incoveninete en que su sobrino su aristocrática mano me tendiera… ▼DANILO▲ No pensaréis acaso que yo por vuestros millones… ▼HANNA▲ Ein Mann wie der andere! Wenn mir jetzt einer sagt Ich liebe Sie! - dann glaub' ich ihm aufs Wort - ja er liebt sie - meine Erbechaft nämlich! ▼DANILO▲ Ich werde Ihnen nie sagen Ich liebe Sie! ▼HANNA▲ Nie? ▼DANILO▲ Nie! (Hanna und Danilo gehen in entgegengesetzten Richtungen ab. Valencienne und Camille treten auf.) ▼VALENCIENNE▲ Ich bitte Sie, lieber Freund, es hat doch keinen Zweck. Ich bin verheiratet. ▼CAMILLE▲ Wären Sie es nur mit mir! ▼VALENCIENNE▲ Oh, das wäre schön! Herrlich! Nr. 5 Duett ▼CAMILLE▲ Ja, was? ▼VALENCIENNE▲ Ein trautes Zimmerlein- ▼CAMILLE▲ Gewiß. ▼VALENCIENNE▲ In Abenddämmerschein- ▼CAMILLE▲ Wie süß! ▼VALENCIENNE▲ Zwei Menschen ganz allein- O könnten wie es sein. ▼CAMILLE▲ Da sage ich nicht nein! Was dann? ▼VALENCIENNE▲ Wir sitzen still beimand- ▼CAMILLE▲ Ganz stumm? ▼VALENCIENNE▲ Und halten Hand in Hand- ▼CAMILLE▲ Warum? ▼VALENCIENNE▲ Ein Zauber hält uns süß gebannt! ▼BEIDE▲ Das ist der Zauber der stillen Häuslichkeit, die Welt liegt draußen so fern und weit! Das ist der Zauber, der uns gefangen hällt, wir sind für uns allein die ganze Welt! ▼VALENCIENNE▲ Ja, wenn man so recht betrachtet, wo findet man das Lebensglück? Dort, wo das Leben lärmend braust? Dort, wo's im Stillen friedlich haust? Ja, wenn man es so recht betrachtet, gibt's einen einz'gen Zufluchtsort, das ist das Haus, das ist das Heim, dort ist das Glück, nur dort, nur dort! ▼CAMILLE▲ Was nun? ▼VALENCIENNE▲ Doch geht es leider nicht! ▼CAMILLE▲ Wie schad'! ▼VALENCIENNE▲ Drum leisten Sie Verzicht! ▼CAMILLE▲ Verzicht? ▼VALENCIENNE▲ Es muß ja leider, sein, es muß ein Ende sein! ▼CAMILLE▲ Ich sage nein und nein! O weh! ▼VALENCIENNE▲ Ein Luftschloß ist es nur! ▼CAMILLE▲ Ein Traum! ▼VALENCIENNE▲ Von Wahrheit keine Spur! ▼CAMILLE▲ Das kaum! ▼VALENCIENNE▲ Ein Luftschloß ist es leider nur! ▼BEIDE▲ Das ist der Zauber der stillen Häuslichkeit, die Welt liegt draußen so fern und weit! Das ist der Zauber, der uns gefangen hällt, wir sind für uns allein die ganze Welt! (Valencienne und Camille gehen zur Mitte ab. Zeta und Danilo betreten den Salon.) ▼ZETA▲ Ah, da sind Sie ja endlich, lieber Graf! Also lieber Graf, Sie sind mein Mann! Und Sie sollen heiraten! ▼DANILO▲ (springt auf) Heiraten? ▼ZETA▲ Des Vaterland verlangt es von Ihnen! ▼DANILO▲ Das Veterland? Das heisst, wen soll ich heiraten, bitte? ▼ZETA▲ Frau Glawari! ▼DANILO▲ Frau Gla -? Niemals! Nr. 6 Finale I ▼ZETA▲ Frau Glawari wird dann einen Pariser heiraten und - Parisino nuestra amada patria perderá los numeros millones! Y eso no se puede consentir! los, Grat! Das Vaterland wird es Ihnen lohnen. (Zeta geht ab. Hanna tritt aus dem rückwärtigen Saal, gefolgt von Cascada, St. Brioche und zwölf Herren.) ▼HERRENCHOR▲ Damenwahl! Hört man rufen rings im Saal! Ach, Madame, nun hoffentlich, kommt doch die Reihe jetzt an mich! (Die Herren umringen Hanna, so daß sie ganz verdeckt wird und man sie nur mit hocherhobenen Händen abwehren sieht.) Oh bitte, diese Tour, ach diese einz'ge nur - Ja, überglücklich wäre ich, fiel doch die Wahl auf mich. ▼HANNA▲ (schafft sich endlich Raum) Meine Herrn, im Prinzipe hätt' ich nichts dagegen, doch die Konkurrenz so vieler macht mich ganz verlegen. Da ich nicht beleid'gen will, sitz' die Tour ich lieber still, 's gibt doch Damen hier die Masse! ▼DANILO▲ (für sich) Doch ist keine so bei Kasse. ▼HERRENCHOR▲ Eine Tour! Eine nur! Eine einz'ge Tour! ▼DANILO▲ (für sich) Zudringlich, auf mein Ehrenwort! Diese Knaben müssen fort! Diese Knaben müssen fort! Knäblein, bettelt ruhig weiter, ich hole ein'ge Blitzableiter! (geht ab) ▼CASCADA▲ Es gibt keine größ're Beleidigung und nichts, was so schmerzlich verstimmt, als wenn auf dem Ball eine Dame so gar nicht Notiz von uns nimmt! ▼ST. BRIOCHE▲ Es kämpfen die Damen schon lange um das nämliche Recht mit dem Mann. Jetzt haben Madame hier das Wahlrecht und fangen damit gar nichts an! ▼CASCADA▲ Drum agitier' ich… ▼ST. BRIOCHE▲ Drum affichier' ich… ▼CASCADA, ST. BRIOCHE▲ Ach bitte, lesen Sie mein Wahlplakat! ▼CASCADA▲ Wählen Sie doch Cascada! ▼ST. BRIOCHE▲ Wählen Sie doch St. Brioche! Cascada, St Brioche Das ist der würdigste Tanzkandidat! ▼CASCADA▲ Wählen Sie doch Cascada! ▼ST. BRIOCHE▲ Wählen Sie doch St. Brioche! ▼CASCADA, ST. BRIOCHE▲ Ich bin der würdigste Tanzkandidat! ▼HERRENCHOR▲ Wählen Sie nicht Cascada! Wählen Sie nicht Saint Brioche! (treten näher zu ihr) Ich bin der wördigste Tanzkandidat! ▼HANNA▲ Darauf muß ich Ihnen entgegnen Verhaßt ist mir Politik; verdirbt sie beim Mann den Charakter, so raubt sie uns Frauen den Schick! Doch wollt Ihr durchaus kandidieren und leistet auf mich nicht Verzicht, und gibt mir das Ballrecht das Wahlrecht, erfüll' ich die Ballbürgerpflicht! ▼CASCADA▲ Dann agitier' ich! ▼ST. BRIOCHE▲ Dann affichier' ich! ▼HANNA▲ Ich kenn' ja ganz genau Ihr Wahlplakat! Kann es nicht verhehlen, schwer fällt mir das Wählen, wer ist der würdigste Tanzkandidat? ▼CASCADA, ST. BRIOCHE, HERRENCHOR▲ (umringen sie) Bitte mich zu wählen! Bitte mich zu wählen! (dringen auf sie ein) Ich bin der würdigste Tanzkandidat! ▼HANNA▲ Aber meine Herr'n! Sie wollen also durchaus mit mir tanzen? Also gut, ich bin bereit! ▼DAMENCHOR▲ (hinter der Szene) Damenwahl, Damenwahl! (Allgemeine Bewegung unter den Herren, die sich Positur stellen, dabei einen blick in den Tanzsaal werfen und, da sie die Dammen kommen sehen, sich nach links zurückziehen.) (Danilo kommt mit acht Damen) ▼DANILO▲ Hilfe kommt zur rechten Zeit! Oh kommet doch, oh kommt, Ihr Ballsirenen, folgt den süßen Walzertönen, Wie sie singen und klingen, so tanzt doch mit, hebt Eure Füßchen ein bißchen im Walzerschritt. Oh kommet doch, oh kommt, Ihr Ballsirenen, zögert nicht, das Fest zu krönen, seht, da steht ein Tänzerheer! (schiebt einen Herrn in die Mitte) ▼ERSTE DAME▲ (knickst, zu dem jungen Mann) Also bitte, bitte sehr! (Die beiden tanzen ab.) ▼DANILO▲ Wie die Blumen im Lenze erblüh'n, und in leuchtenden Farben erglüh'n, so erblühet in rosigster Glut, lockend dar Töne Flut. Wenn die Geige so zaub'risch erklingt, und Musik sich den Reigen erzwingt, dann frisch auf, zögert nicht, denn die Jugend sie spricht 's ist der Tanz, holder Füßchen Pflicht! (Es vereint sich immer ein Herr mit einer Dame, die abtanzen.) ▼DAMENCHOR▲ Bitte sehr, wir zögern nicht! ▼HANNA, DANILO, ST. BRIOCHE, CASCADA UND HERREN▲ Oh kommet doch, oh kommt, Ihr Ballsirenen, folgt den süßen Walzertönen, Wie sie singen und klingen, so tanzt doch mit, hebt Eure Füßchen ein bißchen im Walzerschritt. Oh kommet doch, oh kommt, Ihr Ballsirenen, Ja, so ist's recht und schön, Ihr Ballsirenen, tanzet lustig, meine Schönen, fröhlich singt mit hellen Tönen, solang' der Walzer klingt, tanzt leicht beschwingt! ▼DAMEN▲ Ach ja, wir folgen gern den süßen Tönen, die das Leben uns verschönen, wie sie singen und klingen; o Walzerschritt, wirst uns besiegen! Wie fliegen im Tanze mit! Wer kann da widerstehen den süßen Tónen? s'ist der Tanz doch unser Sehnen, der uns zwingt mit hellen Tönen, er macht uns leicht beschwingt, solang' er klingt. (Alle tanzen ab, bis auf Danilo, Hanna, Cascada, St. Brioche und vier Herren.) ▼DANILO▲ Oh Vaterland, du machst bei Tag mir schon genügend Müh' und Plag'! Für Nachtdienst dank' ich, Herr Baron, da geb' ich meine Demission! ▼CASCADA▲ Madame, darf letzt ich hoffen? ▼ST. BRIOCHE▲ Ich seh' den Himmel offen! ▼HANNA▲ Ich habe nun die Qual der Wahl! ▼DANILO▲ Der Fall ist immer noch fatal! ▼HANNA▲ Na, schön, wen soll ich wählen? (Valencienne und Camille treten auf.) ▼VALENCIENNE▲ (zu Hanna) Dürft' ich den Tänzer empfehlen? ▼DANILO▲ Sapperment! Ein neuer Konkurrent! ▼VALENCIENNE▲ Der junge Mann tanzt Polka, Ich hab' es ausprobiert. Auch tanzt famos er Mazurka, Ich hab' es ausprobiert. Nach rechts und links kann er tanzen, Ich habe es ausprobiert. Im Walzer hat er eszelliert, drum wird er von mir protegiert! Drum agitier' ich und affichier' ich, ach bitte, hören Sie mein Wahlplakat! (deutet auf Camille) Wählen Sie doch Rosillon, wählen Sie doch Rosillon, er ist der würdigst Tanzkandidat! ▼CASCADA▲ Wählen Sie nur Cascada! ▼ST. BRIOCHE▲ Wählen Sie nur Saint Brioche! ▼HANNA▲ Aha, schon wieder ein Tanzkandidat! ▼VALENCIENNE, CASCADA, ST. BRIOCHE▲ Er ist der würdigste Tanzkandidat! ▼VIER HERREN▲ Wählen Sie nicht Rosillon, Ich bin der würdigste Tanzkandidat! ▼CAMILLE▲ (zu Hanna) Pardon, Madam', zu viel Reklam'! (Valencienne wird eifersüchtig und zieht Camille mit sich nach hinten.) ▼HANNA▲ Das find' ich nicht… doch nein… (Ihr Blick fällt auf Danilo) Den ich als Tänzer möchte, ist einer, der sich gibt des Schein, als ob ich ihm egal möcht sein. (zu Danilo) Graf Danilo, Sie sind wohl der Rechte? ▼DANILO▲ Ich? Gnäd'ge Frau, ich tanze nicht! ▼HANNA▲ So leisten Sie kurzweg Verzicht? ▼DANILO▲ Verzicht? Oh nein! Der Tanz ist doch wohl mein? ▼HANNA▲ Gewiß! Warum? ▼DANILO▲ Nun, da der Tanz mein Eigentum, so darf mit ihm ich alles tun, was mir beliebt, nicht wahr? ▼HANNA▲ Nun ja? ▼VALENCIENNE, CAMILLE, ST. BRIOCHE, CASCADA, HERRENCHOR▲ Was treibt er da? ▼DANILO▲ Der Tanz, den mir die Gnädige gewährt, ist doch zehntausend Francs wohl wert! Mir gehört der Tanz, ich verlang' dafür zehntausend Francs zu wohltätigem Zweck! ▼CAMILLE, ST. BRIOCHE, CASCADA, HERRENCHOR▲ Zehntausend Francs? ▼CASCADA▲ (zu St. Brioche) 's ist unerhört! ▼DANILO▲ Für diesen Preis geb' Ich ihn weg! ▼ST. BRIOCHE, CASCADA, HERRENCHOR▲ Zehntausend Francs? (ziehen sich zurück) ▼ST. BRIOCHE▲ (zu Cascada) Er ist verrückt! ▼DANILO▲ Sie geh'n! Jetzt ist es mir geglückt! ▼HERRENCHOR▲ Zehntausend Francs, das ist zum Lachen! (ab) ▼DANILO▲ (zu Hanna) Sehen Sie, meine Gnädige, sehen Sie… Wie sie aus dem Staub sich machen, zahles woll'n die Herren nie! Ein Griff ins Portemonnaie tut Ihnen furchtbar weh! So sind die Herren heutzutag, ein wirklich nobler Schlag! (Hanna wendet sich empört ab, Danilo tritt zu ihr.) ▼CAMILLE▲ (zu Valencienne) Den Angriff muß Ich gleich parieren, die zehntausend Francs, die gebe ich! (greift in die Tasche) ▼VALENCIENNE▲ Sind Sie schon verliebt? ▼CAMILLE▲ Sie wünschten doch selbst… ▼VALENCIENNE▲ (zieht ihn fort) Untersteh's Sie sich! (Camille und Valancienne ab in den Ballsaal Danilo und Hanna allein) ▼DANILO▲ Der Letzte ging, Sie sind befreit, und jetzt, gnädige Frau, bin ich zum Tanz bereit! ▼HANNA▲ Jetzt danke ich sehr! ▼DANILO▲ Und mein Mandat? Sie wählten mich doch! ▼HANNA▲ Oh Sie Haupt-Diplomat! Ich tanze nicht! ▼DANILO▲ (beginnt zu tanzen) Geigen erklingen, locken so süß, werden Sie zwingen gewiß… (Er steht hinter ihr, versucht ihr ins Gesicht zu sehen, da wendet den Kopf koket immer weg) ▼HANNA▲ Nein, ich will nicht! (Danilo tanzt allein um sie herum. Sie kämpf noch eine Weile, fliegt dann unwillkürlich in seine Arme und tanzt mit ihm.) Sie abscheulicher Mann! Wie prächtig Sie tanzen! ▼DANILO▲ Man tut, was man kann! (Sie tanzen beide ab.) Erster Akt Salon des pontevedrinischen Gesandtschaftspalais in Paris. Links die Haupttüre. Rechts führen einige Treppen zu einer Art Kabinett. Hinten zwei weitere hell erleuchtete Säle. St. Brioche, Bogdanowitsch, Sylviane, Kromow, Olga, Pritschitsch, Praskowia, Herren und Damen der Gesellschaft. Diener, die Champagner servieren.) CASCADA Verehrteste Damen und Herren, Ich halt' es für Gastespflicht den Hausherrn dankend zu feiern, doch Redner - das bin ich nicht! Ich sag' darum in aller Kürze, die bekanntlich immer die Würze der Baron gab heute sein Bestes, wir bringen ihm ein dreifach' Hoch! (stößt mit Zeta an) CHOR (anstoßend) Dreimal hoch der Geber des Festes! Er lebe dreimal, dreimal hoch! ZETA Wenn Beifall dieser Abend findet, Den man mir herzlich dargebracht, so hat dies nicht nur mich als Hausherrn, auch als Gesandten stolz gemacht! Des Festes höhere Bestimmung ist nicht nur Amusement allein sie gilt dem Geburtstag des Fürsten, dem patriotisch wir uns weih'n! Bin Landesvater per procura, drum rührt mich patriotisch dies, denn ich bin also in figura Pontevedro in Paris! (stößt mit allen an) VALENCIENNE, SYLVIANE, OLGA, PRASKOWIA, CAMILLE, SAINT BRIOCHE, CASCADA, KROMOW, DAMEN UND HERREN Als Landesvater per procura, da rührt ihn patriotisch dies, denn er ist also in figura Pontevedro in Paris! (Die Diener nehmen den Gästen die Gläser ab; die Gesellschaft zerstreut sich in alle drei Säle. Valencienne nähert sich Camille.) Nr. 1a Ballmusik VALENCIENNE (zu Camille, leise) Camille, ich muß mit Ihnen sprechen! CAMILLE Sie machen mich selig! VALENCIENNE Nicht darüber… Was schreiben Sie da auf meinen Fächer? CAMILLE Nun, weil Sie mir verbieten, es Ihnen zu sagen, so schreibe ich "Ich liebe dich!" VALENCIENNE Ich werde dazuschreiben "Ich bin eine…" ZETA (hinzutretend) Liebe Valencienne - VALENCIENNE Du wünschest, lieber Mirko? ZETA Verzeih, ich möchte dich bitten nachzusehen, ob nicht schon Frau Glawari gekommen ist. VALENCIENNE Gern! (wirft Camille einen vielsagenden Blick zu und geht dann ab.) CAMILLE Ja, gern! Ich begleite Sie, gnädige Frau. (geht ihr nach) ZETA (bleibt allein zurüch) Frau Glawari, darf keinen Pariser heiraten! Die Erbschaft muss Pontevedro zufallen, und es ist auch heldenhaft, fürs Vaterland zu erben! Valencienne, Valencienne! (Zeta geht nach links ab; Valencienne und Camille treten von rechts auf.) Nr. 2 Duett VALENCIENNE (sieht sich um) So kommen Sie! 's ist niemand hier! CAMILLE Sie sehen den glücklichsten Mann in mir! VALENCIENNE Ich habe mit Ihnen zu sprechen. CAMILLE Ich möchte Ihnen ein Wort nur sagen. VALENCIENNE Oh still! Sie wissen, dass ich dies nicht hören will! CAMILLE Sag' ich's auch nicht, Sie hören es doch! Nur einmal möchte ich es sagen noch! VALENCIENNE Ach, liebster Freund, warum sich so quälen? Wir machen ein Ende! CAMILLE Ein Ende? VALENCIENNE Ich will Sie vermählen! CAMILLE Vermählen? Mich? Nie darf das sein! Ich liebe nur dich, allein nur dich! VALENCIENNE Ach, bitte schön, still! Sie wissen, dass ich dies nicht hören will! Ich bin eine anständ'ge Frau und nehm's mit der Ehe genau. Ich will derlei Aventüren um gar keinen Preis mehr riskieren! Es ist ja ein törichtes Spiel, das niemals ans führt zum Ziel! Sie wissen das, hoff' ich, genau Ich bin eine anständ'ge Frau! Ich kann nur verlieren und Sie nichts gewinnen, drum müssen der Lockung, wir eiligst entrinnen. Gib acht, gib acht! Mein Freund, gib acht. Und spiele mit dem Feuer nicht! Eh' du's gedacht, wird's rasch entfacht, aus Funken eine Flamme bricht! Sehr gefährlich ist des Feuers Macht, wenn man sie nicht bezähmt, bewacht! Wer das nicht kennt, sich leicht verbrennt. Nimm vor dem Feuer dich in acht. (setzt sich und sieht ihn verliebt an) CAMILLE Sie sind eine anständ'ge Frau, das weiß ich ja leider genau. Doch können Sie wirklich mir glauben. Sie predigen hier einem Tauben! Erreich' ich auch niemals mein Ziel, erkaltet doch nie mein Gefühl. Ich werde noch alt und noch grau - Sie bleiben die anständ'ge Frau! Ich kenn' die Gefahren, Ich muß sie ertragen! (Er eilt auf sie zu; sie huscht an ihm vorbei.) Ich kann Ihnen nimmer und nimmer entsagen! VALENCIENNE Gib acht, gib acht, mein Freund gib acht! Und spiele mit dem Feuer nicht! CAMILLE Ich hab's gedacht, ich hab's gedacht, Sie pred'gen nur von Pflicht. VALENCIENNE Eh' du's gedacht, wird's rasch entfacht, aus Funken eine Flamme bricht! CAMILLE Das Liebesglück mir nimmer lacht, denn Liebe ist das nicht! VALENCIENNE Sehr gefährlich ist des Feuers Macht, wenn man sie nicht bezähmt, bewacht! Wer das nicht kennt, sich leicht verbrennt. Nimm vor dem Feuer dich in acht. CAMILLE Wenn die Liebe spricht gib acht, gib acht! So ist dies nicht der Liebe Macht! Denn wahre Liebe wagt und nimmt sich nie in acht! (Valencienne und Camille gehen nach rechts ab; Zeta tritt mit Njegus von links auf.) ZETA Nun Njegus, haben Sie meinen Auftrag ausgerichtet? haben Sie meinen Botschaft überbracht? NJEGUS Mit Verlaub, Exzellenz. Graf Danilowitsch wird in einer Viertelstunde da sein! ZETA Gott sei Dank…! Einmal alle heiligen Zeiten braucht man ikn, und wo steckt er? NJEGUS Im Maxim! ZETA Wo? NJEGUS Mädchen sind dort… ZETA Er ist mein Triumph in diesem Spiel… NJEGUS Keiner kann ihm das Wasser reichen… ZETA Höchstens dieser Herr Rosillon! NJEGUS Der ist doch schon verliebt bis über beide Ohren… ZETA In wenn? NJEGUS Das weiß man nicht… Es soll eine verheiratete Dame sein… ZETA So…? Meine Frau wird das schon herausbekommen… ST. BRIOCHE (von draußen) Achtung, meine Herren, die Glawari kommt! Nr. 3 Entrèe-Lied und Ensemble (Zwanzig Herren, darunter Cascada und St. Brioche, eilen aus dem rückwärtigen Saal durch den Salon zurHaupttür.) ZETA Er muss unserem Vaterlande die 20 Millionen verdienen! ZETA Was hat denn das zu bedeuten? NJEGUS Die 20 Millionen, Enzellenz! ZETA Was? NJEGUS Nun, die Glawari ist da. (Zeta und Njegus gehen ab. Die Herren bilden bei Hannas Auftritt Spalier.) HANNA (zu den Herren, die sie umringen) Bitte, meine Herrn… CASCADA Sie sind der Sterne schönster Stern… HANNA Welche Galanterien… CASCADA …Die hier strahlend zieh'n… HANNA Bitte, nicht doch. ,s ist genug! ST. BRIOCHE Und wie ein holdser Sinnentrug, der uns blendet… HANNA Doch jetzt geendet! Hören Sie, oh bitte, schweigen Sie! Sie machen mich verlegen, meine Herr'n! ST. BRIOCHE, CASCADA, UND HERREN Empfangen Sie die Huldigung als dieses Festes Stern! Als schönster Stern! HANNA Hab' in Paris mich noch nicht ganz so aklimatisiert, daß dieser süße Firlefanz von mir verstanden wird! Bin noch Pontevedrinerin ein bißchen allzusehr. Ja, wär' ich schon Pariserin, verstünd' ich etwas mehr! Die Herr'n sind liebenswürdig sehr, gilt das meiner Person? Ich fürchte, dies gilt viel mehr meiner… vielfachen Million! ST. BRIOCHE, CASCADE UND HERREN Oh, oh, oh, oh! HANNA Ach, tun Sie nur nicht so! Gar oft hab' ich's gehört, wir Witwen ach, wit sind begehrt. Erst wenn wir armen Witwen reich sind ja, dann haben wir doppelten Wert! Ja! CASCADA UND ST. BRIOCHE Wir sind tief gekränt, daß man von uns denkt, geld hätte nur Wert. HERRENCHOR Sie hat richtig gehört, Witwen, die reich, sind sehr begehrt! HANNA In unser'm Gelde liegt unser Wert, so hab' ich's immer gehört! ST BRIOCHE, CASCADA, HERRENCHOR Bitte, nur weiter, nur weiter im Text! Welch' and're Wahrheit folgt zunächst? HANNA Bei mir daheim ist's nicht der Brauch, daß Damen man hofiert. Mit Komplimenten wird man auch fast niemals molestiert. Geht einer gar ins Zeug so scharf, so unnerschämt wie Sie, dann weiß man wohl, daß er es darf, denn heucheln wird er nie! ST BRIOCHE, CASCADA, HERRENCHOR Diese Weise macht Sie doppelt so reizend. Darum preise ich Sie voll Sympathie! HANNA Lassen Sie das fade Schmeicheln! Ich durchschaue Euer Heuchein! ja, ja, ja, ja, - HERRENCHOR Ach nein, Gnäd'ge, ach nein! Wir können auch ehrlich wohl sein! ST. BRIOCHE, CASCADA Oh, nicht Schmeichelei und nicht Heuchelei, ja, mir geht das nah! HANNA Ach, es geht mir gar nicht nah, denn nut Süßholz raspelt ihr da! Ach ja! ST. BRIOCHE Oh bitte, nicht zu zweifeln da! CASCADA Oh bitte ich mein's ehrlich ja! St Brioche, Cascada Und mir geht's wirklich sehr nah! HERRENCHOR Wir meinen's ehrlich, ach ja! (Zeta, Valencienne, Camille treten auf) VALENCIENNE Ah, gnädige Frau, ich bin glücklich, Sie in meinem Hause begrüßen zu können. ZETA Ich rechne es mir zur hohen Ehre an! HANNA (zu den Herren gewendet) Meine Herren, kommen Sie morgen zu mir, ich gebe ein echt pontevedrinisches Fest. Vorwärts! (Hanna geht mir dem Baron ab. Die anderen folgen. Valencienne und Camille bleiben zurück.) Nr. 3a Ballmusik VALENCIENNE Camille! CAMILLE Ja was? VALENCIENNE Sie werden sie heiraten! CAMILLE Aber Valencienne! Nein! VALENCIENNE Ich will es, ich befehle es! Sie müssen glücklich werden, und ich bleibe eine anständige Frau. CAMILLE Nun gut, werd' ich nie also heiraten. VALENCIENNE Unterstehn Sie sich! CAMILLE Aber Valencienne! (Valencienne geht mit Camille ab.) Nr. 4 Auftrittslied (Graf Danilo tritt in Begleitung von Njegus auf.) DANILO Also bitte, ich bin hier. Aber wo ist der Vaterland? NJEGUS Ich melde Sie sogleich seiner Exzellenz! DANILO Oh Vaterland, du machst bei Tag mir schon genügend Müh' und Plag'! Die Nacht braucht jeder Diplomat doch meistenteils für sich privat! Um eins bin ich schon im Bureau, doch bin ich gleich drauf anderswo, weil man den ganzen lieben Tag nicht immer im Bureau sein mag! Erstatte ich beim Chef Bericht, so tu' ich's meistens selber nicht, die Sprechstund' halt' ich niemals ein, ein Diplomat muß schweigsam sein! Die Akten häufen sich bei mir, Ich finde, 's gibt zu viel Papier; Ich tauch' die Feder selten ein und komm' doch in die Tint' hinein! Kein Wunder, wenn man so viel tut, dass man am Abend gerne ruht und sich bei Nacht, was man so nennt, Erholung nach der Arbeit gönnt! Da geh' ich zu Maxim, dort bin ich sehr intim, ich duze alle Damen, ruf' sie beim Kosenamen Lolo, Dodo, Jou-jou, Clo-clo, Margot, Frou-frou, sie lassen mich vergessen, das teure Vaterland! Dann wird champagnisiert, auch häufig cancaniert, und geht's ans Kosen, Küssen, mit allen diesen Süßsen Lolo, Dodo, Jou-jou, Clo-clo, Margot, Frou-frou, dann kann ich leicht vergessen das teu're Vaterland. Njegus, Geliebter, ich bin hier, Nun, was will der Vaterland? NJEGUS Seine Exzellenz ist noch - mit Verlaub - in ein Gespräch verwickelt mit Frau Glawari! DANILO (sehr überrascht) Hanna Gla-? Ich meine Frau Glawari. So, so? NJEGUS Also, Ich melde Sie jetzt… (will ab) DANILO Nein, Njegus, Geliebter, noch nicht melden! - Heute ist schon vierte Nacht, dass Ich nicht geschlafen habe. Ich muss mich ein bissel niederlegen! NJEGUS Also gut, schlafen Sie a bissel! (Danilo legt sich auf die ottomane. Njegus geht ab. Hanna kommt von den rückwärtigen Sällen in den Salon, von vier Herren begleitet.) ST. BRIOCHE Gnädige Frau, dürfte ich Ihnen sagen, wie glücklich wir alle… HANNA Bitte, meine Herren, lassen Sie mich einen Augenblick allein… (Die Herren ziehen sich widerstrebend zurück.) Oh, da schnarcht jemand! Den muss Ich mir in der Nähe ansehen! Da schnarcht ja jemand mitten auf dem Fest… DANILO Rrrruhe! Himmeldonnerwetter, kann man denn nicht einmal in Ruhe… Hanna -? O, Verzeihung, Gospodina, Sie wohnen jetzt in Paris? HANNA Ja, ich will das Pariser Leben genießen, nachholen, was ich versäumt habe, und - vielleicht auch - heiraten! DANILO Hanna, so schnell wieder! HANNA Wie? DANILO Pardon, will ich sagen… Gospodina - wenn es auf mich angekommen wäre, wären Sie jetzt nicht Witwe des seligen Herrn Glawari, sondern Gemahlin des seligen Grafen Danilo, aber Sie wissen, la esposa del feliz Conde Danilo, pero ya lo sabéis, mi viejo tío… Deseredado! Ana Ah, sí, es verdad… Vuestro aristocrático tío! Ahora él no vería ningún incoveninete en que su sobrino su aristocrática mano me tendiera… DANILO No pensaréis acaso que yo por vuestros millones… HANNA Ein Mann wie der andere! Wenn mir jetzt einer sagt Ich liebe Sie! - dann glaub' ich ihm aufs Wort - ja er liebt sie - meine Erbechaft nämlich! DANILO Ich werde Ihnen nie sagen Ich liebe Sie! HANNA Nie? DANILO Nie! (Hanna und Danilo gehen in entgegengesetzten Richtungen ab. Valencienne und Camille treten auf.) VALENCIENNE Ich bitte Sie, lieber Freund, es hat doch keinen Zweck. Ich bin verheiratet. CAMILLE Wären Sie es nur mit mir! VALENCIENNE Oh, das wäre schön! Herrlich! Nr. 5 Duett CAMILLE Ja, was? VALENCIENNE Ein trautes Zimmerlein- CAMILLE Gewiß. VALENCIENNE In Abenddämmerschein- CAMILLE Wie süß! VALENCIENNE Zwei Menschen ganz allein- O könnten wie es sein. CAMILLE Da sage ich nicht nein! Was dann? VALENCIENNE Wir sitzen still beimand- CAMILLE Ganz stumm? VALENCIENNE Und halten Hand in Hand- CAMILLE Warum? VALENCIENNE Ein Zauber hält uns süß gebannt! BEIDE Das ist der Zauber der stillen Häuslichkeit, die Welt liegt draußen so fern und weit! Das ist der Zauber, der uns gefangen hällt, wir sind für uns allein die ganze Welt! VALENCIENNE Ja, wenn man so recht betrachtet, wo findet man das Lebensglück? Dort, wo das Leben lärmend braust? Dort, wo's im Stillen friedlich haust? Ja, wenn man es so recht betrachtet, gibt's einen einz'gen Zufluchtsort, das ist das Haus, das ist das Heim, dort ist das Glück, nur dort, nur dort! CAMILLE Was nun? VALENCIENNE Doch geht es leider nicht! CAMILLE Wie schad'! VALENCIENNE Drum leisten Sie Verzicht! CAMILLE Verzicht? VALENCIENNE Es muß ja leider, sein, es muß ein Ende sein! CAMILLE Ich sage nein und nein! O weh! VALENCIENNE Ein Luftschloß ist es nur! CAMILLE Ein Traum! VALENCIENNE Von Wahrheit keine Spur! CAMILLE Das kaum! VALENCIENNE Ein Luftschloß ist es leider nur! BEIDE Das ist der Zauber der stillen Häuslichkeit, die Welt liegt draußen so fern und weit! Das ist der Zauber, der uns gefangen hällt, wir sind für uns allein die ganze Welt! (Valencienne und Camille gehen zur Mitte ab. Zeta und Danilo betreten den Salon.) ZETA Ah, da sind Sie ja endlich, lieber Graf! Also lieber Graf, Sie sind mein Mann! Und Sie sollen heiraten! DANILO (springt auf) Heiraten? ZETA Des Vaterland verlangt es von Ihnen! DANILO Das Veterland? Das heisst, wen soll ich heiraten, bitte? ZETA Frau Glawari! DANILO Frau Gla -? Niemals! Nr. 6 Finale I ZETA Frau Glawari wird dann einen Pariser heiraten und - Parisino nuestra amada patria perderá los numeros millones! Y eso no se puede consentir! los, Grat! Das Vaterland wird es Ihnen lohnen. (Zeta geht ab. Hanna tritt aus dem rückwärtigen Saal, gefolgt von Cascada, St. Brioche und zwölf Herren.) HERRENCHOR Damenwahl! Hört man rufen rings im Saal! Ach, Madame, nun hoffentlich, kommt doch die Reihe jetzt an mich! (Die Herren umringen Hanna, so daß sie ganz verdeckt wird und man sie nur mit hocherhobenen Händen abwehren sieht.) Oh bitte, diese Tour, ach diese einz'ge nur - Ja, überglücklich wäre ich, fiel doch die Wahl auf mich. HANNA (schafft sich endlich Raum) Meine Herrn, im Prinzipe hätt' ich nichts dagegen, doch die Konkurrenz so vieler macht mich ganz verlegen. Da ich nicht beleid'gen will, sitz' die Tour ich lieber still, 's gibt doch Damen hier die Masse! DANILO (für sich) Doch ist keine so bei Kasse. HERRENCHOR Eine Tour! Eine nur! Eine einz'ge Tour! DANILO (für sich) Zudringlich, auf mein Ehrenwort! Diese Knaben müssen fort! Diese Knaben müssen fort! Knäblein, bettelt ruhig weiter, ich hole ein'ge Blitzableiter! (geht ab) CASCADA Es gibt keine größ're Beleidigung und nichts, was so schmerzlich verstimmt, als wenn auf dem Ball eine Dame so gar nicht Notiz von uns nimmt! ST. BRIOCHE Es kämpfen die Damen schon lange um das nämliche Recht mit dem Mann. Jetzt haben Madame hier das Wahlrecht und fangen damit gar nichts an! CASCADA Drum agitier' ich… ST. BRIOCHE Drum affichier' ich… CASCADA, ST. BRIOCHE Ach bitte, lesen Sie mein Wahlplakat! CASCADA Wählen Sie doch Cascada! ST. BRIOCHE Wählen Sie doch St. Brioche! Cascada, St Brioche Das ist der würdigste Tanzkandidat! CASCADA Wählen Sie doch Cascada! ST. BRIOCHE Wählen Sie doch St. Brioche! CASCADA, ST. BRIOCHE Ich bin der würdigste Tanzkandidat! HERRENCHOR Wählen Sie nicht Cascada! Wählen Sie nicht Saint Brioche! (treten näher zu ihr) Ich bin der wördigste Tanzkandidat! HANNA Darauf muß ich Ihnen entgegnen Verhaßt ist mir Politik; verdirbt sie beim Mann den Charakter, so raubt sie uns Frauen den Schick! Doch wollt Ihr durchaus kandidieren und leistet auf mich nicht Verzicht, und gibt mir das Ballrecht das Wahlrecht, erfüll' ich die Ballbürgerpflicht! CASCADA Dann agitier' ich! ST. BRIOCHE Dann affichier' ich! HANNA Ich kenn' ja ganz genau Ihr Wahlplakat! Kann es nicht verhehlen, schwer fällt mir das Wählen, wer ist der würdigste Tanzkandidat? CASCADA, ST. BRIOCHE, HERRENCHOR (umringen sie) Bitte mich zu wählen! Bitte mich zu wählen! (dringen auf sie ein) Ich bin der würdigste Tanzkandidat! HANNA Aber meine Herr'n! Sie wollen also durchaus mit mir tanzen? Also gut, ich bin bereit! DAMENCHOR (hinter der Szene) Damenwahl, Damenwahl! (Allgemeine Bewegung unter den Herren, die sich Positur stellen, dabei einen blick in den Tanzsaal werfen und, da sie die Dammen kommen sehen, sich nach links zurückziehen.) (Danilo kommt mit acht Damen) DANILO Hilfe kommt zur rechten Zeit! Oh kommet doch, oh kommt, Ihr Ballsirenen, folgt den süßen Walzertönen, Wie sie singen und klingen, so tanzt doch mit, hebt Eure Füßchen ein bißchen im Walzerschritt. Oh kommet doch, oh kommt, Ihr Ballsirenen, zögert nicht, das Fest zu krönen, seht, da steht ein Tänzerheer! (schiebt einen Herrn in die Mitte) ERSTE DAME (knickst, zu dem jungen Mann) Also bitte, bitte sehr! (Die beiden tanzen ab.) DANILO Wie die Blumen im Lenze erblüh'n, und in leuchtenden Farben erglüh'n, so erblühet in rosigster Glut, lockend dar Töne Flut. Wenn die Geige so zaub'risch erklingt, und Musik sich den Reigen erzwingt, dann frisch auf, zögert nicht, denn die Jugend sie spricht 's ist der Tanz, holder Füßchen Pflicht! (Es vereint sich immer ein Herr mit einer Dame, die abtanzen.) DAMENCHOR Bitte sehr, wir zögern nicht! HANNA, DANILO, ST. BRIOCHE, CASCADA UND HERREN Oh kommet doch, oh kommt, Ihr Ballsirenen, folgt den süßen Walzertönen, Wie sie singen und klingen, so tanzt doch mit, hebt Eure Füßchen ein bißchen im Walzerschritt. Oh kommet doch, oh kommt, Ihr Ballsirenen, Ja, so ist's recht und schön, Ihr Ballsirenen, tanzet lustig, meine Schönen, fröhlich singt mit hellen Tönen, solang' der Walzer klingt, tanzt leicht beschwingt! DAMEN Ach ja, wir folgen gern den süßen Tönen, die das Leben uns verschönen, wie sie singen und klingen; o Walzerschritt, wirst uns besiegen! Wie fliegen im Tanze mit! Wer kann da widerstehen den süßen Tónen? s'ist der Tanz doch unser Sehnen, der uns zwingt mit hellen Tönen, er macht uns leicht beschwingt, solang' er klingt. (Alle tanzen ab, bis auf Danilo, Hanna, Cascada, St. Brioche und vier Herren.) DANILO Oh Vaterland, du machst bei Tag mir schon genügend Müh' und Plag'! Für Nachtdienst dank' ich, Herr Baron, da geb' ich meine Demission! CASCADA Madame, darf letzt ich hoffen? ST. BRIOCHE Ich seh' den Himmel offen! HANNA Ich habe nun die Qual der Wahl! DANILO Der Fall ist immer noch fatal! HANNA Na, schön, wen soll ich wählen? (Valencienne und Camille treten auf.) VALENCIENNE (zu Hanna) Dürft' ich den Tänzer empfehlen? DANILO Sapperment! Ein neuer Konkurrent! VALENCIENNE Der junge Mann tanzt Polka, Ich hab' es ausprobiert. Auch tanzt famos er Mazurka, Ich hab' es ausprobiert. Nach rechts und links kann er tanzen, Ich habe es ausprobiert. Im Walzer hat er eszelliert, drum wird er von mir protegiert! Drum agitier' ich und affichier' ich, ach bitte, hören Sie mein Wahlplakat! (deutet auf Camille) Wählen Sie doch Rosillon, wählen Sie doch Rosillon, er ist der würdigst Tanzkandidat! CASCADA Wählen Sie nur Cascada! ST. BRIOCHE Wählen Sie nur Saint Brioche! HANNA Aha, schon wieder ein Tanzkandidat! VALENCIENNE, CASCADA, ST. BRIOCHE Er ist der würdigste Tanzkandidat! VIER HERREN Wählen Sie nicht Rosillon, Ich bin der würdigste Tanzkandidat! CAMILLE (zu Hanna) Pardon, Madam', zu viel Reklam'! (Valencienne wird eifersüchtig und zieht Camille mit sich nach hinten.) HANNA Das find' ich nicht… doch nein… (Ihr Blick fällt auf Danilo) Den ich als Tänzer möchte, ist einer, der sich gibt des Schein, als ob ich ihm egal möcht sein. (zu Danilo) Graf Danilo, Sie sind wohl der Rechte? DANILO Ich? Gnäd'ge Frau, ich tanze nicht! HANNA So leisten Sie kurzweg Verzicht? DANILO Verzicht? Oh nein! Der Tanz ist doch wohl mein? HANNA Gewiß! Warum? DANILO Nun, da der Tanz mein Eigentum, so darf mit ihm ich alles tun, was mir beliebt, nicht wahr? HANNA Nun ja? VALENCIENNE, CAMILLE, ST. BRIOCHE, CASCADA, HERRENCHOR Was treibt er da? DANILO Der Tanz, den mir die Gnädige gewährt, ist doch zehntausend Francs wohl wert! Mir gehört der Tanz, ich verlang' dafür zehntausend Francs zu wohltätigem Zweck! CAMILLE, ST. BRIOCHE, CASCADA, HERRENCHOR Zehntausend Francs? CASCADA (zu St. Brioche) 's ist unerhört! DANILO Für diesen Preis geb' Ich ihn weg! ST. BRIOCHE, CASCADA, HERRENCHOR Zehntausend Francs? (ziehen sich zurück) ST. BRIOCHE (zu Cascada) Er ist verrückt! DANILO Sie geh'n! Jetzt ist es mir geglückt! HERRENCHOR Zehntausend Francs, das ist zum Lachen! (ab) DANILO (zu Hanna) Sehen Sie, meine Gnädige, sehen Sie… Wie sie aus dem Staub sich machen, zahles woll'n die Herren nie! Ein Griff ins Portemonnaie tut Ihnen furchtbar weh! So sind die Herren heutzutag, ein wirklich nobler Schlag! (Hanna wendet sich empört ab, Danilo tritt zu ihr.) CAMILLE (zu Valencienne) Den Angriff muß Ich gleich parieren, die zehntausend Francs, die gebe ich! (greift in die Tasche) VALENCIENNE Sind Sie schon verliebt? CAMILLE Sie wünschten doch selbst… VALENCIENNE (zieht ihn fort) Untersteh's Sie sich! (Camille und Valancienne ab in den Ballsaal Danilo und Hanna allein) DANILO Der Letzte ging, Sie sind befreit, und jetzt, gnädige Frau, bin ich zum Tanz bereit! HANNA Jetzt danke ich sehr! DANILO Und mein Mandat? Sie wählten mich doch! HANNA Oh Sie Haupt-Diplomat! Ich tanze nicht! DANILO (beginnt zu tanzen) Geigen erklingen, locken so süß, werden Sie zwingen gewiß… (Er steht hinter ihr, versucht ihr ins Gesicht zu sehen, da wendet den Kopf koket immer weg) HANNA Nein, ich will nicht! (Danilo tanzt allein um sie herum. Sie kämpf noch eine Weile, fliegt dann unwillkürlich in seine Arme und tanzt mit ihm.) Sie abscheulicher Mann! Wie prächtig Sie tanzen! DANILO Man tut, was man kann! (Sie tanzen beide ab.) Lehár,Franz/Die Lustige Witwe/II
https://w.atwiki.jp/wiki3_mit/pages/24.html
MITの過去日記 今月の日記 Counter MITの過去日記 2006.01 2005.07 2005.08 2005.09 2005.10 2005.11 2005.12 2005.01 2005.02 2005.03 2005.04 2005.05 2005.06 2004.12 今月の日記 02月28日卒論提出お疲れさまです. 02月27日札幌グランドホテル誰がなんと言おうと初めて来ました. 大通り-5度. とても寒くて,痛かった. テレビ塔あかりがきれいやった. ラーメンおれはうまかったと思っている. 札幌いろいろ思い出がある街になってる. 02月26日回転スポーツで久しぶりに興奮.でも残念ながらあとひとつ届かない. 02月25日そうですか.俺って全然気づかない.馬鹿やなあ. 02月24日3連荘飲むのは本質的に好きなものではなく・・・しんどい. 気を使うときほど口元がさみしくなり,普段より酔ってしまう. とにかく早めに寝たい. 02月23日阪神高速みんなで取り組むっていうのはわくわく 02月22日博士論文公聴会審査会ぼくなんかの力じゃどうにもならなかった.でも,みんなと一緒にやってきたからできたんだと思う.みなさまありがとうございました. 9年前大学に入ったときにこんなことになるなんてこれっぽっちも思ってもみなかったところにたどり着くっていうのは本当におもろい. 02月14日お忙しい中みてもないのに言ったりできるようになりたくない.気をつけよう. 大先輩でもない. 修士論文公聴会すごく疲れた.完全にやられる. どんなに城を固めても,勝手口があいていたのでは攻撃されまくる.うちの研究室の弱点をさらけ出す. 1章が2つあるっていうのは伝説です. 02月13日すんげえいい天気をほとんどあじわえなかったとしてもそれはそれでがんばったということ. 02月12日ドッキリ企画まとめ方が中途半端で申し訳ない. 浮かんだ.できたかできてないかなんてのは実は建前でなんやかんやで結局やったかやってないかが重要な気がしてきた. 02月11日http //c-sindan1-2.bom-ba-ye.com/MITさんの恋愛はFランクです。(A~Hランク) 現在MITさんのことが好きな人は3人います。 MITさんが今までに泣かせてきた女性は6人です。 MITさんはあと5回恋をすることが出来ます。 MITさんのグラフです。(各最大20ポイント) 優しさ 8 真面目さ、知性 8 明るさ、積極性 1 経済力 4 格好良さ 2 健康 7 環境 8 MITさんの恋愛をする上での長所と短所 MITさんの長所は運の良さです。ここぞという時に上手くいく、なんてことは多いのではないのでしょうか?恋愛に限らず人生において運の良さは重要です。あなたの努力でさらにいい人生が送れるように心掛けて下さい。 MITさんの短所は頼りなさです。真面目さが欠けていたり、どこか人任せだったりで、男性らしい頼もしさが足りないところはありませんか? ある程度の頼りがいがないと、女性は安心してあなたについていけませんよ。まずは、自分自身をしっかり持つことから始めてみましょう。 MITさんの理想のお相手と出会いの場所は? MITさんにぴったりのお相手は、あまり男女ということを意識せず、対等に付き合えるような女性です。何でも言いたいことを言い合えるような女性なら最高です。仲の良い友達同士のような関係で上手く付き合っていくことが出来るでしょう。 MITさんの理想のお相手との恋愛は、合コンやネットでの出会いがきっかけになって始まることが多そうです。いいお相手との出会いにつながるものなら、形にこだわらずどんどん参加してみたり活用してみたりしましょう。きっといい恋が出来るはず! MITさんの結婚は? MITさんの結婚適齢期は27歳~32歳です。世間で言う適齢期とほぼ同じ頃に結婚のご縁が多そうです。学校を卒業して、一通り仕事もこなしてきた30歳前後の頃に良いご縁があるでしょう。 MITさんの運命の人の顔は? MITさんの運命の人の顔は細い目と高い鼻、黒い肌が特徴的です。こんな人と出会ったら、絶対に逃しちゃダメですよ。 02月10日距離物理的な距離は重要でやっぱコミュニケーションの回数が席に座っていても車に乗っていても格段に増える. でも増えないときは増えないんよ.これが. なおらない死んでもなおらんやつはなおらない. なおらないっていうのは大人の証だと思ってます. 02月09日節目人間にも節目があるとするのならそれが今日なんだと思う.とってもとっても驚いて,とってもとっても寂しくなった.もう戻ることができないなんてどきどきわくわく. 夕日沈みはじめてからみえなくなる間ってほんと刹那. 月より断然大きくて,心に強くキズを刻んてくれた. 水切りオレうまいなあ. 小学生のときいっぱいやったことあるってもんは,どんな才能やどんな力より上回ることがある.つくづく親に感謝. 02月08日http //www.1101.com/essay/2006-02-08.html自分と向き合うのはとても苦手で恥ずかしくて嫌です. 沈む月雨が降って,風がいっぱい吹いた寒い夜に西の空へと沈む月はとても大きくそしてきれいにみえた. 02月07日ガス欠高松⇒松山IC前でガス欠とは.ミラクルです.さすがYさん. 02月06日http //www.1101.com/pansee/index.html「みんなが幸せになるには、どうすればいいか」ということだと思う。正しさや筋、あるいは、人間としての強さというものは、とても大切なことだけど、でも、正しさや筋、強さを貫いて、その結果として、誰も幸せにならないのなら、意味がない。ずるくて、弱くて、曲がっていても、結果としてみんなが幸せで、笑っていられるのなら、ぼくはそっちのほうがいい。 ええ言葉やなあ. 健康最近特に思う.ほんと俺って病気しない.風邪引いても軽くてすむ.丈夫な体をつくってくれた両親に感謝. 賃貸or分譲歳をとったら結局,自宅貸して都心に引っ越すくらいなら家を買わなくていいんじゃないかと思うのは間違っているのか. 私は絶対家は買わない派です. 02月05日やる気がないこんなときは家に帰って洗濯. 炭素菌企画東京都市圏にばら撒いてみます. 02月04日上海卒業旅行とか行けるんですかね. 首藤が全国へあなたまでも東京か・・・.これであなたもスターです.どーせあたしゃ松江ですよ. 普通何が普通なのかわからなくなってきた.考えすぎ. 02月03日5年10年先はとーさんと飲む.わたしゃ将来何をやってるんでしょうね.ほんとに.もっと前を向いてがんばれるようになりたい. 女性観女性も男性もひととしてフラットにみる(接する)のが私の理想. で,羽藤さんの女のひとへの感覚は俺と似てるらしい.とか衝撃発言.好みのタイプは尊敬できるひとらしい. こういう意味だけでは似てるのかも. 日差し北側の窓からなぜ日が差し込んでいるんだろうと思えば,情報の窓ガラスからの反射光じゃん.結構強い. 作業分担こっち⇒自分のやりたいことをただただ並べて依頼.ちっとは相手の作業がどのくらいの工数になるのかとか.この作業は大変な割りに意味があんまりないとか考えんと.ちょっとプログラム工夫すればなんとかなるんじゃないのかと言う場合もかなりあると思う. あっち⇒依頼された通りにはできないので,効率的に仕事を終わらせることを優先し,ばれないように誤魔化す方法ばかり考える. 結果⇒ろくなもんはできんと.修正,修正.しんど. 02月02日席替え今年何回目なんだ. 久しぶりの3階.しかも社会人部屋. そもそもわかろうと思ってはいるがそんなに簡単にわかるとも思っていない. 02月01日2月だH風 お泊り週4で研究室っていうのは・・・. 私の履歴書今日から帝王やん楽しみ. なぜ引退したか.といえばパットが入らないからとのこと. 絶対に入れなければならないパットを必ず入れる. 本田宗一郎人を動かすことのできる人はた他人の気持ちになれる人 他人の気持ちになれる人は自分が悩む それって頭がいいだけじゃないのかとか.それとはまた別の才能なのか.相関はたかそうやけど. 自分が当たり前のように正しいってことが人にとっては著しく腹ただしいときもあるんじゃいないかと思うかどうかが重要な気がする.万人受けするものなんて絶対にない.って最近思う. お金先生のおかげでお金に対する幻想が全くなくなったのは間違いない. 人がほしがるもの、すべて手にして、なおかつ、心の闇がうまらなかったら、夢の託し場が、もうない。 ほしいと思って手にしても案外大した事なかったりするらしい.結局,日常の幸せが一番よ. 27時頭痛い.仕事しよ.こんなにへこむことはそうはないよ. Counter 今日 - ;-- 昨日 - ;-- 総数 - ;
https://w.atwiki.jp/elvis/pages/1656.html
Creative Conflict Solving for Kids (With Poster) Fran Schmidt? Die Erdkundestunde Alois Schmidt?Achim D. Brandstaedter? Den Glauben denken. Neue Wege der Fundamentaltheologie Heinrich Doering?Armin Kreiner?Perry Schmidt-Leukel? Die alte Heilkunst der Chinesen. Ihre Kultur und ihre Anwendung. Wolfgang G. A. Schmidt? Der Klassiker des Gelben Kaisers zur Inneren Medizin. Das Grundbuch chinesischen Heilwissens. Wolfgang G. A. Schmidt? New Beginnings Jerry Schmidt? Hospizpraxis. Ein Leitfaden fuer Menschen, die Sterbenden helfen wollen. Elisabeth Albrecht?Christel Orth?Heida Schmidt? Hospizpraxis. Ein Leitfaden fuer Menschen, die Sterbenden helfen wollen. Elisabeth Albrecht?Christel Orth?Heida Schmidt? The Roots of Lo Mexicano Self and Society in Mexican Thought, 1900-1934 Henry C. Schmidt? Hospizpraxis. Ein Leitfaden fuer Menschen, die Sterbenden helfen wollen Elisabeth Albrecht?Christel Orth?Heida Schmidt? Auf der Suche nach dem Sinn des Lebens. Bernhard Grom?Josef Schmidt? Menschen lernen miteinander reden. Begegnungserfahrungen in der Gruppe und im Alltag Ulrich Schmidt? Yoga oder Jesus? Wahrheitssuche in Indien. Gudrun Schmidt? Selected Publications of Wilhelm Nusselt and Ernst Schmidt U. Grigull? Determinants of Soil Loss Tolerance. Proc of Symp Held in Fort Collins, Colo., Aug 1979 B. L. Schmidt? Ich tanze, wenn du mich fuehrst. Ein Hoehepunkt deutscher Mystik. ( Texte zum Nachdenken). Mechthild von Magdeburg?Margot. Schmidt? Autoritaet in der Erziehung. Guenter R. Schmidt? Willie MacGurkle and Friends Primary Barbara A. Schmidt?Maurice Poe? Die Nachbarn hinter der Wand. Satiren Herbert Schmidt-Kaspar? Das Geschenk und andere Erzaehlungen Herbert Schmidt-Kaspar? Schuetzt die Natur. Impressionen aus unserer Heimat Loki Schmidt?Wolfgang. Engelhardt? Komm, ich zeig dir meinen Kindergarten Teresa Binsteiner?Hartmut Schmidt?Gisela. Hundertmarck? Die Maler der Bruecke Lothar Schmidt-Muehlisch?Rudolf Poertner? Komm, ich zeig dir meine Schule Hartmut Schmidt?Christine Merz? Komm mit zum Zahnarzt Hartmut Schmidt?Christine Merz? Phenol Oxidase/Ec 1.14.18.1/ A Marker Enzyme for Defense Cells (Progress in Histochemistry and Cytochemistry, Vol 17, No 3) Hans Schmidt? Komm mit mir ins Krankenhaus Hartmut Schmidt?Christine Merz? Was Christen vom Judentum lernen koennen. Modelle und Materialien fuer den Unterricht Ingrid Schmidt?Helmut Ruppel?Albrecht Lohrbaecher? Industrial Mathematics Part 2 Robert Schmidt? Dalian eine Stadt in China. Ein illustriertes Reisehandbuch Baerbel Schmidt?Michael Hofmann? Der Verwaltungsfachangestellte. Bundeseinheitliche Ausgabe Rochus Schmidt-Wuerzig?Klaus Mueller? Gesellschaftsrecht Karsten Schmidt? Handelsrecht Karsten Schmidt? Internationales Umwelthaftungsrecht II Joachim. Schmidt-Salzer? Gesellschaftsrecht Karsten Schmidt? Erich F. Schmidt's Investigations of Salado Sites in Central Arizona The Mrs. W.B. Thompson Archaeological Expedition of the American Museum of Natu (Bulletin Series (Museum of Northern Arizona Press), 56.) John W. Hohmann?Linda B. Kelley?Erich Friedrich Schmidt?David R. Wilcox?Mrs. William Boyce Thompson Archaeological Expedition (1925-1929)? Handelsrecht Karsten Schmidt? Industrial Mathematics Part 1 Robert Schmidt? Der nachbarliche Ausgleichsanspruch Axel Schmidt? Das neue Schuldrecht. Anwendung und Auswirkungen in der Praxis Juergen Schmidt-Raentsch? Industrial Mathematics Part 2 Robert Schmidt? Wie alles sich zum Ganzen webt... Kantor Walther Schmidt und sein Lebenswerk Marianne Bonney? Regional Econometric Modeling (International Series in Economic Modeling) M. Ray Perryman?James R. Schmidt? Japanische Kueche. ( Die Heyne Laenderkuechen, 9). Shiro Uehara?Masumi Schmidt-Muraki? An Organist's Guide to Resources for the Hymnal, 1982 (Hymnal Studies, 7) Dennis Schmidt? Persoenlichkeit und Karriere Walter Schmidt? Im Namen des Guten. Geheimdienstgeschichten. ( Blaue Reihe). Heidemarie Schmidt? Wu hi? Arno Schmidt in Goerlitz Lauban Greiffenberg. Arno Schmidt?Jan Philipp Reemtsma?Bernd Rauschenbach? Arno Schmidt's Wundertuete. Eine Sammlung fiktiver Briefe aus den Jahren 1948/49. Arno Schmidt?Bernd Rauschenbach? Managing Mixed Economies (Future of Party Government, Vol 3) Francis G. Castles?Franz Lehner?Manfred G. Schmidt? The Traditional Prayer in the Psalms/Literarische Studien Zur Josephsgeschichte (Beiheft Zur Zeitschrift Fur Die Alttestamentliche Wissenschaft) Anneli Aejmelaeus?Ludwig Schmidt? Wie gut, dass wir nicht zusammen passen. Das 100- Prozent Modell der Partnerschaft. Barbara Schmidt? Kursbuch Eltern Die geheime Sprache unserer Kinder. Was sie ohne Worte sagen. Kindliche Ausdrucksformen erkennen und richtig deuten. Gerda Pighin?Andrea Schmidt-Forth? Tee. Der Guide fuer Kenner und Geniesser Rainer Schmidt?Lutz. Hiller? Netscape Communicator 4. Schnell und sicher zum Ziel. Benutzerfreundlich. Christian Schmidt?Peter Schmitz? Die Macht der Suggestion Joseph Murphy?Manfred G. Schmidt? It Was My Tree Michael Schmidt? Lesen ist schrecklich. CD. Ausgewaehlte Texte aus dem Werk Arno Schmidts Arno Schmidt?Joachim Kersten?Bernd Rauschenbach?Jan Philipp Reemtsma? Richtig feilschen. Aber wie? So profitieren Sie von der Aufhebung des Rabattgesetzes. Thomas R. Schmidt? Power Point 2002. Das kompakte Wissen. Christian Schmidt? Das Prinzip von Hell und Dunkel. Science Fiction Roman. Peter Schmidt? In einer Nacht. Gabriele Droste?Gaby Schmidt?Guenter. Zint? Die japanische Kueche. (5543 762). 150 Rezepte original-japanischer Gerichte. Shiro Uehara?Masumi Schmidt-Muraki? How to Identify and Control Water Weeds and Algae James C. Schmidt? Sub-Saharan African Films and Filmmakers Nancy J. Schmidt? Theo Runs Away (Andersen Young Readers' Library) Peter Hartling?W. Schmidt?E. Schmidt?A. Bell? Richtige Rente, sicheres Alter. Ulrich Hagen Schmidt? Das Taschenbuch vom Haekeln. Annemarie Schmidt-Schwarzbaeck? Golf. Jens Schmidt-Prange? Japanische Gaerten und Gartenteile. Kiyoshi Seike?Masanobo Kudo?Walter Schmidt? Der Atom - Atlas Michael Heinrich?Andreas Schmidt? Valuing an Electric Utility Theory and Application David L. Hayward?Michael R. Schmidt? Annotated Bibliography on Preparation, Taxidermy, Collection Management of Vertebrates With Emphasis on Birds (Special Publication Cmnh Serno.15) Stephen P. Rogers?Mary A. Schmidt?Thomas Gutebier? Der Mikrocomputer im Beruf Manfred S. Schmidt? Modelling and Simulation, 1990 Bernd Schmidt? Helmut Schmidt. Ein Leben fuer den Frieden Michael Schwelien? Meeting Myself Beyond Spirit of the Empty Hand Stan Schmidt?Randall G. Hassell? Colorado Grassroots Cynthia Schmidt? Die optimale Initiativbewerbung Thomas R. Schmidt? Die besten Strategien fuer die Jobsuche Thomas R. Schmidt? Planned Food Imports Are European Cpe's Reliable Customers? (Aei Occasional Papers) Stephen C. Schmidt? Die optimale Bewerbung Thomas R. Schmidt? Children's Literature and Audio-Visual Materials on Africa Nancy J. Schmidt? Arbeitszeugnisse schreiben und deuten Thomas R. Schmidt? Children's Fiction About Africa in English Nancy J. Schmidt? Karl Mays ' Im Reiche des silbernen Loewen' Karl May?Arno Schmidt?Hans Wollschlaeger?Walter Illmer?Dieter Sudhoff?Hartmut Vollmer? Harte Attacken und warme Gefuehle Wie Arno Schmidt Karl May verarztet Michael Sagorny? Girls Girls Girls. Woomy Schmidt? Zivilgesellschaft, Frauenpolitik und Frauenbewegung in Russland. Von 1917 bis zur Gegenwart Britta Schmidt? Dream Demon Clark R. Schmidt? Bernstein in Schleswig- Holstein Konrad R. Mueller?Felix Schmidt? Arms-Armor From the Atelier of Ernst Schmidt, Munich Andrew E. Mowbray? Der Schiffsanker Guenther Schmidt? Innovation. Diffusion von Neuerungen im sozialen Bereich Peter. Schmidt? Wir basteln geometrische Koerper. Modelle fuer den Mathematikunterricht Hans J. Schmidt? Lotte Logo's Mathe Raetsel Hans J. Schmidt? Changing Families A Group Activities Manual for Middle and High School Students from Separated, Divorced, Single-Parent Families or Stepfamilies Teresa Schmidt? Mein Leben fuer die Schule Loki Schmidt? Discover Aerodynamics With Paper Airplanes Norman Schmidt? Lotte Logo's Uebungskartei. Satz des Pythagoras und Flaechenberechnung Hans J. Schmidt? Spread a Little Sunshine Schmidt KAFF auch Mare Crisium. 10 CDs. Arno Schmidt? Helmut Schmidt - Bilanz eines grossen Staatsmannes. CD. Loki Schmidt im Gespraech mit Bettina Tietjen. CD Loki Schmidt?Bettina Tietjen? Lotte Logo's Uebungskartei. Koerperberechnung und Winkelfunktion Hans J. Schmidt? Graphics Primer Mindy Skelton?Wayne Schmidt? Bedingungen aggressiven Verhaltens Amelie Schmidt-Mummendey? Running from America Selected Writings Timothy S. Mayer?Paul Schmidt? PR im Netz Peter Fuchs?Hartwin Moehrle?Ulrich Schmidt-Marwede? Nuernberg zwischen Shrimps und Schaschlik. Mit Fuerth, Erlangen und Bamberg Thomas Schmidt?Bernd Zachow? Algebra Geometrica Being the Only Known Work of This Nearly Forgotten Renaissance Mathematician, Excepting a Still Unpublished Treatise on the Division of Circles The Paolo Bonasoni?Robert Schmidt? Magnetic Particle Testing (Nondestructive Testing Handbook Vol 6) J. Thomas Schmidt?Kermit Skeie?Paul McIntire? Die Soldaten der Jungfrau. Eine Erzaehlung aus dem Sueden Mexikos Guido Schmidt?Alexander Nuesslein? Eine Stadt und ihr Militaer Wolfgang Schmidt? Developmental Psychopathology (Child Youth Psychiatry European Perspectives) H. Remschmidt?M.H. Schmidt? Internationale Klassifikation psychischer Stoerungen. ICD-10 Kapitel V (F). Klinisch-diagnostische Leitlinien H. Dilling?W. Mombour?M. H. Schmidt? Multiaxiales Klassifikationsschema fuer psychische Stoerungen Helmut Remschmidt?Martin H. Schmidt? Internationale Klassifikation psychischer Stoerungen. ICD-10 Kapitel V (F). Forschungskriterien Horst Dilling?Werner H. Mombour?Martin H. Schmidt? Cardiac Rehabilitation and Clinical Exercise Programs Theory and Practice Neil B. Oldrigde?Carl Foster?Donald H. Schmidt? Learning to Sign in My Neighborhood Diane Schmidt?Karen Cameron? Internationale Klassifikation psychischer Stoerungen. ICD-10 Kapitel V (F). Klinisch-diagnostische Leitlinien H. Dilling?W. Mombour?M. H. Schmidt? Professionelle forensische Psychiatrie. Das Arbeitsbuch fuer Pflege- und Sozialberufe Thomas Hax-Schoppenhorst?Friedhelm Schmidt-Quernheim? Entertainment Berlin Siegfried Schmidt-Joos?Anke Nolte? In Bewegung Jean-Louis Cohen?Robert Harbison?Brian Hatton?Barbara Steiner?Stephan Schmidt-Wulffen? Ueber Hoelderlin Friedrich Hoelderlin?Theodor W. Adorno?Friedrich Beissner?Walter Benjamin?Jochen Schmidt? Die Umsiedler. Arno Schmidt? Dichter ueber Hoelderlin. Jochen Schmidt? Hyperion oder Der Eremit in Griechenland Friedrich Hoelderlin?Jochen Schmidt? Seafood Secrets A Nutritional Guide to Seafood Recipes for Finfish and Shellfish R. Marilyn Schmidt? Seafood Secrets A Nutritional Guide to Seafood R. Marilyn Schmidt? Werke und Briefe Friedrich Hoelderlin?Friedrich Beissner?Jochen Schmidt? Bargain Seafoods Cooking the Underutilized Species Marilyn R. Schmidt? The Simply Seafood Cookbook...of East Coast Shellfish R Marilyn Schmidt? Erickson in Europa Burkhard Peter?Gunther Schmidt? Simply Shrimp R Marilyn Schmidt? Gardening on the Eastern Seashore R. Marilyn Schmidt? Cranberry Cookery II R. Marilyn Schmidt? Der goldne Topf. Ein Maerchen aus der neuen Zeit. Ernst Theodor Amadeus Hoffmann?Jochen. Schmidt? Mustard Magic R. Marilyn Schmidt? The Best of Blueberries R. Marilyn Schmidt? Gardening on the Eastern Seashore Marilyn Schmidt? Deutsche Kuenstlernovellen des 19. Jahrhunderts. Jochen. Schmidt? Memorandum meines Lebens. Eine Auswahl aus den Taschenbuechern. August von Platen?Gert Mattenklott?Hansgeorg Schmidt-Bergmann? Herb Sauces, Salsas and Such R. Marilyn Schmidt? Beach Plum Jelly - Rose Hip Jam and Other Favorites R. Marilyn Schmidt? Beach Plum Jelly - Rose Hip Jam Other Favorites R. Marilyn Schmidt? Chutney Complete R. Marilyn Schmidt? Herb-Flavored Oils and Butters R. Marilyn Schmidt? How to Write and Publish a Family Cookbook R. Marilyn Schmidt? Exploring the Pine Barrens of New Jersey A Guide R. Marilyn Schmidt? Das Trinkgelage oder Ueber den Eros. Platon?Jochen Schmidt? Arno Schmidt und Design Bernd Rauschenbach? Wenn sich eine Briefklammer derart sperrt, dass soll man achten. Limitierte und numerierte Vorzugsausgabe. Arno Schmidt und Design Bernd Rauschenbach? Briefe aus Saigon '72. Frieden in Vietnam? Hannelore. Hensle?Wolfgang R. Schmidt? Der lange Marsch zurueck. Der Weg der Christenheit in Asien Wolfgang Schmidt? Neues Testament, Judentum, Kirche Karl Ludwig Schmidt?Gerhard Sauter? Nachfolge und Bergpredigt Helmut Gollwitzer?Rolf Heinrich?Werner H. Schmidt?Juergen. Moltmann? Jenseits der Normalitaet. Leben mit Krebs Werner Schmidt? Abschied von der eigenen Wirklichkeit? Leben zwischen Denkmaschinen und Denkmodellen Joachim Schmidt? Aesthetische Prozesse Siegfried J. Schmidt? Ergebnisse zur Sexualforschung. Arbeiten aus dem Hamburger Institut fuer Sexualforschung Eberhard Schorsch?Gunter Schmidt? Die Musikstellen bei Arno Schmidt Roland Burmeister? Metropolen. Leben und Ueberleben in den grossen Staedten der Dritten Welt Einhard Schmidt-Kallert? Supplement to Reports on AIDS in African Press An Annotated Bibliography Nancy J. Schmidt? Reports on AIDS in the African Press An Annotated Bibliography Nancy J. Schmidt? Undercover. Der BND und die deutschen Journalisten Erich Schmidt-Eenboom? Die Gunnar-Lennefsen-Expedition Kathrin Schmidt? Kommentar zum Sachenrechtsbereinigungsgesetz (SachenRBerG) Hans-Joachim Czub?Juergen Schmidt-Raentsch?Norbert Frenz? From Scratch. Das DJ Handbuch. Ralf Niemczyk?Torsten Schmidt? Office Furnishings Equipment and Iaq Health Impacts Prevention and Mitigation Health Impacts, Prevention Mitigation Dagmar Schmidt Etkin? Professional Directory of Indy Women Ginger L. Schmidt? Kinaesthetik. Interaktion durch Beruehrung und Bewegung in der Pflege Frank Hatch?Lenny Maietta?Suzanne Schmidt? The Gospel of Mark (The Scholars Bible, Vol. 1) Daryl D. Schmidt? Our Friend the Musician Bernd Schmidt? Aus dunklen Tagen. Bremische Novellen und Erinnerungen Heinrich Schmidt-Barrien? Our Friend the Sculptor Bernd Schmidt? Der Fall Schnee. 111 Gedichte Rainer G. Schmidt? The Iconography of the Mouth of Hell Eighth-Century Britain to the Fifteenth Century Gary D. Schmidt? Die Ukraine entdecken. Unterwegs zwischen den Karpaten und dem Schwarzen Meer Evelyn Scheer?Gert Schmidt? Die Eider. Vom Quellgebiet zur Nordsee Volker Schmidt? Die letzte Stunde des Herrn K. Fruehe dramatische Texte fuer Abiturfeiern Christian Schmidt?Achim Greser?Heribert Lenz? Himmel Erde Horizonte Hartwig Hamer?Diether Schmidt?Elmar Jansen?Walter Jens?Detlef Hamer? Carlfriedrich Claus Gedenkschrift Matthias Fluegge?Dietrich Mahlow?Franz Mon?Werner Schmidt?Gerhard Wolf? Stay in Mallorcan Monasteries Nicholas Carter?Jill Carter?Connie Schmidt? Hat man Toene? Portraets bedeutender Musiker unserer Zeit Felix Schmidt? Health Care Reimbursement Inc. Terry L. Schmidt? Nobodaddy's Children (Collected Early Fiction, 1949-1964/Arno Schmidt, Vol 2) Arno Schmidt?John E. Woods? Bay Tripper Chesapeake Bay Travel Guide Whitey Schmidt? Trade Mattters. New Edition. CD . (Lernmaterialien) Fritz Michler?Christian Schmidt?Kenneth Thomson? Der Brocken. Berg zwischen Natur und Technik Thorsten Schmidt? Mit Volldampf durch den Harz Hans Roeper?Thorsten Schmidt? Crab Cookbook Whitey Schmidt?Whitney Schmidt? Chesapeake Bay Waterside Dining Guide Whitey Schmidt? Quedlinburg. Ein praktischer Stadtfuehrer Werner Bernhagen? Health Care Terms Healthy Communities Edition H. Joachim Schmidt?Vergil N. Slee?Debora A. Slee? Freude am Leben. Biogarten. Handbuch fuer den naturgemaessen Gartenbau Annelore Bruns?Herbert Bruns?Gerhard Schmidt? Gott mit neuen Augen sehen. Fuer die Elterntreffen - Leitfaden. Wege zur Erstkommunion Albert Biesinger?Herbert Bendel?David Biesinger?Joachim Schmidt? Das leere Haus. Trost fuer Trauernde Theresia Hauser?Sieglinde Schmidt? Der Harz. Ein praktischer Reise- und Wanderfuehrer Marion Schmidt?Thorsten Schmidt? Ethik. 9. und 10. Schuljahr. Lehrerhandbuch. Ein Arbeitsbuch fuer den Ethikunterricht Uwe Gerber?Reinhold Mokrosch?Heinz Schmidt? Ethik. 11. Schuljahr. Ein Arbeitsbuch fuer den Ethikunterricht Uwe Gerber?Reinhold Mokrosch?Heinz Schmidt? Langenscheidts Deutsch in Deutschland I. Grundkurs Gerd Neuner?Guenter Mellinghaus?Rainer Schmidt? Living Intentionally and Making Life Happen John J. Schmidt? Langenscheidts Deutsch in Deutschland II. Aufbaukurs Gerd Neuner?Guenter Mellinghaus?Rainer. Schmidt? Get Your Money A Practical Guide to Collection Methods Walter L. Schmidt? Goslar Angelika Kroker?Martin Stoeber?Ingeborg Titz-Matuszak? Augustin Bea The Cardinal of Unity Stjepan Schmidt?Leslie Wearne? Wernigerode. Ein Fuehrer durch die bunte Stadt am Harz Marion Schmidt?Thorsten Schmidt? Building Model Cars Best of Scale Auto Gary Schmidt? Langenscheidts Deutsch aktiv Neu 1/ A. Glossar Franzoesisch. Ein Lehrwerk fuer Erwachsene Gerd Neuner?Theo Scherling?Reiner Schmidt? The Mike Schmidt Study Hitting Theory, Skills and Technique Mike Schmidt?Robert Ellis? Langenscheidts Deutsch aktiv Neu 1/ A. Glossar Spanisch. Un curso de aleman para adults Gerd Neuner?Theo Scherling?Reiner Schmidt? Langenscheidts Deutsch Aktiv Neu 1/ A. Glossar Deutsch - Polnisch. Ein Lehrwerk fuer Erwachsene Gerd Neuner?Theo Scherling?Reiner Schmidt? Langenscheidts Deutsch aktiv Neu 1/ A. Glossar Deutsch - Griechisch. Ein Lehrwerk fuer Erwachsene Gerd Neuner?Theo Scherling?Reiner Schmidt? Vietnam 1995 Analysis of Transition to the Market and Business Directory Jonathan Schmidt?Vollcer Belz? Chamber World Reports Russia 1995 Political and Economic Analysis and Business Directory (Chamber World Report Russia) Jonathan K. Schmidt?Craig Seibert? Dampfross- Impressionen. Harzer Schmalspurbahnen im Bild Thorsten Schmidt? Langenscheidts Deutsch aktiv Neu 1/ A. Glossar Rumaenisch. Ein Lehrwerk fuer Erwachsene Gerd Neuner?Theo Scherling?Reiner Schmidt? Wernigerode- Impressionen. Die bunte Fachwerkstadt im Bild Matthias Bein?Thorsten Schmidt? El Salvador in the Eighties Counterinsurgency and Revolution Mario Lungo?Mario Lungo Ucles?Arthur Schmidt?Amelia F. Shogan? Night Life Paul Schmidt? Winter Solstice Paul Schmidt? Jailed in Democratic Germany The Ordeal of an American Writer Hans Schmidt? El Salvador in the Eighties Counterinsurgency and Revolution Mario Lungo?Mario Lungo Ucles?Arthur Schmidt? Wandern im Harz. 70 Wanderungen durch das noerdlichste deutsche Mittelgebirge Stefanie Herlitze?Guenther Herlitze? Langenscheidts Deutsch aktiv 1/ B. Glossar Spanisch. Un curso de alemaan para adultos Gerd Neuner?Theo Scherling?Reiner. Schmidt? Langenscheidts Deutsch aktiv Neu 1/ B. Glossar Deutsch - Polnisch Gerd Neuner?Theo Scherling?Reiner Schmidt? Langenscheidts Deutsch aktiv Neu 1/ B. Glossar Deutsch - Griechisch Gerhard Neuner?Theo Scherling?Reiner Schmidt? Pop - Sport- Kultur. Praxisformen koerperlicher Auffuehrungen Robert Schmidt? Langenscheidts Deutsch aktiv Neu 1/ B. Glossar Rumaenisch. Manual pentru adulti Bettina Paris?Gerd Neuner?Theo Scherling?Rainer Schmidt? Ss Panzergrenadier A True Story of World War II Hans Schmidt? Langenscheidts Deutsch aktiv Neu 1/ B. Glossar Portugiesisch. Um curso de alemao para adultos Bettina Paris?Gerd Neuner?Theo Scherling?Rainer Schmidt? Liebesaffaeren zwischen Problem und Loesung. Hypnisystemisches Arbeiten in schwierigen Kontexten Gunther Schmidt? Die Kirchen in Wernigerode Helga Neumann? Physik Klasse 9 Arbeitsheft Gymnasium Sachsen- Anhalt Lothar Meyer?Gerd-Dietrich Schmidt?Reiner Schmidt? Physik Klasse 6 Lehrbuch Brandenburg Reinhard Kionke?Lothar Meyer?Gerd-Dietrich Schmidt? Understanding American and German Business Cultures A Manager's Guide to the Cultural Context in Which American and German Companies Operate Patrick Schmidt? Foghorn Outdoors Great Lakes Camping The Complete Guide to More Than 750 Campgrounds in Minnesota, Wisconsin, and Michigan (Foghorn Outdoors Series) Robert Schmidt?Ginger Schmidt? Physik Klassen 7/8 Arbeitsheft Gymnasium Brandenburg Guenter Kunert?Lothar Meyer?Gerd-Dietrich Schmidt? Luther Wolfgang Hoffmann? Go Forward, Support! The Rugby Of Life Rosemary A. Schmidt? Wittenberg. Ein Fuehrer durch die Lutherstadt Roland Krawulsky? Rundwanderungen Schwaebische Alb. Oestlicher Teil. Vom Lenninger Tal bis zum Haertsfeld Werner Schmidt? Physik Klasse 8 Arbeitsheft Gesamtschule / Realschule Brandenburg Meyer?Schmidt Rundwanderungen Suedlicher Schwarzwald. Zu den schoensten Zielen im Hochschwarzwald Werner Schmidt? Definitionen Oeffentliches Recht Schwarze Mode der Grufties. Didaktische Bausteine Doris Schmidt?Heinz Janalik? Zoey and the Zones A Coloring Book for Children with Asthma Shawn R. McCormick?Ginny Trevino?Nathan Schmidt? Physik Klasse 8 Lehrbuch Berlin Udo Moeller?Lothar Meyer?Gerd-Dietrich Schmidt? Physik Klasse 9 Lehrbuch Berlin Udo Moeller?Lothar Meyer?Gerd-Dietrich Schmidt? Die Strasse der Romanik im Wandel der Jahreszeiten. Kalender Marion Schmidt?Thorsten. Schmidt? Creating Documents with Businessobjects 5.1 Robert D. Schmidt? Mit Volldampf durchs Jahr. Kalender. Harzer Schmalspurbahnen Hans Roeper?Thorsten Schmidt? Kleidung, Koerper, Koerperlichkeit. Teil 2 Lernen. Eine Seminardokumentation Heinz Janalik?Doris Schmidt? All-Pro Recipes Great Chefs of the NFL Paul Sheehy?Warren Schmidt? Harzer Schmalspurbahnen. Postkarten- Kalender Familien- und Erbrecht. Karteikarten Claudia Haack? Die Strasse der Romanik 2000. Kalender Thorsten Schmidt? Mit Volldampf durchs Jahr 2000. Kalender. Mit Aufnahmen von Sonderzuegen aus dem Jubilaeumsjahr 1999 Wernigerode. Kalender Harzer Schmalspurbahnen 2000. Postkarten- Kalender Thorsten Schmidt? Der Harz 2000. Postkarten- Kalender Thorsten Schmidt? Best of Scmmitty's Short Stories Lloyd Schmidt? Physik Klasse 10 Arbeitsheft Sachsen. Mittelschule und Gymnasium ( ausser math.-nat. Profil) Guenter Kunert?Lothar Meyer?Gerd-Dietrich. Schmidt? Die Strasse der Romanik 2001. Kalender Thorsten Schmidt? Erst Bricht Man Fenster, Dann Wird Man Selbst Eines Zum 100, Geburtstag Von Heimito Von Doderer (Studies in Austrian Literature, Culture Thought; Translation Series Translation) Gerald Sommer?Wendelin Schmidt-Dengler? Mit Volldampf durchs Jahr 2001. Kalender. Mit Aufnahmen von Sonderzuegen aus dem Jubilaeumsjahr 1999 Der Herzanfall. Diagnostik und Therapie in der Praxis Joergen Schmidt-Voigt? Harzer Schmalspurbahnen 2001. Postkarten- Kalender Thorsten Schmidt? Steuerfachangestellten-Lexikon Adolf Schmidt? Der Harz 2001. Postkarten- Kalender Thorsten Schmidt? Steuerfachangestellten - Lexikon Adolf Schmidt? Steuerfachangestellten- Lexikon Adolf Schmidt? Steuerfachgehilfen - Lexikon Adolf Schmidt? Lernen, aber wie? Wolfgang Schmidt? Haushalt und Schule. Neues Steuerungsmodell, Budgetierung, Kostenrechnung Horst Stotz?Hans-Joachim Schmidt? Zivilrechtlicher Grundkurs Eike Schmidt?Gert Brueggemeier? Denken und denken lassen Joachim Schmidt? Jumbo Ghosts The Dangerous Life of Elephants in the Zoo Michael Schmidt? Vierzig Klausuren aus dem Staats- und Voelkerrecht mit Loesungsskizzen Edzard Schmidt-Jortzig? Kommentar zum Grundgesetz Bruno Schmidt-Bleibtreu?Franz Klein?Hans Bernhard Brockmeyer? Complete Book Of Computer Repair A+ Cerification And Complete Computer Repair Schmidt Staats- und Verwaltungsrecht. Pflichtfachstoff fuer Uebung und Examen Walter Schmidt? Grundbuch lesen und verstehen Werner A. Schmidt?Bernd Froehlig? Niedersaechsisches Schulgesetz. Textausgabe mit Erlaeuterungen Dieter Galas?Wilhelm Habermalz?Frank Schmidt? Das maschinelle Grundbuch Werner A. Schmidt?Bernd Froehlig? Grundbuch lesen und verstehen. Unter Beruecksichtigung des EDV-Grundbuchs Werner Schmidt?Bernd Froehlig? Vierzig Klausuren aus dem Verwaltungsrecht mit Loesungsskizzen Eberhard Schmidt-Jortzig?Joern Ipsen?Erk Volkmar Heyen? Vierzig Klausuren aus dem Staats- und Voelkerrecht. Mit Loesungsskizzen Edzard Schmidt-Jortzig? Niedersaechsisches Schulgesetz. Kommentar Dieter Galas?Wilhelm Habermalz?Frank Schmidt? Sozialgesetzbuch (SGB) IV. Gemeinsame Vorschriften fuer die Sozialversicherung. 36. Ergaenzungslieferung Michael Klein Niedersaechsisches Schulgesetz. Kommentar Dieter Galas?Wilhelm Habermalz?Frank Schmidt? The Disappearing Rain Forests (Contemporary Series) A. J. Schmidt? Von der Bildungsplanung zur Schulentwicklung Rainer Brockmeyer?Erika Risse?Hans-Joachim. Schmidt?Wolfgang Schmitz? Paper Airplanes Book Gift Set with Other and Paperback Book(s) (Paper Creations) Norman Schmidt? E.Book;History NATO 3 Vol Set Schmidt Gustav? Zivilrechtlicher Grundkurs Eike Schmidt?Gert Brueggemeier? Kommentar zum Grundgesetz Bruno Schmidt-Bleibtreu?Franz Klein?Hans Bernhard Brockmeyer?Christoph Kannengiesser?Ruediger Sannwald? 40 Klausuren aus dem Verwaltungsrecht. Mit Loesungsskizzen Edzard Schmidt-Jortzig?Joern Ipsen?Erk Volkmar Heyen? Staats- und Verwaltungsrecht. Pflichtfachstoff fuer Uebung und Examen Walter Schmidt?